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十四章
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名場面ダイジェストが終わり、蜃気楼壁が撤去された。観客席へ笑顔で手を振る湖校の三戦士に、人々は拍手と歓声を惜しみなく贈った。
その後の質疑応答は埼玉予選同様、「そんなのは百も承知だぜ」的なノリで推移した。受け答えによって作戦をつまびらかにしてゆくのも面白いが、解説付きの名場面を事前に見せるのも質疑応答を面白くする手法の一つなのだと、僕はつくづく思った。
ただ今回は、それ以外の意図もある気がした。それはおそらく、観客をこれ以上疲れさせないためだった。大抵のスポーツ観戦には疲労が伴い、そしてそれは観戦時間の長さと集中度の高さに比例した。戦闘が二十分前後の新忍道は時間こそ短いが集中度は高く、インハイ二日目のようなハイレベル戦闘では集中度は更に高く、しかも真夏の炎天下に四連続で行われるため、三千人の観客は現時点で間違いなく疲れていた。よってこれ以上の疲れを避けるべく、解説付きの名場面を先に見せる手法が採られたと感じたのである。三戦士のみならず観客の疲労にも配慮してくれた本部のメインAIへ、僕はただただ感謝する他なかった。
とはいえ説明しすぎると、味気なさを招いてしまう。本人の口から真実が始めて明かされる場面も、あった方が絶対良いのだ。よってダイジェストでは触れなかったこの質問を、メインAIは三戦士に放った。
「サタンの次元爪を回避する回数が、六年生と五年生では異なりました。作戦の一環だったら教えてください」
観客席にいたほぼ全ての大人がこの質問に驚き、またその度合いは、年齢が上るにつれ大きくなっているようだった。一方子供達はこの質問にさほど心を乱されなかったらしく、そして乱されていない度合いは、普通学校より研究学校の方が大きいと感じられた。
しかし黛さんが口を開くやそれらの区別は消え去り、観客席は一様に驚きの色で染まった。回避数が少なかった五年の俺が直接答えますと前置きし、黛さんは明かした。
「持久力のない俺は、先輩方の足を引っ張らない方法を見つけて欲しいと後輩達に頼みました。後輩達はそれに完璧な解決法を見つけ、お陰で俺は先輩方に迷惑をかけませんでした。俺の回避数が少なかったのは、れっきとした作戦だったのです」
「可能なら、その解決法を教えてくださいますか」
「後輩達は二段構えの作戦を考案しました。一段目は包囲陣形を徹底的にシミュレーションし、サタンに悟られず俺の回避数を減らす事。二段目は回避数の少なさを活かし、サタンを冷静に観察して疲労度を見極め、銃弾を二連続で命中させる事です。二段目を成功させるために一段目があるのですから、俺は回避数の少なさに負い目を感じませんでした。その、メンタル面でも大いに役立つ二段目を考案し完成させたのは、マネージャーでした。部員の健康をいつも気に掛けているマネージャーは、部員の疲労度を目視できるようになり、そしてそれを応用することで、サタンの疲労度も目視可能にしました。俺がサタンの疲労を見極められたのは、マネージャーがコツを教えてくれたからなのです」
メインAIが気を利かせ、黛さんの話に符合する場面を適時映したため、観客は一聴しただけで大筋を把握したようだった。よって黛さんに届けられる称賛の量は半端なく、男子はその潔さを、女子は潔さに加えて優しい心遣いを、喉をからして訴えていた。それを代表し、メインAIが感動を隠さず語りかけた。
「サタンの説明にあった一節を私は思い出しました。稚拙なプライドを保持している限り、サタンは人類の真の敵にはならない。湖校チームがサタンに勝利したのは、本物のプライドを有する三人の英雄が最高の連携を成したからなのだと、私は感じました」
同意が一斉に沸き起こり、そしてそれは間を置かず、人情の機微を十全に理解するメインAIへの称賛に切り替わって行った。これほど大勢の人々から口を揃えて褒められたのは初めてだったのかメインAIは大いに照れ、その可愛らしさにやんやの歓声が上がり、会場は親密な空気に包まれた。と同時にもの悲しさも生じたのが、人の人たる所以なのだろう。会場にいた人達は皆、感じずにはいられなかったのである。この楽しい時間は、もう終わる寸前なのだと。
「時間も迫っているので次の質問に移ります。湖校チームの残弾数が1となったとき、唯一の銃弾を手にする黛選手は、一歩も動きませんでした。これも陽動ですか」
「陽動であると同時に、偽りない真実でもありました。仮に俺があの場面で演技をしたら、サタンはそれを察し陽動を無効にすべく、俺を全力で屠ったでしょう。しかし俺が一歩も動けなかったのはまったき真実だったので、勝利を確信したサタンはゆっくり歩を進め、そこに勝機が生まれた。先輩方の持久力に追いつこうと俺は努力してきましたが、それに届かなかったのは事実なのだから、勝利のための作戦に織り込めばいい。俺たち湖校新忍道部は、そんな奴らが集まった部なのです」
