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序章 旅の始まり
炎の星霊サラエフ
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「ヴァイス...。彼のためにも!!幼き頃からの友人カイルのためにも・・・!星霊よ!!!俺に・・・!俺に力を!」
レインの肩傷から滲み出る血。深い傷。のはずが、みるみるうちに傷口がおさまっていき、血は止まりつつあった。
きっとヴァイスの残すとか言ってた力のおかげかなとレインは思った。
キーーーーーーン!
急に空が光ったかと思うと、ひとつの星が大きな光を放っていた。レインはなんの根拠もないのに、理解していた。
「サラエフ...。」
星の光が輝いている空から更に輝きを放つ何かがレインの前に降ってきた。
「これは・・・星石?」
「...なぜ力を得る?何のために...。」
まるで星の光を目の前で見ているような輝きを放つ石にレインはずっと見つめることは出来ず、思わず腕でそれを防ぎながら石の言葉に答えた。
「・・・。サラエフは何のために力を貸す?」
「・・・。驚いた。我の質問に質問で返した者は初めてだ。いいだろう。応えてやろう。我ら星霊は我らが思う誠のためにしか力を与えぬ。」
「誠...。」
「お主は我の力を何に使う?」
「・・・友を救う。」
「なるほど。しかし、我の誠は友ではなく、血だ。」
「血?」
「血は受け継がれる。それを絶やさないためなら我の力を貸すが。お主にそれの意志はない。」
「......。」
「星霊の1人に友のためになら力を貸すものがおる。」
「なら...!」
「もう既に他のものと契約が成立しておる。」
「・・・他にも。星霊がもう動いているのか。」
「アストラシアを救うためだ。闇の力は強大だ。強き意志があるものにしか我らの力は引き出せぬ。弱きものには我らはおもすぎる。」
レインは絶望を感じていた。アストラシアの危機、友との別れ。自分の弱さを星霊に教えられ、黙って世界を見ていることしかできなくなるかもしれないこの現状に。
「だが。お主の願いは我に届いた。」
「?」
「願いとは力。我を呼ぶほどのお主の力は友のための願いなのか。」
レインは少し考え、驚きの表情とともに閃いた。
「ヴァイスだ!」
「!?ヴァイス・・・!」
「そうだ!ヴァイスが最後に俺に残した力で肩におった傷を癒し、俺の願いを強めたんだ。」
「なんと...。ヴァイスが・・・。しかしなぜ...。」
「俺の友は...ヴァイスの息子だ。」
「!!・・・そういうことか。ヴァイスは古き我が友。彼の戦いを1番近くで見たのだ。」
「ヴァイスの願いと俺の願いは共通だ。カイルを救いたい。」
「血を絶やさないために。君がヴァイスの願いも受け継いだのだな。」
「あぁ。俺も物心ついた時からヴァイスに育てられた。カイルを救ってヴァイスに安らかな眠りを与えたい。」
「...。いいだろう。お主の願いは我がしかと引き受けた。お主の願いが強くなるほど我の力もまた強くなる。しかし、身体も相当の代償がある。使い方を誤るでないぞ。」
「わかった。最後は粉々になってでもカイルを助けてやる!」
「それぐらいの覚悟があるなら我も遠慮はせんぞ。思う存分使ってみるがいい。」
「...ありがとうサラエフ!これからよろしくな!」
「しかし、お主の願いはてっきり…。」
「ん?」
「...なるほど。」
「ん?なんだよ。」
「いや、我々は関与できることが決まっておる。お主がもうひとつの受け継いだ願いに気づいた時に話すとしよう。」
「もう1つ?受け継いだ?」
「長旅になるのだ。いずれゆっくり話すとしよう。星石に我はいつだっている。レイン。君のこれからの行動、言動すべて見ておる。お主とともに、我も生きよう。」
「よくわかんないけど、よろしく頼むよ!」
光がゆっくり消え、星石綺麗な透明で中央に赤い球体が燃えるように輝いていた。それをレインは拾い上げ、大事そうにしまった。
レインの肩傷から滲み出る血。深い傷。のはずが、みるみるうちに傷口がおさまっていき、血は止まりつつあった。
きっとヴァイスの残すとか言ってた力のおかげかなとレインは思った。
キーーーーーーン!
