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第二話 おじいちゃん?
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突然、眼の前のC61の模型が光りだしてあたりが霧に包まれてしまい、私が大声で助けてと叫んだ瞬間。目の前の霧も音も光も、一瞬で消え去った。目の前のC61の模型も、何事も無かったかの様に鎮座ましましている。
「……はあぁ。今のは一体何? 心霊現象?? だめだ、さっさと布団に戻ろう」
私は恐ろしいものから逃げるかの様に蔵を出ようとして、内戸を出たところで、ドカンと人にぶつかった。
「痛てっ!」相手の人はその場で尻もちをつき、すっごく痛そうにしていた。
「あっ、ごめんなさい! 私怖くなって……お布団に……」
「あん? お前誰だ? どこから入って来た、このガキ。あっ、まさか俺のコレクションにいたずらしに来たんじゃあるめえな⁉」
「はいっ? コレクション? いたずら?」
突然、あらぬ疑いをかけられ動揺したものの、私はそこで初めて相手の人を見た。
若い男性だが、学生さんと言う感じでもない。切れ長の目で、髪を綺麗に整えたイケメン系の人だが、何か髪型とか着ている服が今風じゃない感じがする。
「あの……あなたは、一体どなた様ですか?」
「はあっ? そりゃこっちが聞きてえぞ。ここは俺の大事なお宝部屋だ。お前、どこのガキだ。名前と学校は?」
「私は松嶋二葉。栄町小学校の五年生です」
「松嶋? 同姓かよ。正月だし親戚でも来てるのか。でも親戚に二葉とかいたっけ」
「あの、貴方のお名前を教えて下さい。ここ、おばあちゃん家の蔵で、中身はおじいちゃんの大切な物なんです。知らない人に入られて、何かあったら私……」
「あのなあ。さっきから言ってるだろ。ここは、俺の部屋なの! 俺は松嶋三郎。ここん家の三男坊さ。お前、俺のいとこか何かの子供か?」
「松嶋……三郎……それって、えっ? えーーーーーーーーーーっ‼」
松嶋三郎って……私の死んだおじいちゃんじゃない⁉
一体どういう事だ。この若いお兄さんが私のおじいちゃんって? あっ、そうか。これもしかして私の初夢? いや大みそかに見るのは初夢じゃないか。だけど……。
「おじいちゃ……いや、松嶋三郎さん。つかぬ事をお伺い致しますけど、今って何年なんでしょうか?」
「はあ? お前五年生のくせにそんな事も判んねえのかよ。今は昭和五十年だろうが! いや明日で昭和五十一年か」
昭和? ああ、やっぱり。私、夢の中でタイムスリップしちゃってるわ。でも夢だって言う事ならせっかくだからもう少し楽しまないと。
「あのですね。落ち着いて聞いて下さい三郎さん。実は私、未来から来たあなたの孫なんです」
「ガキが何寝ぼけた事言ってやがる。盗人猛々しいったらありゃしねえぞ。口から出まかせでそんな事言いやがって……お巡りに突き出してやるから覚悟しやがれ!!」
「本当なんです! でも、そうですね……おじいちゃ、いや三郎さん。高校生の時、みどりの窓口に三日前から徹夜で並んで停学になりましたよね? それと……新幹線の開業初日に新横浜で降りるつもりが名古屋まで行っちゃったとか」これはお父さんが昨日話してくれたっけ。
「いやー。みどりの窓口はサービス開始初日にぜってえ一番乗りして、マルスの発番を確かめたくってよ。それに、名古屋行っちまった時も、ついうっかり、ひかりとこだまを間違えてだな……仕方なく速度計を眺めてたんだが、帰りの運賃無くてえらい目に会って……って、何でてめえがそんな事知ってる? それは親しか知らねえはずだが? いやダチなら結構知ってるのか」
「ですから私は、未来から来たあなたの孫なんです! おばあちゃんは……」
「うわーーーーっ‼ ちょっと待ったあ‼」
「何ですかいきなり大声だして。だからおばあちゃんは……」
