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巨人の兄と妹
お母さん! ホワイトの兄は引きこもりのくせにイケメン!
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【ホワイトの家 兄貴の部屋】
ホワイトの兄貴の部屋に強引に入ると、ボロボロのババシャツのようなものと、スウェットのようなものを着た無精髭を生やした髪がボサボサの野武士のようなワイルド系イケメンがそこにいた。
部屋に引きこもっているからニートなんだろうな... ...。
と想像していたが、ワイルドイケメンが出てくるとは思わなんだ。
ニートって言ったらデブで油っこくて、常にイカ臭いのが常じゃないかよ!
イケメンニートなんて聞いてないよ!
しかし、今になって思い返すが、ニートというのは俺が勝手に想像した事。
ニートではないかもしれない。
もしかしたら、本当に病気を患っており、今は療養中かもしれない。
「な・なんだよ! いきなり、入ってく・くんじゃねえよ!」
ホワイトの兄貴は喋ると早口で、声がどもっていて、聞き取りにくい。
「あなた、私の国の復興を手伝いなさい」
シルフが部屋に入っての第一声は命令であった。
当然のようにホワイトの兄貴は状況が掴めていないので「は!? な・なんでだよ!?」と動揺しながら、シルフに質問をなげかける。
ホワイトの兄貴の部屋は生活感がなく、あるのは箪笥とベッドだけ、俺だったら、こんな空間に一日でもいたら、ヒマで全身の毛を引きちぎりたくなるほどだ。
「あなたは何度、そうやって、理由を付けて働く事を拒んできたの? 妹さんにも、両親にも心配かけて... ...。自分を恥じなさい!」
シルフは己の思いの丈をホワイトの兄貴にぶつけ、俺も心で「よく言った!」と思った。
しかし、少しあった懸念が現実のものとなる。
「え? お・俺、働いているけど!?!?」
「えっ!?」
「えっ!?」
俺とシルフは全く同じ反応をしてしまう。
もう、すごい恥ずかしい... ...。
死にたい... ...。
顔を赤らめながら、子犬のように震えるシルフは珍しく、恥ずかしそうにしている。
もう、完全にニートだと思っていたから、働いているって事なんか考えてもいなかった。
いや、俺は少しは「ニートじゃない説」も考えてたよ。
しかし、シルフは勢いでニートと決めつけていた。
いや、わかるよ。
この風貌だし、ホワイトもなんかそれっぽい反応してたじゃない。
これは、事故だよ。事故。気にするな! 次行ってみよー!
「本当は働いてないでしょ? お兄ちゃん!」
今まで黙っていたホワイトが急に大きな声を出し、嘘をつく兄を注意し、俺とシルフは顔を合わせた。
「ほら! やっぱり、働いてないじゃない!」
それを聞いたシルフは水を得た魚のように再び、饒舌になる。
「は・働いてる! に・庭の草取りは俺の仕事だ!」
「それは、家庭のお手伝いでしょ!」
「う・うるさいな! は・早く出て行ってくれ!」
ホワイトの兄貴はシルフに何かのボールのような物を投げつけ、シルフは右手で受け止めるが割れて中身が飛び散る。
飛び散ったのは白い液体で、シルフは白い液体でベトベトになってしまう。
シルフを見ると下を向いて、顔についた白い液体を手で払っているのだが無言だ... ...。
もう、後ろ姿から怒っているのが俺でも分かる。
ホワイトも、それを感じ取ったようで「し・シルフ! だ・大丈夫!?」と声をかけるがシルフは無視。
「こりゃ、ホワイトの兄貴殺されるぞ... ...」
俺は巻き込まれたくないので、後ずさりして、部屋を出て行こうとすると。
タイミングよく、部屋に落ちていた枝を踏んでしまい、パキッと枝が割れる音がしたが、別に誰も振り返る事はなかった。
そもそも、俺はホワイトの兄貴の部屋に入ってから「えっ!?」しか発言していないので存在感は薄い。
居てもいなくてもどっちでもいい。
そして、誰からも「お前、逃げんなよ!」と言われないので、そのまま部屋から出た。
ホワイトの兄貴の部屋に強引に入ると、ボロボロのババシャツのようなものと、スウェットのようなものを着た無精髭を生やした髪がボサボサの野武士のようなワイルド系イケメンがそこにいた。
部屋に引きこもっているからニートなんだろうな... ...。
と想像していたが、ワイルドイケメンが出てくるとは思わなんだ。
ニートって言ったらデブで油っこくて、常にイカ臭いのが常じゃないかよ!
