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第六章 歩みを始めた2人を
第七話 幕開き 神々の緩い会議
縁と結びは海渡の会議室に居た、絵に描いたような豪華な会議室はテーブルやら椅子がある。
縁は椅子に座って待っている、結びはその近くで立っていて海渡は部屋のすみに座っていた。
「海渡様の所でお話するんだね~」
「今回はそうだね」
「縁君は大丈夫? 緊張したりしない?」
「大丈夫だ」
「縁、わしは特に今回喋らんから任せたぞ」
「わかりました」
「来たぞ」
扉が開くと神々が居た、ネズミ、ウシ、トラ、リュウ、ヘビだ。
ネズミはハムスターが陽気な衣服に身を包んでいる、ウシは落ち着いた色の着物を着た人型のウシのおばあちゃん。
トラは体毛がある人型で黒色の着物を着ていた、リュウは一番気品を放っていて着ている着物も高級感を放っている。
ヘビはいつも通りの白いヘビだった。
「おう、邪魔するぜ」
「トラちゃん、お行儀よくしなさいな」
「……」
「ここに来るのも久しぶりですね」
「海ちゃん来たぞー」
「さて、久々の半神会議だが……まあここは縁に任せるか」
神々は十二支の順番で椅子に座り始めた。
「皆様、お忙しいところ――」
「待て待て縁、そう真面目やられると真面目にしなきゃいけないだろう?」
「え? じゃあ堅苦しくはしませんね」
「てか海渡、お前今回の議題縁伝えたのか?」
「おお、忘れておった、今回の議題は十二支で交流会でもしようかの? と、いう議題じゃ、まずは半分の我々の意見をまとめる」
「ついでにちょいと騒がしい知犬をどうしようかもだな」
「私とが発言してもいいかわからないけども、聞いていいですか?」
結びが意気揚々と手を挙げた、神々に囲まれようともいつも通りだった。
「おう、遠慮すんなよ」
「神様達から見て、今回の犬の暴挙ってどれくらいのレベルなの?」
「トラブルのレベルじゃない」
「そうねぇ……注意喚起くらい?」
「目をつぶれるレベルだがなぁ……」
「ぶっ殺す」
「気にもならん」
「ま、小さい出来事じゃ」
神々から見れば大した事はないらしいのだが、縁だけはブチギレていた。
「縁君だけはやる気満々だね」
「当たり前だ、縁の神として見過ごせないが……今は海渡様の代理だ、海渡様の許可が必要だ」
「なるほどね、海渡様的にはどうなの?」
「平和的に解決はしたいが……次何かしたら遠慮なくしていいよ、縁、お前の判断に任せる、流石にそろそろ我慢出来んじゃろ?」
「ええ、そうですね」
「んじゃこの話は終わりだね、犬が何かしたら縁が制裁するって事でね~」
結びはポンと手を叩いて神々の面々を見た。
「あ、ごめんなさい、私は神様達の名前を知らないんだけど」
「おう、そんな小さい事を気にするな、ネズミから順番に自己紹介しようじゃねぇか」
「わかりました」
ネズミの神はハムスターの様に小さくテーブルに座っていた、陽気な雰囲気を感じさせる洋服だ。
「私は大豊之病印と言います、治病健康、福徳長寿、学業成就、縁結び、子授け安産、主には病気に関してですね」
「おお縁君と同じく縁結び、それに安産の神様? 普段は何て呼ばれてるんですか?」
「私は大豊と呼ばれていますね」
「大豊さんよろしくお願いいたします」
「はい、私の自己紹介は以上です、次に回します」
ウシの神は立ち上がり一礼をした、人間に近しい体型で牛の角や耳や尻尾がある、おばあちゃんなのだがどことなく色気を出していた。
「はいはい、私の自己紹介ね? 私は御神牛の牛空、まあ世代交代したからこの名前なんだがね」
「世代交代って牛空さんはどんな神様だったの?」
「偉い神様の使いかね、後は動物の牛の質が良くなるとか」
「言い方良くないかもしれないけど」
「どうしたね?」
「若い頃ってナイスバディでした?」
「ふふふ、もちろんだとも、とっかえひっかえ楽しんでたのわ」