「バカヤロー。そんな事ぜってえしゃべんなよ。判っちまったら人生が終わる……」
「あ、そうか。それじゃ信じてくれたんですね?」
「いや。本当かどうかはともかく、俺に未来の話を聞かせんな! 人生の楽しみがなくなっちまうだろ? 俺は予言とか占いみてえのが大っ嫌れえなんだよ!」
「あー、わかりました」そっか。そういうものか。
とりあえず不法侵入者ではないと悟ってくれた様で、おじいちゃんがお茶を淹れてくれ、二人でC61の前に座ってそれを啜った。
「で、二葉ったっけ? お前どうやってここに来た?」
「どうやってって……母屋で寝てたら何かここが光ってるなーって思って見に来たんだけど……それにしてもこのC61ってすごいですよね。何て言うか……存在感?」
「はん。ガキのお前でもこいつの良さは分かるか。まあ、俺の血を引いてると抜かすだけの事はあるな。俺もこのC6118には特別な思い入れがあってな」
「へー。どんな?」
「こいつは丁度、俺が生まれた昭和二十四年六月十八日に尾久に配車されたんだ。だが、昨年で営業運行を引退しちまってな。この模型は、神戸の模型屋が数量限定で受注生産したモデルで、三十万ちょっとかかっちまったが、先週納品されてさ。まあ見事な仕上がりだよな」
「そうなんだ。でも蒸気機関車って二十五年位で引退しちゃうんだ」
「いや。実はこいつはC6118に改造される前、戦前からD51っていう貨物用の蒸気機関車だったんだが、それが旅客用に改造されてこうなった」
「はは。蒸気機関車もジョブチェンするんだ。私も蒸気機関車に乗ってみたいな」
「あー、今はここいらではなかなかなー。蒸気機関車が引退するのは別に耐用年数の問題だけじゃなくてだな……時代の流れというか……」
「ふーん」
おじいちゃんが色々熱く語っているんだけど、なんだか眠くなってきちゃったぞ。
「おいおい二葉。大丈夫か? 舟漕いでるぞお前……」
はは、おじいちゃん。まだ大丈夫……。
…………
はっと目を覚ましたら母屋の二階だった。もう陽が昇っていて、お父さんは隣で寝ていたけど、お母さんの姿は見えないわ。起き上がってキョロキョロしていたら、お父さんも目が覚めた様だ。
「ああ二葉。起きたのか。明けましておめでとう」
「明けましておめでとう。それでねお父さん。私、おじいちゃんが若い時の夢を見たのよ!」
「そうかい。それでおじいちゃん、どうだった?」
「やっぱ。すっごい鉄オタだったわ!」
その後、お雑煮を食べながら、私が見たおじいちゃんの夢をみんなに話してあげた。
「そうかいそうかい。あの人がそんなに元気そうに……その模型代の三十万。後ですっごく親に怒られたらしいわよ。でも二葉、よくそんな値段の事、知ってたわね」
久しぶりにおじいちゃんの話を聞いて、おばあちゃんも大層うれしそうに笑っていたが、いきなりこんな事を言い出した。
「そしたらあのC61は、二葉が持っていなさい」
「いやばあちゃん。二葉にあれは猫に小判だよ。あれマニアなら相当な値段で買い取ってくれるぞ?」
お父さんがそう言ったがおばあちゃんは「多分そうして欲しくておじいちゃんが二葉の夢に出たんだよ」と言い、結局私があのC61を貰い受ける事で話がまとまった。
◇◇◇
明日から新学期が始まるという冬休み最後の日。大きな荷物が、板橋区にある私の家の私の部屋に運び込まれた。おばあちゃんがC61の模型を輸送するのに、わざわざ専門の業者さんを手配してくれたのだ。机の上は予め片付けたんだけど……実際に置いてみるとでっかいなー。こりゃ宿題は、当面、手元の三十cm位の幅のところでやらないとダメね。
そして晩御飯も済ませ、お風呂に入って寝間着になって自分の部屋に戻ったのだが……うわ。C61の存在感が半端ないわ。机の前に座って改めてC61をしげしげと眺める。これ本当に細かい部品のひとつひとつまでよく出来てるわ。何をする部品なのかはさっぱり分からないけど……おじいちゃんも、こうやって毎晩眺めていたのかな?
