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第二章
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アテナの成人となる誕生日まで半年を切り、いよいよ本格的に婚前旅行の計画を建てる時期に来た。
ネメシスの、というか辺境伯家の別荘も無難に予算が降り、建設が始まっている。田舎とはいえそこそこの規模の家だが建てるの自体は半月ほどで建つらしい……流石魔法文明の世界だ。調度品を購入し搬入・設置する方が時間がかかるようだ。
肝心のネメシス自体は例の出来事から一か月ほど経って、まだ辺境伯……母親の補佐をしているらしい。父親も順調に回復しているがまあそう簡単には来れないか。
ヘレネさん経由でこちらに来るラブレターでは元気な姿を聞かせてくれるが……子供の名前はどうしましょうとか、一人目の兆候もないのに十人は欲しいですわねとか言ってくる。まさか本当ににんっしんしてたりしてな。
……そうなったら外堀は完全に埋まってしまうな……無論妊娠云々が無くても逃げるつもりはないけど、アテナが言っていたように俺のハーレムが着々と形成されているな。
「……またエッチな事考えてるでしょ?」
……アテナがまた上目使いで覗き込んでくる。鋭いな。
因みに彼女も、アルテミスの方もにんっしんの傾向はない……ハーレム物で十人近い嫁と毎日のようにエッチを繰り返しても中々子供のこの字も見えない作品はあるが、その法則だったりして。
無論俺も考え無しに出したりしている訳ではない。いくら成人年齢が元の世界より若いとはいえ、アテナどころかネメシスの年齢でも出産となると母体にも子にも負担が大きいだろう。
とはいえコンドームもピルもない世界なので出産調整には月経把握の他、俺のアヤカート君が暴発する前に引き抜いたり、お口やお胸でやるしかない。最初期のコンドームは羊か何かの腸、だっけ?
でもアテナに
「出してもいいよ……アヤカートの子供、産みたいな……」
とか言われたら思いっきり出したくなる衝動に駆られるのはシカタナイネ。
アルテミスの方は……月経そのものが始まってなかったらしい^p^ よりタイーホ案件な気がするが異世界ですし(強調)、アルテミスに憑依された段階で年齢が止まるらしいので考えるのもアレだけどな。
エルフとシても白狼人族はにんっしんするのかと尋ねたが噛みつかれた。まぁ顔を背けながら
「白狼人族は言うた通りゴーストの様なもので、そもそも子孫を作るという概念がなく、同族も滅多に遭遇しないからな。
わ、ワシは今迄……し、シた事がなかった……なんじゃその意外そうな顔は?
基本憑依後の人間体は森や洞窟の奥で暮らすし、オークどもに襲われても返り討ちだしな。し、しみじみと安心した顔をするな! 頭を撫でるな! このケダモノどもめ!!」
……という訳らしい。女神に仕組みを聞くのも……野暮だから辞めといた。
ルナちゃんはすっかり回復し、今では村の年齢の近い子供たち(アテナの同僚の人の子供とか)と一緒に遊びまわれるほどに回復している。
俺もアテナも、姉妹というより子供を見ているような表情でその様子を見ている。まあ実際俺の元年齢だと、順当に結婚していればルナちゃんはおろかアテナ・ネメシス以上の年齢の子供がいてもおかしくは……考えないようにしよう。
夏が過ぎ、秋の気配が漂ってくる。四季折々の野菜や果物を味わいつつ、狩猟の他に村の仕事を手伝ったりしながら、平和な毎日が過ぎていく……。
……
トンテン、カンテン
トンテン、カンテン
シュッシュッ、シュッ
「……アヤカート、何を作ろうとしてるの?」アテナが俺が作る物を覗いてくる。
