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十五章
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「真山のフォームは、膝を大きく曲げるこのフォームより、重心が高いよな。重心が高いと、横からの衝撃に弱いはずなのに、真山は敵選手と激しくぶつかっても地面に決して投げ出されない。眠留、真山のそのシーンをもう一度見せてくれないか」
該当シーンを背後から捉えた映像を、等身大3Dのスローモーションにして智樹の前に映した。一見するや、智樹はヒューと口笛を鳴らした。
「右横の敵と激しくぶつかり、体が左に飛ばされると、真山は左脚を左ななめ上に素早く持ち上げる。そうすることで右への慣性力を作り、飛ばされた速度を弱めて、かつ体も垂直に戻す。真山はこの素早い脚上げによって、体が宙に浮いている内に、バランスをほぼ取り戻していたんだな」
「うん、脚を素早く持ち上げられる真山は、横方向に弾かれたエネルギーの多くを、空中で相殺してしまう。だからバランスを崩して地面に叩きつけられることも無いし、着地させた足だけでバランスを取ることも無いから、足首の負担も軽減できる。試合の終盤になっても真山が全力疾走できるのは、持久力に恵まれているだけでは、決してないんだね」
感服度100%増しの口笛をヒューと鳴らし、分かって来たぜと智樹は眼光を鋭くした。
「真山のバランスの多くは、脚を素早く持ち上げることで保たれている。そして脚を持ち上げる筋肉は、腸腰筋だ」
ここで智樹は足を横に大きく広げ、太ももが地面と平行になるまで腰を落とし、力士の真似をした。
「それに対し力士は、すり足を重視しているように、脚をあまり持ち上げない。よって力士がバランスを取る時に使うメインの筋肉は、大腿四頭筋で正解なのだろう」
ミーサが気を利かせて、手元の2D画面に音符のアイコンを出してくれた。タップするとまこと正解に相応しい、ピンポ~ンという音が部屋に響いた。それに釣られたのか、
「おい眠留、バレエ素人の俺に、何でもいいからヒントをくれ」
智樹はそう言うと、バレエのポーズとして名高いアラベスクの真似をした。バレエ素人の僕にも、そのアラベスクの滅茶苦茶ぶりが手に取るように分かり、普通なら爆笑必至だったはずだが、そうはならなかった。何と智樹はトーシューズも履かず、片脚一本のつま先立ちでバランスを取っていたのである。驚く僕に、智樹はこんな話をした。
「湖校に入学した四月、サッカー未経験の同級生部員に、真山は特殊なお手玉を見せた。それは指を使わず、手の甲と手の平で弾くだけのお手玉だった。そして真山は、俺らにこう尋ねた。『このお手玉の上達が早いのは、指が器用な人と器用じゃない人の、どちらかな?』 器用な方に決まってるだろと答える俺らに、真山は言った。ならサッカーの足技も、足の指が器用な方が、上達は早いだろうね」
真山は靴と靴下を脱いで自分の足の指を見せ、器用にグーチョキパーをし、しかも右足と左足でジャンケンまでして見せたと言う。それ以来、足の指で地面を掴むように走ることと、足の指を意識しながらボールを蹴ることの二つを、二年生サッカー部員全員が続けているそうだ。智樹は床に座り靴下を脱ぎ、グーとパーならできるようになったぞと言いそれを見せてくれてから、続きを話した。
「今年四月、サッカー未経験の新入部員の教育係になった俺は、同じことをして見せた。グーとパーしかできなくても、後輩達はスゲェ喜んでさ。調子に乗った俺は、つま先立ちになってジャンプし、つま先で着地しそのまま走り、そしてつま先の片足立ちでキメのポーズをした。後輩だけじゃなく同級生や先輩方にも大ウケしたから俺はそれを持ちネタにして、こっそり練習していたら、靴を履いてなくてもこれができるようになったんだよ」
智樹は立ち上がり、滅茶苦茶アラベスクを再び披露した。経緯を知り安心した僕は腹を抱えて笑ってから、頼んだ。
「なあ智樹、部活で学んだ事をこのファイルにどんどん書き加えてくれないかな。僕はもうみんなとサッカーができないから、せめてサッカー部の話を読んでいたいんだ」
智樹は口のへの字に結び、バレリーナのバランスのヒントをくれるなら考える、と交換条件を出した。僕は立ち上がり、小さいころ一度だけ見た白鳥の湖を思い出しながら、脚を高く上げた。
「腸腰筋の弱い大人は、バレリーナの細い脚に憧れてバレエを始めても、大腿四頭筋ばかりを使うから、太腿がかえって太くなる事があるんだって」
「それヒントじゃなくて答だろ」「そこまで言うなら自信があるんだね」「まっ、任せろコノヤロウ・・・」
