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十九章
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「はいそうです。どうかいたしましたか」
「これは僕が人生で出会った、最も香りのよいコーヒーです。飲もうとしても、鼻腔に届く香りが素晴らしくてそれだけで満たされ、一向に口を着けられきません。お姉さんは、バリスタでもあったんですね」
仕組みは未だ解明されていないが、猫はなぜか、コーヒーの香りをとても嫌がる。猫と話せるという幸運に恵まれた僕は小学生の頃、翔猫達にその理由を直接訊いてみたけど、予想に反し帰って来たのは、自分でも解らないという言葉だった。臭くはなく、また人の体でいる時は良い香りと普通に感じても、猫でいる時は、その臭いからとにかく逃げたいと本能が訴えるそうなのだ。よって猫将軍家の人間が神社でコーヒーを飲むことはなく、僕も生まれてこのかた一度も無いのだけど、昴の父親がコーヒー好きなため、昴の家ではよく頂いていた。猫には悪いが正直言うと、僕はコーヒーが大好きだ。コーヒーを淹れる工程も、魅力的に思えてならない。豆をミルで挽き、フィルターにセットし、お湯を少しずつ丁寧に注ぎ、やっと得られたカップ一杯のコーヒーを寡黙に味わう姿に、大人の男の世界を感じてしまうのである。だから何かと背伸びしたがる小学六年生の頃はしばしばおじさんの下を訪ね、コーヒーの淹れ方を教わり一緒にそれを味わい、そして近隣市の喫茶店巡りを二人でしたものだ。お陰で使っている豆の品種程度なら当てられるようになり、美味しいコーヒーを飲んだ経験もそこそこあると思っていたのだけど、お姉さんの淹れたこのコーヒーほど香りのよい逸品に僕は出会ったことがない。本当は淹れてくれた人に敬意を表し、香りを楽しんだら間を置かず味に移るのがマナーと知っていても、コーヒーカップを口元に持って来て、深呼吸しては離すという作業を、僕は三度も繰り返していたのだ。とはいえさすがにこれ以上は失礼と思い、「バリスタでもあったんですね」との言葉に首肯してもらったのち、カップに初めて口を着けた。ティーカップより厚く、またティーカップのように反ってなくとも下唇に優しく馴染む感触がはっきり伝わって来て、期待がいや増してゆく。僕が今まで頂戴した美味しいコーヒーはすべて、唇に心地よい感触をもたらすカップに必ず注がれていた。反面教師として一度だけ、店内は洒落ていてもガラス製カップでコーヒーを出すお店に連れて行かれた日のことは忘れられない。内装と同じくお洒落なカップだなと好印象を抱いたのは一瞥時のみで、一口目を飲むなり訝しむ顔になり、二口目を恐る恐る飲んだのを最後にカップを置いたソーサーを通路側に押しやった僕を、おじさんは満足げに見つめていた。だが僕に続きコーヒーを一口飲むやおじさんは不機嫌になり、阿吽の呼吸で二人揃って席を立ち、腹立たしさを隠さず足早に店舗を後にした。AICAの中で、あんな偽物コーヒーショップに大勢のお客さんが入っている理由を訊くと、お洒落なお店をお洒落に利用する自分が大好きな人達の需要を満たすためだと、おじさんは苦々しい口調で教えてくれた。その後「口直しをするぞ眠留」と高級焼き肉店に連れて行ってもらえたのは、とっても楽しい想い出なんだけどね。
なんて前振りが非常に長くなったが、お姉さんの淹れたブレンドコーヒーは香り同様、僕が今まで頂いた最も美味しいコーヒーだった。一口飲み瞼を降ろし、そのまま二口目を飲み瞼を開けた僕に、「配合は判りますか」とお姉さんが問いかけて来たので、ブラジルが主体でコロンビアが繋ぎ、マンデリンが隠し味という処までしか判りませんと正直に答えた。お姉さんは秘密ですよとウインクし、微量のホンジュラスを加えていることを教えてくれた。そして少々お待ちくださいと一礼して去ってゆき、輝夜さんにホンジュラスの味を教授してもらっている最中、
「ブラックコーヒーと一緒に、こちらもお試しになってください」
お姉さんは二枚の小皿をテーブルに置いた。小皿は鮮やかなモミジ色をしていて、心浮き立つ紅緋色の上に、白い球形のお菓子が二つ並べられていた。大きさは直径2センチほど、表面に粉糖をまぶしているからか、お姉さんがプリン用のスプーンを新たにサーブした。そのスプーンの使い方が判らず、さてどうしたものかと逡巡する僕を、輝夜さんが助けてくれる。
「ブールドネージュ、頂戴します」
