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第一章
精霊王とバルク家
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「ということで、近々、ユア殿から攻撃を仕掛けられるかもしれませんのでご用心下さい」
何の連絡もなく突然やってきた神官長は、それはそれは眩しい笑顔で言った。
心なしか晴れやかだ。
私の元に来る途中で友愛の侍女に見つかり、半ば強引に連れて行かれてしまったらしい。
昨日の今日ということもあり、聖女を名乗り、偽の奇跡を起こしたことを謝るのであれば、カイザー様の暴走という形で罪を不問にするか考えてあげても良かったとか。
まぁ、考える時点で許すつもりないんだろうけど。
てかさぁ、友愛は何してるのさ。
いくら神官長を傍に置きたいからって、襲われたと嘘をつくなんてやりすぎ。
全面的に友愛の言葉を信じて疑わないカイザー様のことだ。後日、正式に捕まえに来るよ。
神官長のことだし、完膚なきまでに論破するだろうから心配はないだろうけど。
神殿を敵に回すなんてこと、カイザー様を王にしたい周りの人は止めるはず。
報告を終えた神官長は、馴染みのない緑茶に臆することなく口を付けた。
普通なら未知の物を口にするなんて恐怖しかないはずなのに。
色々と突っ込みどころ満載ではあるけど、なぜか私よりキースのほうが驚きが隠せていない。
「こ、婚約……?」
声に震えがある。人がこんなにも動揺するところを初めて見た。
「お断りされてしまいましたが」
こっちはこっちでキースをからかってるようにも見える。
キースと目が合うと、ブワッと顔を真っ赤にしながら部屋を出て行ってしまった。
──え、何……?何で?
シェイドはムスッとした表情で、ラヴィはクスッと笑った。神官長は……不敵な笑みを浮かべて一人手に閉まっていく扉を見つめている。
「もういい。貴様らも出て行け」
追い払うようにシッシッと手を振る。
ラヴィが即座に退室するのに対し、神官長は座ったまま。
「バルク家の当主。貴様にも言ったのだが、聞こえなかったようだな」
「私はまだ当主ではありません」
「心音が私の愛し子と知った上での婚約の申し出か?」
お互いがお互いのことしか口にしないから、会話として成立してない。
シェイドの不機嫌さは充分に伝わっているはずなのに、どこか余裕を感じさせる神官長。
空気が重い。窓でも開けたらちょっとはマシになるかな。
緊迫が走るこの状況で物音一つでも立てたら、緊張感が台無し。
「心音。すまないが席を外してくれるか?」
本当に申し訳なさそうな顔をされると出るしかない。
離れは私の部屋。私が家主である。
その私を一時的に追い出すのは気が引けるのか。
シェイドは私に対してだけはすごく誠実でいてくれる。
外にはキースとラヴィがいるから、出ることは問題ない。
王宮でやらかしたばかりの友愛が、私の元に使いの人を寄越すはずもないし。
珍しい組み合わせに何を話すのか気になったけど、盗み聞きはしない。
教えてくれるなら後で話してくれるはず。もし話せないのなら、私から聞くこともしない。
適度な距離感というのは大事だよね。
呼ばれるまで暇だし、ジョギングでもしようかな。同じとこをグルグル回るだけだけど。
景色が変わらないのはつまらないけど、学校の持久走だと思えばいい。
いきなり走るのは危険だから、入念にストレッチはする。
これでもね、少しは体が柔らかくなった。
毎日続けるって大事だね。継続は力なり。
「コトネ様?何をしているのですか?」
ストレッチをしていると後ろから声をかけられた。
神官長が首を傾げてると、ちょっと可愛いな。
「運動の前の準備運動です」
「体を動かすのが好きなのですか」
「そうじゃなくて。ダイエット……」
くぅぅ、恥ずかしいな、もう。
「コトネ様はそのままでも魅力的なのに痩せたいのですか?」
細身の人ばかり見てるから、美的センスとか、そういうのバグってない?
