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第一章
朝食
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朝になって目が覚めると、夢での出来事はハッキリと覚えていて……。
ううん。夢と言うよりは体験しているようだった。
そんなはずはないと強く言い聞かせるも、信じきれない自分がいるのも確か。
心のどこかで引っかかっていたのだろうか?容姿が醜いというだけであの仕打ち……。
それでも私は、友愛を信じたかったから。
このタイミングで、あんな夢を視るなんて都合が良すぎる。
「どうして……?こんな夢を視せたの」
こんな芸当が出来るのは一人だけ。
ベッドの横に腰掛け、細く長い指が私の頬に触れていた。
シェイドは答えてはくれない。
代わりに、いつも私が食べていた日本食がテーブルに並ぶ。
ご飯とお味噌と卵焼きとサラダ。近くのスーパーで買うティーパックの緑茶も。
私が頭を抱えて悩んでいるのに、シェイドはカーテンを開けて日差しを差し込ませた。
眩しくてつい目を細める。
外で護衛をしていたキースはノックをして私の返事を待った。
中に入ればよかったんだけど真面目で頑固なキースは、レディの眠る部屋に足を踏み入れるのは死罪に値すると力説。
有無を言わせぬ迫力に、そうなんだと納得。
シェイドは人間じゃないからそのルールの適用外。
広いとはいえここはワンルーム。寝室も台所も全部同じ空間にある。
元は離れという名の物置小屋だからね。自然とそうなるよね。ここを改造でもしない限り。
シェイドの力を使えば二階建て三階建てにもなる。
ちょこっと元の形を変えても、お叱りはないと言われたけども。
王族所有の建造物なわけだし、勝手なことをするのは気が引ける。
「おはようございます、コトネ様。朝食をお持ちしました」
「そんな冷めた物を食わせるつもりか」
ここに移ったばかりで食材はなく、王宮の厨房で作ってから運んで来ると温かさはなくなる。
しかも零さないよう慎重に運ぶため尚更。
信用のなくなった料理長ではなくラヴィが作ってくれたご飯。
キースから報告を受けた陛下は、料理長への処分を決めた。
もう一度だけチャンスを欲しいと土下座をしたおかけで、即刻クビは免れたとはいえ厨房では肩身の狭い思いをしている。
カイザー様に命じられるまま私の食事に手を加えたことは紛れもない事実。逆らえないならせめて、陛下に相談すべきだったと。
私も謝罪はされたけど、キースに絶対許すなと念を押された。カイザー様もだけど、料理長も罪は重い。
残飯だったとはいえ、冷たく固いパンでも美味しさはあった。
この国の食べ物はどんな状態であっても美味しいのだ。
「殿方は部屋を出て下さい」
朝食の前に着替え。
寝巻きのまま食べるのは私にとっては普通でも、この世界ではそうでもない。
起きたらすぐに着替えなければならない。
今までは私一人、部屋に閉じ込められ……一人で生活していたから好きなタイミングで着替えられたし、何なら寝巻きでご飯食べていた。
──誰に会うわけでもなかったしね。
侍女がつくと、これまでと同じってわけにはいかなくなる。
キースはすぐに出たのにシェイドは動く気配がない。
「シェイド様。コトネ様は今から着替えますので、こちらから声をかけるまで外に出ていて下さい」
「なぜだ?」
確かにシェイドは人間ではないため人間のルールが適用外だとしても、生物学的には男に分類される。
そのシェイドが私の着替え中に私と同じ部屋にいるなんて許されるわけもなく、キランと目を光らせたラヴィに追い出された。
私達の中で一番強いのラヴィだ。なるべく怒らせないようにしなきゃ。
もしかして明日からも、この攻防は続くのだろうか。
私からシェイドにお願いしたら、余計な時間も手間もかからないはず。
シンプルな服に着替えて、外にいる二人に声をかけた。
シェイドは若干不貞腐れててムスッとしてる。
礼儀正しいキースは一礼して部屋に入った。
「あ、キース。それも食べるから置いておいて」
キースの持ってきた食事を下げようとするから慌てて止めた。
「そんな……!!ご無理はなさらず。こちらは残してもらって大丈夫なので」
「私のために作ってくれたんでしょ。それなのに残すなんてもったいない」
私の体型は食べ過ぎが原因で丸みを帯びてる。最近では量を控えているとはいえ元大食いからしてみれば、これぐらいどうってことない。
むしろ私のために作ってくれたのであれば、お腹を破裂させてでも食べ切らなくては。
「シェイド。これ食べたら説明してもらうから」
「見たものが全てなんだがな」
小さなため息をついた。
呆れている様子はないけど、見たままの現実を受け入れない私が信じられない様子。
「キースとラヴィも一緒に食べよ」
「主と卓を囲むなんて許されておりません」
「お気持ちだけ、頂戴しておきます」
確かに食事は一人分だけ。二人はいつ何を食べるんだろ。
朝食は一日の元気の源なのに。
