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19.管轄の問題
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アポンテ子爵が来たことに気付いているのかいないのか、クレーリアは遺体の状況確認を続けている。
それを見せないようにとアルミオは領兵たちと共に立ちふさがっていたが、アポンテ子爵はアルミオの肩越しに路地の奥を見て、舌打ちをする。
「ちっ、あの死体女め……」
あまりにもな言い方に文句を言いかけたアルミオだったが、それよりも先にアポンテ子爵の言葉がすらすらと出てきた。
「この奥で事件が起きたと聞いたので、確認に来たのだが……奥に誰かいるのか? まあ良い、さっさとどけ。ここはソアーヴェ侯爵領ではない。我々は正式に王都の守りを任されているのだ。優先権はこちらにあることくらい、田舎貴族でも理解できるだろう」
「く……」
道を譲らざるを得ないと判断し、アルミオはアポンテ子爵よりも先に路地の奥へとはいり、クレーリアたちに状況を伝えることにした。
「おい、現場を荒らすな」
アポンテ子爵の声掛けにも応じず、急ぎクレーリアに知らせることを優先する。貴族としては問題行動かも知れないが、あくまで主人はクレーリアなのだ。
「お嬢様。アポンテ子爵が現場の退去を求めています」
「アポンテ子爵が……」
クレーリアが立ち上がり、手袋を外したところでアポンテ子爵も馬を降りて現場へとやってきた。
ぞろぞろと兵士を連れた彼はクレーリアの存在を確認すると顔をしかめた。
「また死体いじりかね」
「現場検証中です。ご退去を」
「それはできかねる。この事件は王都内。しかも貴族街で発生した件であるから、ここは我々の管轄だ。しかも……」
アポンテ子爵は遺体から脱がされた衣服を見て鼻を鳴らした。
「どうやら死体は平民のようだ。貴族間の争いごとならいざ知らず、ソアーヴェ侯爵家の出番は無い」
「調査はまだ終わっていません」
「調査そのものの必要が無い、と言っている。これ以上は王都の治安を乱す行為とみなす。早急に立ち去られよ」
「……仕方ありません」
ここにカルロスがいれば良かったかもしれないが、押し問答をしていても仕方がない。ソアーヴェ侯爵家なら良いが、パスクヮーリ子爵家の件が知られるとどのように吹聴されるかわからない。
「お嬢様……」
「ここは退きましょう。後でお父様を通じて遺体の解剖ができるように手配してもらいましょう」
イルダとエレナも不満気ではあったが口に出すことは無く、渋々と道具を片付けていく。
その際、エレナが遺体に布を掛けようとしたのを、アポンテ子爵が止めた。
「やめたまえ。それ以上死体に触れるな」
びくり、と手を止めたエレナを見て、クレーリアが言い返した。
「このままでは彼が不憫です。せめて身を隠す布をかけることくらい許されて当然でしょう」
「その男はもう死んでいる。そのうえ平民だぞ? そのような手間をかける必要もない。さっさと立ち去れ」
クレーリアは大きなため息をついた。
「死者への敬意というものを持ち合わせていないのですか。それでも王国貴族なのですか?」
「私は誰よりも王国貴族たらんと常に意識している。それに死者への敬意と言うなら、死体を切り刻む貴女の方が余程敬意を知らぬのではないか?」
家柄で言えばクレーリアはアポンテよりもはるかに上位なのだが、貴族家当主とその家族では扱いが違う。
しかしアルミオはこの会話を聞きながらアポンテ子爵の考えが奇妙だと感じていた。
現状、ソアーヴェ侯爵家の跡取りはクレーリアで間違いない。継承が恙なく行われたとき、自分の立場が危ういとは考えないのだろうか。
「クレーリア様。どうか我儘は言わないでいただきたい。私は自らの職務を全うしたいと言っているだけですよ」
「……わかりました。ここは退きましょう」
クレーリアはこれ以上の抵抗は無駄だと判断したのか、会話を打ち切った。これ以上言葉を交わす必要などない、とばかりに双子を連れて路地を出た。
「待ちたまえ。死体が持っていたものは全て置いていきたまえよ」
「ご安心を」
長い髪を翻し、くるりと振り返ったクレーリアはにこりと笑った。
「彼は何も持っておりませんでした。気になるなら衣服も調べられては? では、ごきげんよう」
アルミオや他の領兵たちにも声をかけたクレーリアは、侯爵邸ではなく王城へと戻ることにした。
「お嬢様……」
「わかっています。放っておいて構いません」
城に戻る際に、アポンテ子爵の取り巻きから一人がこっそりと尾行してきたことに気付いたアルミオの進言を、クレーリアは捨ておくようにと命じた。