「というか、シェイドとの話は終わったんですか」
「ええ。まぁ、話と言ってもコトネ様にちょっかいを出すなと怒られただけですが」
「そ、そう…ですか」
聞かなきゃ良かった。
顔が熱いのを誤魔化したいけど、何も指摘されてないのに口を開けば意識してると思われる。
「私は本当にコトネ様と結婚したいと思っているのですがね」
シェイドに釘を刺されたはずなのにまだ諦めていない。
なぜ、私なのだろうか。
神官長に関しては代々、秘密を守るべく結婚してきた家門が存在しているのに。
贅沢は言わない。せめて私が細身で少しの自信があれば、神官長の言葉を信じた。
「バルク家の次期当主」
後ろから、殺意と怒りを纏った声が神官長に投げかけられる。
ゆっくりと振り向く神官長はいつも通り余裕というか、シェイドの言葉を軽視してるように見えた。
実際にそんなことをしてるつもりはないんだろうけど、第三者からしたらそう見えるというだけ。
「私の気が変わらぬ内に消えろ」
オブラートに包んでいるものの直訳すれば「これ以上怒らせるならお前を殺す」
察しの良い神官長は隠された言葉の意味に気付き、神殿に戻ることになった。
で、結局この人、何しに来たんだろ。お茶を飲んで世間話をしに来たわけではないはず。
だって神官長がそんな暇なわけないもん。
気持ちが落ち着いて戻ってきたキースはいつもと変わらない顔つき。ラヴィと一緒のところを見るに、説得されたか……説得されたんだな。
「お帰りですか?」
「ええ。このままでは命が危険もので」
「そうですか。では、お気を付けてお帰りを」
門までは送らないんだ。
ここからだと遠いし、キースと神官長の仲の悪さを考えれば普通。
ラヴィは私の専属侍女で、見送りのために傍を離れることはない。
シェイドの力を使えば一瞬で神殿に着くけど、使ってくれないだろうな。
ここに来る前、友愛のせいで被害を被っているし、楽を出来るとこは楽をして欲しかった。
シェイドと神官長は数秒間、目を合わせて、神官長がコクリとうなづいた。
──今、会話してたな。
「あ、そうそう。言い忘れるところでした。近々、早ければ明日……か、明後日には王宮から呼び出しがあると思われます」
「…………はい?」
「それではコトネ様。また呼び出された日に」
その理由を語ろうとはしない。
──呼び出しは確定してるのね。
私以外の四人は理由を知っているらしく、しばらく沈黙が流れた。
え、何。何で呼び出しくらうわけ。
何の連絡もなく突然やってきた神官長は、それはそれは眩しい笑顔で言った。
心なしか晴れやかだ。
私の元に来る途中で友愛の侍女に見つかり、半ば強引に連れて行かれてしまったらしい。
昨日の今日ということもあり、聖女を名乗り、偽の奇跡を起こしたことを謝るのであれば、カイザー様の暴走という形で罪を不問にするか考えてあげても良かったとか。
まぁ、考える時点で許すつもりないんだろうけど。
てかさぁ、友愛は何してるのさ。
いくら神官長を傍に置きたいからって、襲われたと嘘をつくなんてやりすぎ。
全面的に友愛の言葉を信じて疑わないカイザー様のことだ。後日、正式に捕まえに来るよ。
神官長のことだし、完膚なきまでに論破するだろうから心配はないだろうけど。
神殿を敵に回すなんてこと、カイザー様を王にしたい周りの人は止めるはず。
報告を終えた神官長は、馴染みのない緑茶に臆することなく口を付けた。
普通なら未知の物を口にするなんて恐怖しかないはずなのに。
色々と突っ込みどころ満載ではあるけど、なぜか私よりキースのほうが驚きが隠せていない。
「こ、婚約……?」
声に震えがある。人がこんなにも動揺するところを初めて見た。
「お断りされてしまいましたが」
こっちはこっちでキースをからかってるようにも見える。
キースと目が合うと、ブワッと顔を真っ赤にしながら部屋を出て行ってしまった。
──え、何……?何で?
