18 / 35
4章 少女のご褒美ご飯
第3話 ご褒美のかつ丼
しおりを挟む
そうして3食分ができあがるころには、マコトちゃんもゲームにきりを付けてキッチンに入って来ていた。
真守が手際よく調理する様子を見て「うわぁ」と感心した様な声を上げる。
「男の人がお料理をするのを見るの初めてです。うちお父さんはお掃除の係で、お台所仕事はしたことが無いから」
「お父さんも家事されるってことは、お母さんお仕事をされてるの?」
拓真がフランクな言葉で話しているので、真守も自然とそうなっている。
「はい。共働きなんです。私が存分にボクシングができる様にって」
「ボクシングやってたの? 凄いね。良いご両親だね」
マコトちゃんは嬉しそうに「はい」と笑みを浮かべた。
さてダイニングテーブルに移って晩ご飯だ。
真守が調理している間に、拓真が部屋からパソコンチェアを運んで来てくれていた。
真守はマコトちゃんの前に、1番最後に完成させたほかほかのかつ丼とお箸を置いた。
1番最初に作ったものを真守がいただく。できるだけ手早く作ったのでまだ温かみがある。
「さ、どうぞ。マコトちゃんが好きな味だったら良いけど」
「ありがとうございます! いただきます!」
マコトちゃんは手を合わせ、いそいそとお箸を取ると、しっとり卵をまとったとんかつを大口でかぶり付き、続けて丼つゆに染まったご飯を口に運んだ。
それをもぐもぐと良く噛んで「ふあ~」と満足げに天を仰いだ。
「美味しいです~。私好みのちょっと甘い味で。卵もとろとろ~」
拓真も丼つゆと卵が絡んだご飯を食べて「あ、本当だ」と目を丸くする。
真守も卵が絡んだとんかつを噛みちぎり「ん」と納得の声を上げる。
専門店のものだからとんかつが美味しいのは当たり前なのだが、お出汁をふんだんに使い、少し甘めにした丼つゆはその美味しさを壊していない。
卵もふわっととろっとしていて、とんかつの食感を引き立たせる。
衣が卵と丼つゆを吸っているので、さくっとした歯ごたえの半分以上は失われているのだが、肉厚の豚肉のしっとりさっくり感の満足感が高い。
しゃくっとした玉ねぎが合わさると、また旨味が加わる。火が通ってしんなりしつつも、良いアクセントになるのだ。
丼つゆを含んだご飯もたまらない。卵と合わせて食べるとなんとも味わい深い味になった。
「若い女の子だからね。ちょっと甘めが好きかなって思って」
「はい! あまりお醤油が多いのは辛いですけど、甘めの味付けが好きです。あ~嬉しいです~」
マコトちゃんは笑顔でもりもりと丼をかっ込んだ。豪快な食べっぷりで、見ていて気持ちが良い。
「よっぽどお腹が空いていたの?」
真守が訊くと、マコトちゃんは「そりゃあもう!」と口から米粒を飛ばさん勢いで言う。
「死神さんにはお話したんですけど、私減量してたんです。今日試合前の計量があって。なのでもうお腹ぺっこぺこで。だからクリアできたら、大好きなかつ丼食べられるのが楽しみで楽しみで。なので食べられて嬉しいです。ご褒美なんです!」
「ご褒美かぁ。じゃあ食べてもらえて良かった」
本当なら生きて食べたかっただろう。計量を突破して、お祝いも兼ねて、試合の前に英気を養いたかったに違いない。
だがもうマコトちゃんは試合に挑むことはできない。だからせめてかつ丼を、と思ったのだろう。とんかつは専門店に頼ったが、マコトちゃんが美味しいと思える丼つゆが作れて良かった。
「そっか、ボクシングやってたって言ってたね」
「凄いんだぜ。マコトちゃんプロボクサーなんだぜ」
「へぇ、凄いね!」
真守は目を丸くする。格闘家には男性も女性もいるが、テレビ中継などがあるのは男性の試合が多いからか、ボクシングはどうしても男性のイメージが強い。真守が詳しく無いから余計だろう。
男性もだが、女性の格闘家はとても格好良く見えてしまう。
確かに小柄なマコトちゃんだが、トレーニングウェアから出た腕や脚は引き締まってすらりとしている。トレーニングの成果なのだろう。
「いえいえ、全然全然」
マコトちゃんは大いに照れて首をこくんと傾げた。
「ジム側は現役女子校生ボクサーって売り出そうとしてたみたいです。でも実際、プロボクサーになること自体はそう難しく無いんですよ」
「そうなの?」
「はい。筆記試験と実技試験があって、ジムで習う基本がしっかりとできていたらだいたい合格できるんです」
「へぇ」
「合格率も高いんです。ちゃんとジムで合格レベルをもらってからテストを受けるので。私も一発合格でした」
「おお~」
「そりゃあ凄いな!」
真守と拓真が揃って拍手をすると、マコトちゃんは「えへへ」とまた照れ笑いをする。
「でもさ、親父さんはともかく、よくお袋さんが許してくれたなって感じがするぜ。娘にあんまり危ないことして欲しく無いって思うもんじゃ無いかなって」