急に空が光ったかと思うと、ひとつの星が大きな光を放っていた。レインはなんの根拠もないのに、理解していた。
「サラエフ...。」
星の光が輝いている空から更に輝きを放つ何かがレインの前に降ってきた。
「これは・・・星石?」
「...なぜ力を得る?何のために...。」
まるで星の光を目の前で見ているような輝きを放つ石にレインはずっと見つめることは出来ず、思わず腕でそれを防ぎながら石の言葉に答えた。
「・・・。サラエフは何のために力を貸す?」
「・・・。驚いた。我の質問に質問で返した者は初めてだ。いいだろう。応えてやろう。我ら星霊は我らが思う誠のためにしか力を与えぬ。」
「誠...。」
「お主は我の力を何に使う?」
「・・・友を救う。」
「なるほど。しかし、我の誠は友ではなく、血だ。」
「血?」
「血は受け継がれる。それを絶やさないためなら我の力を貸すが。お主にそれの意志はない。」
「......。」
「星霊の1人に友のためになら力を貸すものがおる。」
「なら...!」
「もう既に他のものと契約が成立しておる。」
「・・・他にも。星霊がもう動いているのか。」
「アストラシアを救うためだ。闇の力は強大だ。強き意志があるものにしか我らの力は引き出せぬ。弱きものには我らはおもすぎる。」
レインは絶望を感じていた。アストラシアの危機、友との別れ。自分の弱さを星霊に教えられ、黙って世界を見ていることしかできなくなるかもしれないこの現状に。
「だが。お主の願いは我に届いた。」
「?」
「願いとは力。我を呼ぶほどのお主の力は友のための願いなのか。」
レインは少し考え、驚きの表情とともに閃いた。
「ヴァイスだ!」
「!?ヴァイス・・・!」
「そうだ!ヴァイスが最後に俺に残した力で肩におった傷を癒し、俺の願いを強めたんだ。」
「なんと...。ヴァイスが・・・。しかしなぜ...。」
「俺の友は...ヴァイスの息子だ。」
「!!・・・そういうことか。ヴァイスは古き我が友。彼の戦いを1番近くで見たのだ。」
「ヴァイスの願いと俺の願いは共通だ。カイルを救いたい。」
「血を絶やさないために。君がヴァイスの願いも受け継いだのだな。」
「あぁ。俺も物心ついた時からヴァイスに育てられた。カイルを救ってヴァイスに安らかな眠りを与えたい。」
「...。いいだろう。お主の願いは我がしかと引き受けた。お主の願いが強くなるほど我の力もまた強くなる。しかし、身体も相当の代償がある。使い方を誤るでないぞ。」
「わかった。最後は粉々になってでもカイルを助けてやる!」
「それぐらいの覚悟があるなら我も遠慮はせんぞ。思う存分使ってみるがいい。」
「...ありがとうサラエフ!これからよろしくな!」
「しかし、お主の願いはてっきり…。」
「ん?」
「...なるほど。」
「ん?なんだよ。」
「いや、我々は関与できることが決まっておる。お主がもうひとつの受け継いだ願いに気づいた時に話すとしよう。」
「もう1つ?受け継いだ?」
「長旅になるのだ。いずれゆっくり話すとしよう。星石に我はいつだっている。レイン。君のこれからの行動、言動すべて見ておる。お主とともに、我も生きよう。」
「よくわかんないけど、よろしく頼むよ!」
光がゆっくり消え、星石綺麗な透明で中央に赤い球体が燃えるように輝いていた。それをレインは拾い上げ、大事そうにしまった。
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