今までは何とか堪えてきたが黛さんのこの言葉で、心の汗を押しとどめていたダムが決壊してしまった。一足早くダムを決壊させていた三枝木さんと一緒に、僕らは思う存分涙を流した。そのせいなのかは定かでないが、それ以降のメインAIの問いかけには、どこか湿り気が感じられた。
「サタン戦の勝利を決定づけた、新アイテムについて教えてください」
観客席にざわめきが広がった。3DGは原則として、商品化された物にのみ使用許可が下りる。それを知っている新忍道関係者達が、新アイテムという語彙に反応したのだ。自分の役目は終わりましたと頷く黛さんへ相槌を打ち、真田さんが回答した。
「俺達が装備している手袋は、確かに販売されていません。ただ、新忍道でよく使われるピアノ線設置機を縫い付けただけの、構造が至極簡単な手袋であることを説明したところ、本部は使用を許可してくれました」
構造が簡単なアイデア武器を発明するのは非常に喜ばしいという本部の見解と、手袋の3Dを本部HPから無料ダウンロードできることをメインAIがすぐさま伝えたため、感謝の言葉が観客席に溢れた。昨日公開した湖校の新ソフトも大好評であることを付け加え、質疑応答は再開された。
「ピアノ線を二本用意した理由はありますか」
「太さ0.01ミリの炭素繊維も亀裂に食い込ませない限り、外骨格を切断できません。また食い込ませたとしても、切断に適さない亀裂では失敗してしまいます。その見極めが難しく、俺と荒海はピアノ線一本の成功率を70%にするのが精一杯でした。ただ70%になってから二本を試したところ、95%に乗せることができたので、実戦に耐えうると俺達は判断しました」
「工業用の最高品質の炭素繊維を使えば、あなた達なら一本で98%、二本でほぼ100%にできるはずですが、その繊維を用いたピアノ線設置機は販売されていません。しかし技術的には可能であることを考慮し、その繊維を用いた架空のピアノ線設置機を正式アイテムに加えることを、本部は決定しました。ただしそれを接近戦の武器とする場合は、繊維が3Dの虚像であったとしても、従来どおり上級戦士にのみ使用許可が下りる事をご理解ください」
中級戦士の資格があれば、湖校の狒々戦のようにピアノ線を罠として使えても、接近戦の武器にするなら上級戦士でないと許可されないのは、新忍道創設時からの決まりだった。猪や熊を容易く両断するピアノ線を3D化しただけでも、それ相応の技量を選手に要求するのが、神崎さんの創設した新忍道なのである。
なんて蘊蓄を、口にしないと気が済まない新忍道関係者のための時間をしばし設けたのち、メインAIはとうとうこの言葉を使った。
「最後の質問をします」
その後の質疑応答は埼玉予選同様、「そんなのは百も承知だぜ」的なノリで推移した。受け答えによって作戦をつまびらかにしてゆくのも面白いが、解説付きの名場面を事前に見せるのも質疑応答を面白くする手法の一つなのだと、僕はつくづく思った。
ただ今回は、それ以外の意図もある気がした。それはおそらく、観客をこれ以上疲れさせないためだった。大抵のスポーツ観戦には疲労が伴い、そしてそれは観戦時間の長さと集中度の高さに比例した。戦闘が二十分前後の新忍道は時間こそ短いが集中度は高く、インハイ二日目のようなハイレベル戦闘では集中度は更に高く、しかも真夏の炎天下に四連続で行われるため、三千人の観客は現時点で間違いなく疲れていた。よってこれ以上の疲れを避けるべく、解説付きの名場面を先に見せる手法が採られたと感じたのである。三戦士のみならず観客の疲労にも配慮してくれた本部のメインAIへ、僕はただただ感謝する他なかった。
とはいえ説明しすぎると、味気なさを招いてしまう。本人の口から真実が始めて明かされる場面も、あった方が絶対良いのだ。よってダイジェストでは触れなかったこの質問を、メインAIは三戦士に放った。
「サタンの次元爪を回避する回数が、六年生と五年生では異なりました。作戦の一環だったら教えてください」
観客席にいたほぼ全ての大人がこの質問に驚き、またその度合いは、年齢が上るにつれ大きくなっているようだった。一方子供達はこの質問にさほど心を乱されなかったらしく、そして乱されていない度合いは、普通学校より研究学校の方が大きいと感じられた。
しかし黛さんが口を開くやそれらの区別は消え去り、観客席は一様に驚きの色で染まった。回避数が少なかった五年の俺が直接答えますと前置きし、黛さんは明かした。
「持久力のない俺は、先輩方の足を引っ張らない方法を見つけて欲しいと後輩達に頼みました。後輩達はそれに完璧な解決法を見つけ、お陰で俺は先輩方に迷惑をかけませんでした。俺の回避数が少なかったのは、れっきとした作戦だったのです」
「可能なら、その解決法を教えてくださいますか」
