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二十三章
いいかげん寝なさい!
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翌土曜、午前で部活を終えた湖校新忍道部は神社を訪れ、皆と昼食を共にした。
その、皆と囲んだお昼ご飯をもって、渚さんは長野へ帰って行った。なるべく湿っぽくならないで欲しいという渚さんの願いは、叶えられないことが部活を終えたとたん発覚した。部活の最後を締めくくる練習場への礼を終えるや、一瞬前まで笑顔を振りまいていた三枝木さんが、
「渚~~!!」
隣の渚さんに抱きつき、わんわん泣き始めたのである。部活の終了時刻が近づくにつれ、三枝木さんは「顔で笑って心で泣いて」の体現者になっていったからそうなるのは容易に予想できたけど、だからと言ってもらい泣きを防げるとは限らない。渚さんがいたこの一週間弱だけは、唯一の女子部員としての気苦労を三枝木さんが感じていなかったことを男子部員全員が知っていたとくれば、防げない方が当然だったのである。皆は人目をはばからず泣き、しかしその中にあって自分も涙を流しているにもかかわらず、
「姉ちゃんがお世話になりました」
と謝意を述べ頭を下げて、颯太はタオルを部員一人一人に手渡していた。
その約二時間後の午後二時、長野から迎えに来たAICAに渚さんは乗る。
そして遠く離れた場所へ、鈴蘭の君は帰って行ったのだった。
祖母の強い勧めにより、三枝木さんは神社のAICAで帰宅した。同乗する加藤さんに祖母は幾度も腰を降り、そしてそんな祖母へ、三枝木さんは「おばあちゃん」と呼びかけていた。祖母はここ数日で、孫娘をまた一人得たのだろう。
颯太は、驚くほど気丈に振舞っていた。それはいつか必ず破綻する気丈さだったが、皆はそれをあまり心配していなかった。緑川さんと森口さんと梅本の、湖校入学時からの寮生組にとって今の颯太はかつての自分であり、そして颯太自身もそれを実感していたからである。寮生組によると今夜が一番つらいらしく、大量のティッシュペーパーとゴミ入れ用のビニール袋をベッドに持ち込んで寝なければならないそうだ。「布団にくるまっていれば、アイが相殺音壁で声を消してくれる」「大声を出しても大丈夫だ」「颯太、思う存分泣けよ」「はい、思いっきり泣きます!」 というやり取りをする四人へ「俺、もったいない事をしたのかなあ」と、京馬は複雑な表情を浮かべていた。
渚さんが車中の人となった十分後、颯太も神社を後にした。入学二日前にあたる今日から新一年生の寮生がどっと増え、友人を作る絶好の機会だから逃さない方がいいと、寮生組が主張したのである。厳密には京馬だけはそこに含まれず、「俺もったいない事をしたのかな、なあどう思う?」をしきりと繰り返す京馬に、僕と北斗はいささかウンザリした。
けどまあその繰り返しも、夕食会メンバーが集まるにつれ消えて行った。春合宿や帰省等々の理由により一回お休みになった夕食会を、今日は二週間ぶりに開いたのだ。よってただでさえ盛り上がったのに、
「みんなには黙ってたけど、俺と香取さんは春休み中、正式に付き合うことになった」
と、智樹が超巨大爆弾を投下したものだからもう大変。盛り上がりは留まることを知らず、いや止めようにも止められず、結局その日は夕食会メンバー全員で神社に泊まることとなった。男子にとってそれは完全に予期せぬ出来事であり、だからこそ宝くじに当たったような高揚感を味わえたのだけど、女子は全員がお泊りセットを持参していたことから察するに、おそらく香取さんが事前に話していたと考えるべきなのだろう。女性にとっての外泊は野郎どもの何十倍も大変だし、女性はそのテの話が大好きだし、何より僕らの学年の男子は下僕根性を、もとい騎士道精神を持っているから、事前に話していたとしてもマイナス感情は一切ないと智樹は断言していた。智樹のその想いはすんなり理解できたのでみんな首肯しただけだったが、「智樹と香取さんは付き合い始めのラブラブ期間だからな」と、
