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尿道はさすがに痛いだろ
「あ゙~~~、女王様にいじめられてぇ~~~」
「え、吉澤ってMなん?」
「いや、そん時による。今は女王様に前立腺マッサージでヒンヒン言わされたい」
「キッツ」
「尻興味あるんじゃねぇか」
相変わらずの吉澤の様子に、菊池が適当に返事をし、高嶋が突っ込む。それを渡瀬は静かに見ている。そんないつもどおりの日常。
「やっぱ前立腺っていいのかな~」
「人によってはすげぇイイらしいからな」
「高嶋の彼氏はどう?」
「ノーコメント」
「……」
前立腺の狂いそうな快感を知っている菊池としては答えにくい。二人からそっと目を逸らして頬杖をつくと、渡瀬がふっと笑った。じろりと睨むとわざとらしく明後日の方を向いている。
「前立腺って、タマの下あたりを外から押してもやんわり気持ちいいらしいし、ちんこから棒突っ込んでも触れるらしいよ」
「ちんこに棒ッ?!」
聞こえてきた衝撃的な言葉に、陰嚢がひゅっと縮み上がった。
「そーそー、尿道責めってやつ。尿道って、精液通るだけですっごい気持ちいいわけじゃん。だから内側擦られるだけでもかなり気持ちいいらしいんだけど、一番奥まで入れて前立腺当たったらやばいんだって。だって、ケツから指で触るだけでイッたりするのに、中から直接いじくるんだよ?絶対やばいよな」
「……っ」
ごくり、と唾を飲み込む。あの気持ちよくてたまらないしこりを、直接——。
(ちんこが使い物にならなくなったら嫌だから、ケツはもうしたくないけど、尿道ならちんこだし……アリ?)
それでも、陰茎の先を割って棒が入ってくるのは想像するだけで怖かった。渡瀬は優しくしてくれるだろうが、やはり本能的に恐怖しかない。
「調べたら結構サイズあるんだな。こんな凸凹のやつとか入るんだ、スゲー」
「あれ、珍しく菊池じゃなくて渡瀬の方が乗り気?そういう趣味あったんだ?」
「いや、俺はねーけど」
「俺は……?」
(バレてる……!)
完全に菊池が尿道プレイに興味を引かれているとバレている。このままでは本当に陰茎に凸凹の棒を入れられてしまう。
「やー、でもちんこに棒とかさすがに怖くね?俺は無理だわ~……」
「ヒロは強い子だろ」
「バカにしてるな?!」
渡瀬の目は獲物を追い詰める動物の目をしていた。まずい。逃げないといけないのに、逃げきる未来が見えない。
渡瀬はスマートフォンに視線を落とす。そしてポチポチと画面を叩き始めた。
(買ってる……絶対尿道プレイの玩具買ってる……)
菊池はがっくりと肩を落とし、机に突っ伏した。
「あ゙?菊池体調悪ぃの?」
「いや、ちょい眠いだけ……」
「急に?!お前ほんとにお子ちゃまだな」
「うっせー……」
陰茎と尻の中がうずうずする。怖いのに、怖いだけじゃない。胸の奥に渦巻いているのは、あの快感をまた味わえるという、期待。菊池は腕の中でふうっと熱い息を吐いた。
「ヒロ、お待たせー」
「……おかえり」
数日してまた土曜日の朝から出かけて行った渡瀬が、昼過ぎに帰ってくる。手には蓋の空いたダンボール箱とドラッグストアのビニール袋。何を持って帰ってきたかなんて想像に容易い。菊池は、朝から燻っていた身体に火がついたのを感じた。
「イオ……」
「ん?」
「はやく、して」
渡瀬のベッドに腰掛け、強請るように見上げると、渡瀬の喉仏が大きく上下に動くのが見えた。
「ヒロ、もう風呂入ってきた?シャンプーの匂いする」
荷物を横に置いて渡瀬がのしかかってくる。甘えるように髪の匂いを嗅ぎながらそんなことを言われて、菊池は小さく頷いた。普段とは違う、渡瀬の少し低くて掠れた声に、胎の奥がじくじくと疼く。
