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第一章
目の当たりにした魔法
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翌日のアカデミーは面倒事になっていた。
私の机に死者を弔う黒い花が生けられている。
こんなバカみたいなことするのは限られていた。
犯人はヘレンに心酔しきっている男子生徒の誰か。
私を慕ってくれている女子生徒が問い詰めるも、証拠もなしに責められるのは納得がいかないと反論している途中。
彼女達も直接見たわけでもなく言葉に詰まる。
ただまぁ残念ながら、彼らの言い分も正しかった。
証拠はなく目撃者もいない。動機があり疑わしいというだけで犯人扱いするのは許される行為ではないのだ。
どんなに私のためを思ってくれていたとしても。
男子生徒のほとんどがニヤニヤして感情を隠さないものだから、問い詰めたい気持ちもよくわかる。
これを好機と見たヘレンは「犯人探しはしないよね?」なんて言い出した。
平等で優しい私なら出来心でやったことを、事を大事にして断罪するはずがないと確信を持っている。
嫌がらせレベルを超えたいじめを、なかったことにしろと言っているに等しい。
証拠がないのも事実だし、相手をするだけ時間の無駄。
私が何かするより証拠集めはシャロンに任せたほうがいい。
引き受けてくれるかしら。
「私が犯人を探してあげるよ。アリアナ嬢」
「ク、クラウス様!?なぜここに……。それよりもその恰好は……」
「アカデミーに編入することにしたからね。何も不思議じゃないだろ?」
ディーとクラウス様は同い年。通うことはおかしくはないけど、初日から目立ちすきなんじゃ。
ミステリアス王太子の登場に女子生徒は言葉を失い目がハートになる大惨事。
クラウス様が指を鳴らすと黒板がスクリーンとなり、今日の朝一番、教室に生徒が入ってきた瞬間が映し出された。
一人が廊下を見張り、もう一人が隠していた黒い花を机に置いた。人に見られる前にすぐさま教室を出て行く。
言い逃れが出来ないほど顔もバッチリ映っている。
──魔法ってすごい。
私の知識では魔法とは、大地を潤し人々に恩恵をもたらすもの。こんな使い方もあるなんて。
男子生徒は血の気の引いた顔で一歩ずつ後ずさる。教室から逃げられないように入り口は他の生徒に塞がれた。
言い訳をさせてあげてもいいけど、こんなにも確実な証拠があるのだから見逃しすつもりはない。
「彼らは君のためにこんな大それたことをやったようだ。ヘレン・ジーナ。まさか君がやらせたのか?」
「わ、私は知りません。彼らが勝手に……」
「これは一体どういうことだ?」
──嘘。彼は……。
二大公爵家のテオドール・アルファン小公爵。
入り口に立つ女子生徒に優しく声をかけ、教室に入ってきた。
どういうこと。彼は前世では休学していて、二年の終わり頃に隣国に留学したはず。
アルファン公爵家は我が家と同じでエドガーの派閥。王族の次に力の強い家門。
今でもその勢力は伸ばしつつある。
アルファン小公爵は花を握り潰し、棘で血を流すのも気にせず私に非を詫びた。
彼らはアルファン公爵の配下にあたる家柄。すなわちエドガー派でもある。
「私の休学中に大変失礼を致しました。彼らの処分は私に任せて頂けませんか」
「なるべく穏便に済ませてもらえると有難いですわ」
「突然現れて何なんですか!?彼らは伯爵家の子息ですよ!?」
ヘレンの教養のなさには呆れるを通り越して驚く。
せめて自分の味方ぐらいは覚えておきなさいよ。エドガーも青ざめている。
それでなくても他人の会話に割り込むだけでなく怒鳴りつけるなんて。
あまりの出来事に誰もがポカンとしている。
「自己紹介がまだでしたね。私はテオドール・アルファンと申します。以後お見知り置きを」
名前を聞いてもピンときていない。