―― 恋愛関連に疎い京馬
がサラリと言ってのけたのにはぶっ飛んだ。京馬が寮生活をするようになって、早や一年。入寮前は、恋愛を始めとする女心全般に疎かったはずなのに、あの京馬がたった一年でラブラブ期間なる恋愛用語を使いこなせるようになっていたのである。その成長ぶりに感動した僕らはオイオイ泣き、もちろんそれは冗談なのだけど本気も少なからず含まれ、その本気部分を察知した京馬が「俺ってそんなに鈍感だった?」と首を傾げて訊いてきた。その瞬間、京馬は恋愛関連の知識をただ暗記しているに過ぎないことが証明され、ならばその知識に命を吹き込み人生に恵みをもたらす知恵にするのが親友の役目とばかりに、京馬の鈍感っぷりを僕らは次々挙げていった。京馬は最初こそそれに「勉強になるぜ」と瞳を輝かせていたが次第にそれは弱まり、半ば辺りで輝きは完全に失われ、最後は頭を抱えて枕に顔をうずめていた。その姿に、この親友の偉大さを実感した僕らは嬉しくてたまらなくなった。仮に京馬が過去の自分と今の自分に隔たりをまったく感じなかったら、この姿にはなれなかった。己を客観視できず、かつこの一年でまったく成長していなかったら、この状態は決して訪れなかった。しかし京馬は違った。京馬は過去の自分と今の自分を客観的に見つめ、そこに大きな隔たりを感じたからこそ、頭を抱えて枕に激突しているのだ。そう、その大きな隔たりとは即ち、
―― 京馬が大きく成長した証
に他ならなかったのである。それが嬉しくて仕方なかった僕らは、先を争いその仕組みを説明していった。すると京馬は枕に激突するまでを逆再生したかのごとく、枕から次第に顔を離し、説明の半ばで瞳に光を灯し、そして最後はその光を燦々と輝かせていた。ポジティブな心は、周囲の人達にポジティブな影響を及ぼす。ましてや僕らは親友で、しかも今は心の壁を取り除きやすい夜とくれば、影響力は爆上げ必至と言えよう。僕らは京馬に負けず劣らず瞳を輝かせ、未来の目標や目指す自分について打ち明け語らい続け、そしてその果てに、
「コラッ いいかげん寝なさい!」
鬼の形相で仁王立ちする美夜さんに、全員そろって叱られたのだった。
その、皆と囲んだお昼ご飯をもって、渚さんは長野へ帰って行った。なるべく湿っぽくならないで欲しいという渚さんの願いは、叶えられないことが部活を終えたとたん発覚した。部活の最後を締めくくる練習場への礼を終えるや、一瞬前まで笑顔を振りまいていた三枝木さんが、
「渚~~!!」
隣の渚さんに抱きつき、わんわん泣き始めたのである。部活の終了時刻が近づくにつれ、三枝木さんは「顔で笑って心で泣いて」の体現者になっていったからそうなるのは容易に予想できたけど、だからと言ってもらい泣きを防げるとは限らない。渚さんがいたこの一週間弱だけは、唯一の女子部員としての気苦労を三枝木さんが感じていなかったことを男子部員全員が知っていたとくれば、防げない方が当然だったのである。皆は人目をはばからず泣き、しかしその中にあって自分も涙を流しているにもかかわらず、
「姉ちゃんがお世話になりました」
と謝意を述べ頭を下げて、颯太はタオルを部員一人一人に手渡していた。
その約二時間後の午後二時、長野から迎えに来たAICAに渚さんは乗る。
そして遠く離れた場所へ、鈴蘭の君は帰って行ったのだった。
祖母の強い勧めにより、三枝木さんは神社のAICAで帰宅した。同乗する加藤さんに祖母は幾度も腰を降り、そしてそんな祖母へ、三枝木さんは「おばあちゃん」と呼びかけていた。祖母はここ数日で、孫娘をまた一人得たのだろう。
颯太は、驚くほど気丈に振舞っていた。それはいつか必ず破綻する気丈さだったが、皆はそれをあまり心配していなかった。緑川さんと森口さんと梅本の、湖校入学時からの寮生組にとって今の颯太はかつての自分であり、そして颯太自身もそれを実感していたからである。寮生組によると今夜が一番つらいらしく、大量のティッシュペーパーとゴミ入れ用のビニール袋をベッドに持ち込んで寝なければならないそうだ。「布団にくるまっていれば、アイが相殺音壁で声を消してくれる」「大声を出しても大丈夫だ」「颯太、思う存分泣けよ」「はい、思いっきり泣きます!」 というやり取りをする四人へ「俺、もったいない事をしたのかなあ」と、京馬は複雑な表情を浮かべていた。