夢の事を思い出したら、ちょっとうれしくなって、私はその場で立ち上がり、C61を右手の人差し指で差し「C61。出発進行っ!」と小声でつぶやいた。
すると……。
ぽおぉぉぉぉっ!! と大音量が響き渡り、遠くからシュッシュッ……という音がだんだんと近づいて来て、何やらC61が入ったケースから白い煙が……。
ああ。これってもしかして……。
一瞬、トンネルに入ったかの様に目の前が真っ暗になり次の瞬間、私はおばあちゃんちの蔵の前に寝間着のまま立っていた。ああ、やっぱり……。
私は、錠前が開いている蔵に入って、内戸をそっと開けると……いたいた。おじいちゃんだわ。机に座って何やら一生懸命調べものをしている様だけど……。
「こんにちはおじいちゃん。また来ちゃった!」
私はそう言っておじいちゃんに駆け寄って行った。
「……はあぁ。今のは一体何? 心霊現象?? だめだ、さっさと布団に戻ろう」
私は恐ろしいものから逃げるかの様に蔵を出ようとして、内戸を出たところで、ドカンと人にぶつかった。
「痛てっ!」相手の人はその場で尻もちをつき、すっごく痛そうにしていた。
「あっ、ごめんなさい! 私怖くなって……お布団に……」
「あん? お前誰だ? どこから入って来た、このガキ。あっ、まさか俺のコレクションにいたずらしに来たんじゃあるめえな⁉」
「はいっ? コレクション? いたずら?」
突然、あらぬ疑いをかけられ動揺したものの、私はそこで初めて相手の人を見た。
若い男性だが、学生さんと言う感じでもない。切れ長の目で、髪を綺麗に整えたイケメン系の人だが、何か髪型とか着ている服が今風じゃない感じがする。
「あの……あなたは、一体どなた様ですか?」
「はあっ? そりゃこっちが聞きてえぞ。ここは俺の大事なお宝部屋だ。お前、どこのガキだ。名前と学校は?」
「私は松嶋二葉。栄町小学校の五年生です」
「松嶋? 同姓かよ。正月だし親戚でも来てるのか。でも親戚に二葉とかいたっけ」
「あの、貴方のお名前を教えて下さい。ここ、おばあちゃん家の蔵で、中身はおじいちゃんの大切な物なんです。知らない人に入られて、何かあったら私……」
「あのなあ。さっきから言ってるだろ。ここは、俺の部屋なの! 俺は松嶋三郎。ここん家の三男坊さ。お前、俺のいとこか何かの子供か?」
「松嶋……三郎……それって、えっ? えーーーーーーーーーーっ‼」
松嶋三郎って……私の死んだおじいちゃんじゃない⁉
一体どういう事だ。この若いお兄さんが私のおじいちゃんって? あっ、そうか。これもしかして私の初夢? いや大みそかに見るのは初夢じゃないか。だけど……。
「おじいちゃ……いや、松嶋三郎さん。つかぬ事をお伺い致しますけど、今って何年なんでしょうか?」
「はあ? お前五年生のくせにそんな事も判んねえのかよ。今は昭和五十年だろうが! いや明日で昭和五十一年か」
昭和? ああ、やっぱり。私、夢の中でタイムスリップしちゃってるわ。でも夢だって言う事ならせっかくだからもう少し楽しまないと。
「あのですね。落ち着いて聞いて下さい三郎さん。実は私、未来から来たあなたの孫なんです」
「ガキが何寝ぼけた事言ってやがる。盗人猛々しいったらありゃしねえぞ。口から出まかせでそんな事言いやがって……お巡りに突き出してやるから覚悟しやがれ!!」
「本当なんです! でも、そうですね……おじいちゃ、いや三郎さん。高校生の時、みどりの窓口に三日前から徹夜で並んで停学になりましたよね? それと……新幹線の開業初日に新横浜で降りるつもりが名古屋まで行っちゃったとか」これはお父さんが昨日話してくれたっけ。
「いやー。みどりの窓口はサービス開始初日にぜってえ一番乗りして、マルスの発番を確かめたくってよ。それに、名古屋行っちまった時も、ついうっかり、ひかりとこだまを間違えてだな……仕方なく速度計を眺めてたんだが、帰りの運賃無くてえらい目に会って……って、何でてめえがそんな事知ってる? それは親しか知らねえはずだが? いやダチなら結構知ってるのか」
「ですから私は、未来から来たあなたの孫なんです! おばあちゃんは……」
「うわーーーーっ‼ ちょっと待ったあ‼」
「何ですかいきなり大声だして。だからおばあちゃんは……」
「バカヤロー。そんな事ぜってえしゃべんなよ。判っちまったら人生が終わる……」
「あ、そうか。それじゃ信じてくれたんですね?」
「いや。本当かどうかはともかく、俺に未来の話を聞かせんな! 人生の楽しみがなくなっちまうだろ? 俺は予言とか占いみてえのが大っ嫌れえなんだよ!」
「あー、わかりました」そっか。そういうものか。
