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ep.003
バーボンには早過ぎる
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朝8時、いつもと同じ目覚め。
自宅が職場のフリーランスは、良くも悪くも通勤時間が0分な上、特に営業時間を定めているわけでもないから、何らかのアポが入ってない限り何時に起きようが構わないし、事によっちゃ一日中ベッドでぬくぬくしている事も出来る。
とはいえこれでも社会の一員なので、それなりに常識的な時間…クライアントの会社が始まる頃には形だけでも仕事の体制は整えている。
しかし今日は祝日である…日曜日はどうかすると仕事絡みの電話も来るが、連休の祝日は殆ど来ない。つまり仕事の体制を整えなくても構わない日ではある。
とはいえ抱えている案件があれば家でじっくり取り組める貴重な日でもあるのだが、幸か不幸か今はクライアントからの連絡待ち状態。
「さてと…どうするかな…」
一通り朝の身支度を整えた後、デスクに向かって思案投首。
"そういえば最近、昼酒場か流行ってるらしいな…。たまにはぶらぶら梯子酒と洒落込むか。"
ハンガーにかかりっぱなしのシャツとジーンズに着替え、旗日の静かな街からガラガラの電車に乗り込み、都内の繁華街へ。
流石に賑やかな街は休みの昼前でも賑やかだ。あちらこちらで嬌声なのか歓声なのか、ハイトーンな女性の声が響く。
そんな喧騒を抜けて、目星をつけていた安酒場へ潜り込む。以前、とある編集者に教えてもらった店だ。飲み物も食べ物も一律390円のサンキュー酒場、24時間営業の吹き溜まり。
薄暗い店内には、これまた薄汚い短冊メニューが所狭しと貼られ、床は何となく粘り気を感じる…センベロとか安酒場、立飲みが流行っているとはいえ、今の人たちには決してうけない、取り残された店。だから客層も時代に取り残された人たち。
壁伝いのカウンターに陣取り、ハムカツとバーボンソーダ。バーボンは薄汚れた壁に不似合いな真新しいポスターのジムビームらしい。
今時珍しい薄いハムカツに、ジムビームのソーダ割りが実に会う。
これに限らず、バーボンには洋邦問わずジャンクフードが実に合うのだ。多分そこら辺も俺がバーボン好きな理由なんだろうが。
結局、三杯ほどソーダ割りをやっつけ、店を後にした。
とはいえ時間はまだやっと時分どき…さて、どうしたものか…。
自宅が職場のフリーランスは、良くも悪くも通勤時間が0分な上、特に営業時間を定めているわけでもないから、何らかのアポが入ってない限り何時に起きようが構わないし、事によっちゃ一日中ベッドでぬくぬくしている事も出来る。
とはいえこれでも社会の一員なので、それなりに常識的な時間…クライアントの会社が始まる頃には形だけでも仕事の体制は整えている。
しかし今日は祝日である…日曜日はどうかすると仕事絡みの電話も来るが、連休の祝日は殆ど来ない。つまり仕事の体制を整えなくても構わない日ではある。
とはいえ抱えている案件があれば家でじっくり取り組める貴重な日でもあるのだが、幸か不幸か今はクライアントからの連絡待ち状態。
「さてと…どうするかな…」
一通り朝の身支度を整えた後、デスクに向かって思案投首。
"そういえば最近、昼酒場か流行ってるらしいな…。たまにはぶらぶら梯子酒と洒落込むか。"
ハンガーにかかりっぱなしのシャツとジーンズに着替え、旗日の静かな街からガラガラの電車に乗り込み、都内の繁華街へ。
流石に賑やかな街は休みの昼前でも賑やかだ。あちらこちらで嬌声なのか歓声なのか、ハイトーンな女性の声が響く。
そんな喧騒を抜けて、目星をつけていた安酒場へ潜り込む。以前、とある編集者に教えてもらった店だ。飲み物も食べ物も一律390円のサンキュー酒場、24時間営業の吹き溜まり。
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壁伝いのカウンターに陣取り、ハムカツとバーボンソーダ。バーボンは薄汚れた壁に不似合いな真新しいポスターのジムビームらしい。
今時珍しい薄いハムカツに、ジムビームのソーダ割りが実に会う。
これに限らず、バーボンには洋邦問わずジャンクフードが実に合うのだ。多分そこら辺も俺がバーボン好きな理由なんだろうが。
結局、三杯ほどソーダ割りをやっつけ、店を後にした。
とはいえ時間はまだやっと時分どき…さて、どうしたものか…。
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