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十九章
エベレストは富士より高い、1
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実を言うと、二本角がサタン皇帝と呼ばれる所以は、去り際に残した余にある。二本角自身が皇帝と名乗ったのではなく、余を一人称とする圧倒的強者を、人類が勝手に皇帝と呼んでいるだけなのだ。
ただこの名称を嫌い、頑なに使おうとしない人達も多い。またそのほぼ全員を、米国人が占めることは広く知られていた。国民性に関わるため大っぴらに語られる事はなくとも、僕個人としては「誇りなき戦士」という二本角の言葉を、全否定できないのが本音だった。遠間から銃を撃つことへ「卑怯」という想いを、僕はどうしても感じてしまうのである。
歴然たる事実としてかつて地球には、銃を所持した西洋人が、銃を持たない人々の住む国を、一方的に侵略した時代があった。機械文明に至っていないだけでその国は独自の文化を有し、軍に所属する戦士がいて、槍、剣、弓、投石を攻撃手段とする戦闘に従事していた。その国において、強い戦士は技量の優れた戦士と同義であり、強者たちは自らの技量に誇りを抱き、同胞の最前線に立って敵と戦っていた。それは敵も同じだったため、高度な技術を有する強者は敵であっても、尊敬される事が多かった。
その戦士達が、自分達の国を侵略してくる西洋人と戦った。誇り高い強者ほど同胞の先頭に立ち、真っ先に西洋人の軍隊へ突撃して行った。そんな戦士達を西洋人は、
ズキューン ズキューン ズキューン
銃でいとも容易く葬った。弓や石なら難なく躱せても、目視不可能な銃弾は強者でも避けられない。そこで繰り広げられているのは一方的な殺戮でしかなく、長い歴史と文化を誇る沢山の国々が、有無を言わさず植民地にされて行った。
その戦場の光景と、植民地時代の実状を脳裏に描くと、僕はどうしても思わざるを得ないのだ。植民地の戦士達が、西洋人の兵士へ称賛と敬意を微塵も感じずとも、仕方ないのだと。
もちろんそれを、3DGの世界観にそのまま当てはめてはならない。モンスターの突然の侵略によって人口が十分の一になった人類が、科学技術を駆使して故地奪還戦争をモンスターに仕掛けるのは、当然の権利だからだ。人類の身体能力を遥かに凌駕するモンスターへ、銃や電撃や火炎放射器を使っても、卑怯には決してならないと僕も考えている。
だがそれでも、次元爪による接近戦で戦いを必ず終わらせるサタンが、敵に決して近づこうとせず遠間から銃を撃つだけの人間を、
――誇りなき裸猿
と侮蔑する気持ちも、解らぬでもないと言うのが僕の正直な気持ちだった。銃信仰のメッカに住む、銃が好きで堪らない人達は絶対認めないだろうが、安全な場所に隠れて銃を撃つだけの人達が敬意を払ってもらえなくても、文句は言えなかったのである。
その意味において、軍が行った戦車戦は特に酷いというのがネットの総評だった。
『人が戦車を操縦し、かつ最期の手段として自爆を選んだなら、サタン皇帝は違う言葉を残して去って行ったのではないか』
この主張は、米国以外の全ての国で最多票を獲得した。またその根拠としては、
『裸猿ではなく戦士という語彙をサタン皇帝が使ったのは、皇帝自身が誇り高い戦士である証拠。人類は誇りの面でも、皇帝に敗北したのだ』
が最多票となった。米国内の意見へは「武士の情けによる無視」が採用されているのも、米国人は許容しがたいのだろう。米国人はサタン皇帝をあたかもタブーの如く扱い、プロアマ問わず再戦が試みられる事はなかった。ネットでの議論すら、ほぼ行われていないのが現状だったのである。
