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十七章
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久保田のプレゼンが終わったのは、パワーランチ終了八分前だった。よって早めにお開きにし、自由なおしゃべりを楽しんでいたところ、西村と岡崎の問いかけが耳に入ってきた。
「でも久保田はどうやって、あの丸太を手に入れたんだ?」
「俺もそれが気になってた。木工用木材の価格は年々上昇し、入手困難になっているのは、工芸に係わる者の常識だからな」
僕と智樹はバカ話を続けつつ、久保田の返答に耳を澄ませた。これは当事者の三人を除く七人全員に当てはまり、いや香取さんだけは、目を爛々と輝かせて十指の準備運動をしていた。いやはや流石、小説家の卵だなあ。
「髪飾りの台座に使ったあの丸太は、父が十年以上前に偶然入手した樟の丸太の、最後に残った35センチを、湖校入学祝いの一環として貰ったものなんだ」
「ええっ、そんなに大切なものを、久保田君は使ってくれたの!」
三人の会話など聞いておりませんと言った体で秋吉さんは女の子のおしゃべりタイムを楽しんでいたが、責任感の強い姐御としては無視できなかったのだろう。三人の会話に、秋吉さんは突如乱入した。
まあでもそれは全員が予想していたことだったし、何より全員が秋吉さんと同じ気持ちだったから、「よくぞ訊いてくれました姐御!」的な空気一色に会議室は染まった。久保田はそれに怯み僕に顔を向けたので、僕は右手の人差し指で力強く久保田を指さし、続いて親指をグイッと立て、最後に左手の指を四本立てた。これは「お前ならできる」と「残り四分」を示す新忍道部のハンドサインだから弓道部の久保田は意味を当然知らないが、それを気合いで乗り越えて意思疎通を成すのが漢の友情というもの。久保田は表情を引き締め頷き、そしてそれを柔和に変えてから、秋吉さんの質問に答えた。
「僕は江戸時代の根付が好きで、木彫りも3センチ前後のものが多い。髪飾りの台座は丸太の形状をそのまま利用できたから、無駄になった部分はほとんど無かったよ」
久保田は考える素振りを暫ししたのち、2Dキーボードを立ち上げて十指を走らせた。間を置かず十数枚の写真が空中に映し出されるや、「カワイイ!」と「スゲーッ!」を二強とする感想が会議室にこだました。久保田の木彫りは動物と、ハーモニカやAICAなどの日用品に大別されており、そしてどちらも丸っこくデフォルメされていたから、女子ウケも男子ウケも非常に良かったのだ。また秋吉さんの表情をさりげなく観察したところ、重要情報を仕入れる事ができた。秋吉さんは動物と日用品の区別なく、完成度の高い根付を称賛していたのである。これは目利きが出来るという事だから、久保田の腕が上がれば上がるほど、秋吉さんに高評価をもらえるという事。そう感じたのは久保田も同じだったのか、柔和さに元気を加えた口調で久保田は木材について説明した。
「こういった木彫りや彫刻には、硬さと靭性を兼ね備えた木材が適している。髪飾りの台座に硬さや粘りはさほど求められないけど、台座係の人達に木工の楽しさを味わって欲しいから、できれば針葉樹より広葉樹が望ましいんだよね。猫将軍、欅や樟などの広葉樹の丸太は、あるかな?」
「うん、あるよ。ウチの神社は江戸時代から、お焚き上げ用の針葉樹と、神事の道具にする広葉樹の両方を、鎮守の森に植えている。欅や樟の他にも檜や胡桃、木刀にする赤樫とかもあるから、遠慮しないでね」
髪飾りの台座は無駄にならないとまず伝え、次いで根付の写真を見せ皆の注意を逸らし、仕上げに広葉樹と針葉樹の話題を取り上げて、久保田は入学祝いの大切な丸太を使ったことを皆に忘れさせた。そんな久保田の人間性に応えるべく、僕も檜や胡桃や樫の木の話をして、忘却作戦を後押しした。それが成功したのか、それとも協力してくれたのかは定かでないが、赤樫から木刀を削り出すロマン等々をみんな熱く語っていたので、僕と久保田は秘かに胸をなでおろしていた。
という状況が、情緒性豊かで責任感に優れた姐御に、ド直球だったのだろう。秋吉さんは突如久保田に顔をグイッと寄せ、
「久保田君、今日は部活を休める?」
そう問いかけた。好きな女の子に顔をグイッと寄せられ、否定的返答をする年頃男子などいやしない。久保田は条件反射的に肯定の仕草をして、それを確認するや、
「猫将軍君が部活に出るのは水曜日で、今日は予定ないよね?」
秋吉さんは実にテンポ良く、今度は僕に問いかけた。しっかり者のお姉さんに滅法弱い僕も、ほぼ条件反射的に首を縦に振った。すると、
「じゃあ放課後、猫将軍君の神社に二人でお邪魔するね」
