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二十一章
年内の二十組
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文化祭準備期間中に某ヘタレ男のファンクラブ会員になった三人は、スカーフの柄を決められず悩んでいたクラスメイトの女の子たちだった。帰宅後に議事録を調べてみたら、牛若丸販促の提案者として四人の名前がキッチリ記載されていたのだ。悩んだ末、やはり今日中に行動せねばと決意し、推敲の果てにやっと完成したメールを送ったところ、
「そうだよ~」「私達だよ~」「「「あはは~~」」」
なんて感じに、会員であることを彼女達はあっさり認めた。そうこうするうちチャットのお誘いが来て半ば義務感で参加したのだけど、予想に反しすこぶる楽しい時間を過ごさせてもらった。四人ではなく三人になった経緯を、彼女達が面白おかしく説明してくれたのである。
それによると、スカーフの件で仲良くなった彼女達は、僕の二つの主張に沿って行動してみる事にしたと言う。それは、「本音を言い合える級友がこうもゴロゴロいるのは、湖校以外そう無い」と、「本音を上手に打ち明ける技術は、本音を打ち明けることでしか伸ばせない」の二つだった。四人が言うには、僕は友人と本音で付き合う男として、同学年の生徒達に周知されているそうだ。そんな僕と同じ組になり、そしてスカーフの件で僕と交流を持った彼女達は、「猫将軍君がきっかけで仲良くなったのだから二つを試してみよう」的なノリになったらしい。そしてそれを基に文化祭の準備期間を過ごしてみたところ、心が牢獄から解き放たれたような気分を味わった。それは気楽で楽しい系のポジティブな感情だけでなく、こんなにお気楽で大丈夫なのかな系のネガティブな感情も芽生えさせたため、四人は話し合いの時間を設けた。その結果、「ダメだったら猫将軍君に助けを求めればいい」との結論にすぐ至ったそうだ。安心した彼女達は本音の付き合いを益々深めてゆき、するといつの間にか、
―― 私達は親友
との感覚が胸の深い場所に芽生えていたと、彼女達は踊る文体で綴っていた。チャットに次々出現するその過分な評価に、「過大評価で会員になったこの子たちは真実を知ってこれからさぞ落胆するんだろうなあ」と、僕はひどく肩を落としていた。
のだけど、それは外れた。続いてやって来たのは、頬を緩める時間だったのである。
私達は親友との感覚に芽生えた彼女達はある時、今年の麗男子コンテストの行方についておしゃべりしていた。真山ファンクラブの子が一人いたこともあり大層盛り上がっていたその場に、「そういえば猫将軍君のファンクラブもあるよね」との燃料が投下される。そのクラブに所属している唯一のクラスメイトを彼女達はすぐ訪ね、猫将軍ファンクラブの話を聞かせて欲しいと頼んだ。那須さんは快諾し、非常にゆるいクラブの様子を話したそうだ。そのゆるさに興味を覚えた四人は他の会員の話も聴いて回ったところ、会員全員となぜか馬が合った。ここで一人が、こう漏らしたらしい。「こんなファンクラブなら入ってもいいかなあ」 変な話だけど、僕も同じ意見だった。真山と北斗のクラブがどうこう言うのではなく、僕のクラブは縁側に集まった猫達がのんびり日向ぼっこをしているような、ほのぼのしたクラブだったのだ。それは輝夜さんと昴、創設メンバーの新里さん達、そして那須さんと白鳥さんの人柄の賜物であり、繰り返しになるが変な話なのだけど、僕自身も入会したいと感じるクラブだったのである。いやはやホント、皆様には頭が上がらないです。
話が逸れたので元に戻そう。「こんなクラブなら入ってもいいかなあ」的な呟きを一人が漏らすや、二人はそれに飛び付いたが、残りの一人は項垂れたらしい。その子は真山ファンクラブの会員だったため、入会不可能だったのである。偏見かもしれないが、ここで全員一緒の行動を採るのが年頃女子な気がするけど、四人はそれをしなかった。本音の付き合いを是とする彼女達は、三人が一人に遠慮して猫将軍クラブの入会を断念する事も、一人が三人に遠慮して真山クラブを脱退する事もせず、各自が自由な選択をした。所属クラブが違っても自分達の友情にひびは生じないし、仮に生じたら僕に相談すれいいだけ。そんな判断を、彼女達は下したのだそうだ。