「誰かベルトルドさんを王都入り口で出迎えて、鑑識の人たちと王都屋敷で待機するように伝えてください」
クレーリアはその間にカルロスと落ち合い、話をしたいと語った。
「アルミオさんは、私と共に迎賓館に戻りましょう。陛下にはお父様からお話をしていただいて、可能なら夕食の席に同席してもらいます」
「俺が……? その、よろしいのですか?」
「やっていただきたいことがあります」
クレーリアは再び王城内へ入り、迎賓館に入るとアルミオに尾行の有無をチェックさせた。
どうやら遠くから様子を窺っているだけで、聞き耳を立てているというわけではないらしいとわかると、クレーリアはアルミオ以外の護衛に父親である侯爵への言伝を頼んだ。
「三名、それぞれバラバラの方向に出てください。尾行がついてこなかった人がお父様へ伝言をお願いします。尾行された人は……屋敷に戻って構いません」
その場合は鑑識の者たちにいつでも動けるように待機して欲しいこと、ベルトルドには密かに捜査を続けることを伝えてほしいと語る。
「何をお考えなのか、一端でも教えていただけますか」
アルミオが問うとエレナが射殺すような視線を向けてきたが、クレーリアは微笑みで宥めた。
「アポンテ子爵がどのように遺体を処理するかはわかりませんが……おそらくこの件、子爵が関わっています」
証拠はないが、彼がわざわざ王城を出てまであの場所に自ら出向いたこと自体が奇妙です。証拠品があれば置いていけ、と念を押したことも気になります。
「では、ロザリンダ様は……」
「証拠があるわけでは無いので、迂闊に動くことはできません。ですが、かなりずさんなやり方であるのは間違いありません。どこかで尻尾を掴むことはできるはずです」
まだ情報は足りない。
しかし、クレーリアは自信を見せている。
「大きなヒントを見つけました。これです」
エレナから受け取った書類には、先ほど現場でスケッチしたと思しき遺体の姿があった。
写し取ったかのように正確なそのスケッチの腹部に、腹部に靴底を写し取ったような形の跡があると絵と文字の両方で書かれている。一般男性としても大きな足跡だ。
「誤飲で亡くなった方の遺体、身体中に残った痣の中に同じように大きな、そして靴底の形が一致すると思われるものがありました」
騎士団の誤飲事件と、今回のロザリンダ誘拐は繋がっている。
クレーリアは遺体の再調査は必要だが、ほぼ核心に近いものがあると断言した。
それを見せないようにとアルミオは領兵たちと共に立ちふさがっていたが、アポンテ子爵はアルミオの肩越しに路地の奥を見て、舌打ちをする。
「ちっ、あの死体女め……」
あまりにもな言い方に文句を言いかけたアルミオだったが、それよりも先にアポンテ子爵の言葉がすらすらと出てきた。
「この奥で事件が起きたと聞いたので、確認に来たのだが……奥に誰かいるのか? まあ良い、さっさとどけ。ここはソアーヴェ侯爵領ではない。我々は正式に王都の守りを任されているのだ。優先権はこちらにあることくらい、田舎貴族でも理解できるだろう」
「く……」
道を譲らざるを得ないと判断し、アルミオはアポンテ子爵よりも先に路地の奥へとはいり、クレーリアたちに状況を伝えることにした。
「おい、現場を荒らすな」
アポンテ子爵の声掛けにも応じず、急ぎクレーリアに知らせることを優先する。貴族としては問題行動かも知れないが、あくまで主人はクレーリアなのだ。
「お嬢様。アポンテ子爵が現場の退去を求めています」
「アポンテ子爵が……」
クレーリアが立ち上がり、手袋を外したところでアポンテ子爵も馬を降りて現場へとやってきた。
ぞろぞろと兵士を連れた彼はクレーリアの存在を確認すると顔をしかめた。
「また死体いじりかね」
「現場検証中です。ご退去を」
「それはできかねる。この事件は王都内。しかも貴族街で発生した件であるから、ここは我々の管轄だ。しかも……」
アポンテ子爵は遺体から脱がされた衣服を見て鼻を鳴らした。
「どうやら死体は平民のようだ。貴族間の争いごとならいざ知らず、ソアーヴェ侯爵家の出番は無い」
「調査はまだ終わっていません」
「調査そのものの必要が無い、と言っている。これ以上は王都の治安を乱す行為とみなす。早急に立ち去られよ」
「……仕方ありません」
ここにカルロスがいれば良かったかもしれないが、押し問答をしていても仕方がない。ソアーヴェ侯爵家なら良いが、パスクヮーリ子爵家の件が知られるとどのように吹聴されるかわからない。
「お嬢様……」