ブールドネージュはもちろんフランス語で、このお菓子の発祥地のアメリカでは、スノーボールクッキーと呼ばれているらしい。またこの小皿も、この手のお菓子を盛り付ける専用のお皿なのだろう。輝夜さんは小皿の中央に作られた小さな突起を巧みに利用し、ミニチュアの雪玉に似たお菓子をスプーンに乗せ、口元へ運ぶ。一噛み目と二噛み目、輝夜さんはほのかな笑みを浮かべているだけだった。だが三噛み目以降、ゆっくりであっても表情が劇的に変化してゆく。スノーボールを噛みしめる毎に、蕾が開いて満開の花になるが如き笑みを、輝夜さんは煌々と振りまいていったのだ。興味を大いにそそられた僕も輝夜さんの手本に従いミニチュア雪玉をスプーンに乗せ、口に含む。二噛み目までは僕も同様、粉糖の上品な口当たりとそれがもたらす上品な甘みを楽しむだけだった。だが三噛み目からは発酵バターの芳醇な味が現れ始め、次いでアーモンドの濃厚な風味がそれに加わり、咀嚼を終え呑み込む頃にはバターとアーモンドの味と香りに、
にぱっ
僕は本日二度目のお子様笑顔を、成すすべなく浮かべたのだった。
そんな僕に輝夜さんとお姉さんはクスクス笑い、それを機に女性陣は打ち解けたのだと思う。お姉さんは自分が本店スタッフであることを明かし、輝夜さんも最初からそれに気づいていたことを打ち明け、そしてプリンのお礼を恥ずかしげに述べていた。その様子にピンと来て尋ねてみると、あのプリンは輝夜さんが幼稚園時代から毎回必ず注文していた、本店で一番好きな必須デザートなのだそうだ。「ああも幸せそうだった理由がわかったよ」との言葉に輝夜さんは頬を膨らませるも、そんな可愛い仕草をされてもこっちとしては感謝しか湧いてこない。僕は心の命ずるまま、お姉さんに向き直り頭を下げた。
「僕の大切な人を大切にして下さり、僕からもお礼申し上げます」
お姉さんは、さすが接客のプロと感嘆せずにはいられない返礼をしたのち、本来のキャラをちょっぴり見せてくれたのか、テーブルに巨大爆弾を投下した。
「白銀のお嬢様の想い人にお会いし、その人柄をこうして知れた今日は、仕事抜きで嬉しい日でした。猫将軍眠留様、白銀輝夜様、お二人の名字が同じになってからも、末永くおもてなしさせて頂きたく思います」
場の流れで、
「こちらこそよろしくお願いします」「どうぞよろしくお願い致します」
と順当に礼を返せた。
けどお姉さんがテーブルを去ると、二種類のプティフールとコーヒーを茹蛸状態のまま黙って頂戴することしか、僕らにはできなかったのだった。
「これは僕が人生で出会った、最も香りのよいコーヒーです。飲もうとしても、鼻腔に届く香りが素晴らしくてそれだけで満たされ、一向に口を着けられきません。お姉さんは、バリスタでもあったんですね」
仕組みは未だ解明されていないが、猫はなぜか、コーヒーの香りをとても嫌がる。猫と話せるという幸運に恵まれた僕は小学生の頃、翔猫達にその理由を直接訊いてみたけど、予想に反し帰って来たのは、自分でも解らないという言葉だった。臭くはなく、また人の体でいる時は良い香りと普通に感じても、猫でいる時は、その臭いからとにかく逃げたいと本能が訴えるそうなのだ。よって猫将軍家の人間が神社でコーヒーを飲むことはなく、僕も生まれてこのかた一度も無いのだけど、昴の父親がコーヒー好きなため、昴の家ではよく頂いていた。猫には悪いが正直言うと、僕はコーヒーが大好きだ。コーヒーを淹れる工程も、魅力的に思えてならない。豆をミルで挽き、フィルターにセットし、お湯を少しずつ丁寧に注ぎ、やっと得られたカップ一杯のコーヒーを寡黙に味わう姿に、大人の男の世界を感じてしまうのである。だから何かと背伸びしたがる小学六年生の頃はしばしばおじさんの下を訪ね、コーヒーの淹れ方を教わり一緒にそれを味わい、そして近隣市の喫茶店巡りを二人でしたものだ。お陰で使っている豆の品種程度なら当てられるようになり、美味しいコーヒーを飲んだ経験もそこそこあると思っていたのだけど、お姉さんの淹れたこのコーヒーほど香りのよい逸品に僕は出会ったことがない。本当は淹れてくれた人に敬意を表し、香りを楽しんだら間を置かず味に移るのがマナーと知っていても、コーヒーカップを口元に持って来て、深呼吸しては離すという作業を、僕は三度も繰り返していたのだ。とはいえさすがにこれ以上は失礼と思い、「バリスタでもあったんですね」との言葉に首肯してもらったのち、カップに初めて口を着けた。ティーカップより厚く、またティーカップのように反ってなくとも下唇に優しく馴染む感触がはっきり伝わって来て、期待がいや増してゆく。