自分の知らない名前に、下級だと見下すように「だから?」と答えた。
初めて受ける扱いにアルファン小公爵は珍しい者を見るかのような新鮮さを感じている。
いくら休学していたからといって、周りの反応から明らかにヘレンより身分が上であることはわかるだろうに。
──そうだ。そういうのは全部、私の仕事だ。
甘やかされたヘレンは勉強を雑用と勘違いして、取り組んだことはなかった。そんなのでも恥をかいてこなかったのは、私とカストとハンネスの誰かが傍にいて教えていたから。
挨拶の前に必ず名前と階級を教え、私が先に挨拶をすることでヘレンを助けていた。
それでもせめて、二つしかない公爵家の名前ぐらいは覚えておくべきだったんじゃないの。
国中の貴族の支持を集めても、アルファン家と手を取り合わなければ“確実”はなくなる。
私には関係のないことだけど。
身分差を弁えないヘレンの目を覚まさせてあげようとすると、ディーが息を切らせながら走ってきた。
誰かがディーに知らせてくれたんだ。私が大変な目に合っていると。
「状況の説明が必要ならしてあげようか?」
にこやかなクラウス様の声には少しの怒りが込められている。
発動するクラウス様の魔法。復学してきたアルファン小公爵。その手に黒い花。青ざめる男子生徒。ヘレンを蔑む空気。
全てを察したディーは「いい」と断った。
カルはカルで責任を感じてしまっている。教室内で起こる問題は管轄だと思っている。今回のことは誰にも予想出来ないアクシデント。
故にディーからのお咎めもない。
朝から疲れた。
二人の男子生徒の処分は、アルファン家から貸しているお金の全額回収で話しがついた。
事業が軌道に乗らない今から資金がなくなるのは相当の痛手。
可哀想なのは親の目が届かないこんな不始末の責任を取らされる彼らの家。
悪いと思わない形だけの謝罪なんて受け入れるつもりはなく、謝罪は拒否した。
私が許せば公爵家からの罰もなくなる。
どうして私が彼らを許してあげなければならないのか。後先考えずあんなことをした自業自得。
私の机に死者を弔う黒い花が生けられている。
こんなバカみたいなことするのは限られていた。
犯人はヘレンに心酔しきっている男子生徒の誰か。
私を慕ってくれている女子生徒が問い詰めるも、証拠もなしに責められるのは納得がいかないと反論している途中。
彼女達も直接見たわけでもなく言葉に詰まる。
ただまぁ残念ながら、彼らの言い分も正しかった。
証拠はなく目撃者もいない。動機があり疑わしいというだけで犯人扱いするのは許される行為ではないのだ。
どんなに私のためを思ってくれていたとしても。
男子生徒のほとんどがニヤニヤして感情を隠さないものだから、問い詰めたい気持ちもよくわかる。
これを好機と見たヘレンは「犯人探しはしないよね?」なんて言い出した。
平等で優しい私なら出来心でやったことを、事を大事にして断罪するはずがないと確信を持っている。
嫌がらせレベルを超えたいじめを、なかったことにしろと言っているに等しい。
証拠がないのも事実だし、相手をするだけ時間の無駄。
私が何かするより証拠集めはシャロンに任せたほうがいい。
引き受けてくれるかしら。
「私が犯人を探してあげるよ。アリアナ嬢」
「ク、クラウス様!?なぜここに……。それよりもその恰好は……」
「アカデミーに編入することにしたからね。何も不思議じゃないだろ?」
ディーとクラウス様は同い年。通うことはおかしくはないけど、初日から目立ちすきなんじゃ。
ミステリアス王太子の登場に女子生徒は言葉を失い目がハートになる大惨事。
クラウス様が指を鳴らすと黒板がスクリーンとなり、今日の朝一番、教室に生徒が入ってきた瞬間が映し出された。
一人が廊下を見張り、もう一人が隠していた黒い花を机に置いた。人に見られる前にすぐさま教室を出て行く。
言い逃れが出来ないほど顔もバッチリ映っている。