なんて尻すぼみで応えた智樹は顔を引き攣らせ、姿見の前に移動した。そして軸脚の足の裏を床に付け、後ろ脚を10センチしか持ち上げないアラベスクをする自分を、鏡で一分間観察したのち言った。
「腸腰筋と、ハムストリングスか?」
僕は肩をすくめた。
「たぶん正解」「多分て何だよ」「だって僕、バレエのド素人だから」「テメエ覚悟しろ!」
それから僕は智樹のくすぐり攻撃に、本気モードの許しを請い続けたのだった。
僕の身近には、美ヶ原先輩という優れたバレリーナがいる。よって美ヶ原先輩に頼めば高精度のデータを取れるはずだが、筋肉の動きをスキャンさせて下さいなんて、僕が女性に言えるワケがない。いやそれどころか、仮に美鈴がバレリーナで、美鈴が快く引き受けてくれたとしても、そのスキャン映像を直接調べるなど僕にはできない。美夜さんに頼み筋肉をCGにしてもらい、虚像のシルエットの中に組み込むのが最低条件で、しかしそこまで加工したとしても、そのCG筋肉を僕は他者に見せられないだろう。バレエは僕にとって、腹を割って話せる男性バレリーナが現れない限り、研究不可能な分野なのである。
という話をしたところ、お前はそういうヤツだと智樹は納得した。「研究者として自覚が足りないのではなく、性分だから気にするな」と背中を叩いてくれた智樹に、僕はせめてもと、サッカーにおける腸腰筋とハムストリングスの重要性を説明した。
「まずはおさらい。腸腰筋が強いと速く走れるし、少ない動作で速いボールを蹴ることもできる。真山限定だけど、敵に弾かれても空中でバランスを取り戻せてしまう。ここまではいいよね」
頷く智樹を促し、二人で姿見の前に移動した。
「ここからは追加。敵と接触してバランスを失った体は、重力に引かれて下に落ちる。下に落ちても腸腰筋が強く、腰の位置が高い人は、脚を素早く持ち上げて地面を踏みしめられる。膝を緩く曲げて走っているから、膝の曲がりをほんの少し追加するだけで済むんだね」
智樹は指をパチンと鳴らし、顎を突き出し猫背で走る、腰の位置の低い走り方をした。
「この走り方の選手は腸腰筋が弱いため、敵に弾かれても脚を持ち上げるのに時間がかかる。するとただでさえ低い位置にあった腰は更に低くなり、膝をかなり曲げないと足を地面に着けなくなる。膝を曲げれば曲げるほど人は素早く動けなくなるから、弾き飛ばされた速度に対応できず、転倒してしまうんだな」
「脚の操作が間に合わず、シューズを地面に引っかけて転倒する人も多いね。けど僕は、引っかけて転倒する方がまだましな気がするんだよ」
智樹は首を傾げるも、腰の位置が低い状態でバランスを崩し足を踏みしめることを繰り返しているうち、合点がいったようだった。
該当シーンを背後から捉えた映像を、等身大3Dのスローモーションにして智樹の前に映した。一見するや、智樹はヒューと口笛を鳴らした。
「右横の敵と激しくぶつかり、体が左に飛ばされると、真山は左脚を左ななめ上に素早く持ち上げる。そうすることで右への慣性力を作り、飛ばされた速度を弱めて、かつ体も垂直に戻す。真山はこの素早い脚上げによって、体が宙に浮いている内に、バランスをほぼ取り戻していたんだな」
「うん、脚を素早く持ち上げられる真山は、横方向に弾かれたエネルギーの多くを、空中で相殺してしまう。だからバランスを崩して地面に叩きつけられることも無いし、着地させた足だけでバランスを取ることも無いから、足首の負担も軽減できる。試合の終盤になっても真山が全力疾走できるのは、持久力に恵まれているだけでは、決してないんだね」
感服度100%増しの口笛をヒューと鳴らし、分かって来たぜと智樹は眼光を鋭くした。
「真山のバランスの多くは、脚を素早く持ち上げることで保たれている。そして脚を持ち上げる筋肉は、腸腰筋だ」
ここで智樹は足を横に大きく広げ、太ももが地面と平行になるまで腰を落とし、力士の真似をした。
「それに対し力士は、すり足を重視しているように、脚をあまり持ち上げない。よって力士がバランスを取る時に使うメインの筋肉は、大腿四頭筋で正解なのだろう」
ミーサが気を利かせて、手元の2D画面に音符のアイコンを出してくれた。タップするとまこと正解に相応しい、ピンポ~ンという音が部屋に響いた。それに釣られたのか、
「おい眠留、バレエ素人の俺に、何でもいいからヒントをくれ」
智樹はそう言うと、バレエのポーズとして名高いアラベスクの真似をした。バレエ素人の僕にも、そのアラベスクの滅茶苦茶ぶりが手に取るように分かり、普通なら爆笑必至だったはずだが、そうはならなかった。何と智樹はトーシューズも履かず、片脚一本のつま先立ちでバランスを取っていたのである。驚く僕に、智樹はこんな話をした。
