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両親を亡くした清華は、叔母夫婦に引き取られる。
愛してくれない叔母夫婦の虐待から救ってくれたのは、ある軍人との縁談。
文字数 1,056
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.04.28
幼くして両親を亡くした花菜は、従姉の代わりに陸軍少佐の高蔵誠也に嫁がされる。
文字数 23
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.04.28
両親は優しい人だった。
そんな優しい両親は、美琴が五歳の時に死んでしまった。
裕福ではなかったけれど、愛にあふれていた暮らしから、父・雅成の実家に暮らすことになった美琴は、雅成の姉・昭恵とその夫である康親の虐待に怯える生活になる。
唯一の救いは、従姉である弥生が優しくしてくれたこと。
小夜を妻にと望む佐伯家の嫡子・鏡弥に、昭恵は美琴を嫁がせる。
小学校にも通わせず、読み書きも算術も知らない美琴は、怯えながら寝室に入る。
身代わりだとバレたらと怯える美琴に、鏡弥は昔話する。
優しい鏡弥の日毎に増す溺愛に戸惑いながらも、から、れに惹かれる美琴。
初めて尽くしの新婚生活で、初めての恋をする。
虐げられた少女と、優しい青年のシンデレラストーリー。
文字数 22,292
最終更新日 2025.04.02
登録日 2025.03.30
地味子でモテない私、蔵澤千鶴に女学校最後の学年で縁談がきました。
相手は高身長で美形の、陸軍少佐・鳳雅翔(二十四歳)!
『あなたを傍に、生き直したいと思った』
雅翔さんの辛い過去に、私はなにが出来るでしょうか?
初めてのデェト、初めてのキス、初めて尽くしの雅翔さんとの恋には驚きがいっぱい。
文字数 19,615
最終更新日 2025.03.21
登録日 2025.03.18
昭和二十四年、戦争の爪痕が残る日本で、雪乃は家族と幸せに暮らしていた。
優しい母・房絵、頼りになる父・権蔵、身体の弱い妹・美彩。家族の愛にあふれた柏木家に、一通の見合い話が届く。
『陸軍少佐 阪上大智』
雪乃より八つ上の大智には、ある噂があった。
それは、彼が子作りのために、結婚相手を探しているということ。
雪乃か、美彩。
どちらかを嫁に、阪上家の申し入れに雪乃は自ら嫁ぐと決意する。
輿入れの日、幸せを願う家族に見送られ、雪乃は阪上大智の暮らす別邸に向かう。
「ふつつか者ですが、よろしくお願い致します」
三指をついて挨拶する雪乃と対面した大智は『冷徹の美丈夫』の噂通りの、容姿端麗な美青年だった。
戦争で数々の軍功を挙げた大智は、二十四歳という若さで少佐に昇進した。
「たくさん、人を殺めただけだ」
立派なことじゃない、という大智に雪乃は深い心の傷を感じる。
少しでも癒してあげたい、雪乃は手作りの食事や小物で大智を癒やす。
大智は時折、雪乃を初めて見た日を思い出す。
心と身体に深い傷を負った大智は、病院で怪我人や病人の世話する奉仕活動に参加しており、大智も世話になる。
何も知らない雪乃は、大智はやはり美彩が好きで、自分を抱かないのでは?と悩む。
雪乃の前に、小さな男の子を連れた晶子が現れ、大智の子どもだと言う。
『愛されてなかった!』
傷付いた雪乃は、わずかな着換えだけを抱え、自宅を離れる。
雨の中、探しに来た大智は自分の子ではない、と説明する。
文字数 33,225
最終更新日 2025.03.15
登録日 2025.03.11
世界中を巻き込み、多くの人を犠牲にした戦争が始まり、早くも二年が経過した。
大和国では兵役による人手不足を補うため、学生達を働かせる学徒動員が施行された。
軍人の身の回りを世話する『なでしこ隊』として、中本季世、佐伯結花の二人は特攻兵が暮らす兵舎を任される。
兄の親友である立花一翔に想いを寄せていた結花は、一年前に告白したがフラレてしまった。掃除係として一翔の部屋を受け持つことが決まった日、結花は一翔から交際を申し込まれる。
『いつ死ぬか分からない特攻兵の身で、付き合うわけにはいかなかった』
一翔の深い愛情を知り、結花は一翔と結ばれる。
中本季世は特攻兵が通う『ふじ田屋食堂』で働きながら女学校に通う柚子と仲が良く、食堂で出会った藤岡智志に恋をしていた。一方の智志も季世に、恋心を抱いていて―――。
文字数 14,412
最終更新日 2025.03.09
登録日 2025.03.09
鄭結真(チョン・ユジン)は売れない絵師の父と、両班出身の母の間に生まれた。