「後輩達は二段構えの作戦を考案しました。一段目は包囲陣形を徹底的にシミュレーションし、サタンに悟られず俺の回避数を減らす事。二段目は回避数の少なさを活かし、サタンを冷静に観察して疲労度を見極め、銃弾を二連続で命中させる事です。二段目を成功させるために一段目があるのですから、俺は回避数の少なさに負い目を感じませんでした。その、メンタル面でも大いに役立つ二段目を考案し完成させたのは、マネージャーでした。部員の健康をいつも気に掛けているマネージャーは、部員の疲労度を目視できるようになり、そしてそれを応用することで、サタンの疲労度も目視可能にしました。俺がサタンの疲労を見極められたのは、マネージャーがコツを教えてくれたからなのです」
メインAIが気を利かせ、黛さんの話に符合する場面を適時映したため、観客は一聴しただけで大筋を把握したようだった。よって黛さんに届けられる称賛の量は半端なく、男子はその潔さを、女子は潔さに加えて優しい心遣いを、喉をからして訴えていた。それを代表し、メインAIが感動を隠さず語りかけた。
「サタンの説明にあった一節を私は思い出しました。稚拙なプライドを保持している限り、サタンは人類の真の敵にはならない。湖校チームがサタンに勝利したのは、本物のプライドを有する三人の英雄が最高の連携を成したからなのだと、私は感じました」
同意が一斉に沸き起こり、そしてそれは間を置かず、人情の機微を十全に理解するメインAIへの称賛に切り替わって行った。これほど大勢の人々から口を揃えて褒められたのは初めてだったのかメインAIは大いに照れ、その可愛らしさにやんやの歓声が上がり、会場は親密な空気に包まれた。と同時にもの悲しさも生じたのが、人の人たる所以なのだろう。会場にいた人達は皆、感じずにはいられなかったのである。この楽しい時間は、もう終わる寸前なのだと。
「時間も迫っているので次の質問に移ります。湖校チームの残弾数が1となったとき、唯一の銃弾を手にする黛選手は、一歩も動きませんでした。これも陽動ですか」
「陽動であると同時に、偽りない真実でもありました。仮に俺があの場面で演技をしたら、サタンはそれを察し陽動を無効にすべく、俺を全力で屠ったでしょう。しかし俺が一歩も動けなかったのはまったき真実だったので、勝利を確信したサタンはゆっくり歩を進め、そこに勝機が生まれた。先輩方の持久力に追いつこうと俺は努力してきましたが、それに届かなかったのは事実なのだから、勝利のための作戦に織り込めばいい。俺たち湖校新忍道部は、そんな奴らが集まった部なのです」
今までは何とか堪えてきたが黛さんのこの言葉で、心の汗を押しとどめていたダムが決壊してしまった。一足早くダムを決壊させていた三枝木さんと一緒に、僕らは思う存分涙を流した。そのせいなのかは定かでないが、それ以降のメインAIの問いかけには、どこか湿り気が感じられた。
「サタン戦の勝利を決定づけた、新アイテムについて教えてください」
観客席にざわめきが広がった。3DGは原則として、商品化された物にのみ使用許可が下りる。それを知っている新忍道関係者達が、新アイテムという語彙に反応したのだ。自分の役目は終わりましたと頷く黛さんへ相槌を打ち、真田さんが回答した。
「俺達が装備している手袋は、確かに販売されていません。ただ、新忍道でよく使われるピアノ線設置機を縫い付けただけの、構造が至極簡単な手袋であることを説明したところ、本部は使用を許可してくれました」
構造が簡単なアイデア武器を発明するのは非常に喜ばしいという本部の見解と、手袋の3Dを本部HPから無料ダウンロードできることをメインAIがすぐさま伝えたため、感謝の言葉が観客席に溢れた。昨日公開した湖校の新ソフトも大好評であることを付け加え、質疑応答は再開された。
「ピアノ線を二本用意した理由はありますか」
「太さ0.01ミリの炭素繊維も亀裂に食い込ませない限り、外骨格を切断できません。また食い込ませたとしても、切断に適さない亀裂では失敗してしまいます。その見極めが難しく、俺と荒海はピアノ線一本の成功率を70%にするのが精一杯でした。ただ70%になってから二本を試したところ、95%に乗せることができたので、実戦に耐えうると俺達は判断しました」
「工業用の最高品質の炭素繊維を使えば、あなた達なら一本で98%、二本でほぼ100%にできるはずですが、その繊維を用いたピアノ線設置機は販売されていません。しかし技術的には可能であることを考慮し、その繊維を用いた架空のピアノ線設置機を正式アイテムに加えることを、本部は決定しました。ただしそれを接近戦の武器とする場合は、繊維が3Dの虚像であったとしても、従来どおり上級戦士にのみ使用許可が下りる事をご理解ください」
中級戦士の資格があれば、湖校の狒々戦のようにピアノ線を罠として使えても、接近戦の武器にするなら上級戦士でないと許可されないのは、新忍道創設時からの決まりだった。猪や熊を容易く両断するピアノ線を3D化しただけでも、それ相応の技量を選手に要求するのが、神崎さんの創設した新忍道なのである。
なんて蘊蓄を、口にしないと気が済まない新忍道関係者のための時間をしばし設けたのち、メインAIはとうとうこの言葉を使った。
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