せっかくの美味しいご飯も、一人で食べると味気ないんだよな。
この国の主食はパンであり、和菓子同様にお米も存在しない。
珍しい物でも見るかのような視線がお米から外れなかった。
気になるなら一緒に食べたらいいのに。
体に穴が開くほど見られていると食べづらい。
「いただきます」
手を合わせると、二人は私の行動を不思議がっていた。
つくづく実感する。ここは私のいた世界とは違うのだと。
命を頂くことへの感謝する習慣がないのはちょっと寂しい。
言葉の意味も含めて説明すると伝わった。
食べることが当たり前に感じていたけど、命を繋いでくれていたのは動物の命や大地の恵みのおかげ。
決して人間だけで生きているわけじゃない。
懐かしい日本食に感動しながらもラヴィの料理にも手を伸ばした。
これまた美味しいのなんのって。
王宮だし高級食材を使っているにしても、この一品だけで一万円は取れる。
繊細な味って言うのかな。しつこくなくて後味も良い。
ぶっちゃけ朝からステーキとか重っ!って思ったけど、こんなアッサリしてて口に入れた瞬間とろけてしまうのなら全然アリ。
一体何のお肉だろ。
「ねぇラヴィ。このお肉って」
「そちらはカイザー様の朝食の肉を分けてもらいました」
「分けて?」
「はい。快く分けてくれました」
キラッキラの笑顔。
人を疑いすぎるのもよくないからね。うん。信じよう。
だってまさか、ねぇ……?黙って持って来るわけないし。
どうか王宮が騒ぎになっていませんように。
願っているとシェイドはとニヤリと笑った。
その笑みが意味することは……。
頭の中に流れてくるのは怒り荒れ狂うカイザー様。
これってまさか今の王宮での出来事?
これから導き出せる答えは一つ。
無断で勝手に持ってきた。
朝食のメニューは咲夜から伝えられていて、楽しみにしていたようだ。
心の中でラヴィを勇者と讃えた。
淡々として表情も読みずらいけど、嫌いな人はとことん嫌うタイプ。ある意味、わかりやすい性格。
私に気を遣わせないため嘘をついたのだろうけど、その行動にちょっとした復讐も込められている。
正直なとこスカッとはしたけど、ラヴィが責められでもしたら私がやらせたことにしてでも守らないと。
実際に食べてるのは私だしね。
「ところでさ。これって何のお肉?」
「ケルベロスです」
「……え?ごめん。よく聞こえなかった」
「森に生息するケルベロスの肉ですよ」
「ケルベロスってもしかして魔物の……?」
「やはりご存知なかったのですね」
異世界召喚。精霊王。魔法。
この三点から、もしかしたらと予想はしていた。
そんな話を聞かないから思い過ごしと安心していたのに。
朝ご飯を食べながらキースによるグランロッド国講座が始まった。
ううん。夢と言うよりは体験しているようだった。
そんなはずはないと強く言い聞かせるも、信じきれない自分がいるのも確か。
心のどこかで引っかかっていたのだろうか?容姿が醜いというだけであの仕打ち……。
それでも私は、友愛を信じたかったから。
このタイミングで、あんな夢を視るなんて都合が良すぎる。
「どうして……?こんな夢を視せたの」
こんな芸当が出来るのは一人だけ。
ベッドの横に腰掛け、細く長い指が私の頬に触れていた。
シェイドは答えてはくれない。
代わりに、いつも私が食べていた日本食がテーブルに並ぶ。
ご飯とお味噌と卵焼きとサラダ。近くのスーパーで買うティーパックの緑茶も。
私が頭を抱えて悩んでいるのに、シェイドはカーテンを開けて日差しを差し込ませた。
眩しくてつい目を細める。
外で護衛をしていたキースはノックをして私の返事を待った。
中に入ればよかったんだけど真面目で頑固なキースは、レディの眠る部屋に足を踏み入れるのは死罪に値すると力説。
有無を言わせぬ迫力に、そうなんだと納得。
シェイドは人間じゃないからそのルールの適用外。
広いとはいえここはワンルーム。寝室も台所も全部同じ空間にある。
元は離れという名の物置小屋だからね。自然とそうなるよね。ここを改造でもしない限り。
シェイドの力を使えば二階建て三階建てにもなる。
ちょこっと元の形を変えても、お叱りはないと言われたけども。
王族所有の建造物なわけだし、勝手なことをするのは気が引ける。
「おはようございます、コトネ様。朝食をお持ちしました」
「そんな冷めた物を食わせるつもりか」
ここに移ったばかりで食材はなく、王宮の厨房で作ってから運んで来ると温かさはなくなる。
しかも零さないよう慎重に運ぶため尚更。
信用のなくなった料理長ではなくラヴィが作ってくれたご飯。
キースから報告を受けた陛下は、料理長への処分を決めた。
もう一度だけチャンスを欲しいと土下座をしたおかけで、即刻クビは免れたとはいえ厨房では肩身の狭い思いをしている。
カイザー様に命じられるまま私の食事に手を加えたことは紛れもない事実。逆らえないならせめて、陛下に相談すべきだったと。
私も謝罪はされたけど、キースに絶対許すなと念を押された。カイザー様もだけど、料理長も罪は重い。
