【R18*TL短編集】身体も心も吸血鬼の紅い瞳に囚われて(ティーンズラブ)

鶴宮りんご

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支配されたい...独占力強めの俺様鬼畜執事に自慰管理されてイケナイ敏感メイドは身体が疼いて仕方ありません!

6. 鏡の前で貫いて

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「あぁっ....奥に...当たってます...っ」

ショウはドレッサーの前に場所を移して、ルアンの身体に後ろから腰を打ち付けている。

目隠しをしたままのルアンの手はドレッサーのテーブル部分につかせて、突き出させた腰を掴み、彼も息遣いを荒くさせている。

そこで、ふと思い出したように口を開いた。

「そういえば...はぁ...っ...今日の失態を、覚えてるか?」

ルアンは少し困惑した様子で、体を強張らせた。
ショウはあえてその表情を見ながら、次々に失敗を指摘していく。

「料理がうまくいかなかったし、伝言も間違えた。買い物を間違えて、俺の部屋では失禁してこの有様だ。全部、忘れてるわけないだろ?」

ルアンが間違えて傷つけた指先のナイフの薄い傷跡が舌でなぞられる。ルアンは答えることなく、ただ黙ってショウの言葉を聞いていた。

ショウはため息をつきながら、腰の律動を止めて言った。ルアンにはナカで熱いペニスが脈打っているのが強く感じられる。

「ちゃんと反省してるのか?」

ルアンは小さくうなずく。

「反省だけじゃ足りない。この身体に覚えさせてやろう。」

その言葉を聞いて、ルアンは驚きと戸惑いの入り混じった表情を浮かべたが、ショウはすぐに手を伸ばし、彼女の腰を低くさせる。

「しっかりと、次は気をつけろ。」

ショウはその後、少し強めに体を引き寄せながら、平手で尻を叩いた。ーーパァンッ

「あぁっ....」

「一度打っただけで締め付けるな、これはお前への罰だとわかっているのか?」

そして、また平手で打たれる。ーーパァンッ

その間にショウが片方の手で、ルアンの目隠しをゆっくりと外すと、彼女の目元に部屋の光が差し込んだ。ルアンは少し目を細め、目隠しが取れたことに気づくと、無意識に顔をあげた。

その時、ショウが静かに彼女の顎を掴み、ドレッサーの鏡を見るように示した。ルアンはその方向に目を向けると、鏡には肌を紅潮させて、涙を浮かべながら快感に喘ぐ己の姿があった。

だが、鏡にはショウの姿は一切映っていなかった。吸血鬼であるショウは、鏡には映らないのだ。

それがわかった瞬間、ルアンは急激に恥ずかしさを感じ、顔が熱くなるのを感じた。自分一人だけが鏡の中に映り、無防備な痴態を晒している。

「や、やめて…」ルアンは視線をそらし、手で顔を覆おうとしたが、ショウは静かにそれを制止した。

「君の姿がどう映るか、よく見ていろ。」

服をすべて剥がれ、唯一身につけたチョーカーを引かれ、彼には抵抗できないことを知る。ルアンは痛みをこらえながらも、黙って頷いた。

ーーパァンッ、パァンッ

叩かれたところがヒリヒリと主張して熱く痛む。しかし同時に、叩かれるたびにナカが締まり、蜜が溢れてくるのがわかる。

ショウは腰の動きを早めると、ルアンはそれが奥に当たる感覚と刺激に耐えられない。目に涙を浮かべて、快楽を貪るように声をあげる。

「あぁっ...はぁ...んっ...!ショウ様...っ」

ーーパァンッ

「さぁ...受け止めろ...っ」

「ショウ様...熱いです...!全部、ショウ様の全部を、私に注いでください...!」

「あぁ、望みどおりにしてやる....!」

ショウは彼女のナカ、その最奥に白濁を吐き出した。ドクドクと脈打ちながら、熱い欲望が放たれるのをナカに感じて、ルアンはひどく幸福感を感じた。

彼に痛みを与えられ、その度に感じさせられた全身がヒリヒリと痛む。ルアンはショウに身を委ねた。

ショウの方では、彼女のナカから己を抜くと、唇を舐めて舌なめずりする。彼が今日味わったのは、傷口に残った僅かな血のみ。

(...それでもいい)と吐精の感覚に襲われながら彼は内心考える。

吸血鬼の時間の流れは人間のそれとは異なるため、彼のような吸血鬼であれば、一度血を摂取して一ヶ月ほどは耐えられる。

しかし彼はーールアンを毎日のように部屋に招き入れ、性の快感を教えていた。

そうやって溺れさせれば、彼女は元の場所に二度と戻れないと知っているのだ。
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