「大丈夫、気持ちよくしてやるからな」
「ん……っ」
耳元で話されると、背筋にぞわっと甘い痺れが走った。思わず首をすくめて震える。渡瀬は少し笑ってから、ダンボールとビニール袋の中身を取り出した。
シリコンのようなものでできた細長い棒が2本と、金属の棒が1本。全て太さがバラバラで、金属の方は大小の球が連なっている凸凹としたものだ。そして何かのチューブ、アルコールティッシュなどが用意されていた。
やはり渡瀬はわかっていたのだ。言わずとも、菊池が何を求めていたかを。
「細いのから入れるから。ゆっくりやるぞ」
「マジで、入んのかな……」
「ローションつけたら結構スルスルいくみたい」
「ぅ゙……こわ……」
身をすくませる菊池をなだめながら、渡瀬がゴム手袋をして棒を3本ともアルコールティッシュで拭く。シリコンの一番細いものを手に取ると、チューブを絞って透明のジェルのようなものを塗っていった。
「尿道プラグはちゃんと実家で煮沸消毒してきたから安心して」
「おま……そんなとこだけちゃんとしてる……」
「ヒロを傷つけたくねぇし。ちなみにこのローションもそれ用のやつ」
綿棒よりも細いブジーがぬるぬると透明の粘液にまみれていく。それは30センチくらいあるのではないかと思うくらい長くて、本当に怖いのに、なぜか緩やかに勃ち上がった陰茎はぴくぴくと上下に首を振っていた。
「よし。じゃあ入れてみるぞ。あ、ちゃんと勃ってる」
「み、見んな……っ」
「無理な相談すぎる」
渡瀬はそっと陰茎の根本を摘み、鈴口を指で広げた。ピンク色の割れ目から尿道口が顔を出し、ひくひくと開閉を繰り返しているのが見える。あまりの恥ずかしさに目が潤んだ途端、中からこぷりと先走りがあふれてきた。
「エッロ……」
「おいッ、はやく……もう、見んなってぇ!」
「はいはい。じゃあ入れますよー」
遂に割れ目にブジーの先が当てられる。怖くて思わず目を背けた。冷たいローションの感覚の後、尿道口に少しの圧迫感があってすぐ、つぷり、と割り開かれた。
「ぅ゙……っ」
「痛い?大丈夫?」
「ん゙ん゙……っ、思ったより、は、痛くない、かも」
菊池の言葉に、渡瀬がゆっくりとブジーを押し込んでいく。ローションを多くしてくれたのと、入っているのが細くて柔らかいものだからか、そこまでの違和感はない。
「ぁ……」
「入ってる感じする?」
「んん、なんか、変な感じ……」
入っている感じはするし、ぞわぞわとした疼きはあるものの、快感とまでは呼べないような感じだ。渡瀬はある程度埋めた後、それをゆっくりと引き抜いた。
「ああっ……」
「抜く方が気持ちいい?」
「う、っン゙……」
排尿に似た感覚に、菊池がぶるりと身体を震わせる。何度か頷くと、渡瀬は全てを抜き取った。そしてすぐにもう1本のシリコンのブジーを手に取り、ローションで濡らしていく。
先ほどのよりも少し太い。ブジーを抜かれて物足りなくなったというように震えている陰茎が再び掴まれ、今度は躊躇なく差し込まれた。
「うぁ……っ!」
痛くはないが、じぃんと熱い。先ほどよりは尿道の粘膜が擦られている感覚がよくわかる。尿道が塞がって、まるでおしっこを我慢しているような感じがした。菊池はじっとしていられず、もじもじと身をくねらせる。
その表情から、痛みよりも快感が優っていると察した渡瀬が、ブジーを奥へ奥へと進めていく。つっかえる度に手を止め、馴染むまで待つ。その間、親指で優しく裏筋を擦ってくれていた。
「はあああう……っ」
「ヒロ、どんな感じ?」