幼くして両親が流行り病で亡くなり叔母夫婦の元で大切に育てられるが、王宮で見習い女官の募集が始まり、女官になることを決意する。
十五歳の春、結真は文字の美しいことから、宮中で配布される小説の写しを命じられる。
御簾越しに話していた武官に、結真は徐々に惹かれていく。
「私が、王子様の夜伽の練習台に?」
王宮には成人した王子に対して、側室とは別の夜伽のみをさせる女官がいた。
(私は、武官様が好きなのに)
相手が王子では拒む事もできず、結真は泣きたい気持ちで受け入れる。
「ならば、私がそなたの初めてをもらってよいか?」
御簾越しで会っていた武官に口づけられ、結真は書庫て愛された。
そして、夜伽の日ーーー。
結真は現れた第三王子・李蒼河(イ・ソウハ)に驚く。
文字数 17,182
最終更新日 2025.03.06
登録日 2025.03.05
両親を失い、薄情な叔母夫婦は麻衣を人買いに売った。
闇オークションにかけられた麻衣を、金持ちの好色達から救いの手を差し伸べた高原陽一は、侍女として息子の陽仁の元に麻衣を送り込む。
軍で豫科練の教官である陽仁は、麻衣を女学校に通わせる。やがて、成長した麻衣は美しい少女になる。
文字数 16,497
最終更新日 2025.02.27
登録日 2025.02.25
目覚めると、倉沢美桜は戦争真っ只中の知覧の町にいた。不慮の事故で命を落とし、この時代に暮らす七歳の少女・美苑の魂と呼びあったようだ。
子爵家の外腹として生まれた美苑を、本妻である夫人が引き取って育てられた美苑は、熱病にかかり生死の境を彷徨っていた。
美苑と美桜、同じミオと読める名前を持つ二人の魂は融合され、美桜は美苑として生きていくことを決める。
時は流れ、美苑は学徒動員として軍基地で、特攻兵の身の回りの世話をするよう銘じられる。
美苑は指導教官である、長谷川潤弥の部屋の専属の掃除係となる。
ある日、美苑は同じく基地に通うことになった友人から、潤弥が子作りの為に嫁を探していると聞かされる。
淡い恋心を潤弥に抱いていた美苑は心を痛め、噂の真偽を確かめる。
「子作りの為に、結婚するって本当ですか?」
子供の自分は恋愛対象にならないと、落ち込む美苑に潤弥は―――。
「対象に、なってみるか?」
イケメン軍人✕女学生。
年の差十歳の官能ラブ。
文字数 13,577
最終更新日 2025.02.22
登録日 2025.02.20
戦争で夫を失くした一ヶ月後、愛娘の純夏とはぐれた。
失意のどん底にいる靖子を、友人のアメリカ人・パトリックはずっと愛していたことを告げ、二人は結ばれる。
文字数 7,706
最終更新日 2025.02.17
登録日 2025.02.16
棟方純夏は幼き日に両親を失くし、育ての親である叔母夫婦も、空襲で失くした。
孤児になった純夏を保護したのは、米軍中将・エリックだった。エリックは純夏を尼寺に預ける。
数年後、中学を卒業した純夏は、米軍基地で賄い婦として働き出す。純夏は少佐であるジェイドの小間使いに決まり、二人は深い仲になる。
文字数 8,723
最終更新日 2025.02.16
登録日 2025.02.15
上田洋右は豫科練の指導教官となり、知覧へ配属となった。
「特攻兵の身の回りの世話を、地元の女学生にさせる」
上の決定で女子中学生達が基地に出入りし、豫科練生や特攻兵の中には恋に落ちる者も少なくない中で、洋右は風紀を乱さないよう呼びかける。
そんな中で、洋右の両親は独り者の息子の世話係に、一人の女中を送り込む。
高橋繭は十五歳で、栃木にある上田家では若いが仕事は優秀だった。
素直で働き者の繭を、洋右はしだいに愛おしく思い始める。
そして、十五夜の月明かりが照らす中で、洋右と繭は結ばれた。
軍人の体力で夜毎抱かれ、繭は美しく成長する。
文字数 9,728
最終更新日 2025.02.14
登録日 2025.02.14
柚子は売れない日本画家・高里季一と妻・葵枝の間に生まれ、二人の死後は叔母夫婦に育てられた。愛情いっぱいに育てられた柚子は、美しい少女に成長する。
十六歳の冬、エリート軍人との縁談が持ち上がる。
知覧で柚子を迎えに来たのは、予科練生の雪杜だった。
二人は徐々に惹かれ合い、結ばれる。
もう一人、柚子と似た境遇の少女・中本季世と出会い、二人は生涯の友達になる。
季世の想い人である予科練生・藤岡智志もまた、雪杜と同じく幼き日に母を亡くしていた。
文字数 9,794
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.02.12
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