「湖校に入学した四月、サッカー未経験の同級生部員に、真山は特殊なお手玉を見せた。それは指を使わず、手の甲と手の平で弾くだけのお手玉だった。そして真山は、俺らにこう尋ねた。『このお手玉の上達が早いのは、指が器用な人と器用じゃない人の、どちらかな?』 器用な方に決まってるだろと答える俺らに、真山は言った。ならサッカーの足技も、足の指が器用な方が、上達は早いだろうね」
真山は靴と靴下を脱いで自分の足の指を見せ、器用にグーチョキパーをし、しかも右足と左足でジャンケンまでして見せたと言う。それ以来、足の指で地面を掴むように走ることと、足の指を意識しながらボールを蹴ることの二つを、二年生サッカー部員全員が続けているそうだ。智樹は床に座り靴下を脱ぎ、グーとパーならできるようになったぞと言いそれを見せてくれてから、続きを話した。
「今年四月、サッカー未経験の新入部員の教育係になった俺は、同じことをして見せた。グーとパーしかできなくても、後輩達はスゲェ喜んでさ。調子に乗った俺は、つま先立ちになってジャンプし、つま先で着地しそのまま走り、そしてつま先の片足立ちでキメのポーズをした。後輩だけじゃなく同級生や先輩方にも大ウケしたから俺はそれを持ちネタにして、こっそり練習していたら、靴を履いてなくてもこれができるようになったんだよ」
智樹は立ち上がり、滅茶苦茶アラベスクを再び披露した。経緯を知り安心した僕は腹を抱えて笑ってから、頼んだ。
「なあ智樹、部活で学んだ事をこのファイルにどんどん書き加えてくれないかな。僕はもうみんなとサッカーができないから、せめてサッカー部の話を読んでいたいんだ」
智樹は口のへの字に結び、バレリーナのバランスのヒントをくれるなら考える、と交換条件を出した。僕は立ち上がり、小さいころ一度だけ見た白鳥の湖を思い出しながら、脚を高く上げた。
「腸腰筋の弱い大人は、バレリーナの細い脚に憧れてバレエを始めても、大腿四頭筋ばかりを使うから、太腿がかえって太くなる事があるんだって」
「それヒントじゃなくて答だろ」「そこまで言うなら自信があるんだね」「まっ、任せろコノヤロウ・・・」
なんて尻すぼみで応えた智樹は顔を引き攣らせ、姿見の前に移動した。そして軸脚の足の裏を床に付け、後ろ脚を10センチしか持ち上げないアラベスクをする自分を、鏡で一分間観察したのち言った。
「腸腰筋と、ハムストリングスか?」
僕は肩をすくめた。
「たぶん正解」「多分て何だよ」「だって僕、バレエのド素人だから」「テメエ覚悟しろ!」
それから僕は智樹のくすぐり攻撃に、本気モードの許しを請い続けたのだった。
僕の身近には、美ヶ原先輩という優れたバレリーナがいる。よって美ヶ原先輩に頼めば高精度のデータを取れるはずだが、筋肉の動きをスキャンさせて下さいなんて、僕が女性に言えるワケがない。いやそれどころか、仮に美鈴がバレリーナで、美鈴が快く引き受けてくれたとしても、そのスキャン映像を直接調べるなど僕にはできない。美夜さんに頼み筋肉をCGにしてもらい、虚像のシルエットの中に組み込むのが最低条件で、しかしそこまで加工したとしても、そのCG筋肉を僕は他者に見せられないだろう。バレエは僕にとって、腹を割って話せる男性バレリーナが現れない限り、研究不可能な分野なのである。
という話をしたところ、お前はそういうヤツだと智樹は納得した。「研究者として自覚が足りないのではなく、性分だから気にするな」と背中を叩いてくれた智樹に、僕はせめてもと、サッカーにおける腸腰筋とハムストリングスの重要性を説明した。
「まずはおさらい。腸腰筋が強いと速く走れるし、少ない動作で速いボールを蹴ることもできる。真山限定だけど、敵に弾かれても空中でバランスを取り戻せてしまう。ここまではいいよね」
頷く智樹を促し、二人で姿見の前に移動した。
「ここからは追加。敵と接触してバランスを失った体は、重力に引かれて下に落ちる。下に落ちても腸腰筋が強く、腰の位置が高い人は、脚を素早く持ち上げて地面を踏みしめられる。膝を緩く曲げて走っているから、膝の曲がりをほんの少し追加するだけで済むんだね」
智樹は指をパチンと鳴らし、顎を突き出し猫背で走る、腰の位置の低い走り方をした。
「この走り方の選手は腸腰筋が弱いため、敵に弾かれても脚を持ち上げるのに時間がかかる。するとただでさえ低い位置にあった腰は更に低くなり、膝をかなり曲げないと足を地面に着けなくなる。膝を曲げれば曲げるほど人は素早く動けなくなるから、弾き飛ばされた速度に対応できず、転倒してしまうんだな」
「脚の操作が間に合わず、シューズを地面に引っかけて転倒する人も多いね。けど僕は、引っかけて転倒する方がまだましな気がするんだよ」
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