「わかんね……なんか、熱くて、ぅ゙っ、じんじんするっ」
「痛くないんだな?」
「んっ、大丈夫……はあ、ううン……っ」
入ってはいけない場所を犯されている。何とも言えない背徳感に菊池が目を潤ませていると、どんどんと内側に進んでくるブジーが、遂にある一点まで到達した。少しの抵抗を越え、つぷりと、その中に沈む。
「うあ゙ああッ!」
ぶわっと全身の毛穴が開いた。菊池は目を見開き、思わず天を仰ぐ。
「イオ、やばいかも、これ、あっ……やばいやばい……っ」
「前立腺きた?うわ、すげぇ鳥肌」
渡瀬が太ももをそっと撫でた。それだけで、押し上げられる。
「あああだめ触んなッ、無理……っ、あっあっ、やばすぎ、あああああッ!」
ブジーは動かされていない。それでも、そこに触れられただけで、身体があの快感を思い出してしまった。ぎゅんぎゅんと後孔が引き締まり、陰嚢が迫り上がる。菊池の喉が渇いた音を立て、両脚がピンと伸びる。
「ゔーーーーーッ!」
久しぶりの重すぎる絶頂。菊池は涎を垂らして呻くことしかできなかった。身体の制御が効かず、足は何かを蹴るように勝手に跳ねている。とぷとぷとブジーを押し除けて少量の白濁が尿道から漏れていた。
「動かしてないのに、すっげぇ気持ちよさそう……」
「はあっ、はあっ、ゔーーー!」
「イくの止まんねぇの?どんだけ前立腺弱ぇんだよ、ヒロ」
「ゔ~~~!ゔ~~~!」
首を振って必死に抜いてほしいと乞う。快感が重すぎて、長すぎて、涙があふれて止まらなかった。
「抜いてほしい?わかった」
「ン゙ーーー!イオっ、出てる、漏れてるッ!や、あ゙ーーッ!」
「大丈夫大丈夫、何も漏らしてない」
渡瀬がブジーを掴むその微かな動きでさえ耐えられない。引き抜かれるその摩擦が、おしっこをしているような、射精しているような、とにかく何かが漏れているようで、菊池は羞恥と快感に髪を振り乱して狂った。それを渡瀬が頭を撫でてなだめてくれる。
抜き去られて、くたりと身体の力を抜いた。またもや大変な快感を知ってしまったと、止まらない涙を拭いながらぼんやりと考えていると、足元からカチャカチャと音がして、亀頭に冷たいものが触れる。
「イオ……?」
「そのまま力抜いとけ」
「え、あ……あああああっ」
つぷ、つぷ、つぷ、と、連なったビーズが狭い尿道に押し込まれていく。太さは変わらないが、さっきまでのものとは違う、金属の粒一つ一つがごりごりと粘膜を擦り上げた。少し痛い。そして焼けるように熱い。これで前立腺に触れられてしまったら——。考えるだけでカチカチと歯が鳴る。
「ヒ……ッ」
「届くぞ」
「や、ぁ……」
ごりゅ。
「ゔーーーーーッ!」
ガクンと大きく腰を突き上げたまま、菊池が硬直する。掴んだシーツはぐちゃぐちゃにしわになっていた。
「ゔーーーッ!イオ!イオ!む、り……!んぐーーーっ!」
身体を弓なりに仰け反らせたまま、動けない。陰茎に力が入る度にビーズが前立腺を抉った。絶頂が全身を貫き、息が止まる。
「ーーーーーッ!はあっはあっはあっ!ゔ、あ゙ーーーッ!」
一瞬弛緩して大きく息を吐く。しかしすぐにまた次の波が来る。菊池の身体は、ベッドに沈んでは腰だけを高く掲げる、繰り返しだった。
「イオ……っ、イオ、やば、やばい、だめだめだめ……!んゔーーーッ!」
「声抑えろって」
「無理、無理、だめ、イクイク、おれ、またイくっ!イ゙ぐううう!お゙お゙お゙お゙お゙!」
はしたなく腰をヘコヘコと上下させながら呻く菊池に、渡瀬がごくりと唾を飲み込んだ。
「も、やら……ッ!イきたくな、ッ、やだ!イクイク、ああこれやだ!イッてる、イッてる、も、あ゙あ゙ッ、イ゙ぐ、ぅ!」