「イケイケなのね牛空さん」
「色んな男に取り入ってこの地位を手に入れた、ま、今じゃ出来ない手だね」
「凄い神様も居たもんだ」
「私の思い出話は長くなるから次トラちゃんね」
トラの神はトラが二足歩行したような容姿をして威厳を放っていた。
「おう、この間はうちの孫がすまなかったな、虎毘沙嵐だ、毘沙門天様に仕えている虎だな」
「虎毘沙さんとはこの間会ったよね~」
「まあ俺の自己紹介はいいだろ、はい次縁だな」
「え? やらないとダメですか?」
「おいおい、俺に睨み効かせた時みたいに威嚇してもいいんだぜ? 正に神の威厳だったぜ?」
「あの時はすみませんでした」
「気にすんなよ、てかお前さんはここに並んでもおかしくない実力を持っているんだぜ? 本格的に代理やらねぇのか?」
「すみませんがお断りします、我が名縁起身丈白兎神縁、この名に近い身の丈にあった選択をします」
「そりゃズルいな縁? 身の丈に合いませんてよ?」
「妻を愛するので忙しいです、縁の神何で」
「……縁君、そこで私をダシにしないでよ」
結びはちょっと不機嫌な顔をしている、もちろん冗談だ。
「いや、他人幸せにする時間あるなら結びさんに使うという話だが」
「くっ、そう言われたら断れん」
「こらこら虎よ、縁に振るとイチャイチャするんだからふるな、次じゃ次」
ヘビの宇賀身立が虎毘沙にツッコミを入れる。
「すみません私は名を名乗れないのですよ」
「とても偉い神様だって聞きましたけども?」
「はい、正直困ってますよ、立場はありますが私はとしてはもっとラフに」
「じゃあタッちゃんとか?」
「おお、いいですね」
名を明かせないリュウは威厳を放っていた、
「結びよ、お前だけかもな? その方をそう呼べるのは」
「最後に宇賀身立様だね~」
「うむ、ワシは商売の神じゃ、まあ他にもあるがの? さて縁よ、開始の挨拶を」
宇賀身立はいつも通りの蛇だ。
「これより半神会議を始めます」
これから神々の会議が始まる。
縁は椅子に座って待っている、結びはその近くで立っていて海渡は部屋のすみに座っていた。
「海渡様の所でお話するんだね~」
「今回はそうだね」
「縁君は大丈夫? 緊張したりしない?」
「大丈夫だ」
「縁、わしは特に今回喋らんから任せたぞ」
「わかりました」
「来たぞ」
扉が開くと神々が居た、ネズミ、ウシ、トラ、リュウ、ヘビだ。
ネズミはハムスターが陽気な衣服に身を包んでいる、ウシは落ち着いた色の着物を着た人型のウシのおばあちゃん。
トラは体毛がある人型で黒色の着物を着ていた、リュウは一番気品を放っていて着ている着物も高級感を放っている。
ヘビはいつも通りの白いヘビだった。
「おう、邪魔するぜ」
「トラちゃん、お行儀よくしなさいな」
「……」
「ここに来るのも久しぶりですね」
「海ちゃん来たぞー」
「さて、久々の半神会議だが……まあここは縁に任せるか」
神々は十二支の順番で椅子に座り始めた。
「皆様、お忙しいところ――」
「待て待て縁、そう真面目やられると真面目にしなきゃいけないだろう?」
「え? じゃあ堅苦しくはしませんね」
「てか海渡、お前今回の議題縁伝えたのか?」
「おお、忘れておった、今回の議題は十二支で交流会でもしようかの? と、いう議題じゃ、まずは半分の我々の意見をまとめる」
「ついでにちょいと騒がしい知犬をどうしようかもだな」
「私とが発言してもいいかわからないけども、聞いていいですか?」
結びが意気揚々と手を挙げた、神々に囲まれようともいつも通りだった。
「おう、遠慮すんなよ」
「神様達から見て、今回の犬の暴挙ってどれくらいのレベルなの?」
「トラブルのレベルじゃない」
「そうねぇ……注意喚起くらい?」
「目をつぶれるレベルだがなぁ……」
「ぶっ殺す」
「気にもならん」
「ま、小さい出来事じゃ」
神々から見れば大した事はないらしいのだが、縁だけはブチギレていた。