とりあえず不法侵入者ではないと悟ってくれた様で、おじいちゃんがお茶を淹れてくれ、二人でC61の前に座ってそれを啜った。
「で、二葉ったっけ? お前どうやってここに来た?」
「どうやってって……母屋で寝てたら何かここが光ってるなーって思って見に来たんだけど……それにしてもこのC61ってすごいですよね。何て言うか……存在感?」
「はん。ガキのお前でもこいつの良さは分かるか。まあ、俺の血を引いてると抜かすだけの事はあるな。俺もこのC6118には特別な思い入れがあってな」
「へー。どんな?」
「こいつは丁度、俺が生まれた昭和二十四年六月十八日に尾久に配車されたんだ。だが、昨年で営業運行を引退しちまってな。この模型は、神戸の模型屋が数量限定で受注生産したモデルで、三十万ちょっとかかっちまったが、先週納品されてさ。まあ見事な仕上がりだよな」
「そうなんだ。でも蒸気機関車って二十五年位で引退しちゃうんだ」
「いや。実はこいつはC6118に改造される前、戦前からD51っていう貨物用の蒸気機関車だったんだが、それが旅客用に改造されてこうなった」
「はは。蒸気機関車もジョブチェンするんだ。私も蒸気機関車に乗ってみたいな」
「あー、今はここいらではなかなかなー。蒸気機関車が引退するのは別に耐用年数の問題だけじゃなくてだな……時代の流れというか……」
「ふーん」
おじいちゃんが色々熱く語っているんだけど、なんだか眠くなってきちゃったぞ。
「おいおい二葉。大丈夫か? 舟漕いでるぞお前……」
はは、おじいちゃん。まだ大丈夫……。
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はっと目を覚ましたら母屋の二階だった。もう陽が昇っていて、お父さんは隣で寝ていたけど、お母さんの姿は見えないわ。起き上がってキョロキョロしていたら、お父さんも目が覚めた様だ。
「ああ二葉。起きたのか。明けましておめでとう」
「明けましておめでとう。それでねお父さん。私、おじいちゃんが若い時の夢を見たのよ!」
「そうかい。それでおじいちゃん、どうだった?」
「やっぱ。すっごい鉄オタだったわ!」
その後、お雑煮を食べながら、私が見たおじいちゃんの夢をみんなに話してあげた。
「そうかいそうかい。あの人がそんなに元気そうに……その模型代の三十万。後ですっごく親に怒られたらしいわよ。でも二葉、よくそんな値段の事、知ってたわね」
久しぶりにおじいちゃんの話を聞いて、おばあちゃんも大層うれしそうに笑っていたが、いきなりこんな事を言い出した。
「そしたらあのC61は、二葉が持っていなさい」
「いやばあちゃん。二葉にあれは猫に小判だよ。あれマニアなら相当な値段で買い取ってくれるぞ?」
お父さんがそう言ったがおばあちゃんは「多分そうして欲しくておじいちゃんが二葉の夢に出たんだよ」と言い、結局私があのC61を貰い受ける事で話がまとまった。
◇◇◇
明日から新学期が始まるという冬休み最後の日。大きな荷物が、板橋区にある私の家の私の部屋に運び込まれた。おばあちゃんがC61の模型を輸送するのに、わざわざ専門の業者さんを手配してくれたのだ。机の上は予め片付けたんだけど……実際に置いてみるとでっかいなー。こりゃ宿題は、当面、手元の三十cm位の幅のところでやらないとダメね。
そして晩御飯も済ませ、お風呂に入って寝間着になって自分の部屋に戻ったのだが……うわ。C61の存在感が半端ないわ。机の前に座って改めてC61をしげしげと眺める。これ本当に細かい部品のひとつひとつまでよく出来てるわ。何をする部品なのかはさっぱり分からないけど……おじいちゃんも、こうやって毎晩眺めていたのかな?
夢の事を思い出したら、ちょっとうれしくなって、私はその場で立ち上がり、C61を右手の人差し指で差し「C61。出発進行っ!」と小声でつぶやいた。
すると……。
ぽおぉぉぉぉっ!! と大音量が響き渡り、遠くからシュッシュッ……という音がだんだんと近づいて来て、何やらC61が入ったケースから白い煙が……。
ああ。これってもしかして……。
一瞬、トンネルに入ったかの様に目の前が真っ暗になり次の瞬間、私はおばあちゃんちの蔵の前に寝間着のまま立っていた。ああ、やっぱり……。
私は、錠前が開いている蔵に入って、内戸をそっと開けると……いたいた。おじいちゃんだわ。机に座って何やら一生懸命調べものをしている様だけど……。
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