「そう言うかなーって思って、最初はダイエット目的だってことにしたんです。それだったらそう危なくも無いから。そしたら父が凄く喜んでくれて」
「お父さん、ボクシング好きだったの?」
「と言うか、父がプロボクサーだったんです」
「へぇ?」
「そうだったんだ」
真守も拓真もまた驚いて目を見開く。マコトちゃんは「そうなんです」と少し得意そうに胸を張った。
「プロになって、デビュー戦にKO勝ちしたんですって。だから有望だって言われて、でも勝負の世界ですから勝ったり負けたりしながら、そんな時に母に出会って結婚して。プロボクサーってお給料があるわけじゃ無くて、ファイトマネーだけが収入なんです。だから母も仕事を続けてて。そこまでは順調だったんです。でも……」
マコトちゃんは表情を曇らす。
「父、なかなか勝てなくなっちゃったんです。それまでも負けることもありましたけど、試合数と見合わなくなって来て。同じ階級に強いボクサーがどんどん出て来て。だから他の階級への転向も考えたんですって。でも階級って、軽いのは1キロとか2キロとかの違いなんですけど、重くなればなるほど差が出て来るので、そう簡単に増やしたり減らしたりってできないんですよね。そうして悩んでいる時に、母が私を妊娠したんです」
マコトちゃんは自分が悪いことなど何ひとつ無いのに、自嘲する様に苦笑いを浮かべてしまう。
「だから父は年齢制限を待たずに、引退してちゃんと毎月収入のある仕事をするって、言ったらしいです。私は結婚すらしていないですけど、それが母と私のためだってんだって解ります。私だって子どもを産んでたら、その子が全てになると思いますから。でも、でも!」
マコトちゃんは辛そうな表情になる。
「私のために父がボクシングを諦めちゃったんだったら、それは嫌です。アスリートの挫折なんてものは珍しく無いんです。でもそれは自分の実力を測っての話で。父の場合はそうじゃ無かった」
マコトちゃんは悲しげにじわりと大きな眸を潤ませた。
真守が手際よく調理する様子を見て「うわぁ」と感心した様な声を上げる。
「男の人がお料理をするのを見るの初めてです。うちお父さんはお掃除の係で、お台所仕事はしたことが無いから」
「お父さんも家事されるってことは、お母さんお仕事をされてるの?」
拓真がフランクな言葉で話しているので、真守も自然とそうなっている。
「はい。共働きなんです。私が存分にボクシングができる様にって」
「ボクシングやってたの? 凄いね。良いご両親だね」
マコトちゃんは嬉しそうに「はい」と笑みを浮かべた。
さてダイニングテーブルに移って晩ご飯だ。
真守が調理している間に、拓真が部屋からパソコンチェアを運んで来てくれていた。
真守はマコトちゃんの前に、1番最後に完成させたほかほかのかつ丼とお箸を置いた。
1番最初に作ったものを真守がいただく。できるだけ手早く作ったのでまだ温かみがある。
「さ、どうぞ。マコトちゃんが好きな味だったら良いけど」
「ありがとうございます! いただきます!」
マコトちゃんは手を合わせ、いそいそとお箸を取ると、しっとり卵をまとったとんかつを大口でかぶり付き、続けて丼つゆに染まったご飯を口に運んだ。
それをもぐもぐと良く噛んで「ふあ~」と満足げに天を仰いだ。
「美味しいです~。私好みのちょっと甘い味で。卵もとろとろ~」
拓真も丼つゆと卵が絡んだご飯を食べて「あ、本当だ」と目を丸くする。
真守も卵が絡んだとんかつを噛みちぎり「ん」と納得の声を上げる。
専門店のものだからとんかつが美味しいのは当たり前なのだが、お出汁をふんだんに使い、少し甘めにした丼つゆはその美味しさを壊していない。
卵もふわっととろっとしていて、とんかつの食感を引き立たせる。
衣が卵と丼つゆを吸っているので、さくっとした歯ごたえの半分以上は失われているのだが、肉厚の豚肉のしっとりさっくり感の満足感が高い。
しゃくっとした玉ねぎが合わさると、また旨味が加わる。火が通ってしんなりしつつも、良いアクセントになるのだ。
丼つゆを含んだご飯もたまらない。卵と合わせて食べるとなんとも味わい深い味になった。
「若い女の子だからね。ちょっと甘めが好きかなって思って」
「はい! あまりお醤油が多いのは辛いですけど、甘めの味付けが好きです。あ~嬉しいです~」
マコトちゃんは笑顔でもりもりと丼をかっ込んだ。豪快な食べっぷりで、見ていて気持ちが良い。
「よっぽどお腹が空いていたの?」
真守が訊くと、マコトちゃんは「そりゃあもう!」と口から米粒を飛ばさん勢いで言う。
「死神さんにはお話したんですけど、私減量してたんです。今日試合前の計量があって。なのでもうお腹ぺっこぺこで。だからクリアできたら、大好きなかつ丼食べられるのが楽しみで楽しみで。なので食べられて嬉しいです。ご褒美なんです!」