「縁君だけはやる気満々だね」
「当たり前だ、縁の神として見過ごせないが……今は海渡様の代理だ、海渡様の許可が必要だ」
「なるほどね、海渡様的にはどうなの?」
「平和的に解決はしたいが……次何かしたら遠慮なくしていいよ、縁、お前の判断に任せる、流石にそろそろ我慢出来んじゃろ?」
「ええ、そうですね」
「んじゃこの話は終わりだね、犬が何かしたら縁が制裁するって事でね~」
結びはポンと手を叩いて神々の面々を見た。
「あ、ごめんなさい、私は神様達の名前を知らないんだけど」
「おう、そんな小さい事を気にするな、ネズミから順番に自己紹介しようじゃねぇか」
「わかりました」
ネズミの神はハムスターの様に小さくテーブルに座っていた、陽気な雰囲気を感じさせる洋服だ。
「私は大豊之病印と言います、治病健康、福徳長寿、学業成就、縁結び、子授け安産、主には病気に関してですね」
「おお縁君と同じく縁結び、それに安産の神様? 普段は何て呼ばれてるんですか?」
「私は大豊と呼ばれていますね」
「大豊さんよろしくお願いいたします」
「はい、私の自己紹介は以上です、次に回します」
ウシの神は立ち上がり一礼をした、人間に近しい体型で牛の角や耳や尻尾がある、おばあちゃんなのだがどことなく色気を出していた。
「はいはい、私の自己紹介ね? 私は御神牛の牛空、まあ世代交代したからこの名前なんだがね」
「世代交代って牛空さんはどんな神様だったの?」
「偉い神様の使いかね、後は動物の牛の質が良くなるとか」
「言い方良くないかもしれないけど」
「どうしたね?」
「若い頃ってナイスバディでした?」
「ふふふ、もちろんだとも、とっかえひっかえ楽しんでたのわ」
「イケイケなのね牛空さん」
「色んな男に取り入ってこの地位を手に入れた、ま、今じゃ出来ない手だね」
「凄い神様も居たもんだ」
「私の思い出話は長くなるから次トラちゃんね」
トラの神はトラが二足歩行したような容姿をして威厳を放っていた。
「おう、この間はうちの孫がすまなかったな、虎毘沙嵐だ、毘沙門天様に仕えている虎だな」
「虎毘沙さんとはこの間会ったよね~」
「まあ俺の自己紹介はいいだろ、はい次縁だな」
「え? やらないとダメですか?」
「おいおい、俺に睨み効かせた時みたいに威嚇してもいいんだぜ? 正に神の威厳だったぜ?」
「あの時はすみませんでした」
「気にすんなよ、てかお前さんはここに並んでもおかしくない実力を持っているんだぜ? 本格的に代理やらねぇのか?」
「すみませんがお断りします、我が名縁起身丈白兎神縁、この名に近い身の丈にあった選択をします」
「そりゃズルいな縁? 身の丈に合いませんてよ?」
「妻を愛するので忙しいです、縁の神何で」
「……縁君、そこで私をダシにしないでよ」
結びはちょっと不機嫌な顔をしている、もちろん冗談だ。
「いや、他人幸せにする時間あるなら結びさんに使うという話だが」
「くっ、そう言われたら断れん」
「こらこら虎よ、縁に振るとイチャイチャするんだからふるな、次じゃ次」
ヘビの宇賀身立が虎毘沙にツッコミを入れる。
「すみません私は名を名乗れないのですよ」
「とても偉い神様だって聞きましたけども?」
「はい、正直困ってますよ、立場はありますが私はとしてはもっとラフに」
「じゃあタッちゃんとか?」
「おお、いいですね」
名を明かせないリュウは威厳を放っていた、
「結びよ、お前だけかもな? その方をそう呼べるのは」
「最後に宇賀身立様だね~」
「うむ、ワシは商売の神じゃ、まあ他にもあるがの? さて縁よ、開始の挨拶を」
宇賀身立はいつも通りの蛇だ。
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これから神々の会議が始まる。
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