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第三十三話 百合フラグ
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「ところでミーア公爵はチャールズ様とカイザル様のどちらを選ばれるのです?」
不意にアリスの声がした。
「今は仕事と学業を両立しないといけませんので…」
悪役令嬢ミーアは口籠る。
「でしたらわたくしと結婚しませんか?」
その言葉でW王子は飲み物を吹き出す。
「そんな…淑女同士の結婚は認められておりませんわ」
「では女性神官同士では?」
その言葉に悪役令嬢ミーアの顔がキョトンとする。
この世界では女性が家を継いだ場合に女性神官になる事がある。メリットは爵位がそのままで夫を補佐として迎えることが出来る所だ。
更に女性神官同士が結婚すれば補佐を共有できる。
ただし侯爵以上の爵位があるか聖女でなければならない。
「私がチャールズ殿下を、貴女がカイザル殿下を補佐にすれば問題は解決しますわ。それに4人で子作りも良いかもしれませんわよ?勿論、百合的展開をこの後に期待しておりますが」
悪役令嬢ミーアの腰に手を取り、顎クイ攻撃を仕掛けるアリス。
「そんなイケない関係は…」
「大丈夫ですよ。どちらの子であれ産むのは私達。嫡男の心配はありませんわよ」
アリスはそう言いながら淫らな笑みを悪役令嬢ミーアに向ける。
ときめき魔法学院では聖女のハーレムエンドは卒業式に全員と結ばれる。
しかし現実となった今では愛されて終わるのは無理だ。不義密通になるからである。故にアリスの提案はこの世で女子が逆ハーレムを作る唯一の手段と言えよう。
「髪の色でどちらの王家の血を引くかは解ります。2人で両国の血筋を残すのも有りではないかしら?」
「ダ、ダメです。そんな汚らわしい事なんて…」
悪役令嬢ミーアはアリスの手を振りほどく。
「フフフ、可愛いのね。でも男に跡継ぎの為と平気で浮気されるくらいでしたら色々な男を知るのも良いと思いますの」
「だからと言って…」
「ミーア公爵は2人のどちらか決められないのでしょ?だったら両方手に入れれば良いのです」
「それでも…」
「2方と結ばれる為に私と結婚した方が良くてよ」
「不潔です!」
ミーアはそう言いながら会場を飛び出した。それをW王子が追いかける。
「あらあら、素敵な話ですのに」
アリスはそう言いながら妖淫な笑みを浮かべていた。
(2人の殿方と結ばれる…)
ミーアは王宮の中庭にある噴水の前でふとそんな事を考える。彼女の心は揺れ動いている。W王子のどちらと結婚しても幸せになれるだろう。しかし帝国の妃になるなら話は早いがチャールズかカイザルのどちらかを婿養子にするには壁が多すぎる。
アリスの言い分は1つの解決策だと理解できる。それでも女子同士の夜伽など考えたくもない。
『ミーア嬢…』
W王子はミーアに近付く。
「チャールズ殿下とカイザル殿下は何を望まれますか?」
ミーアは悲しそうに2人に問い掛ける。
『我等はミーア嬢と結ばれたい。しかし補佐としてではなく1人の男として其方だけを愛し続けたいのだ』
W王子は胸の内を吐露する。
「私は我儘な女ですわ。このまま時が止まれば良いと思っておりますの」
『我等も同じだ』
「それでも…時間は残酷なまでに進んでいきますわ。そして最後に誰と結ばれるか…考えるのが恐ろしいのです」
そして3人は無言になる。
「朕にも未来は解らない。しかし今、この瞬間に其方を愛していられれば満足なのだ。今は其方と一緒に居られる時間さえあれば良い」
「俺もだぜぇ。ミーア嬢が誰か1人に決められないのは解っている。だからこそ未来が解らなくとも一緒に歩みたいと思うんだぁ」
その言葉に涙する悪役令嬢。2人の王子は優しく見守る事しかできなかった。
「アリスよ、いきなり4Pとは何を考えている?」
皇帝は半ば呆れながらアリスに問い掛ける。
「2人の王子の幸せを願えばあの方法しかありませんわ」
アリスはニコリと微笑みながら言う。
「しかしだな…王子を補佐にして4人で子作りは…如何なものか?」
「あら、殿方も第二婦人や妾(めかけ)を作るではありませんか。同じ事ですわ」
そう言われてしまうと皇帝も反論できない。
「恐れながら申し上げます」
不意にレナンジェスが2人の前で跪きながら発言する。
「あら、私は話しかけておりませんわよ」
アリスはレナンジェスを見下すように言う。
「この場は無礼講だ。礼儀を気にせずとも良い」
皇帝がそう言うとアリスは不機嫌そうな表情を浮かべる。
「それで何ですの?」
「大事なのは気持ちです。今は揺れ動こうが時と共に3人の関係は変わるでしょう。結論を出すには時期早々かと」
「甘いわね。婚姻の事は早ければ良いと思いますわよ?」
「時間を重ね愛情を深めるのも大切かと」
その言葉にアリスはレナンジェスを睨みつける。
「何が言いたいの?」
「相手の気持ちも考えずに自分の欲望を強要する事は如何なものかと」
「貴族の貴男なら政略結婚も解るでしょうに。それに殿方と淑女を手玉に取る人にだけは言われたくありませんわ」
「そうですね。しかしミーア公爵は違います」
その言葉でアリスは黙り込む。
