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二十章
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日直業務を嫌っていずとも、早くやり終えて解放されたいと願うのは湖校生も変わらない。したがって帰りのHRは、五限終了のチャイムが鳴り終わるなり始まるのが常だった。今日の日直も変人ではなかったらしく、チャイムが最後の四拍子の半ばに差し掛かるころ教壇に現れた。その光景に焦りを覚えた僕は心の中で叫んだ。「連絡事項の時間まで、残り十秒ないぞ智樹!」 そう智樹は、旧十組の合意を得られたことを伝えるOKサインを送ってから、瞑目し続けていたのだ。
文化祭委員クラス代表の智樹には、帰りのHRの連絡時間を利用し、明日放課後の会合について報告する義務があった。智樹の実力をもってすればそんなの朝飯前なことは、委員の誰もが承知している。だが明日の会合は、研究学校最大の謎が大いに絡む特殊な会合。その特殊性を、連絡時間を利用して今日中に伝えるのか、それとも明日の予定の確認のみに留めるのかを智樹が悩んでいると当たりを付けた委員達は、瞑目する智樹を固唾を呑み見つめていたのだ。
そうこうするうち帰りのHRが始まり、連絡事項の時間が訪れる。その頃になると、智樹が瞑目を続けているのはクラス中に知れ渡っていて、かつそれは、文化祭委員がまた何かしでかすんじゃないかとクラス中が考えていたのと同義だったため、
「はい」
発言を求める挙手が成された時の、空気の張り詰めようと言ったらなかった。「はい、どうぞ」のたった五音節に日直が噛んでも突っ込みはされず、突っ込まないことを誰か突っ込めよ、誰でもいいからお願いだよ、との切実な眼差しが高密度で交わされる中、智樹は軽やかに立ち上がり口を開いた。
「明日の放課後、接客教育の初会合が開かれます。みなさん、奮ってご参加ください」
淡々とそう告げ、何事もなかったように智樹は着席した。それが、想定外すぎたのだと思う。
「それだけ?」
女子の誰かがポツリとそう呟いた。それは一瞬の気の緩みによって紡がれた小さな小さな独り言だったため普段なら誰の耳にも入らなかったはずなのに、今回は違った。呟きが皆の想いを正確に代弁していた事と、教室に降りていた静寂の相乗効果により、確固たる発言として全員の耳に届いてしまったのだ。仮にそれを成したのが男子だったら、野郎共で結託してそいつを勇者に祭り上げることも可能だったが、女の子の場合は難しいと言わざるを得ない。どの子なのかを特定できないなら尚更だろう。日直が噛んだ時とは比較にならない超高密度の「誰か何とかしてくれ!」系の視線が交わされ、そのせいで独り言を漏らしてしまった女子が羞恥のブラックホールに吸い込まれつつあるのを幻視した僕は、
「はい」
気づくと挙手していた。瞬き一回分の絶対静寂ののち、日直から発言の許可が下りる。僕は立ち上がり、はきはき述べた。
「当初の予定どおり今日の放課後、クラス唯一の準部員の僕が、僕の蝶ネクタイを3Dプリンターで試作してみます。上出来だったら男子委員全員のネクタイに挑戦して、制作のノウハウを確立しますね」
そうなのだ、僕は今日の放課後、男子従業員の制服のメインとなる蝶ネクタイを作る仕事を仰せつかっていた。準部員や準サークル会員は週三日以上を休みに充てられ、そしてクラスメイト全員が部やサークルに所属している二十組において、僕は「準」の付くただ一人の生徒だった。よって今日と明日の部活を気楽に休める僕が、蝶ネクタイの初制作に名乗りを上げていたのである。とは言えそれを、帰りのHRで告げる予定は、もともと無かったんだけどね。
けどまあそこは、同じ組になり半年以上を過ごしてきた級友達。みんな僕の意を酌み、「任せたぞ」「頼んだぞ」「よろしくね」との声を掛けてくれた。頭を掻き掻き着席し、日直に頷く。この機を逃してなるものかと日直は終了を宣言し、帰りのHRは幕を下ろしたのだった。
そんなこんなで迎えた、蝶ネクタイの試作。結論を言うと僕はそれに成功し、またそれは僕一人の評価でもなかった。初挑戦にしてはネクタイの出来がとても良く感じられ、さあどうしたものかと思案していると、千家さんがたまたま連絡をくれた。よって鑑定を頼んだところ、「合格!」のお墨付きを頂くことができたのである。然るに覚悟を決め、五人の男子委員の蝶ネクタイを五台の3Dプリンターを使って一気に制作してみた。後期初日だからか、3Dプリンター室を予約していたのが、ウチの組しかなかったのだ。
蝶ネクタイはその小ささもあり、造形だけなら三十分足らずで終わる。ただ塗装込みだと二時間近くかかり、そして智樹たちのネクタイの完成時間が午後七時過ぎだったため、咲耶さんとロボットに「後はお願いします」と頭を下げ僕はプリンター室を後にした。文化祭が近づくと、3Dプリンターは二十四時間フル稼働になる。ゆえに完成品を保管する専用ロボットが、この部屋には備え付けられているのだ。
帰りのHRで「それだけ?」と呟いた女の子からは、心の籠ったメールをもらえた。その子とは話す機会がほぼ無かった事もあり、メールのやり取りが弾み、ネクタイの完成を待つ時間を退屈せずに済んだ。ただその子が、部活を早退してまで僕にメールを送ってくれたことは、反省すべき点として心に刻んでいる。
それもあり、部活を終えた皆と鉢合わせるのが何となく恥ずかしく感じられ、午後五時半にプリンター室を出て帰路に着いた。帰宅すると、貴子さんと翔子姉さんが祖母と一緒に台所に立ち、夕飯作りに奮闘していた。正確には、貴子さんは一生懸命でもどこか飄々と料理をこなしていて、奮闘しているのは翔子姉さんだけだった。なんと翔子姉さんは、料理が苦手だったのである。これは衝撃だった。僕の周囲には超人級の人が大勢いて、うち幾人かは本物の超人であり、その中でも翔子姉さんは美鈴に比肩する完璧超人なのだと僕は信じきっていた。そうそれは、根拠のないただの妄信にすぎなかったのだけど、今朝の朝食の席でその事実を知った時は、誇張抜きで大地が崩れ落ちる感覚を味わったものだ。
ただ何というか、やはり翔子姉さんは人類の一般平均を遥かに凌駕する人なのは間違いなく、料理音痴が発覚した直後に、その仕組みを解明できた人でもあった。それは、
―― 前世の星に料理はほぼ無かった
という、幾重もの意味で常識をぶっ壊すものだったのである。
文化祭委員クラス代表の智樹には、帰りのHRの連絡時間を利用し、明日放課後の会合について報告する義務があった。智樹の実力をもってすればそんなの朝飯前なことは、委員の誰もが承知している。だが明日の会合は、研究学校最大の謎が大いに絡む特殊な会合。その特殊性を、連絡時間を利用して今日中に伝えるのか、それとも明日の予定の確認のみに留めるのかを智樹が悩んでいると当たりを付けた委員達は、瞑目する智樹を固唾を呑み見つめていたのだ。
そうこうするうち帰りのHRが始まり、連絡事項の時間が訪れる。その頃になると、智樹が瞑目を続けているのはクラス中に知れ渡っていて、かつそれは、文化祭委員がまた何かしでかすんじゃないかとクラス中が考えていたのと同義だったため、
「はい」
発言を求める挙手が成された時の、空気の張り詰めようと言ったらなかった。「はい、どうぞ」のたった五音節に日直が噛んでも突っ込みはされず、突っ込まないことを誰か突っ込めよ、誰でもいいからお願いだよ、との切実な眼差しが高密度で交わされる中、智樹は軽やかに立ち上がり口を開いた。
「明日の放課後、接客教育の初会合が開かれます。みなさん、奮ってご参加ください」
淡々とそう告げ、何事もなかったように智樹は着席した。それが、想定外すぎたのだと思う。
「それだけ?」