ただ米軍は、秘密裏に挑戦したのかもしれない。ネットの噂によると、極超音速戦闘機とプリズムレーザー衛星を投入して皇帝に再度挑んだが、皇帝は現れなかったとされている。
その一方、従来のサタン戦はむしろ活発化した。ペンタゴンも戦闘映像を隔月で公開し、銃以外の武器による勝利を模索しているようだが、未だ成功していない。高分子ワイヤーを用いた作戦も特殊部隊の試みの一つであり、湖校チームがインハイで披露したのは、それを土台に練り上げたものだった。先輩方の動画再生回数が一千万回を突破した理由の一つは、それなのだろうと僕らは考えている。そして僕らは、
――皇帝にワイヤーは通用しない
とも推測していた。今になって思うと、紫柳子さんが出雲を開発したのは、皇帝との戦闘を視野に入れての事だったのかもしれない。
サタン戦の活発化に伴い、3DG本部は新モンスターを実装した。ベヒモス、がそれだ。ファンタジー世界において「陸生モンスターの王者」とされるベヒモスは、以前は巨大な亀として描かれていたが、コンピューターゲームの中ボスとして登場するにつれ、牛型二足歩行モンスターへその姿を変えていった。蹄ではなく五指を持ち、長大な尻尾を有するベヒモスを牛型と呼んでいいのかは置くとしても、米国プロチームの戦闘を見る限り、狒々や黒猿を凌ぐスペックを与えられているのは間違いなかった。実装当初は、「サタンは強すぎて戦闘訓練にならないからサタンに次ぐモンスターを出して欲しい」というアマチュアチームの要望を本部が叶えたと称賛されていたが、今は「ベヒモスを強くしすぎ」との非難に替わっている。その最大の理由は、ベヒモスが大盾を装備し、銃器のゴリ押しだけでは倒しづらい事だろう。大盾はマシンガンを弾き、火属性モンスターゆえ火炎放射を無力化し、移動速度が速すぎて催眠ガスを吸引させ難く、尻尾による砂礫飛ばしも嫌になるくらい強力。最高峰対物ライフルを手足の如く操る狙撃手のいないアマチュアチームにとって、まさにベヒモスはサタンに次ぐ強敵だったのである。僕の見立てでは、インハイ準優勝の阪校チームでは十戦十敗確定、といった処だろうか。またそれは、湖校新忍道部における最大の関心事、いや最大の苦悩になっていた。
――来年のインハイの目標とすべきは、ベヒモスなのではないか?
との悩みを、僕らは抱えていたのだ。サタン討伐を信じてひたすら突き進むのか、それともサタンを諦めてベヒモスに絞るのか。このどちらかを、湖校新忍道部は早々に選ばねばならなかったのである。これだけでも頭痛を伴うほどの難問だったのに、鎌倉研究学校の鳳空路守さんの存在が、難問度合いを更に引き上げていた。それは、
『来年八月、鎌校チームはベヒモスを倒しうるチームに育っており、湖校チームがベヒモスと戦ったら、湖校は鎌校に僅差で判定負けする』
と公式AIが予想したことだった。つまり湖校がインハイ二連覇を狙うなら、ベヒモスより格上のサタンを目標にすべきだが、現行チームではサタンに全敗中という状況に、湖校はいたのである。新忍道の公式大会は、最弱モンスターでも負けるかもしれない新規参入校を除き、予想勝率50%以上のモンスターとしか戦えない決まりになっている。よって現実を直視するならサタン戦をきっぱり諦め、ベヒモス戦の評価を高くする訓練を少しでも早く始めなければならないのだが、「本当にそれでいいのか?」という問いが心の奥底から絶えず聞こえて来るのが漢というもの。
しがらみを捨て全力で戦い、
真っ白になって燃え尽きたい
これを願い一瞬一瞬を突き進むのが、漢という生き物だからである。