残飯だったとはいえ、冷たく固いパンでも美味しさはあった。
この国の食べ物はどんな状態であっても美味しいのだ。
「殿方は部屋を出て下さい」
朝食の前に着替え。
寝巻きのまま食べるのは私にとっては普通でも、この世界ではそうでもない。
起きたらすぐに着替えなければならない。
今までは私一人、部屋に閉じ込められ……一人で生活していたから好きなタイミングで着替えられたし、何なら寝巻きでご飯食べていた。
──誰に会うわけでもなかったしね。
侍女がつくと、これまでと同じってわけにはいかなくなる。
キースはすぐに出たのにシェイドは動く気配がない。
「シェイド様。コトネ様は今から着替えますので、こちらから声をかけるまで外に出ていて下さい」
「なぜだ?」
確かにシェイドは人間ではないため人間のルールが適用外だとしても、生物学的には男に分類される。
そのシェイドが私の着替え中に私と同じ部屋にいるなんて許されるわけもなく、キランと目を光らせたラヴィに追い出された。
私達の中で一番強いのラヴィだ。なるべく怒らせないようにしなきゃ。
もしかして明日からも、この攻防は続くのだろうか。
私からシェイドにお願いしたら、余計な時間も手間もかからないはず。
シンプルな服に着替えて、外にいる二人に声をかけた。
シェイドは若干不貞腐れててムスッとしてる。
礼儀正しいキースは一礼して部屋に入った。
「あ、キース。それも食べるから置いておいて」
キースの持ってきた食事を下げようとするから慌てて止めた。
「そんな……!!ご無理はなさらず。こちらは残してもらって大丈夫なので」
「私のために作ってくれたんでしょ。それなのに残すなんてもったいない」
私の体型は食べ過ぎが原因で丸みを帯びてる。最近では量を控えているとはいえ元大食いからしてみれば、これぐらいどうってことない。
むしろ私のために作ってくれたのであれば、お腹を破裂させてでも食べ切らなくては。
「シェイド。これ食べたら説明してもらうから」
「見たものが全てなんだがな」
小さなため息をついた。
呆れている様子はないけど、見たままの現実を受け入れない私が信じられない様子。
「キースとラヴィも一緒に食べよ」
「主と卓を囲むなんて許されておりません」
「お気持ちだけ、頂戴しておきます」
確かに食事は一人分だけ。二人はいつ何を食べるんだろ。
朝食は一日の元気の源なのに。
せっかくの美味しいご飯も、一人で食べると味気ないんだよな。
この国の主食はパンであり、和菓子同様にお米も存在しない。
珍しい物でも見るかのような視線がお米から外れなかった。
気になるなら一緒に食べたらいいのに。
体に穴が開くほど見られていると食べづらい。
「いただきます」
手を合わせると、二人は私の行動を不思議がっていた。
つくづく実感する。ここは私のいた世界とは違うのだと。
命を頂くことへの感謝する習慣がないのはちょっと寂しい。
言葉の意味も含めて説明すると伝わった。
食べることが当たり前に感じていたけど、命を繋いでくれていたのは動物の命や大地の恵みのおかげ。
決して人間だけで生きているわけじゃない。
懐かしい日本食に感動しながらもラヴィの料理にも手を伸ばした。
これまた美味しいのなんのって。
王宮だし高級食材を使っているにしても、この一品だけで一万円は取れる。
繊細な味って言うのかな。しつこくなくて後味も良い。
ぶっちゃけ朝からステーキとか重っ!って思ったけど、こんなアッサリしてて口に入れた瞬間とろけてしまうのなら全然アリ。
一体何のお肉だろ。
「ねぇラヴィ。このお肉って」
「そちらはカイザー様の朝食の肉を分けてもらいました」
「分けて?」
「はい。快く分けてくれました」
キラッキラの笑顔。
人を疑いすぎるのもよくないからね。うん。信じよう。
だってまさか、ねぇ……?黙って持って来るわけないし。
どうか王宮が騒ぎになっていませんように。
願っているとシェイドはとニヤリと笑った。
その笑みが意味することは……。
頭の中に流れてくるのは怒り荒れ狂うカイザー様。
これってまさか今の王宮での出来事?
これから導き出せる答えは一つ。
無断で勝手に持ってきた。
朝食のメニューは咲夜から伝えられていて、楽しみにしていたようだ。
心の中でラヴィを勇者と讃えた。
淡々として表情も読みずらいけど、嫌いな人はとことん嫌うタイプ。ある意味、わかりやすい性格。
私に気を遣わせないため嘘をついたのだろうけど、その行動にちょっとした復讐も込められている。
正直なとこスカッとはしたけど、ラヴィが責められでもしたら私がやらせたことにしてでも守らないと。
実際に食べてるのは私だしね。
「ところでさ。これって何のお肉?」
「ケルベロスです」
「……え?ごめん。よく聞こえなかった」
「森に生息するケルベロスの肉ですよ」
「ケルベロスってもしかして魔物の……?」
「やはりご存知なかったのですね」
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