女子の誰かがポツリとそう呟いた。それは一瞬の気の緩みによって紡がれた小さな小さな独り言だったため普段なら誰の耳にも入らなかったはずなのに、今回は違った。呟きが皆の想いを正確に代弁していた事と、教室に降りていた静寂の相乗効果により、確固たる発言として全員の耳に届いてしまったのだ。仮にそれを成したのが男子だったら、野郎共で結託してそいつを勇者に祭り上げることも可能だったが、女の子の場合は難しいと言わざるを得ない。どの子なのかを特定できないなら尚更だろう。日直が噛んだ時とは比較にならない超高密度の「誰か何とかしてくれ!」系の視線が交わされ、そのせいで独り言を漏らしてしまった女子が羞恥のブラックホールに吸い込まれつつあるのを幻視した僕は、
「はい」
気づくと挙手していた。瞬き一回分の絶対静寂ののち、日直から発言の許可が下りる。僕は立ち上がり、はきはき述べた。
「当初の予定どおり今日の放課後、クラス唯一の準部員の僕が、僕の蝶ネクタイを3Dプリンターで試作してみます。上出来だったら男子委員全員のネクタイに挑戦して、制作のノウハウを確立しますね」
そうなのだ、僕は今日の放課後、男子従業員の制服のメインとなる蝶ネクタイを作る仕事を仰せつかっていた。準部員や準サークル会員は週三日以上を休みに充てられ、そしてクラスメイト全員が部やサークルに所属している二十組において、僕は「準」の付くただ一人の生徒だった。よって今日と明日の部活を気楽に休める僕が、蝶ネクタイの初制作に名乗りを上げていたのである。とは言えそれを、帰りのHRで告げる予定は、もともと無かったんだけどね。
けどまあそこは、同じ組になり半年以上を過ごしてきた級友達。みんな僕の意を酌み、「任せたぞ」「頼んだぞ」「よろしくね」との声を掛けてくれた。頭を掻き掻き着席し、日直に頷く。この機を逃してなるものかと日直は終了を宣言し、帰りのHRは幕を下ろしたのだった。
そんなこんなで迎えた、蝶ネクタイの試作。結論を言うと僕はそれに成功し、またそれは僕一人の評価でもなかった。初挑戦にしてはネクタイの出来がとても良く感じられ、さあどうしたものかと思案していると、千家さんがたまたま連絡をくれた。よって鑑定を頼んだところ、「合格!」のお墨付きを頂くことができたのである。然るに覚悟を決め、五人の男子委員の蝶ネクタイを五台の3Dプリンターを使って一気に制作してみた。後期初日だからか、3Dプリンター室を予約していたのが、ウチの組しかなかったのだ。
蝶ネクタイはその小ささもあり、造形だけなら三十分足らずで終わる。ただ塗装込みだと二時間近くかかり、そして智樹たちのネクタイの完成時間が午後七時過ぎだったため、咲耶さんとロボットに「後はお願いします」と頭を下げ僕はプリンター室を後にした。文化祭が近づくと、3Dプリンターは二十四時間フル稼働になる。ゆえに完成品を保管する専用ロボットが、この部屋には備え付けられているのだ。
帰りのHRで「それだけ?」と呟いた女の子からは、心の籠ったメールをもらえた。その子とは話す機会がほぼ無かった事もあり、メールのやり取りが弾み、ネクタイの完成を待つ時間を退屈せずに済んだ。ただその子が、部活を早退してまで僕にメールを送ってくれたことは、反省すべき点として心に刻んでいる。
それもあり、部活を終えた皆と鉢合わせるのが何となく恥ずかしく感じられ、午後五時半にプリンター室を出て帰路に着いた。帰宅すると、貴子さんと翔子姉さんが祖母と一緒に台所に立ち、夕飯作りに奮闘していた。正確には、貴子さんは一生懸命でもどこか飄々と料理をこなしていて、奮闘しているのは翔子姉さんだけだった。なんと翔子姉さんは、料理が苦手だったのである。これは衝撃だった。僕の周囲には超人級の人が大勢いて、うち幾人かは本物の超人であり、その中でも翔子姉さんは美鈴に比肩する完璧超人なのだと僕は信じきっていた。そうそれは、根拠のないただの妄信にすぎなかったのだけど、今朝の朝食の席でその事実を知った時は、誇張抜きで大地が崩れ落ちる感覚を味わったものだ。
ただ何というか、やはり翔子姉さんは人類の一般平均を遥かに凌駕する人なのは間違いなく、料理音痴が発覚した直後に、その仕組みを解明できた人でもあった。それは、
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