然るにサタン戦を想定した飛び込み受け身の訓練が終わり、休憩時間の半ばを過ぎ呼吸がほぼ整った、今。
「眠留、少しいいか」
竹中さんと菊池さんが僕のいる場所にやって来るのは、事前に判り切っていた事だった。よって、
「もちろんです」
そう応えて立ち上がりかけたのだけど、
「アホ、座ってろ」
ただこの名称を嫌い、頑なに使おうとしない人達も多い。またそのほぼ全員を、米国人が占めることは広く知られていた。国民性に関わるため大っぴらに語られる事はなくとも、僕個人としては「誇りなき戦士」という二本角の言葉を、全否定できないのが本音だった。遠間から銃を撃つことへ「卑怯」という想いを、僕はどうしても感じてしまうのである。
歴然たる事実としてかつて地球には、銃を所持した西洋人が、銃を持たない人々の住む国を、一方的に侵略した時代があった。機械文明に至っていないだけでその国は独自の文化を有し、軍に所属する戦士がいて、槍、剣、弓、投石を攻撃手段とする戦闘に従事していた。その国において、強い戦士は技量の優れた戦士と同義であり、強者たちは自らの技量に誇りを抱き、同胞の最前線に立って敵と戦っていた。それは敵も同じだったため、高度な技術を有する強者は敵であっても、尊敬される事が多かった。
その戦士達が、自分達の国を侵略してくる西洋人と戦った。誇り高い強者ほど同胞の先頭に立ち、真っ先に西洋人の軍隊へ突撃して行った。そんな戦士達を西洋人は、
ズキューン ズキューン ズキューン
銃でいとも容易く葬った。弓や石なら難なく躱せても、目視不可能な銃弾は強者でも避けられない。そこで繰り広げられているのは一方的な殺戮でしかなく、長い歴史と文化を誇る沢山の国々が、有無を言わさず植民地にされて行った。
その戦場の光景と、植民地時代の実状を脳裏に描くと、僕はどうしても思わざるを得ないのだ。植民地の戦士達が、西洋人の兵士へ称賛と敬意を微塵も感じずとも、仕方ないのだと。
もちろんそれを、3DGの世界観にそのまま当てはめてはならない。モンスターの突然の侵略によって人口が十分の一になった人類が、科学技術を駆使して故地奪還戦争をモンスターに仕掛けるのは、当然の権利だからだ。人類の身体能力を遥かに凌駕するモンスターへ、銃や電撃や火炎放射器を使っても、卑怯には決してならないと僕も考えている。
だがそれでも、次元爪による接近戦で戦いを必ず終わらせるサタンが、敵に決して近づこうとせず遠間から銃を撃つだけの人間を、
――誇りなき裸猿
と侮蔑する気持ちも、解らぬでもないと言うのが僕の正直な気持ちだった。銃信仰のメッカに住む、銃が好きで堪らない人達は絶対認めないだろうが、安全な場所に隠れて銃を撃つだけの人達が敬意を払ってもらえなくても、文句は言えなかったのである。
その意味において、軍が行った戦車戦は特に酷いというのがネットの総評だった。
『人が戦車を操縦し、かつ最期の手段として自爆を選んだなら、サタン皇帝は違う言葉を残して去って行ったのではないか』
この主張は、米国以外の全ての国で最多票を獲得した。またその根拠としては、
『裸猿ではなく戦士という語彙をサタン皇帝が使ったのは、皇帝自身が誇り高い戦士である証拠。人類は誇りの面でも、皇帝に敗北したのだ』
が最多票となった。米国内の意見へは「武士の情けによる無視」が採用されているのも、米国人は許容しがたいのだろう。米国人はサタン皇帝をあたかもタブーの如く扱い、プロアマ問わず再戦が試みられる事はなかった。ネットでの議論すら、ほぼ行われていないのが現状だったのである。
ただ米軍は、秘密裏に挑戦したのかもしれない。ネットの噂によると、極超音速戦闘機とプリズムレーザー衛星を投入して皇帝に再度挑んだが、皇帝は現れなかったとされている。