「公爵のお気持ちも考えて頂ければ幸いです」
「子爵の分際で…」
アリスはそう呟くと会場を後にした。
不意にアリスの声がした。
「今は仕事と学業を両立しないといけませんので…」
悪役令嬢ミーアは口籠る。
「でしたらわたくしと結婚しませんか?」
その言葉でW王子は飲み物を吹き出す。
「そんな…淑女同士の結婚は認められておりませんわ」
「では女性神官同士では?」
その言葉に悪役令嬢ミーアの顔がキョトンとする。
この世界では女性が家を継いだ場合に女性神官になる事がある。メリットは爵位がそのままで夫を補佐として迎えることが出来る所だ。
更に女性神官同士が結婚すれば補佐を共有できる。
ただし侯爵以上の爵位があるか聖女でなければならない。
「私がチャールズ殿下を、貴女がカイザル殿下を補佐にすれば問題は解決しますわ。それに4人で子作りも良いかもしれませんわよ?勿論、百合的展開をこの後に期待しておりますが」
悪役令嬢ミーアの腰に手を取り、顎クイ攻撃を仕掛けるアリス。
「そんなイケない関係は…」
「大丈夫ですよ。どちらの子であれ産むのは私達。嫡男の心配はありませんわよ」
アリスはそう言いながら淫らな笑みを悪役令嬢ミーアに向ける。
ときめき魔法学院では聖女のハーレムエンドは卒業式に全員と結ばれる。
しかし現実となった今では愛されて終わるのは無理だ。不義密通になるからである。故にアリスの提案はこの世で女子が逆ハーレムを作る唯一の手段と言えよう。
「髪の色でどちらの王家の血を引くかは解ります。2人で両国の血筋を残すのも有りではないかしら?」
「ダ、ダメです。そんな汚らわしい事なんて…」
悪役令嬢ミーアはアリスの手を振りほどく。
「フフフ、可愛いのね。でも男に跡継ぎの為と平気で浮気されるくらいでしたら色々な男を知るのも良いと思いますの」
「だからと言って…」
「ミーア公爵は2人のどちらか決められないのでしょ?だったら両方手に入れれば良いのです」
「それでも…」
「2方と結ばれる為に私と結婚した方が良くてよ」
「不潔です!」
ミーアはそう言いながら会場を飛び出した。それをW王子が追いかける。
「あらあら、素敵な話ですのに」
アリスはそう言いながら妖淫な笑みを浮かべていた。
(2人の殿方と結ばれる…)
ミーアは王宮の中庭にある噴水の前でふとそんな事を考える。彼女の心は揺れ動いている。W王子のどちらと結婚しても幸せになれるだろう。しかし帝国の妃になるなら話は早いがチャールズかカイザルのどちらかを婿養子にするには壁が多すぎる。
アリスの言い分は1つの解決策だと理解できる。それでも女子同士の夜伽など考えたくもない。
『ミーア嬢…』
W王子はミーアに近付く。
「チャールズ殿下とカイザル殿下は何を望まれますか?」
ミーアは悲しそうに2人に問い掛ける。
『我等はミーア嬢と結ばれたい。しかし補佐としてではなく1人の男として其方だけを愛し続けたいのだ』
W王子は胸の内を吐露する。
「私は我儘な女ですわ。このまま時が止まれば良いと思っておりますの」
『我等も同じだ』
「それでも…時間は残酷なまでに進んでいきますわ。そして最後に誰と結ばれるか…考えるのが恐ろしいのです」
そして3人は無言になる。
「朕にも未来は解らない。しかし今、この瞬間に其方を愛していられれば満足なのだ。今は其方と一緒に居られる時間さえあれば良い」
「俺もだぜぇ。ミーア嬢が誰か1人に決められないのは解っている。だからこそ未来が解らなくとも一緒に歩みたいと思うんだぁ」
その言葉に涙する悪役令嬢。2人の王子は優しく見守る事しかできなかった。
「アリスよ、いきなり4Pとは何を考えている?」
皇帝は半ば呆れながらアリスに問い掛ける。
「2人の王子の幸せを願えばあの方法しかありませんわ」
アリスはニコリと微笑みながら言う。
「しかしだな…王子を補佐にして4人で子作りは…如何なものか?」
「あら、殿方も第二婦人や妾(めかけ)を作るではありませんか。同じ事ですわ」
そう言われてしまうと皇帝も反論できない。
「恐れながら申し上げます」
不意にレナンジェスが2人の前で跪きながら発言する。
「あら、私は話しかけておりませんわよ」
アリスはレナンジェスを見下すように言う。
「この場は無礼講だ。礼儀を気にせずとも良い」
皇帝がそう言うとアリスは不機嫌そうな表情を浮かべる。
「それで何ですの?」
「大事なのは気持ちです。今は揺れ動こうが時と共に3人の関係は変わるでしょう。結論を出すには時期早々かと」
「甘いわね。婚姻の事は早ければ良いと思いますわよ?」
「時間を重ね愛情を深めるのも大切かと」
その言葉にアリスはレナンジェスを睨みつける。
「何が言いたいの?」
「相手の気持ちも考えずに自分の欲望を強要する事は如何なものかと」
「貴族の貴男なら政略結婚も解るでしょうに。それに殿方と淑女を手玉に取る人にだけは言われたくありませんわ」
「そうですね。しかしミーア公爵は違います」
その言葉でアリスは黙り込む。
「公爵のお気持ちも考えて頂ければ幸いです」
「子爵の分際で…」
アリスはそう呟くと会場を後にした。
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