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第二章 風の星霊 シルフィ エルフの森編
エルフの過去
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遥か昔のアストラシアはヒューマンのみの世界であった。
古来よりヒューマンというのは己の知恵と肉体を使い、自欲を満たす生き物である。
そして、ヒューマンは仲間意識がとても強い。強い生物にも、仲間意識と並外れた知恵を使っていとも簡単に捕らえる。
出来る限り腐らないようにするには?
美味しく食べるには?
そんなことを何度も繰り返す。例え失敗して誰か1人が諦めてもまた、別の誰かが挑戦する。そう。結局最後は解決策を自分達で編み出すのだ。
そんなヒューマンのみのアストラシア。その北にある小さな島(現ルージ島)で事は起こった。
ある夫婦の間の子供がいた。彼女の名はエルフィ。明るく活発で、とても元気な子だった。彼女は蝶や鳥、草木すら愛していた。いや最早その光景を見てる人々は皆、彼女が愛されていると勘違いしてしまうほどかもしれない。
「フフフッ!んーー!今日もいい風ね!」
島にある小さな山を登り、風に当たりながら集落と海と地平線を眺めるのが大好きだった。
その行動が終わると駆け足で山を下り、いつも友達に会いに行く。それがエルフィの日課であった。
そして、、事件当日の朝。
キャーーーー!!!
エルフィの母が叫んだ。
「エルフィ!!!」
父親も駆け足で自分の部屋から飛び出し、母の肩に手を当てエルフィに目を向けた。
エルフィ自身、、もうすでに起きて異変に気付いているようだった。緑色に光を放つ模様が顔に。そして耳が少し尖っていた。
「お母さん…お父さん…。これ、、なに……?」
恐怖に怯えた笑顔だった。
身体中が震えていた。
座り込んでいた彼女はゆっくりと怯える足を持ち上げ、両親に手を伸ばし近づこうとした。
「たすけて…?」
しかしその手は逆に、2人にこう思わせた。
『なにをする気だ?』
『何かに取り憑かれて襲おうとしているんじゃないか?』
『あの手に触れたら危ない』
2人は彼女の伸ばした手を取るどころか、恐怖で後退りしてしまったのだ。
ビクッ!と震える身体。2人のそれを見たシルフィは大粒の涙を流しながら、2人を置いて駆け足でその場を去った。
彼女は実の両親に自分を『恐怖』と思われながらも、2人のことを愛していた。だから、そこに自分がいたらいけない。2人を怖がらせているのは自分だから。例え自分が辛くても。悲しくても。
そう思いながら飛び出していつもの山に向かった。
古来よりヒューマンというのは己の知恵と肉体を使い、自欲を満たす生き物である。
そして、ヒューマンは仲間意識がとても強い。強い生物にも、仲間意識と並外れた知恵を使っていとも簡単に捕らえる。
出来る限り腐らないようにするには?
美味しく食べるには?
そんなことを何度も繰り返す。例え失敗して誰か1人が諦めてもまた、別の誰かが挑戦する。そう。結局最後は解決策を自分達で編み出すのだ。
そんなヒューマンのみのアストラシア。その北にある小さな島(現ルージ島)で事は起こった。
ある夫婦の間の子供がいた。彼女の名はエルフィ。明るく活発で、とても元気な子だった。彼女は蝶や鳥、草木すら愛していた。いや最早その光景を見てる人々は皆、彼女が愛されていると勘違いしてしまうほどかもしれない。
「フフフッ!んーー!今日もいい風ね!」
島にある小さな山を登り、風に当たりながら集落と海と地平線を眺めるのが大好きだった。
その行動が終わると駆け足で山を下り、いつも友達に会いに行く。それがエルフィの日課であった。
そして、、事件当日の朝。
キャーーーー!!!
エルフィの母が叫んだ。
「エルフィ!!!」
父親も駆け足で自分の部屋から飛び出し、母の肩に手を当てエルフィに目を向けた。
エルフィ自身、、もうすでに起きて異変に気付いているようだった。緑色に光を放つ模様が顔に。そして耳が少し尖っていた。
「お母さん…お父さん…。これ、、なに……?」
恐怖に怯えた笑顔だった。
身体中が震えていた。
座り込んでいた彼女はゆっくりと怯える足を持ち上げ、両親に手を伸ばし近づこうとした。
「たすけて…?」
しかしその手は逆に、2人にこう思わせた。
『なにをする気だ?』
『何かに取り憑かれて襲おうとしているんじゃないか?』
『あの手に触れたら危ない』
2人は彼女の伸ばした手を取るどころか、恐怖で後退りしてしまったのだ。
ビクッ!と震える身体。2人のそれを見たシルフィは大粒の涙を流しながら、2人を置いて駆け足でその場を去った。
彼女は実の両親に自分を『恐怖』と思われながらも、2人のことを愛していた。だから、そこに自分がいたらいけない。2人を怖がらせているのは自分だから。例え自分が辛くても。悲しくても。
そう思いながら飛び出していつもの山に向かった。
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