その一方、従来のサタン戦はむしろ活発化した。ペンタゴンも戦闘映像を隔月で公開し、銃以外の武器による勝利を模索しているようだが、未だ成功していない。高分子ワイヤーを用いた作戦も特殊部隊の試みの一つであり、湖校チームがインハイで披露したのは、それを土台に練り上げたものだった。先輩方の動画再生回数が一千万回を突破した理由の一つは、それなのだろうと僕らは考えている。そして僕らは、
――皇帝にワイヤーは通用しない
とも推測していた。今になって思うと、紫柳子さんが出雲を開発したのは、皇帝との戦闘を視野に入れての事だったのかもしれない。
サタン戦の活発化に伴い、3DG本部は新モンスターを実装した。ベヒモス、がそれだ。ファンタジー世界において「陸生モンスターの王者」とされるベヒモスは、以前は巨大な亀として描かれていたが、コンピューターゲームの中ボスとして登場するにつれ、牛型二足歩行モンスターへその姿を変えていった。蹄ではなく五指を持ち、長大な尻尾を有するベヒモスを牛型と呼んでいいのかは置くとしても、米国プロチームの戦闘を見る限り、狒々や黒猿を凌ぐスペックを与えられているのは間違いなかった。実装当初は、「サタンは強すぎて戦闘訓練にならないからサタンに次ぐモンスターを出して欲しい」というアマチュアチームの要望を本部が叶えたと称賛されていたが、今は「ベヒモスを強くしすぎ」との非難に替わっている。その最大の理由は、ベヒモスが大盾を装備し、銃器のゴリ押しだけでは倒しづらい事だろう。大盾はマシンガンを弾き、火属性モンスターゆえ火炎放射を無力化し、移動速度が速すぎて催眠ガスを吸引させ難く、尻尾による砂礫飛ばしも嫌になるくらい強力。最高峰対物ライフルを手足の如く操る狙撃手のいないアマチュアチームにとって、まさにベヒモスはサタンに次ぐ強敵だったのである。僕の見立てでは、インハイ準優勝の阪校チームでは十戦十敗確定、といった処だろうか。またそれは、湖校新忍道部における最大の関心事、いや最大の苦悩になっていた。
――来年のインハイの目標とすべきは、ベヒモスなのではないか?
との悩みを、僕らは抱えていたのだ。サタン討伐を信じてひたすら突き進むのか、それともサタンを諦めてベヒモスに絞るのか。このどちらかを、湖校新忍道部は早々に選ばねばならなかったのである。これだけでも頭痛を伴うほどの難問だったのに、鎌倉研究学校の鳳空路守さんの存在が、難問度合いを更に引き上げていた。それは、
『来年八月、鎌校チームはベヒモスを倒しうるチームに育っており、湖校チームがベヒモスと戦ったら、湖校は鎌校に僅差で判定負けする』
と公式AIが予想したことだった。つまり湖校がインハイ二連覇を狙うなら、ベヒモスより格上のサタンを目標にすべきだが、現行チームではサタンに全敗中という状況に、湖校はいたのである。新忍道の公式大会は、最弱モンスターでも負けるかもしれない新規参入校を除き、予想勝率50%以上のモンスターとしか戦えない決まりになっている。よって現実を直視するならサタン戦をきっぱり諦め、ベヒモス戦の評価を高くする訓練を少しでも早く始めなければならないのだが、「本当にそれでいいのか?」という問いが心の奥底から絶えず聞こえて来るのが漢というもの。
しがらみを捨て全力で戦い、
真っ白になって燃え尽きたい
これを願い一瞬一瞬を突き進むのが、漢という生き物だからである。
然るにサタン戦を想定した飛び込み受け身の訓練が終わり、休憩時間の半ばを過ぎ呼吸がほぼ整った、今。
「眠留、少しいいか」
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