「ここは退きましょう。後でお父様を通じて遺体の解剖ができるように手配してもらいましょう」
イルダとエレナも不満気ではあったが口に出すことは無く、渋々と道具を片付けていく。
その際、エレナが遺体に布を掛けようとしたのを、アポンテ子爵が止めた。
「やめたまえ。それ以上死体に触れるな」
びくり、と手を止めたエレナを見て、クレーリアが言い返した。
「このままでは彼が不憫です。せめて身を隠す布をかけることくらい許されて当然でしょう」
「その男はもう死んでいる。そのうえ平民だぞ? そのような手間をかける必要もない。さっさと立ち去れ」
クレーリアは大きなため息をついた。
「死者への敬意というものを持ち合わせていないのですか。それでも王国貴族なのですか?」
「私は誰よりも王国貴族たらんと常に意識している。それに死者への敬意と言うなら、死体を切り刻む貴女の方が余程敬意を知らぬのではないか?」
家柄で言えばクレーリアはアポンテよりもはるかに上位なのだが、貴族家当主とその家族では扱いが違う。
しかしアルミオはこの会話を聞きながらアポンテ子爵の考えが奇妙だと感じていた。
現状、ソアーヴェ侯爵家の跡取りはクレーリアで間違いない。継承が恙なく行われたとき、自分の立場が危ういとは考えないのだろうか。
「クレーリア様。どうか我儘は言わないでいただきたい。私は自らの職務を全うしたいと言っているだけですよ」
「……わかりました。ここは退きましょう」
クレーリアはこれ以上の抵抗は無駄だと判断したのか、会話を打ち切った。これ以上言葉を交わす必要などない、とばかりに双子を連れて路地を出た。
「待ちたまえ。死体が持っていたものは全て置いていきたまえよ」
「ご安心を」
長い髪を翻し、くるりと振り返ったクレーリアはにこりと笑った。
「彼は何も持っておりませんでした。気になるなら衣服も調べられては? では、ごきげんよう」
アルミオや他の領兵たちにも声をかけたクレーリアは、侯爵邸ではなく王城へと戻ることにした。
「お嬢様……」
「わかっています。放っておいて構いません」
城に戻る際に、アポンテ子爵の取り巻きから一人がこっそりと尾行してきたことに気付いたアルミオの進言を、クレーリアは捨ておくようにと命じた。
「誰かベルトルドさんを王都入り口で出迎えて、鑑識の人たちと王都屋敷で待機するように伝えてください」
クレーリアはその間にカルロスと落ち合い、話をしたいと語った。
「アルミオさんは、私と共に迎賓館に戻りましょう。陛下にはお父様からお話をしていただいて、可能なら夕食の席に同席してもらいます」
「俺が……? その、よろしいのですか?」
「やっていただきたいことがあります」
クレーリアは再び王城内へ入り、迎賓館に入るとアルミオに尾行の有無をチェックさせた。
どうやら遠くから様子を窺っているだけで、聞き耳を立てているというわけではないらしいとわかると、クレーリアはアルミオ以外の護衛に父親である侯爵への言伝を頼んだ。
「三名、それぞれバラバラの方向に出てください。尾行がついてこなかった人がお父様へ伝言をお願いします。尾行された人は……屋敷に戻って構いません」
その場合は鑑識の者たちにいつでも動けるように待機して欲しいこと、ベルトルドには密かに捜査を続けることを伝えてほしいと語る。
「何をお考えなのか、一端でも教えていただけますか」
アルミオが問うとエレナが射殺すような視線を向けてきたが、クレーリアは微笑みで宥めた。
「アポンテ子爵がどのように遺体を処理するかはわかりませんが……おそらくこの件、子爵が関わっています」
証拠はないが、彼がわざわざ王城を出てまであの場所に自ら出向いたこと自体が奇妙です。証拠品があれば置いていけ、と念を押したことも気になります。
「では、ロザリンダ様は……」
「証拠があるわけでは無いので、迂闊に動くことはできません。ですが、かなりずさんなやり方であるのは間違いありません。どこかで尻尾を掴むことはできるはずです」
まだ情報は足りない。
しかし、クレーリアは自信を見せている。
「大きなヒントを見つけました。これです」
エレナから受け取った書類には、先ほど現場でスケッチしたと思しき遺体の姿があった。
写し取ったかのように正確なそのスケッチの腹部に、腹部に靴底を写し取ったような形の跡があると絵と文字の両方で書かれている。一般男性としても大きな足跡だ。
「誤飲で亡くなった方の遺体、身体中に残った痣の中に同じように大きな、そして靴底の形が一致すると思われるものがありました」
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