桜の花が咲く季節に

絵麻

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桜花が咲く季節に

プロローグ

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「今日から近くの女学校から基地に、掃除や食事の準備を手伝う女学生が通うことになるが―――」
 同期の立花一登が説明する隣で、洋右は豫科練生の周囲を歩く。
「くれぐれも、基地の風紀を乱すな?」
「はい」
 
 訓練終わり、解散!

 自室に戻った杉原雪杜は、寝台に横たわる恋人・高里柚子の肩に鼻筋を埋めた。
「ふぇ?雪杜さ」
「よく、眠れた?」
 雪杜の問いかけに、柚子は紅く染まる。
「どのくらい、寝てましたか?」
「二時間半、キツかった?」
 訓練前、部屋に来た柚子を雪杜は抱いた。

 はぅ・・大っきい
 
 大きく脚を開かされ、深くペニスを受け入れた。昨晩まで生娘だった体は、すんなりと太いモノを飲み込んだ。

 硬い・・のッ、おちんちん

 口を手で押さえられ、無理矢理犯している気分と犯されている気分で、二人は欲情した。

〈イク・・中でイクぅ〉

 淫らな言葉で快楽を表現するよう、雪杜は柚子に仕込んだ。
「愛してる、柚子。結婚しよう」
 抱きしめられて告げられた求婚に、柚子は泣き出した。

「もう、洗濯場に通わなくてよくなるよ。自宅の庭で洗えばいい」
 許可申請を得た雪杜は、柚子を新居となる長屋に案内した。
「・・・っ」
「ちょっと、狭いし・・壁が薄いけど」
 泣く柚子を、雪杜は抱きしめた。

「お前、柚子ちゃんを抱いただろ?」
 基地に戻ると、洋右に呼び出された。
「言ったよな?基地内で抱くな、と」

 柚子の潤んで赤い目尻に、洋右は気付いた。
「し、失礼しました」
 気取られぬよう、柚子はそそくさと基地をあとにした。

「少しは自制しろ」
「すみません」
「なあ、別に恋愛するなとは言ってねえ。だがな、柚子ちゃんはまだ十六なんだぞ」

 十六。
 雪杜は柚子の年齢を考え、自制してきたつもりだった。

「洋右、説教はそのくらいにしてやれ」
 一登が部屋に戻った。
「悪いのは俺だ。杉原の気持ちも考えず、惚れ込んだ女と二人きりにした」

 雪杜が幼い頃から柚子を愛してきたことを知っていれば、用心棒になど行かせなかった。

「杉原、戻っていいぞ」
「はい」
 一礼し、雪杜は部屋を出た。

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