終わりがない。もう嫌だ、やめて、抜いてと泣き喚くと、渡瀬が荒々しく唇を重ねてきた。潜り込んできた舌が、あやすように絡みついて撫でてくる。終わらない絶頂のせいで、渡瀬を跳ね除けるように暴れてしまう。
「ん゙ん゙ッ、んむっ、ン゙ーーーッ!」
「はあ……っ、大翔……っ」
ぐちゅ。ごりごり。
深く刺さったまま菊池を狂わせているブジーを、渡瀬が揺すった。小刻みに、前立腺を掻き回すように。
「ーーーッ!?」
爆発したような衝撃に、菊池の身体が激しく痙攣した。辛いのに、逃げたいのに、渡瀬の手に陰茎を差し出すように腰だけが突き上がり、四肢がのたうつ。あまりの快感に声も出なくて、わなわなと震える唇を渡瀬が優しく食んでいた。
「……っ!……っ!ぁ、ッ!」
先走りか精液か、それともおしっこか。何かわからないものがブジーとの隙間を縫ってあふれていく。滑りが良くなったことで渡瀬の手の動きが速まった。ぐちゅぐちゅと前立腺を捏ねたかと思えば、ギリギリまで抜いて奥まで差し込まれる。どちらも視界が白むほどの絶頂に襲われる。
「あっあっ、またイくっ、イオ、イオぉ……っ」
「気持ち良すぎて涙止まらねぇの?あーくそ、そんな顔で見んなって……はあっ、マジで可愛すぎ」
「やっ、なに、イオ……っ、あっあっあっ、あ゙あ゙イく、イクイク、イ゙ぐ、イ゙ぐ!ん゙、ゔーーーッ!」
渡瀬の呟きは届かなかった。しかし熱のこもった視線だけは菊池を貫く。優しくて、熱くて、獰猛なその目で見られるだけで、菊池の胎の奥がぎゅうっと疼いた。前立腺の快感だけで狂いそうなほど気持ちがいいのに、まだ高みへと連れていかれる。
「イ、オ……ッ!はああああッ!ゔっ、ぐぅ!!」
「ずっとザーメン漏れてるじゃん。ほら、ゆっくり抜かれんのも気持ちいいな?」
「はあ、ぅ……っ、こ、れ、きもち……あっあっ、イくっ、ふ、うう!」
もう何をされても達してしまう。いや、ずっと登り詰めたまま降りてきていない。ゆっくり抜かれると、ビーズの一粒一粒が粘膜を擦り上げていくのがぞわぞわする。勝手に腹に力が入り、両腿がぶるぶると震えて全身に鳥肌が立つ。排泄に似た蕩けるような快感に、菊池は身を任せた。
「ヒロ、ゆっくり抜くのと、奥くちゅくちゅかき混ぜんの、どっちが好き?」
「ゔーーーーーッ!それ、だめ、奥だめッ!」
「やっぱ前立腺かー。よし、ゆっくり捏ね続けてやるから好きなだけイけよ」
「もう、いい……!もう、あ゙あ゙ッ、あ゙ーーーッ」
「ヒロ、また夜中にイきまくっちゃうな、ごめんな」
「ン゙ーーーーーッ!」
くるくるとブジーを回したり、細かく上下に動かして抉ったり、ぐっと前立腺にビーズを押し付けて小刻みに揺らしたり、渡瀬はありとあらゆる方法で前立腺を甘くいじめ抜いた。手つきは優しいし、スピードはゆっくりなのに容赦がない。
最初こそ暴れてのたうっていた菊池も、次第にだらんと全身を投げ出し、たまにぴくりと痙攣する程度になった。虚な目は焦点が合っておらず、開いたままの口からだらんと舌が垂れて涎が滴っている。それでも渡瀬の手がブジーを動かす度に腹筋がうねって陰茎の先からは細く白濁を漏らしており、絶頂しているのは間違いなかった。
「やべ、夢中になってた」
「はっ……はっ……ぅ゙、っ」
「あ、またイッてる。ほとんど意識ないのに、すご」
「ぉ゙……ぉ゙……っ」
「じゃあそろそろ解放してやるか」
渡瀬が腕を捲り、ふうと息を吐いた。右手の指にローションを絡め、左手でブジーを握る。少しブジーに触れただけなのに、こぷこぷと白濁が漏れてきていた。もう一度ゆっくりと前立腺を捏ねてやりながら、右手を後孔に這わせる。意識が浮上した菊池が目を見開いた瞬間、渡瀬の指が後孔を穿った。前立腺を的確に捉えた後、陰茎に顔を近づけ、そっと舌で裏筋を擽る。