渚さんが車中の人となった十分後、颯太も神社を後にした。入学二日前にあたる今日から新一年生の寮生がどっと増え、友人を作る絶好の機会だから逃さない方がいいと、寮生組が主張したのである。厳密には京馬だけはそこに含まれず、「俺もったいない事をしたのかな、なあどう思う?」をしきりと繰り返す京馬に、僕と北斗はいささかウンザリした。
けどまあその繰り返しも、夕食会メンバーが集まるにつれ消えて行った。春合宿や帰省等々の理由により一回お休みになった夕食会を、今日は二週間ぶりに開いたのだ。よってただでさえ盛り上がったのに、
「みんなには黙ってたけど、俺と香取さんは春休み中、正式に付き合うことになった」
と、智樹が超巨大爆弾を投下したものだからもう大変。盛り上がりは留まることを知らず、いや止めようにも止められず、結局その日は夕食会メンバー全員で神社に泊まることとなった。男子にとってそれは完全に予期せぬ出来事であり、だからこそ宝くじに当たったような高揚感を味わえたのだけど、女子は全員がお泊りセットを持参していたことから察するに、おそらく香取さんが事前に話していたと考えるべきなのだろう。女性にとっての外泊は野郎どもの何十倍も大変だし、女性はそのテの話が大好きだし、何より僕らの学年の男子は下僕根性を、もとい騎士道精神を持っているから、事前に話していたとしてもマイナス感情は一切ないと智樹は断言していた。智樹のその想いはすんなり理解できたのでみんな首肯しただけだったが、「智樹と香取さんは付き合い始めのラブラブ期間だからな」と、
―― 恋愛関連に疎い京馬
がサラリと言ってのけたのにはぶっ飛んだ。京馬が寮生活をするようになって、早や一年。入寮前は、恋愛を始めとする女心全般に疎かったはずなのに、あの京馬がたった一年でラブラブ期間なる恋愛用語を使いこなせるようになっていたのである。その成長ぶりに感動した僕らはオイオイ泣き、もちろんそれは冗談なのだけど本気も少なからず含まれ、その本気部分を察知した京馬が「俺ってそんなに鈍感だった?」と首を傾げて訊いてきた。その瞬間、京馬は恋愛関連の知識をただ暗記しているに過ぎないことが証明され、ならばその知識に命を吹き込み人生に恵みをもたらす知恵にするのが親友の役目とばかりに、京馬の鈍感っぷりを僕らは次々挙げていった。京馬は最初こそそれに「勉強になるぜ」と瞳を輝かせていたが次第にそれは弱まり、半ば辺りで輝きは完全に失われ、最後は頭を抱えて枕に顔をうずめていた。その姿に、この親友の偉大さを実感した僕らは嬉しくてたまらなくなった。仮に京馬が過去の自分と今の自分に隔たりをまったく感じなかったら、この姿にはなれなかった。己を客観視できず、かつこの一年でまったく成長していなかったら、この状態は決して訪れなかった。しかし京馬は違った。京馬は過去の自分と今の自分を客観的に見つめ、そこに大きな隔たりを感じたからこそ、頭を抱えて枕に激突しているのだ。そう、その大きな隔たりとは即ち、
―― 京馬が大きく成長した証
に他ならなかったのである。それが嬉しくて仕方なかった僕らは、先を争いその仕組みを説明していった。すると京馬は枕に激突するまでを逆再生したかのごとく、枕から次第に顔を離し、説明の半ばで瞳に光を灯し、そして最後はその光を燦々と輝かせていた。ポジティブな心は、周囲の人達にポジティブな影響を及ぼす。ましてや僕らは親友で、しかも今は心の壁を取り除きやすい夜とくれば、影響力は爆上げ必至と言えよう。僕らは京馬に負けず劣らず瞳を輝かせ、未来の目標や目指す自分について打ち明け語らい続け、そしてその果てに、
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鬼の形相で仁王立ちする美夜さんに、全員そろって叱られたのだった。
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