「ご褒美かぁ。じゃあ食べてもらえて良かった」
本当なら生きて食べたかっただろう。計量を突破して、お祝いも兼ねて、試合の前に英気を養いたかったに違いない。
だがもうマコトちゃんは試合に挑むことはできない。だからせめてかつ丼を、と思ったのだろう。とんかつは専門店に頼ったが、マコトちゃんが美味しいと思える丼つゆが作れて良かった。
「そっか、ボクシングやってたって言ってたね」
「凄いんだぜ。マコトちゃんプロボクサーなんだぜ」
「へぇ、凄いね!」
真守は目を丸くする。格闘家には男性も女性もいるが、テレビ中継などがあるのは男性の試合が多いからか、ボクシングはどうしても男性のイメージが強い。真守が詳しく無いから余計だろう。
男性もだが、女性の格闘家はとても格好良く見えてしまう。
確かに小柄なマコトちゃんだが、トレーニングウェアから出た腕や脚は引き締まってすらりとしている。トレーニングの成果なのだろう。
「いえいえ、全然全然」
マコトちゃんは大いに照れて首をこくんと傾げた。
「ジム側は現役女子校生ボクサーって売り出そうとしてたみたいです。でも実際、プロボクサーになること自体はそう難しく無いんですよ」
「そうなの?」
「はい。筆記試験と実技試験があって、ジムで習う基本がしっかりとできていたらだいたい合格できるんです」
「へぇ」
「合格率も高いんです。ちゃんとジムで合格レベルをもらってからテストを受けるので。私も一発合格でした」
「おお~」
「そりゃあ凄いな!」
真守と拓真が揃って拍手をすると、マコトちゃんは「えへへ」とまた照れ笑いをする。
「でもさ、親父さんはともかく、よくお袋さんが許してくれたなって感じがするぜ。娘にあんまり危ないことして欲しく無いって思うもんじゃ無いかなって」
「そう言うかなーって思って、最初はダイエット目的だってことにしたんです。それだったらそう危なくも無いから。そしたら父が凄く喜んでくれて」
「お父さん、ボクシング好きだったの?」
「と言うか、父がプロボクサーだったんです」
「へぇ?」
「そうだったんだ」
真守も拓真もまた驚いて目を見開く。マコトちゃんは「そうなんです」と少し得意そうに胸を張った。
「プロになって、デビュー戦にKO勝ちしたんですって。だから有望だって言われて、でも勝負の世界ですから勝ったり負けたりしながら、そんな時に母に出会って結婚して。プロボクサーってお給料があるわけじゃ無くて、ファイトマネーだけが収入なんです。だから母も仕事を続けてて。そこまでは順調だったんです。でも……」
マコトちゃんは表情を曇らす。
「父、なかなか勝てなくなっちゃったんです。それまでも負けることもありましたけど、試合数と見合わなくなって来て。同じ階級に強いボクサーがどんどん出て来て。だから他の階級への転向も考えたんですって。でも階級って、軽いのは1キロとか2キロとかの違いなんですけど、重くなればなるほど差が出て来るので、そう簡単に増やしたり減らしたりってできないんですよね。そうして悩んでいる時に、母が私を妊娠したんです」
マコトちゃんは自分が悪いことなど何ひとつ無いのに、自嘲する様に苦笑いを浮かべてしまう。
「だから父は年齢制限を待たずに、引退してちゃんと毎月収入のある仕事をするって、言ったらしいです。私は結婚すらしていないですけど、それが母と私のためだってんだって解ります。私だって子どもを産んでたら、その子が全てになると思いますから。でも、でも!」
マコトちゃんは辛そうな表情になる。
「私のために父がボクシングを諦めちゃったんだったら、それは嫌です。アスリートの挫折なんてものは珍しく無いんです。でもそれは自分の実力を測っての話で。父の場合はそうじゃ無かった」
マコトちゃんは悲しげにじわりと大きな眸を潤ませた。
0
あなたにおすすめの小説
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あやかし帝都の婚姻譚 〜浄癒の花嫁が祓魔の軍人に溺愛されるまで〜
鳴猫ツミキ
キャラ文芸
【完結】【第一章までで一区切り】時は大正。天羽家に生まれた桜子は、特異な体質から、家族に虐げられた生活を送っていた。すると女学院から帰ったある日、見合いをするよう命じられる。相手は冷酷だと評判の帝国陸軍あやかし対策部隊の四峰礼人だった。※和風シンデレラ風のお話です。恋愛要素が多いですが、あやかし要素が主体です。第9回キャラ文芸大賞に応募しているので、応援して頂けましたら嬉しいです。【第一章で一区切りで単体で読めますので、そこまででもご覧頂けると嬉しいです】。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる