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第8話【エピローグ】
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「こんなもんかな、みんなご苦労様!」
ジャクレイは、武器庫への荷物運びを手伝った部下たちを労った。
一般兵の武器防具から、ジャクレイのコレクション武具、それに、薬草やら回復薬やらを、訳も聞かされず一心不乱に運ぶ作業であったが、誰も文句ひとつ言わずに遂行するあたり、ジャクレイとその部下たちの信頼関係は強く成り立っていることが分かる。
「悪いな、挨拶に来ただけなのに、手伝ってもらって」
「いえ! これも市民を守る一環なのであれば!!」
ビシッ! と、お手本のような敬礼。
金髪が似合う、小柄な女性だ。青い瞳を持つ彼女は、つい先ほどこの詰所を訪れたばかりだった。
武器庫の前で一息つきながら、ジャクレイが彼女に話し掛けた。
「西部の奴らから話は聞いてるぜ。俺の部下には、脛に傷がある奴も多い。気にせず居てくれて大丈夫だ、『ナツカ=ノワール』」
そういってジャクレイは、ナツカにウィンクをした。
大雑把で適当な性格と伺っていたが、それはジャクレイの気遣いなのだと思ったナツカ。彼女はジャクレイの心遣いに感謝した。
**********
ナツカは、憲兵の本部へ直接懇願に出向き、ビルガド西部でのワイロ問題による処遇を直談判していた。その結果、『自分は憲兵としてやっていきたい』という熱意が受け入れられ、形式上2ヶ月の謹慎の後、ここ、ハクノ区に転勤になることが決定したのだった。
そして、根が真面目な性格もあり、ナツカは正式な転属前に、事前に区長と総隊長に挨拶に伺った。するとどうだろう。
「なかなか……せ、先鋭的デザインの詰所だな……」
窓は全て吹き飛び、吹き曝しとなり、雨風は完全ウェルカム。
壁には所々にヒビが入り、少しの衝撃で崩れるのではと心配になる。
「なるほど、あえて窓を撤廃し外敵を中に招き入れ、建屋ごと鎮圧できる構造か……」
と、勝手にナツカは自分の推測に納得し、うんうん、と、詰所の入り口で頷いていた。
しかし、もちろんそんなことは無い。
無い扉をノックして彼女は詰所をのぞき込むと、中では怪我人の応対や、建屋の修繕や片づけに追われていた。
ここでやっと、ナツカは事の重大さに気が付いた。これは流石に挨拶どころの話ではない。と、自ら率先して、手伝いに走ったのだった。
**********
文字通り足の踏み場もないくらいに、武器庫には様々な道具が詰め込まれた。
「うっし。こんなもんだろ」
そういうとジャクレイが、懐から鍵を取り出し、武器庫を施錠した。爆発の影響で扉が歪んでいたためか、2,3度扉を開け閉めし、やっと閉じることができた。
「あ、あの、ちなみにこれは一体……」
「ん? 俺も知らん」
素朴な、正に直球の質問をナツカが投げつけるも、飄々とジャクレイは受け流した。
ナツカは続いて聞こうかと思ったが、なんとなくジャクレイの性格を察し、これ以上は尋ねなかった。
「助かったぜ。こんな意味不明な仕事を手伝ってくれて」
「総隊長殿のご命令とあらば!」
「あんまり堅苦しくなんなくていいぜぇ。嬉しいけどな!」
がっはっは、とあまり上品ではない感じでジャクレイは笑った。しかしナツカは、その笑い方には特に嫌悪感を抱かなかった。
なんとなく、この総隊長は信頼できる。と、感じていた。
「事情は聞いている。ハクノ区も、ひとりでも女性憲兵が欲しかったから、大助かりだ」
「わたしも、ここなら受け入れてくれると伺ってました」
ただ、『なぜ女性が必要なのか』とは、本部からも詳しく聞いていなかったが、その理由はジャクレイの口から直接発せられた。
「遊郭のトラブル……娼婦絡みのトラブルがどうしても多くてな! 女の悩みは女性が聞くに限る。男だと警戒されてたまらん」
「……え? しょ……娼婦……?」
「やれ、客をとられた、子ができた、〇〇〇されたとか。あと多いのは恋愛相談。客と娼婦の恋物語は、下手な三文小説なんかよりよっぽど面白いぜ、嫌になるほどにな。とにかく女性のデリケートな部分が人手不足!!」
まずい。
ナツカは、そっち方面にかなり疎い。恋愛経験や、ましてや男性経験なども無い。
本部に転属を掛け合った際に、間違った情報が伝わったのか。それとも、本部も意図してこの配属にしたのか。
「え、え、ぜ、善処します……」
ナツカは、将来の不安に顔を青ざめつつも、今後取り組む仕事内容に、今度は顔を真っ赤に火照らせながら答えた。
「……っと、休憩はこれくらいかな」
気づいたら先程まで荷物運びをしていた衛兵たちは、既に新たな仕事を見つけ動いていた。
ジャクレイの指示なくとも、ここの憲兵は自らの『やるべきこと』が判っているのだ。
なんとなくつかみどころがないジャクレイであるが、部下たちを信頼し、それをまとめ上げている。そしてここは、ジャクレイに認められた、非常に優秀な憲兵たちが集められていた。
「……掴み続ける。そう決めたんだ」
この高レベルな部隊の中で、今後、私はやっていけるだろうか。そんな一瞬の不安がナツカの頭によぎったが、すぐにこの言葉を思い出した。
あのとき、勇者アイサックに励まされた言葉を胸に、ナツカはこの街にやってきた。
「頑張ります!」
ビシッ! と、再度敬礼を正し、大きな声でナツカは返事した。
「いいね、そのクソ真面目な性格、逆に好感度高いぜ」
ニヤリ、とジャクレイは笑った。整った顔立ちのニヒルな笑みは、多くの女性を虜にしている。
ちょっと、ナツカもドキリとしたほどだった。
が、そんな空気を一気に変えるほどの、激しい音が響いた。
ガッシャン! と、重いものが何かの上に落ちる音。
次いで、色々な棒状のものが倒れる音だ。
音はいずれも、荷物を詰め込んだ武器庫から聞こえてきた。
「なんだ? 荷崩れか?」
最終的にかなり適当に詰め込んでしまっていた。それら武器防具が、バランスを崩したのだろうか。
しかし、実際に音を聞いた二人は、違和感を覚えた。
最初の音は、天井から重いものが落ちたような音。
まるで、人が落ちてきたような……。
「……あ……」
いや、人だ。
人の声がした。僅かに、武器庫の中からうめき声が聞こえた。
ジャクレイと、ナツカが、顔を見合わせた。両者とも怪訝な顔つきだった。
真っ先に疑ったのが、どこからか泥棒が入り込んだのでは? というものだった。
「だれだ?!」
ジャクレイは勢いよく扉を開けた。建付けが悪くなっていたため、半分蹴り飛ばすような格好になってしまった。
すると、大量に詰まれた荷物は、ものの見事に崩れており、周りに立てかけてあった槍なども、中央に向かって倒れ込んでいた。
そしてその部屋の中心をジャクレイが覗き込むと、誰かが倒れていた。良く見知った顔だった。
「ジャクレイ……詰めすぎだ……」
「サック!」
「ゆ、勇者アイサックさまっ!」
はっ、と、またしてもジャクレイとナツカは顔を見合わせた。
お互いがお互いに『なんで彼のことを知っているの?』のような顔で、見つめあってしまった。
「……っと、こんなことしてる場合じゃねぇ」
ジャクレイが我に返り、サックに声をかけた。いつもの軽い口調で、おどけた感じであった。
「おいおい、これで何度目の介抱だ?? おれは男を抱く趣味は無いんだが!」
冗談混じり、しかしはっきり聞こえるように、強い口調でサックに話し掛けた。
そしていつもなら、サックからも同じノリで言葉が返ってくるはずなのだが。
「……あれ? サック?」
サックからの返事は、なかった。
「……!! ひっ! 総隊長! 勇者様の手が……」
その場を後ろから覗き込んだナツカが、息をのんだ。サックの右手首が無く、切り落とされている事に気付いた。
そして、彼は女の子を抱いていた。頭をぶつけないようにか、サックは全身で彼女を包み込むようにしていた。
「これは……まずい! ナツカ、人を呼んで来い! あと医者だ!!」
「は、はいっ!!」
勇者アイサック。
久々に出会えた恩人に、感謝の言葉も、気の利いた聞いた一言もかけることもできないまま、ナツカは武器庫を飛び出した。
まずは、自分が成せることを成せ。彼に教えられた事だ。
そんな自分の恩人を、死なせるものか。
彼女はその思いを胸に、慣れない詰所の廊下を駆けぬけた。
ジャクレイは、武器庫への荷物運びを手伝った部下たちを労った。
一般兵の武器防具から、ジャクレイのコレクション武具、それに、薬草やら回復薬やらを、訳も聞かされず一心不乱に運ぶ作業であったが、誰も文句ひとつ言わずに遂行するあたり、ジャクレイとその部下たちの信頼関係は強く成り立っていることが分かる。
「悪いな、挨拶に来ただけなのに、手伝ってもらって」
「いえ! これも市民を守る一環なのであれば!!」
ビシッ! と、お手本のような敬礼。
金髪が似合う、小柄な女性だ。青い瞳を持つ彼女は、つい先ほどこの詰所を訪れたばかりだった。
武器庫の前で一息つきながら、ジャクレイが彼女に話し掛けた。
「西部の奴らから話は聞いてるぜ。俺の部下には、脛に傷がある奴も多い。気にせず居てくれて大丈夫だ、『ナツカ=ノワール』」
そういってジャクレイは、ナツカにウィンクをした。
大雑把で適当な性格と伺っていたが、それはジャクレイの気遣いなのだと思ったナツカ。彼女はジャクレイの心遣いに感謝した。
**********
ナツカは、憲兵の本部へ直接懇願に出向き、ビルガド西部でのワイロ問題による処遇を直談判していた。その結果、『自分は憲兵としてやっていきたい』という熱意が受け入れられ、形式上2ヶ月の謹慎の後、ここ、ハクノ区に転勤になることが決定したのだった。
そして、根が真面目な性格もあり、ナツカは正式な転属前に、事前に区長と総隊長に挨拶に伺った。するとどうだろう。
「なかなか……せ、先鋭的デザインの詰所だな……」
窓は全て吹き飛び、吹き曝しとなり、雨風は完全ウェルカム。
壁には所々にヒビが入り、少しの衝撃で崩れるのではと心配になる。
「なるほど、あえて窓を撤廃し外敵を中に招き入れ、建屋ごと鎮圧できる構造か……」
と、勝手にナツカは自分の推測に納得し、うんうん、と、詰所の入り口で頷いていた。
しかし、もちろんそんなことは無い。
無い扉をノックして彼女は詰所をのぞき込むと、中では怪我人の応対や、建屋の修繕や片づけに追われていた。
ここでやっと、ナツカは事の重大さに気が付いた。これは流石に挨拶どころの話ではない。と、自ら率先して、手伝いに走ったのだった。
**********
文字通り足の踏み場もないくらいに、武器庫には様々な道具が詰め込まれた。
「うっし。こんなもんだろ」
そういうとジャクレイが、懐から鍵を取り出し、武器庫を施錠した。爆発の影響で扉が歪んでいたためか、2,3度扉を開け閉めし、やっと閉じることができた。
「あ、あの、ちなみにこれは一体……」
「ん? 俺も知らん」
素朴な、正に直球の質問をナツカが投げつけるも、飄々とジャクレイは受け流した。
ナツカは続いて聞こうかと思ったが、なんとなくジャクレイの性格を察し、これ以上は尋ねなかった。
「助かったぜ。こんな意味不明な仕事を手伝ってくれて」
「総隊長殿のご命令とあらば!」
「あんまり堅苦しくなんなくていいぜぇ。嬉しいけどな!」
がっはっは、とあまり上品ではない感じでジャクレイは笑った。しかしナツカは、その笑い方には特に嫌悪感を抱かなかった。
なんとなく、この総隊長は信頼できる。と、感じていた。
「事情は聞いている。ハクノ区も、ひとりでも女性憲兵が欲しかったから、大助かりだ」
「わたしも、ここなら受け入れてくれると伺ってました」
ただ、『なぜ女性が必要なのか』とは、本部からも詳しく聞いていなかったが、その理由はジャクレイの口から直接発せられた。
「遊郭のトラブル……娼婦絡みのトラブルがどうしても多くてな! 女の悩みは女性が聞くに限る。男だと警戒されてたまらん」
「……え? しょ……娼婦……?」
「やれ、客をとられた、子ができた、〇〇〇されたとか。あと多いのは恋愛相談。客と娼婦の恋物語は、下手な三文小説なんかよりよっぽど面白いぜ、嫌になるほどにな。とにかく女性のデリケートな部分が人手不足!!」
まずい。
ナツカは、そっち方面にかなり疎い。恋愛経験や、ましてや男性経験なども無い。
本部に転属を掛け合った際に、間違った情報が伝わったのか。それとも、本部も意図してこの配属にしたのか。
「え、え、ぜ、善処します……」
ナツカは、将来の不安に顔を青ざめつつも、今後取り組む仕事内容に、今度は顔を真っ赤に火照らせながら答えた。
「……っと、休憩はこれくらいかな」
気づいたら先程まで荷物運びをしていた衛兵たちは、既に新たな仕事を見つけ動いていた。
ジャクレイの指示なくとも、ここの憲兵は自らの『やるべきこと』が判っているのだ。
なんとなくつかみどころがないジャクレイであるが、部下たちを信頼し、それをまとめ上げている。そしてここは、ジャクレイに認められた、非常に優秀な憲兵たちが集められていた。
「……掴み続ける。そう決めたんだ」
この高レベルな部隊の中で、今後、私はやっていけるだろうか。そんな一瞬の不安がナツカの頭によぎったが、すぐにこの言葉を思い出した。
あのとき、勇者アイサックに励まされた言葉を胸に、ナツカはこの街にやってきた。
「頑張ります!」
ビシッ! と、再度敬礼を正し、大きな声でナツカは返事した。
「いいね、そのクソ真面目な性格、逆に好感度高いぜ」
ニヤリ、とジャクレイは笑った。整った顔立ちのニヒルな笑みは、多くの女性を虜にしている。
ちょっと、ナツカもドキリとしたほどだった。
が、そんな空気を一気に変えるほどの、激しい音が響いた。
ガッシャン! と、重いものが何かの上に落ちる音。
次いで、色々な棒状のものが倒れる音だ。
音はいずれも、荷物を詰め込んだ武器庫から聞こえてきた。
「なんだ? 荷崩れか?」
最終的にかなり適当に詰め込んでしまっていた。それら武器防具が、バランスを崩したのだろうか。
しかし、実際に音を聞いた二人は、違和感を覚えた。
最初の音は、天井から重いものが落ちたような音。
まるで、人が落ちてきたような……。
「……あ……」
いや、人だ。
人の声がした。僅かに、武器庫の中からうめき声が聞こえた。
ジャクレイと、ナツカが、顔を見合わせた。両者とも怪訝な顔つきだった。
真っ先に疑ったのが、どこからか泥棒が入り込んだのでは? というものだった。
「だれだ?!」
ジャクレイは勢いよく扉を開けた。建付けが悪くなっていたため、半分蹴り飛ばすような格好になってしまった。
すると、大量に詰まれた荷物は、ものの見事に崩れており、周りに立てかけてあった槍なども、中央に向かって倒れ込んでいた。
そしてその部屋の中心をジャクレイが覗き込むと、誰かが倒れていた。良く見知った顔だった。
「ジャクレイ……詰めすぎだ……」
「サック!」
「ゆ、勇者アイサックさまっ!」
はっ、と、またしてもジャクレイとナツカは顔を見合わせた。
お互いがお互いに『なんで彼のことを知っているの?』のような顔で、見つめあってしまった。
「……っと、こんなことしてる場合じゃねぇ」
ジャクレイが我に返り、サックに声をかけた。いつもの軽い口調で、おどけた感じであった。
「おいおい、これで何度目の介抱だ?? おれは男を抱く趣味は無いんだが!」
冗談混じり、しかしはっきり聞こえるように、強い口調でサックに話し掛けた。
そしていつもなら、サックからも同じノリで言葉が返ってくるはずなのだが。
「……あれ? サック?」
サックからの返事は、なかった。
「……!! ひっ! 総隊長! 勇者様の手が……」
その場を後ろから覗き込んだナツカが、息をのんだ。サックの右手首が無く、切り落とされている事に気付いた。
そして、彼は女の子を抱いていた。頭をぶつけないようにか、サックは全身で彼女を包み込むようにしていた。
「これは……まずい! ナツカ、人を呼んで来い! あと医者だ!!」
「は、はいっ!!」
勇者アイサック。
久々に出会えた恩人に、感謝の言葉も、気の利いた聞いた一言もかけることもできないまま、ナツカは武器庫を飛び出した。
まずは、自分が成せることを成せ。彼に教えられた事だ。
そんな自分の恩人を、死なせるものか。
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