という一月半前の出来事を、こうして楽しげに話しているのだから大丈夫なのだろうと思うも、どうしても気になって尋ねてみた。
「みんなずっと仲良さげにしていたから、何も起きていないんだよね?」
すると即座に肯定の書き込みが連なり、そしてそれは瞬く間に「なぜそんな事もわからないの!」系の非難になって、僕は謝りまくるハメになった。けどそんなのは慣れっこだし、なにより四人の友情にひびが入らなかった事が嬉しくてたまらなかった僕は、にこにこ顔でチャットに参加し続けたのだった。
翌日から始まったクリスマス会の準備は、これ以上ないほど順調に進んだ。一年時と二年時のダンスは同じだから新しく覚えなくていいし、またクリスマス会も二度目で勝手を知っていたというのも勿論あったけど、
―― 級友達の破格の団結力
がその筆頭理由なことは誰の目にも明らかだった。各々が自分の役目をまっとうしつつも、役目の垣根を超えて皆が自由に助け合い、それがクラスの雰囲気を良くして、和気藹々と準備が進んでゆく。文化祭の経験が活き疲労管理も抜かりなく、健康な少年少女がバリバリ働けば空腹を覚えて当然であり、それがクリスマス会で食べる予定の豪華メニューを思い出させ、その日が待ち遠しくて堪らなくなる。待ち遠しいその日のためならどんな仕事も率先してやり、しかしクラス全体がそんな感じだから準備はとうに終わっていて、ならダンスと余興のクオリティーを少しでも上げようと、皆が練習に奮起してゆく。という準備期間を、二十組の四十二人は送ったのだ。またそれは、二十組だけの現象ではなかった。二十組の男子が自分達の過ごす素晴らしい日々を獅子会で語るなり、北斗と猛と真山と京馬も、自分達も負けてないぞとクラスの様子を次々挙げたのである。それらを参考に他の旧十組男子達も各々のクラスで努力したところそれが実り、二年生総勢八百四十人は、かつてなく盛り上がる準備期間を過ごしたのだった。
という時間は、早く過ぎるのが世の常。十二月二十日のクリスマス会当日が、感覚的には文字どおり、あっという間に訪れたのである。
湖校生になって二度目となるクリスマス会は、とにかく最高だった。クラスの全体フォークダンスも息がバッチリだったし、キッシュも去年以上にたらふく食べたし、また自分で言うのもなんだけど、余興も激受けした。二十組の余興は最後だった事もあり開始前から大注目を集めていて、開始直後に牛若丸が舞台に躍り出るや、多目的ホールの窓が歓声でビリビリ震えたと皆は語っている。
言うまでもなく、香取さんの書いた「異説、静御前」も凄まじく高評価だった。義経記では二人の出会いを義経二十代後半、静十代後半としているため二人には十歳近い年齢差があったとされているが、それでは牛若丸を絡めるには無理がある。よって年齢差を二歳とし、牛若丸時代の義経に静は偶然会っており、そして二人は初々しい恋をしたという台本を香取さんは書いたのだ。それは教育AIをして「これはれっきとした文学」と言わしめた出来栄えであり、それでいて殺陣のハラハラ、コントのゲラゲラ、義経と静香の出会いのキュンキュン、そして二人の別れのウルウルまでをも網羅しているという、べらぼうな作品だったのである。牛若丸は恥ずかしいからしたくないなんて幼稚な理由を掲げて、この作品の上演を阻止しようとしていた一月前の自分を、僕は恥じたものだ。
またタイトルにあるとおり、主役は僕ではなかった。物語的にも情感的にも主役は静にほかならず、そして静を演じたのは那須さんだった。白拍子になる前の、普通の少女だったころの静を見事演じきった那須さんは、雷鳴のような拍手と歓声を一身に浴びてとても嬉しそうだった。聞くところによると那須さんは、九月上旬に完成した台本の、最初の読者だったと言う。僕はそれについて、余興後にふと思ったことがある。那須さんが僕への想いを断ち切ろうとしたのは、いや、今のうちに断ち切っておかないと大変なことになると感じたのは、この台本を読み終えた時だったのかもしれない、と。
そう考えつつ那須さんと踊った自由時間のダンスは、胸に迫るものがあった。けどそれを表に出しちゃダメだぞと自分に言い聞かせ続けたことが、良い方に転んだのだと思う。麗男子コンテストの九票を二倍した十八人の女の子と踊っても、笑顔を終始保つことができたのである。僕は心の中で、那須さんに手を合わさずにはいられなかった。