「うーん、家庭用の神殿、みたいなものかな? 前世、いや俺の故郷で確かこういうのを作って神様を祀っていた、気がするんだ」
「へー見事なものね……村で彫物をしてる人の所に弟子入りも出来るんじゃない?」
……俺は女神に言われた通り祭壇の様な物、を作ろうとしていた。どんな形がいいんだ?と聞いたがこの世界の創造神である女神にとってそこまで形等重要ではないらしい。
この国、ウィスも宗教に関しては比較的寛容で、国家に害をなすような邪教信仰でもない限り取り締まり対象にはならないらしい。
なもんで、俺の前世の記憶にあった神棚、みたいなのを再現しようとしていた。50㎤位の空間に神社みたいなミニチュアを置き、女神をかたどった像と灯篭、小さめの狛犬みたいなのも置く。
別に前世でフィギュア制作等していた訳じゃないが、エルフは木工芸術にも優れているせいか、脳内イメージに沿ってナイフや彫刻刀みたいなのを使って丁寧に仕上げられた。
「お前たちにも強制する訳じゃないが、食事の時は俺はこの像に祈ってから食べる事にする。まぁ何らかの御利益を期待するもんでもないがな」
……アテナの料理は下手な食堂よりも優れていると思うし、女神も納得するだろう。
「……よし、出来た。まあ宗教に拘りが無ければスレイの街の食堂でやったように食事前にこの女神像に感謝の祈りを捧げてやってくれ。」
「……おむね、おっきいね? ねめしすさまやへれねさんよりおっきいよ?」
ルナちゃんが俺の作った像を興味深そうに見てくる。ああ、多分に捧げられた供物の栄養が全部胸に行ってるんだろうね……。
「昔親交のあったエルフが作っていたものとはまた別の像じゃな。東方の国のサムライ? ニンジャだったか? の家系でそういう像を彫っている者がいた気がするな。」
アルテミスが懐かしそうに、今回も訪問予定のある東の島国の一族の話をする。まあこの女神を彫る、という事は多分にその一族は転生者の一族かもな。
そういえば訪問したい国には隣国やバーボ国も入ってたな……戦争が始まってしまうと入出国も制限されるかもだし気を付けねばな……まぁ緊急時は俺の技能で脱出するかもだが。
ネメシスの、というか辺境伯家の別荘も無難に予算が降り、建設が始まっている。田舎とはいえそこそこの規模の家だが建てるの自体は半月ほどで建つらしい……流石魔法文明の世界だ。調度品を購入し搬入・設置する方が時間がかかるようだ。
肝心のネメシス自体は例の出来事から一か月ほど経って、まだ辺境伯……母親の補佐をしているらしい。父親も順調に回復しているがまあそう簡単には来れないか。
ヘレネさん経由でこちらに来るラブレターでは元気な姿を聞かせてくれるが……子供の名前はどうしましょうとか、一人目の兆候もないのに十人は欲しいですわねとか言ってくる。まさか本当ににんっしんしてたりしてな。
……そうなったら外堀は完全に埋まってしまうな……無論妊娠云々が無くても逃げるつもりはないけど、アテナが言っていたように俺のハーレムが着々と形成されているな。
「……またエッチな事考えてるでしょ?」
……アテナがまた上目使いで覗き込んでくる。鋭いな。
因みに彼女も、アルテミスの方もにんっしんの傾向はない……ハーレム物で十人近い嫁と毎日のようにエッチを繰り返しても中々子供のこの字も見えない作品はあるが、その法則だったりして。
無論俺も考え無しに出したりしている訳ではない。いくら成人年齢が元の世界より若いとはいえ、アテナどころかネメシスの年齢でも出産となると母体にも子にも負担が大きいだろう。
とはいえコンドームもピルもない世界なので出産調整には月経把握の他、俺のアヤカート君が暴発する前に引き抜いたり、お口やお胸でやるしかない。最初期のコンドームは羊か何かの腸、だっけ?
でもアテナに
「出してもいいよ……アヤカートの子供、産みたいな……」
とか言われたら思いっきり出したくなる衝動に駆られるのはシカタナイネ。
アルテミスの方は……月経そのものが始まってなかったらしい^p^ よりタイーホ案件な気がするが異世界ですし(強調)、アルテミスに憑依された段階で年齢が止まるらしいので考えるのもアレだけどな。
エルフとシても白狼人族はにんっしんするのかと尋ねたが噛みつかれた。まぁ顔を背けながら
「白狼人族は言うた通りゴーストの様なもので、そもそも子孫を作るという概念がなく、同族も滅多に遭遇しないからな。
わ、ワシは今迄……し、シた事がなかった……なんじゃその意外そうな顔は?
基本憑依後の人間体は森や洞窟の奥で暮らすし、オークどもに襲われても返り討ちだしな。し、しみじみと安心した顔をするな! 頭を撫でるな! このケダモノどもめ!!」
……という訳らしい。女神に仕組みを聞くのも……野暮だから辞めといた。
ルナちゃんはすっかり回復し、今では村の年齢の近い子供たち(アテナの同僚の人の子供とか)と一緒に遊びまわれるほどに回復している。
俺もアテナも、姉妹というより子供を見ているような表情でその様子を見ている。まあ実際俺の元年齢だと、順当に結婚していればルナちゃんはおろかアテナ・ネメシス以上の年齢の子供がいてもおかしくは……考えないようにしよう。
夏が過ぎ、秋の気配が漂ってくる。四季折々の野菜や果物を味わいつつ、狩猟の他に村の仕事を手伝ったりしながら、平和な毎日が過ぎていく……。
……
トンテン、カンテン
トンテン、カンテン
シュッシュッ、シュッ
「……アヤカート、何を作ろうとしてるの?」アテナが俺が作る物を覗いてくる。
「うーん、家庭用の神殿、みたいなものかな? 前世、いや俺の故郷で確かこういうのを作って神様を祀っていた、気がするんだ」
「へー見事なものね……村で彫物をしてる人の所に弟子入りも出来るんじゃない?」
……俺は女神に言われた通り祭壇の様な物、を作ろうとしていた。どんな形がいいんだ?と聞いたがこの世界の創造神である女神にとってそこまで形等重要ではないらしい。
この国、ウィスも宗教に関しては比較的寛容で、国家に害をなすような邪教信仰でもない限り取り締まり対象にはならないらしい。
なもんで、俺の前世の記憶にあった神棚、みたいなのを再現しようとしていた。50㎤位の空間に神社みたいなミニチュアを置き、女神をかたどった像と灯篭、小さめの狛犬みたいなのも置く。
別に前世でフィギュア制作等していた訳じゃないが、エルフは木工芸術にも優れているせいか、脳内イメージに沿ってナイフや彫刻刀みたいなのを使って丁寧に仕上げられた。
「お前たちにも強制する訳じゃないが、食事の時は俺はこの像に祈ってから食べる事にする。まぁ何らかの御利益を期待するもんでもないがな」
……アテナの料理は下手な食堂よりも優れていると思うし、女神も納得するだろう。
「……よし、出来た。まあ宗教に拘りが無ければスレイの街の食堂でやったように食事前にこの女神像に感謝の祈りを捧げてやってくれ。」
「……おむね、おっきいね? ねめしすさまやへれねさんよりおっきいよ?」
ルナちゃんが俺の作った像を興味深そうに見てくる。ああ、多分に捧げられた供物の栄養が全部胸に行ってるんだろうね……。
「昔親交のあったエルフが作っていたものとはまた別の像じゃな。東方の国のサムライ? ニンジャだったか? の家系でそういう像を彫っている者がいた気がするな。」
アルテミスが懐かしそうに、今回も訪問予定のある東の島国の一族の話をする。まあこの女神を彫る、という事は多分にその一族は転生者の一族かもな。
そういえば訪問したい国には隣国やバーボ国も入ってたな……戦争が始まってしまうと入出国も制限されるかもだし気を付けねばな……まぁ緊急時は俺の技能で脱出するかもだが。
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