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4話 突然の婚約!?
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「……え?」
「俺が可愛い物が好きなことを黙っていてほしいんだ。あの部屋を見たんだろう? ならわかるはずだ。騎士ともあろう者があ、あんなぬいぐるみとか人形だらけの」
「あの、とにかく顔を上げてください! 大丈夫ですから」
突然あのウィル様に土下座されてしまい慌てて私も膝をついた。
これは一体どういう状況だろう? 今尋問されていたのは私では。
顔をのろのろと上げたウィル様は困り果てた顔をしていた。
「あんなの……男らしくないだろう」
確かに騎士団の人々は皆男らしくてザ・体育会系集団という感じだ。対してウィル様の部屋は妹さんの部屋? と思うくらいの可愛らしい空間だった。騎士団の中では実力もあり期待の若手でもあるウィル様が少女趣味だとは知られたくないのかな。
騎士団も民衆から支持されるにはイメージが大切だというし。
でも……。
「そ、そそ、そんなに気にしなくても、趣味くらい自由でいいのではないですか?」
「え……」
「好きな物は好き、でいいと思いますけど……。ウィル様が騎士としてご立派なのは本当、ですし……」
緑の瞳に涙をためてきょとんとしていたウィル様につっかえながらも率直な感想を伝えた。私も伯爵令嬢なのに魔法薬師の道に進んで、冷たい目で見てくる人もいる。だけど好きな物を諦めることはできなかった。だからこそ今とんでもないことになってしまっているのだけれど。
それにしても体育会系の世界も大変だなあ……。
「そもそも、悪いのは私ですし……ほ、本当にすみませんでした!」
「あの……」
そのとき遠くから鐘の音が聞こえてきた。騎士団の招集時間を伝える鐘だ。
立ち上がったウィル様は少し困惑した様子で私を見つめた。
「ごめん、話はまた今度。行かなくては」
「は、はい」
そのままウィル様は足早に医務室を出て行ってしまった。
残された私は立ち尽くしたままだったけれど、やがて深く息を吐いて椅子に座り込んだ。
……び、びっくりした。
今になって心臓が早鐘を打っている。
個人的に研究している薬を使ってアンダーソン家に侵入してしまったのだから、下手をすれば訴えられてもしかたないことだったのに。ウィル様は私の言ったことを信じてくれたのだろうか。
それともよっぽどウィル様は自分の趣味のことを気にしていたのかな。
そんな気にするほどのことではない気がするんだけど。それにそもそも人の秘密を言いふらそうなんて根暗のオタクにできるわけないのだ。だって話す相手がいないのだから。そう考えて自分でちょっとだけダメージを受けてしまった。
とりあえずこれ以上大事になりませんように。
今の私にはそう祈ることしかできないのだった。
「ステラお嬢様、お客様が……」
「ちょっとステラ! いつまで寝ているの? 早く起きなさい!」
侍女のローラの声を遮ってアメリア姉様が乱暴に扉を開けた。普段令嬢の鏡のような姉様がこんなことするなんて一体どうしたのだろう。
私はまだベッドの上でゴロゴロしていたところを慌てて飛び起きた。貴重な休日だからもう少しゆっくりしていたかったんだけど。
「おはようございます。お姉様、何かあったの?」
「おはようステラ、あなたにお客様よ。あととっくに朝食の時間は過ぎているわ。休日だからってだらけすぎよ」
アメリア姉様はベッドから私を引っ張り出すと鏡台の前に座らせた。ローラにテキパキと指示をして私服のドレスを用意する。私はもうこうなるとされるがままだ。
「お客様?」
私を休日の朝から訪ねてくるなんて一体誰だろう?
まったく心当たりがない。
ぐいぐいと濡れタオルで人の顔を遠慮なく拭いたアメリア姉様が化粧の支度をする。
「ウィル・アンダーソン様よ」
「……え?」
「あなたいつウィル様と親しくなったの?」
「し、親しく? え? どういうこと? ウィル様がどうしてうちに?」
私はサーっと青くなった。
ウィル様がうちに来ているということは、考えられることは1つしかない。
やっぱり屋敷への不法侵入と上へ申請せず研究してた変身薬の件を訴えるために……? それとも強制連行?
固まっている私に気づかずアメリア姉様はローラに指示をする。
「そうねえ、もう少し可愛らしいドレスがいいわ。ほらそちらのレモンイエローの」
「かしこまりました」
「いや、もう地味なやつでいいです……」
これからお縄になるかもしれないのにお洒落してどうするの?
涙目の私に盛大にアメリアお姉様がため息をついた。
「何を言っているのよ。あのウィル様がステラに婚約を申し込んできたのよ! 恋人の前に出るならお洒落をするのは当然でしょう」
「え?」
婚……約……?
ぐるぐると私の頭の中で婚約の二文字が回る。
ウィル様が、私に?
婚約ってどういう意味だっけ?
あまりにも予想外な言葉に私は何も言えずアメリア姉様のされるがままになっていた。
「あの、あの、これは一体どういうことでしょうか……?」
「どう、というか。言葉そのままの意味で君に婚約を申し込みにきたんだよ。ステラ・ハーディング伯爵令嬢」
「いや、だからそれの意味がわからないというか」
訴えられるならまだしもどうして婚約?