秋吉さんは決定事項を高らかと宣言したのである。僕には女王様の、もといお姉さんタイプの幼馴染がいるから慣れているけど、久保田は大丈夫かなあ。という危惧のもと顔を向けた僕の目に、
「猫将軍、お邪魔するね!」
豆柴よろしく尻尾をブンブン振る久保田が飛び込んで来た。その光景に、僕は久保田の恋の行方を、自信をもって上方修正したのだった。
それから二十分ほど経った、掃除時間終盤。本来は必要ないのだけど何となく報告義務がある気がして、弓道部の二年長を務める宇喜多さんと、女子バレーボール部の二年長を務める旧十組の古谷さんに、久保田と秋吉さんが部活を休む旨とその訳をメールで伝えた。まだ掃除の終わっていない生徒がちらほらいるにもかかわらず返信が二通すぐさま届き、それから五限開始間際まで、僕ら三人はチャットで大いに盛り上がった。女の子ってホント、恋バナが好きだよなあ。
そして放課後、右から秋吉さん、久保田、僕の順で横並びになり神社を目指した。本来なら女の子を守るべく男子が両側を固めるべきなのだろうが、今日の主役は久保田と認識しているのか秋吉さんは久保田を中心にする素振りを見せたので、僕もそれに乗っかったのである。二年の女子バレーボール部員の中で二番目に背が高く、豪快なスパイクをビシバシ打つ秋吉さんは、守ってもらう系の女の子では、たしかにないんだけどね。
意外と言ったら失礼だが久保田と秋吉さんは共通の話題が多く、そしてどちらも自然が大好きだったので、路地の周囲に広がる畑や雑木林について熱心に語り合っていた。僕は件の確率を、再び上方修正したのだった。
神社に着くと久保田はまず社務所を訪れ、祖父母に礼儀正しく自己紹介し、丸太のお礼をハキハキ述べた。その姿は姐御肌の秋吉さんに好印象を与えたらしく、僕は再度・・・以下同文。
親子二代で弓道をしている久保田は、弓を用いる神社のお祭りに小学校低学年から参加しているらしく、完璧な作法でお参りしていた。一方秋吉さんは付け焼刃感をぬぐえず、本人もそれを自覚していたので僕に詫びたのち、境内の隅で久保田に作法を習っていた。そんなことする必要ないってというのが僕の本音だったが、久保田の邪魔をするなどもっての外だったから、二人を静かに見守ることにした。石段を登り鳥居をくぐる場面からやり直した秋吉さんと、秋吉さんに付き添う久保田は、散歩代わりに神社を訪れた近所のお年寄り達から「初々しいわねえ」「お似合いのカップルねえ」と言葉を掛けられ、四つの頬をもれなく朱に染めていた。
「でも久保田はどうやって、あの丸太を手に入れたんだ?」
「俺もそれが気になってた。木工用木材の価格は年々上昇し、入手困難になっているのは、工芸に係わる者の常識だからな」
僕と智樹はバカ話を続けつつ、久保田の返答に耳を澄ませた。これは当事者の三人を除く七人全員に当てはまり、いや香取さんだけは、目を爛々と輝かせて十指の準備運動をしていた。いやはや流石、小説家の卵だなあ。
「髪飾りの台座に使ったあの丸太は、父が十年以上前に偶然入手した樟の丸太の、最後に残った35センチを、湖校入学祝いの一環として貰ったものなんだ」
「ええっ、そんなに大切なものを、久保田君は使ってくれたの!」
三人の会話など聞いておりませんと言った体で秋吉さんは女の子のおしゃべりタイムを楽しんでいたが、責任感の強い姐御としては無視できなかったのだろう。三人の会話に、秋吉さんは突如乱入した。
まあでもそれは全員が予想していたことだったし、何より全員が秋吉さんと同じ気持ちだったから、「よくぞ訊いてくれました姐御!」的な空気一色に会議室は染まった。久保田はそれに怯み僕に顔を向けたので、僕は右手の人差し指で力強く久保田を指さし、続いて親指をグイッと立て、最後に左手の指を四本立てた。これは「お前ならできる」と「残り四分」を示す新忍道部のハンドサインだから弓道部の久保田は意味を当然知らないが、それを気合いで乗り越えて意思疎通を成すのが漢の友情というもの。久保田は表情を引き締め頷き、そしてそれを柔和に変えてから、秋吉さんの質問に答えた。
「僕は江戸時代の根付が好きで、木彫りも3センチ前後のものが多い。髪飾りの台座は丸太の形状をそのまま利用できたから、無駄になった部分はほとんど無かったよ」
久保田は考える素振りを暫ししたのち、2Dキーボードを立ち上げて十指を走らせた。間を置かず十数枚の写真が空中に映し出されるや、「カワイイ!」と「スゲーッ!」を二強とする感想が会議室にこだました。久保田の木彫りは動物と、ハーモニカやAICAなどの日用品に大別されており、そしてどちらも丸っこくデフォルメされていたから、女子ウケも男子ウケも非常に良かったのだ。また秋吉さんの表情をさりげなく観察したところ、重要情報を仕入れる事ができた。秋吉さんは動物と日用品の区別なく、完成度の高い根付を称賛していたのである。これは目利きが出来るという事だから、久保田の腕が上がれば上がるほど、秋吉さんに高評価をもらえるという事。そう感じたのは久保田も同じだったのか、柔和さに元気を加えた口調で久保田は木材について説明した。