──魔法ってすごい。
私の知識では魔法とは、大地を潤し人々に恩恵をもたらすもの。こんな使い方もあるなんて。
男子生徒は血の気の引いた顔で一歩ずつ後ずさる。教室から逃げられないように入り口は他の生徒に塞がれた。
言い訳をさせてあげてもいいけど、こんなにも確実な証拠があるのだから見逃しすつもりはない。
「彼らは君のためにこんな大それたことをやったようだ。ヘレン・ジーナ。まさか君がやらせたのか?」
「わ、私は知りません。彼らが勝手に……」
「これは一体どういうことだ?」
──嘘。彼は……。
二大公爵家のテオドール・アルファン小公爵。
入り口に立つ女子生徒に優しく声をかけ、教室に入ってきた。
どういうこと。彼は前世では休学していて、二年の終わり頃に隣国に留学したはず。
アルファン公爵家は我が家と同じでエドガーの派閥。王族の次に力の強い家門。
今でもその勢力は伸ばしつつある。
アルファン小公爵は花を握り潰し、棘で血を流すのも気にせず私に非を詫びた。
彼らはアルファン公爵の配下にあたる家柄。すなわちエドガー派でもある。
「私の休学中に大変失礼を致しました。彼らの処分は私に任せて頂けませんか」
「なるべく穏便に済ませてもらえると有難いですわ」
「突然現れて何なんですか!?彼らは伯爵家の子息ですよ!?」
ヘレンの教養のなさには呆れるを通り越して驚く。
せめて自分の味方ぐらいは覚えておきなさいよ。エドガーも青ざめている。
それでなくても他人の会話に割り込むだけでなく怒鳴りつけるなんて。
あまりの出来事に誰もがポカンとしている。
「自己紹介がまだでしたね。私はテオドール・アルファンと申します。以後お見知り置きを」
名前を聞いてもピンときていない。
自分の知らない名前に、下級だと見下すように「だから?」と答えた。
初めて受ける扱いにアルファン小公爵は珍しい者を見るかのような新鮮さを感じている。
いくら休学していたからといって、周りの反応から明らかにヘレンより身分が上であることはわかるだろうに。
──そうだ。そういうのは全部、私の仕事だ。
甘やかされたヘレンは勉強を雑用と勘違いして、取り組んだことはなかった。そんなのでも恥をかいてこなかったのは、私とカストとハンネスの誰かが傍にいて教えていたから。
挨拶の前に必ず名前と階級を教え、私が先に挨拶をすることでヘレンを助けていた。
それでもせめて、二つしかない公爵家の名前ぐらいは覚えておくべきだったんじゃないの。
国中の貴族の支持を集めても、アルファン家と手を取り合わなければ“確実”はなくなる。
私には関係のないことだけど。
身分差を弁えないヘレンの目を覚まさせてあげようとすると、ディーが息を切らせながら走ってきた。
誰かがディーに知らせてくれたんだ。私が大変な目に合っていると。
「状況の説明が必要ならしてあげようか?」
にこやかなクラウス様の声には少しの怒りが込められている。
発動するクラウス様の魔法。復学してきたアルファン小公爵。その手に黒い花。青ざめる男子生徒。ヘレンを蔑む空気。
全てを察したディーは「いい」と断った。
カルはカルで責任を感じてしまっている。教室内で起こる問題は管轄だと思っている。今回のことは誰にも予想出来ないアクシデント。
故にディーからのお咎めもない。
朝から疲れた。
二人の男子生徒の処分は、アルファン家から貸しているお金の全額回収で話しがついた。
事業が軌道に乗らない今から資金がなくなるのは相当の痛手。
可哀想なのは親の目が届かないこんな不始末の責任を取らされる彼らの家。
悪いと思わない形だけの謝罪なんて受け入れるつもりはなく、謝罪は拒否した。
私が許せば公爵家からの罰もなくなる。
どうして私が彼らを許してあげなければならないのか。後先考えずあんなことをした自業自得。
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