イケメンニートなんて聞いてないよ!
しかし、今になって思い返すが、ニートというのは俺が勝手に想像した事。
ニートではないかもしれない。
もしかしたら、本当に病気を患っており、今は療養中かもしれない。
「な・なんだよ! いきなり、入ってく・くんじゃねえよ!」
ホワイトの兄貴は喋ると早口で、声がどもっていて、聞き取りにくい。
「あなた、私の国の復興を手伝いなさい」
シルフが部屋に入っての第一声は命令であった。
当然のようにホワイトの兄貴は状況が掴めていないので「は!? な・なんでだよ!?」と動揺しながら、シルフに質問をなげかける。
ホワイトの兄貴の部屋は生活感がなく、あるのは箪笥とベッドだけ、俺だったら、こんな空間に一日でもいたら、ヒマで全身の毛を引きちぎりたくなるほどだ。
「あなたは何度、そうやって、理由を付けて働く事を拒んできたの? 妹さんにも、両親にも心配かけて... ...。自分を恥じなさい!」
シルフは己の思いの丈をホワイトの兄貴にぶつけ、俺も心で「よく言った!」と思った。
しかし、少しあった懸念が現実のものとなる。
「え? お・俺、働いているけど!?!?」
「えっ!?」
「えっ!?」
俺とシルフは全く同じ反応をしてしまう。
もう、すごい恥ずかしい... ...。
死にたい... ...。
顔を赤らめながら、子犬のように震えるシルフは珍しく、恥ずかしそうにしている。
もう、完全にニートだと思っていたから、働いているって事なんか考えてもいなかった。
いや、俺は少しは「ニートじゃない説」も考えてたよ。
しかし、シルフは勢いでニートと決めつけていた。
いや、わかるよ。
この風貌だし、ホワイトもなんかそれっぽい反応してたじゃない。
これは、事故だよ。事故。気にするな! 次行ってみよー!
「本当は働いてないでしょ? お兄ちゃん!」
今まで黙っていたホワイトが急に大きな声を出し、嘘をつく兄を注意し、俺とシルフは顔を合わせた。
「ほら! やっぱり、働いてないじゃない!」
それを聞いたシルフは水を得た魚のように再び、饒舌になる。
「は・働いてる! に・庭の草取りは俺の仕事だ!」
「それは、家庭のお手伝いでしょ!」
「う・うるさいな! は・早く出て行ってくれ!」
ホワイトの兄貴はシルフに何かのボールのような物を投げつけ、シルフは右手で受け止めるが割れて中身が飛び散る。
飛び散ったのは白い液体で、シルフは白い液体でベトベトになってしまう。
シルフを見ると下を向いて、顔についた白い液体を手で払っているのだが無言だ... ...。
もう、後ろ姿から怒っているのが俺でも分かる。
ホワイトも、それを感じ取ったようで「し・シルフ! だ・大丈夫!?」と声をかけるがシルフは無視。
「こりゃ、ホワイトの兄貴殺されるぞ... ...」
俺は巻き込まれたくないので、後ずさりして、部屋を出て行こうとすると。
タイミングよく、部屋に落ちていた枝を踏んでしまい、パキッと枝が割れる音がしたが、別に誰も振り返る事はなかった。
そもそも、俺はホワイトの兄貴の部屋に入ってから「えっ!?」しか発言していないので存在感は薄い。
居てもいなくてもどっちでもいい。
そして、誰からも「お前、逃げんなよ!」と言われないので、そのまま部屋から出た。
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