研究学校におけるクリスマス会の自由時間は、バレンタインの男子版の面を有している。実例を挙げると、智樹が香取さんを、そして久保田が秋吉さんをそれぞれ訪ね、ダンスを申し込んだのだ。両者めでたく承諾されダンスを初々しく踊る様子は、今年のクリスマス会で僕が最も喜んだ場面の一つとして、胸に深く刻まれている。
「そうだよ~」「私達だよ~」「「「あはは~~」」」
なんて感じに、会員であることを彼女達はあっさり認めた。そうこうするうちチャットのお誘いが来て半ば義務感で参加したのだけど、予想に反しすこぶる楽しい時間を過ごさせてもらった。四人ではなく三人になった経緯を、彼女達が面白おかしく説明してくれたのである。
それによると、スカーフの件で仲良くなった彼女達は、僕の二つの主張に沿って行動してみる事にしたと言う。それは、「本音を言い合える級友がこうもゴロゴロいるのは、湖校以外そう無い」と、「本音を上手に打ち明ける技術は、本音を打ち明けることでしか伸ばせない」の二つだった。四人が言うには、僕は友人と本音で付き合う男として、同学年の生徒達に周知されているそうだ。そんな僕と同じ組になり、そしてスカーフの件で僕と交流を持った彼女達は、「猫将軍君がきっかけで仲良くなったのだから二つを試してみよう」的なノリになったらしい。そしてそれを基に文化祭の準備期間を過ごしてみたところ、心が牢獄から解き放たれたような気分を味わった。それは気楽で楽しい系のポジティブな感情だけでなく、こんなにお気楽で大丈夫なのかな系のネガティブな感情も芽生えさせたため、四人は話し合いの時間を設けた。その結果、「ダメだったら猫将軍君に助けを求めればいい」との結論にすぐ至ったそうだ。安心した彼女達は本音の付き合いを益々深めてゆき、するといつの間にか、
―― 私達は親友
との感覚が胸の深い場所に芽生えていたと、彼女達は踊る文体で綴っていた。チャットに次々出現するその過分な評価に、「過大評価で会員になったこの子たちは真実を知ってこれからさぞ落胆するんだろうなあ」と、僕はひどく肩を落としていた。
のだけど、それは外れた。続いてやって来たのは、頬を緩める時間だったのである。
私達は親友との感覚に芽生えた彼女達はある時、今年の麗男子コンテストの行方についておしゃべりしていた。真山ファンクラブの子が一人いたこともあり大層盛り上がっていたその場に、「そういえば猫将軍君のファンクラブもあるよね」との燃料が投下される。そのクラブに所属している唯一のクラスメイトを彼女達はすぐ訪ね、猫将軍ファンクラブの話を聞かせて欲しいと頼んだ。那須さんは快諾し、非常にゆるいクラブの様子を話したそうだ。そのゆるさに興味を覚えた四人は他の会員の話も聴いて回ったところ、会員全員となぜか馬が合った。ここで一人が、こう漏らしたらしい。「こんなファンクラブなら入ってもいいかなあ」 変な話だけど、僕も同じ意見だった。真山と北斗のクラブがどうこう言うのではなく、僕のクラブは縁側に集まった猫達がのんびり日向ぼっこをしているような、ほのぼのしたクラブだったのだ。それは輝夜さんと昴、創設メンバーの新里さん達、そして那須さんと白鳥さんの人柄の賜物であり、繰り返しになるが変な話なのだけど、僕自身も入会したいと感じるクラブだったのである。いやはやホント、皆様には頭が上がらないです。
話が逸れたので元に戻そう。「こんなクラブなら入ってもいいかなあ」的な呟きを一人が漏らすや、二人はそれに飛び付いたが、残りの一人は項垂れたらしい。その子は真山ファンクラブの会員だったため、入会不可能だったのである。偏見かもしれないが、ここで全員一緒の行動を採るのが年頃女子な気がするけど、四人はそれをしなかった。本音の付き合いを是とする彼女達は、三人が一人に遠慮して猫将軍クラブの入会を断念する事も、一人が三人に遠慮して真山クラブを脱退する事もせず、各自が自由な選択をした。所属クラブが違っても自分達の友情にひびは生じないし、仮に生じたら僕に相談すれいいだけ。そんな判断を、彼女達は下したのだそうだ。
という一月半前の出来事を、こうして楽しげに話しているのだから大丈夫なのだろうと思うも、どうしても気になって尋ねてみた。
「みんなずっと仲良さげにしていたから、何も起きていないんだよね?」
すると即座に肯定の書き込みが連なり、そしてそれは瞬く間に「なぜそんな事もわからないの!」系の非難になって、僕は謝りまくるハメになった。けどそんなのは慣れっこだし、なにより四人の友情にひびが入らなかった事が嬉しくてたまらなかった僕は、にこにこ顔でチャットに参加し続けたのだった。