シェイドはムスッとした表情で、ラヴィはクスッと笑った。神官長は……不敵な笑みを浮かべて一人手に閉まっていく扉を見つめている。
「もういい。貴様らも出て行け」
追い払うようにシッシッと手を振る。
ラヴィが即座に退室するのに対し、神官長は座ったまま。
「バルク家の当主。貴様にも言ったのだが、聞こえなかったようだな」
「私はまだ当主ではありません」
「心音が私の愛し子と知った上での婚約の申し出か?」
お互いがお互いのことしか口にしないから、会話として成立してない。
シェイドの不機嫌さは充分に伝わっているはずなのに、どこか余裕を感じさせる神官長。
空気が重い。窓でも開けたらちょっとはマシになるかな。
緊迫が走るこの状況で物音一つでも立てたら、緊張感が台無し。
「心音。すまないが席を外してくれるか?」
本当に申し訳なさそうな顔をされると出るしかない。
離れは私の部屋。私が家主である。
その私を一時的に追い出すのは気が引けるのか。
シェイドは私に対してだけはすごく誠実でいてくれる。
外にはキースとラヴィがいるから、出ることは問題ない。
王宮でやらかしたばかりの友愛が、私の元に使いの人を寄越すはずもないし。
珍しい組み合わせに何を話すのか気になったけど、盗み聞きはしない。
教えてくれるなら後で話してくれるはず。もし話せないのなら、私から聞くこともしない。
適度な距離感というのは大事だよね。
呼ばれるまで暇だし、ジョギングでもしようかな。同じとこをグルグル回るだけだけど。
景色が変わらないのはつまらないけど、学校の持久走だと思えばいい。
いきなり走るのは危険だから、入念にストレッチはする。
これでもね、少しは体が柔らかくなった。
毎日続けるって大事だね。継続は力なり。
「コトネ様?何をしているのですか?」
ストレッチをしていると後ろから声をかけられた。
神官長が首を傾げてると、ちょっと可愛いな。
「運動の前の準備運動です」
「体を動かすのが好きなのですか」
「そうじゃなくて。ダイエット……」
くぅぅ、恥ずかしいな、もう。
「コトネ様はそのままでも魅力的なのに痩せたいのですか?」
細身の人ばかり見てるから、美的センスとか、そういうのバグってない?
「というか、シェイドとの話は終わったんですか」
「ええ。まぁ、話と言ってもコトネ様にちょっかいを出すなと怒られただけですが」
「そ、そう…ですか」
聞かなきゃ良かった。
顔が熱いのを誤魔化したいけど、何も指摘されてないのに口を開けば意識してると思われる。
「私は本当にコトネ様と結婚したいと思っているのですがね」
シェイドに釘を刺されたはずなのにまだ諦めていない。
なぜ、私なのだろうか。
神官長に関しては代々、秘密を守るべく結婚してきた家門が存在しているのに。
贅沢は言わない。せめて私が細身で少しの自信があれば、神官長の言葉を信じた。
「バルク家の次期当主」
後ろから、殺意と怒りを纏った声が神官長に投げかけられる。
ゆっくりと振り向く神官長はいつも通り余裕というか、シェイドの言葉を軽視してるように見えた。
実際にそんなことをしてるつもりはないんだろうけど、第三者からしたらそう見えるというだけ。
「私の気が変わらぬ内に消えろ」
オブラートに包んでいるものの直訳すれば「これ以上怒らせるならお前を殺す」
察しの良い神官長は隠された言葉の意味に気付き、神殿に戻ることになった。
で、結局この人、何しに来たんだろ。お茶を飲んで世間話をしに来たわけではないはず。
だって神官長がそんな暇なわけないもん。
気持ちが落ち着いて戻ってきたキースはいつもと変わらない顔つき。ラヴィと一緒のところを見るに、説得されたか……説得されたんだな。
「お帰りですか?」
「ええ。このままでは命が危険もので」
「そうですか。では、お気を付けてお帰りを」
門までは送らないんだ。
ここからだと遠いし、キースと神官長の仲の悪さを考えれば普通。
ラヴィは私の専属侍女で、見送りのために傍を離れることはない。
シェイドの力を使えば一瞬で神殿に着くけど、使ってくれないだろうな。
ここに来る前、友愛のせいで被害を被っているし、楽を出来るとこは楽をして欲しかった。
シェイドと神官長は数秒間、目を合わせて、神官長がコクリとうなづいた。
──今、会話してたな。
「あ、そうそう。言い忘れるところでした。近々、早ければ明日……か、明後日には王宮から呼び出しがあると思われます」
「…………はい?」
「それではコトネ様。また呼び出された日に」
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