僕が今まで頂戴した美味しいコーヒーはすべて、唇に心地よい感触をもたらすカップに必ず注がれていた。反面教師として一度だけ、店内は洒落ていてもガラス製カップでコーヒーを出すお店に連れて行かれた日のことは忘れられない。内装と同じくお洒落なカップだなと好印象を抱いたのは一瞥時のみで、一口目を飲むなり訝しむ顔になり、二口目を恐る恐る飲んだのを最後にカップを置いたソーサーを通路側に押しやった僕を、おじさんは満足げに見つめていた。だが僕に続きコーヒーを一口飲むやおじさんは不機嫌になり、阿吽の呼吸で二人揃って席を立ち、腹立たしさを隠さず足早に店舗を後にした。AICAの中で、あんな偽物コーヒーショップに大勢のお客さんが入っている理由を訊くと、お洒落なお店をお洒落に利用する自分が大好きな人達の需要を満たすためだと、おじさんは苦々しい口調で教えてくれた。その後「口直しをするぞ眠留」と高級焼き肉店に連れて行ってもらえたのは、とっても楽しい想い出なんだけどね。
なんて前振りが非常に長くなったが、お姉さんの淹れたブレンドコーヒーは香り同様、僕が今まで頂いた最も美味しいコーヒーだった。一口飲み瞼を降ろし、そのまま二口目を飲み瞼を開けた僕に、「配合は判りますか」とお姉さんが問いかけて来たので、ブラジルが主体でコロンビアが繋ぎ、マンデリンが隠し味という処までしか判りませんと正直に答えた。お姉さんは秘密ですよとウインクし、微量のホンジュラスを加えていることを教えてくれた。そして少々お待ちくださいと一礼して去ってゆき、輝夜さんにホンジュラスの味を教授してもらっている最中、
「ブラックコーヒーと一緒に、こちらもお試しになってください」
お姉さんは二枚の小皿をテーブルに置いた。小皿は鮮やかなモミジ色をしていて、心浮き立つ紅緋色の上に、白い球形のお菓子が二つ並べられていた。大きさは直径2センチほど、表面に粉糖をまぶしているからか、お姉さんがプリン用のスプーンを新たにサーブした。そのスプーンの使い方が判らず、さてどうしたものかと逡巡する僕を、輝夜さんが助けてくれる。
「ブールドネージュ、頂戴します」
ブールドネージュはもちろんフランス語で、このお菓子の発祥地のアメリカでは、スノーボールクッキーと呼ばれているらしい。またこの小皿も、この手のお菓子を盛り付ける専用のお皿なのだろう。輝夜さんは小皿の中央に作られた小さな突起を巧みに利用し、ミニチュアの雪玉に似たお菓子をスプーンに乗せ、口元へ運ぶ。一噛み目と二噛み目、輝夜さんはほのかな笑みを浮かべているだけだった。だが三噛み目以降、ゆっくりであっても表情が劇的に変化してゆく。スノーボールを噛みしめる毎に、蕾が開いて満開の花になるが如き笑みを、輝夜さんは煌々と振りまいていったのだ。興味を大いにそそられた僕も輝夜さんの手本に従いミニチュア雪玉をスプーンに乗せ、口に含む。二噛み目までは僕も同様、粉糖の上品な口当たりとそれがもたらす上品な甘みを楽しむだけだった。だが三噛み目からは発酵バターの芳醇な味が現れ始め、次いでアーモンドの濃厚な風味がそれに加わり、咀嚼を終え呑み込む頃にはバターとアーモンドの味と香りに、
にぱっ
僕は本日二度目のお子様笑顔を、成すすべなく浮かべたのだった。
そんな僕に輝夜さんとお姉さんはクスクス笑い、それを機に女性陣は打ち解けたのだと思う。お姉さんは自分が本店スタッフであることを明かし、輝夜さんも最初からそれに気づいていたことを打ち明け、そしてプリンのお礼を恥ずかしげに述べていた。その様子にピンと来て尋ねてみると、あのプリンは輝夜さんが幼稚園時代から毎回必ず注文していた、本店で一番好きな必須デザートなのだそうだ。「ああも幸せそうだった理由がわかったよ」との言葉に輝夜さんは頬を膨らませるも、そんな可愛い仕草をされてもこっちとしては感謝しか湧いてこない。僕は心の命ずるまま、お姉さんに向き直り頭を下げた。
「僕の大切な人を大切にして下さり、僕からもお礼申し上げます」
お姉さんは、さすが接客のプロと感嘆せずにはいられない返礼をしたのち、本来のキャラをちょっぴり見せてくれたのか、テーブルに巨大爆弾を投下した。
「白銀のお嬢様の想い人にお会いし、その人柄をこうして知れた今日は、仕事抜きで嬉しい日でした。猫将軍眠留様、白銀輝夜様、お二人の名字が同じになってからも、末永くおもてなしさせて頂きたく思います」
場の流れで、
「こちらこそよろしくお願いします」「どうぞよろしくお願い致します」
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