胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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みんなを名前で呼ぶようになる

第37話 ついに実現! 下着屋“マコール”の貸し切り①

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 今日はいよいよ下着屋“マコール”を貸し切る日で、開店前の1時間行う予定だ。おそらくとんでもない1日になるだろう…。

集合時間10分前に沙織さんの家の前に向かうと、詩織さん含む2人が既に待っていた。…紬さんと満里奈さんはいないようだ。

「おはよう真」

「真君、昨日はよく寝れたかしら?」

「実はあまり寝れませんでした…」
紬さんの事言えないな。

「真もか~、あたしもなんだよね~。空いた時間はしてたよ」

「そういえば、昨日真君達が帰る前にうたた寝しちゃってごめんね」

「気にしないで下さい。お疲れなのはわかってますから」
車の運転以外にも疲れる事があったかもしれない。

「ありがとう。真君は優しいわね♪」

「紬ちゃんと満里奈ちゃんはギリになるかもだって。さっき連絡があった」

「やっぱり紬さんが寝坊したからか?」

「そうみたい。満里奈ちゃんがいれば安心だよね」

彼女がしっかりしてるから、紬さんがああなるんだろう…。


 約束の時間2分前になったところで、紬さんと満里奈さんが小走りでやって来た。

「みんなごめ~ん!」

「すみません、ギリギリになっちゃって」

「気にしないで。こうなる可能性を考えて、約束の時間を決めたから」

「さすがおばさん」

紬さんが寝坊しなくても、予想外のことが起こってもおかしくない。早めの行動は正しいな。

「紬ちゃん・満里奈ちゃん、朝ご飯はちゃんと食べたかしら?」

「私は食べましたが、紬はどう?」

「お菓子をちょっと食べただけだから、お腹減ってる…」

「そうなるかもと思って、おにぎりを用意したの。車の中で食べて」

沙織さんはカバンからラップに包まれたおにぎりを1つ取り出し、紬さんに渡す。

「わ~い、ありがとうおばさん」

そこまで計算に入れてるのか? 凄すぎだろ。

「それじゃあ、そろそろ行きましょうか。みんな車に乗って」


 「ねぇねぇおばさん。昨日どんな夢見てたの?」

移動中の車内で、おにぎりを食べている紬さんがそう声をかける。あの寝言の真相が気になるところだ。

「『真君が肉食系になる』夢かな♪」

「何それ? もっと教えて!」

「真君が家事をしているわたしに『俺と遊びませんか?』って言ってきたの。わたしは『今忙しいから後にして』と言ったんだけど、『今が良いんです!』って言って強引に…♡」

「まーちゃん、我慢しないとダメじゃ~ん」

それは夢の話だし、そもそも紬さんに言われたくない。

「この前あたしが見た夢に似てるね。偶然かな?」(27話参照)

「わたし達が見たのは、もしかしたら“予知夢”かもしれないわ」

確か、ってやつだよな? 絶対あり得ないだろ。

「ウチもそういう夢見たいな~♡ ねぇ満里奈?」

「うん…♡」

何気ない事がフラグになるかもしれないから、これからは夢の内容をしっかり覚えておこう。


 ショッピングモールの駐車場に車を停めた後、俺達はモール内にある“マコール”を目指す。

「朝早いから、人少ないね~」

紬さんの言うように、いるのは業者らしき人だけだ。何度も来ているショッピングモールが新鮮に見える。

「“マコール”の開店時間とショッピングモールの開店時間は一緒なのよ。わたし達は開店前に貸し切るから、ここも開店前になるの」

「なるほど~。おばさん詳しいね~」

「よく来るから」

開店前と営業中なら違って当然だな。今の内にしっかり見ておくか。――そんな風に思って見てる内に“マコール”の前に到着する。

「昨日のスタッフさんいるかしら? ちょっと探してみるから待ってて」

沙織さんが店内に入って行く。

「真、今の内にじっくり下着を見るのよ。今ならとかないから」

そう言われても、近くに業者の人がいるから無人じゃないぞ…。

「詩織ちゃんの言う通り! 貸し切りはもう始まってるんだよ!」

「スタッフさんが確認するまで始まらないから…」

「――皆様、お待たせしてしまい申し訳ありません」

噂をしたところで、沙織さんが昨日のレジのスタッフを連れて戻って来た。

「…確認するまでもありませんが、社内ルールで決められているのでさせていただきます」

スタッフはそう言って微笑んでから、点呼を取った。男1:女4の組み合わせは珍しいから、簡単には忘れないよな。ましてや昨日の話だし…。

「確認は取れました。これより1時間、当店は貸し切りになります。何かありましたら、いつでもお呼び下さい」

スタッフは店の奥に入って行く。いよいよだな…。

「1秒すら惜しいわ。真、さっさと店に入るよ!」

「まーちゃん早く早く!」

詩織さんは俺の右腕・紬さんは左腕をつかんで引っ張る。

「背中が空いてるわね。満里奈ちゃんもどう?」

「じゃあ私も…」

沙織さんと満里奈さんが俺の背中を押し始める。そこまでしなくても良くない?

この1時間、濃厚なものになりそうだ…。
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