「ん゙ん゙ーーーーーッ?!」
そのままねっとりと舐め上げ、カリ首や亀頭にも舌を這わせる。ずっと前立腺の快感に晒されていた身体は、急に陰茎から直接的な快感が昇ってきて、驚いたように跳ねた。
「イオっ、これだめだッ、無理、いや……っ」
菊池の静止も聞かず、渡瀬はブジーと右指で挟んだそのしこりを上下左右に揺すり始めた。散々絶頂してふっくらと膨らみ切った前立腺に、容赦なくブジーの固いビーズと指先がめり込む。一瞬で両足がつま先まで伸び、陰茎がビーンと張り詰めた。今まさに射精しているように見えるほど脈打ち、血管を浮かせる菊池の陰茎に、渡瀬の温かい舌が這う。
快感が過ぎるのはもはや苦痛なのだと、菊池は知った。声も出せず、歯を食いしばって快感に耐える。前立腺での絶頂は射精と違って終わりがないのだ。どこまでも深く、何回でも極まってしまう。
突っ張った四肢は痙攣し、食いしばった唇からは涎がとめどなく垂れた。視界が反転しているのは、きっと白目を剥いてしまっているのだろう。脳内で激しく火花が散るのを感じながら、菊池は大きくブリッジの体勢になった。こんなにも逃げたいのに、まるで全てを渡瀬に捧げるような格好になるなんて皮肉だ、なんて一瞬だけ冷静になる。
「ひ、ッぐ……!」
一度大きく身体が跳ね、硬直する。脳内麻薬というものがあるならば、今まさにそれであふれて、脳みそごとズブズブに浸っているのだろう。
菊池はただただ真っ白な、ふわふわと漂うような心地よさに包まれた。渡瀬のあたたかい匂いがする。あまりの幸福感に、思考が蕩けた。気持ちよくて、幸せで、ここが天国なのだと思った。
完全に意識を失った菊池を、渡瀬は静かに抱きしめた。耳を当てると小さく呼吸音が聞こえ、ふうっと安堵の息を吐く。菊池からゆっくりブジーを抜いていくと、意識はないはずなのにやはり気持ちいいのだろう、腹が不規則に凹み、がくがくと腰を揺らしていた。
ずるり、と抜け落ちたブジーを追って、どろりと大量の精液があふれる。そしてしょろろ、とおしっこが漏れてきた。それをタオルで拭いてやり、むわりと淫靡な湯気を立たせるそこに顔を埋める。鼠蹊部、内腿、陰嚢、そして陰茎に、優しく優しくキスをした。
「ヒロ……」
昔から愛しくてしょうがない幼馴染と、こんな関係になるとは思わなかった。自分の気持ちを一生封じ込めて、親友の座に居続けるつもりだった。でも、渡瀬とて男子高校生だ。目の前に吊るされたご馳走を見て、我慢などできなかった。
渡瀬は痛いほど屹立した自身の陰茎に手を伸ばす。もう射精したのではないかと思うほど、下着はぐっしょりと濡れそぼっていた。
「ヒロ……ッ、ゔ、ヒロ、ぉ……!」
菊池の身体中を吸い、舐めながら、夢中で扱く。すぐに込み上げてきた欲に抗うこともなく、そのまま手の中に吐精した。
全て出し切っても陰茎はまだ萎えていない。脳裏には先ほどまでの菊池の痴態が浮かんでいた。もうそろそろ前立腺の快感が癖になるはずだ。自分の指ではここまで気持ちよくはなれないだろうし、きっと渡瀬なしでは耐えられなくなる。もう少し、もう少しで、菊池が自分のものになるかもしれない。
渡瀬は休む間もなくまた陰茎を扱き始める。勃起はしばらく収まりそうになかった。
「ヒロ……好き、好き……っ」
菊池には届かないまま、渡瀬の告白が静かな部屋に溶けていく。
終わり。
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