翌日から始まったクリスマス会の準備は、これ以上ないほど順調に進んだ。一年時と二年時のダンスは同じだから新しく覚えなくていいし、またクリスマス会も二度目で勝手を知っていたというのも勿論あったけど、
―― 級友達の破格の団結力
がその筆頭理由なことは誰の目にも明らかだった。各々が自分の役目をまっとうしつつも、役目の垣根を超えて皆が自由に助け合い、それがクラスの雰囲気を良くして、和気藹々と準備が進んでゆく。文化祭の経験が活き疲労管理も抜かりなく、健康な少年少女がバリバリ働けば空腹を覚えて当然であり、それがクリスマス会で食べる予定の豪華メニューを思い出させ、その日が待ち遠しくて堪らなくなる。待ち遠しいその日のためならどんな仕事も率先してやり、しかしクラス全体がそんな感じだから準備はとうに終わっていて、ならダンスと余興のクオリティーを少しでも上げようと、皆が練習に奮起してゆく。という準備期間を、二十組の四十二人は送ったのだ。またそれは、二十組だけの現象ではなかった。二十組の男子が自分達の過ごす素晴らしい日々を獅子会で語るなり、北斗と猛と真山と京馬も、自分達も負けてないぞとクラスの様子を次々挙げたのである。それらを参考に他の旧十組男子達も各々のクラスで努力したところそれが実り、二年生総勢八百四十人は、かつてなく盛り上がる準備期間を過ごしたのだった。
という時間は、早く過ぎるのが世の常。十二月二十日のクリスマス会当日が、感覚的には文字どおり、あっという間に訪れたのである。
湖校生になって二度目となるクリスマス会は、とにかく最高だった。クラスの全体フォークダンスも息がバッチリだったし、キッシュも去年以上にたらふく食べたし、また自分で言うのもなんだけど、余興も激受けした。二十組の余興は最後だった事もあり開始前から大注目を集めていて、開始直後に牛若丸が舞台に躍り出るや、多目的ホールの窓が歓声でビリビリ震えたと皆は語っている。
言うまでもなく、香取さんの書いた「異説、静御前」も凄まじく高評価だった。義経記では二人の出会いを義経二十代後半、静十代後半としているため二人には十歳近い年齢差があったとされているが、それでは牛若丸を絡めるには無理がある。よって年齢差を二歳とし、牛若丸時代の義経に静は偶然会っており、そして二人は初々しい恋をしたという台本を香取さんは書いたのだ。それは教育AIをして「これはれっきとした文学」と言わしめた出来栄えであり、それでいて殺陣のハラハラ、コントのゲラゲラ、義経と静香の出会いのキュンキュン、そして二人の別れのウルウルまでをも網羅しているという、べらぼうな作品だったのである。牛若丸は恥ずかしいからしたくないなんて幼稚な理由を掲げて、この作品の上演を阻止しようとしていた一月前の自分を、僕は恥じたものだ。
またタイトルにあるとおり、主役は僕ではなかった。物語的にも情感的にも主役は静にほかならず、そして静を演じたのは那須さんだった。白拍子になる前の、普通の少女だったころの静を見事演じきった那須さんは、雷鳴のような拍手と歓声を一身に浴びてとても嬉しそうだった。聞くところによると那須さんは、九月上旬に完成した台本の、最初の読者だったと言う。僕はそれについて、余興後にふと思ったことがある。那須さんが僕への想いを断ち切ろうとしたのは、いや、今のうちに断ち切っておかないと大変なことになると感じたのは、この台本を読み終えた時だったのかもしれない、と。
そう考えつつ那須さんと踊った自由時間のダンスは、胸に迫るものがあった。けどそれを表に出しちゃダメだぞと自分に言い聞かせ続けたことが、良い方に転んだのだと思う。麗男子コンテストの九票を二倍した十八人の女の子と踊っても、笑顔を終始保つことができたのである。僕は心の中で、那須さんに手を合わさずにはいられなかった。
研究学校におけるクリスマス会の自由時間は、バレンタインの男子版の面を有している。実例を挙げると、智樹が香取さんを、そして久保田が秋吉さんをそれぞれ訪ね、ダンスを申し込んだのだ。両者めでたく承諾されダンスを初々しく踊る様子は、今年のクリスマス会で僕が最も喜んだ場面の一つとして、胸に深く刻まれている。
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