「こういった木彫りや彫刻には、硬さと靭性を兼ね備えた木材が適している。髪飾りの台座に硬さや粘りはさほど求められないけど、台座係の人達に木工の楽しさを味わって欲しいから、できれば針葉樹より広葉樹が望ましいんだよね。猫将軍、欅や樟などの広葉樹の丸太は、あるかな?」
「うん、あるよ。ウチの神社は江戸時代から、お焚き上げ用の針葉樹と、神事の道具にする広葉樹の両方を、鎮守の森に植えている。欅や樟の他にも檜や胡桃、木刀にする赤樫とかもあるから、遠慮しないでね」
髪飾りの台座は無駄にならないとまず伝え、次いで根付の写真を見せ皆の注意を逸らし、仕上げに広葉樹と針葉樹の話題を取り上げて、久保田は入学祝いの大切な丸太を使ったことを皆に忘れさせた。そんな久保田の人間性に応えるべく、僕も檜や胡桃や樫の木の話をして、忘却作戦を後押しした。それが成功したのか、それとも協力してくれたのかは定かでないが、赤樫から木刀を削り出すロマン等々をみんな熱く語っていたので、僕と久保田は秘かに胸をなでおろしていた。
という状況が、情緒性豊かで責任感に優れた姐御に、ド直球だったのだろう。秋吉さんは突如久保田に顔をグイッと寄せ、
「久保田君、今日は部活を休める?」
そう問いかけた。好きな女の子に顔をグイッと寄せられ、否定的返答をする年頃男子などいやしない。久保田は条件反射的に肯定の仕草をして、それを確認するや、
「猫将軍君が部活に出るのは水曜日で、今日は予定ないよね?」
秋吉さんは実にテンポ良く、今度は僕に問いかけた。しっかり者のお姉さんに滅法弱い僕も、ほぼ条件反射的に首を縦に振った。すると、
「じゃあ放課後、猫将軍君の神社に二人でお邪魔するね」
秋吉さんは決定事項を高らかと宣言したのである。僕には女王様の、もといお姉さんタイプの幼馴染がいるから慣れているけど、久保田は大丈夫かなあ。という危惧のもと顔を向けた僕の目に、
「猫将軍、お邪魔するね!」
豆柴よろしく尻尾をブンブン振る久保田が飛び込んで来た。その光景に、僕は久保田の恋の行方を、自信をもって上方修正したのだった。
それから二十分ほど経った、掃除時間終盤。本来は必要ないのだけど何となく報告義務がある気がして、弓道部の二年長を務める宇喜多さんと、女子バレーボール部の二年長を務める旧十組の古谷さんに、久保田と秋吉さんが部活を休む旨とその訳をメールで伝えた。まだ掃除の終わっていない生徒がちらほらいるにもかかわらず返信が二通すぐさま届き、それから五限開始間際まで、僕ら三人はチャットで大いに盛り上がった。女の子ってホント、恋バナが好きだよなあ。
そして放課後、右から秋吉さん、久保田、僕の順で横並びになり神社を目指した。本来なら女の子を守るべく男子が両側を固めるべきなのだろうが、今日の主役は久保田と認識しているのか秋吉さんは久保田を中心にする素振りを見せたので、僕もそれに乗っかったのである。二年の女子バレーボール部員の中で二番目に背が高く、豪快なスパイクをビシバシ打つ秋吉さんは、守ってもらう系の女の子では、たしかにないんだけどね。
意外と言ったら失礼だが久保田と秋吉さんは共通の話題が多く、そしてどちらも自然が大好きだったので、路地の周囲に広がる畑や雑木林について熱心に語り合っていた。僕は件の確率を、再び上方修正したのだった。
神社に着くと久保田はまず社務所を訪れ、祖父母に礼儀正しく自己紹介し、丸太のお礼をハキハキ述べた。その姿は姐御肌の秋吉さんに好印象を与えたらしく、僕は再度・・・以下同文。
親子二代で弓道をしている久保田は、弓を用いる神社のお祭りに小学校低学年から参加しているらしく、完璧な作法でお参りしていた。一方秋吉さんは付け焼刃感をぬぐえず、本人もそれを自覚していたので僕に詫びたのち、境内の隅で久保田に作法を習っていた。そんなことする必要ないってというのが僕の本音だったが、久保田の邪魔をするなどもっての外だったから、二人を静かに見守ることにした。石段を登り鳥居をくぐる場面からやり直した秋吉さんと、秋吉さんに付き添う久保田は、散歩代わりに神社を訪れた近所のお年寄り達から「初々しいわねえ」「お似合いのカップルねえ」と言葉を掛けられ、四つの頬をもれなく朱に染めていた。
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