意味がわからないまま支度を終えた私は客間で待っていたウィル様と対面した。相変わらずの爽やかな笑顔でまったく理解不能なことを言われてしまい困惑する。
「連絡も入れず突然お邪魔してしまったことは申し訳ないと思っている。でもまずは君から了解を得ないといけないと思って」
「それは、この前の事が関係しているんでしょうか?」
私の言葉に紅茶を一口飲んだウィル様が頷いた。
まあ、絶対そうだろうとは思っていたけれど。
「あれから色々考えたんだけど、俺の秘密を知ってしまったからには君には責任取ってもらわないといけないなと思って」
「……は?」
「俺はできたらこれからも可愛い物を愛でていたい」
ぐっと身を乗り出してまるで重大機密でも話すように真剣な表情でウィル様が呟いた。
何を言ってるんだろうこの人。可愛い物を愛でたいのなら好きに愛でればいいのでは……。
「か、可愛い物好きなことなら誰にも話したりしません。婚約だなんてそんな……」
そもそもそんなことで好きでもない女と婚約する?
婚約ということはいずれ結婚するということだ。
そこまでバレたくないものだろうか。
ウィル様はにこっと爽やか笑顔で覗き込んできた。イケメンの笑顔に私のような根暗は耐性がないのでやめてほしい。
「それにステラが作ってたあの変身薬。あれ個人で研究してたものなんだろう? ちゃんと研究室に報告してたのか?」
「え? そ、それは……」
ぎくりとして私は目を逸らした。
変身薬なんて別に社会に貢献するような物でもないし荒唐無稽な物だから、当然公的機関である研究室で許可なんて貰えるわけないと一人でこっそり研究していたのだ。でも魔法薬学研究室に所属する魔法薬師は自身が行う研究は基本報告しなければいけないことになっているのだ。まあ、小さな研究なら報告せずにプライベートで行っている魔法薬師もたくさんいるのだけれど。
とはいえ基本はダメなのだ。
「報告してないんだろう? 俺はそれを上に黙っている。君は俺の秘密を守る。これで俺達はお互い結婚しても好きなことができる。悪い話じゃないと思うんだけど」
「え、ええ……。本気ですか?」
私としては変身薬のことを黙っていてもらえるのはありがたいし、これからも研究を続けられるのも嬉しいけれどこんなことで婚約していいのだろうか?
ウィル様だったら相手なんて選び放題だろうに。
けれど太陽のように眩しいウィル様の笑顔は崩れない。きっとこれは絶対意思は曲げないぞ! という顔だ。
ここで頷かなければ私は変身薬の研究がばれて最悪お縄に……。
がっくりと肩を落として溜息をついた。
「……わかりました。その婚約のお話、お受けいたします」
「ありがとう! これからよろしく。ステラ」
差し出された手を握り返して、私は曖昧な笑みを返した。
どうせ私のような根暗が相手では、ウィル様のような明るくて人気者は早々に飽きてしまうだろうと思ったのだ。
「俺が可愛い物が好きなことを黙っていてほしいんだ。あの部屋を見たんだろう? ならわかるはずだ。騎士ともあろう者があ、あんなぬいぐるみとか人形だらけの」
「あの、とにかく顔を上げてください! 大丈夫ですから」
突然あのウィル様に土下座されてしまい慌てて私も膝をついた。
これは一体どういう状況だろう? 今尋問されていたのは私では。
顔をのろのろと上げたウィル様は困り果てた顔をしていた。
「あんなの……男らしくないだろう」
確かに騎士団の人々は皆男らしくてザ・体育会系集団という感じだ。対してウィル様の部屋は妹さんの部屋? と思うくらいの可愛らしい空間だった。騎士団の中では実力もあり期待の若手でもあるウィル様が少女趣味だとは知られたくないのかな。
騎士団も民衆から支持されるにはイメージが大切だというし。
でも……。
「そ、そそ、そんなに気にしなくても、趣味くらい自由でいいのではないですか?」
「え……」
「好きな物は好き、でいいと思いますけど……。ウィル様が騎士としてご立派なのは本当、ですし……」
緑の瞳に涙をためてきょとんとしていたウィル様につっかえながらも率直な感想を伝えた。私も伯爵令嬢なのに魔法薬師の道に進んで、冷たい目で見てくる人もいる。だけど好きな物を諦めることはできなかった。だからこそ今とんでもないことになってしまっているのだけれど。
それにしても体育会系の世界も大変だなあ……。
「そもそも、悪いのは私ですし……ほ、本当にすみませんでした!」
「あの……」
そのとき遠くから鐘の音が聞こえてきた。騎士団の招集時間を伝える鐘だ。
立ち上がったウィル様は少し困惑した様子で私を見つめた。
「ごめん、話はまた今度。行かなくては」
「は、はい」
そのままウィル様は足早に医務室を出て行ってしまった。
残された私は立ち尽くしたままだったけれど、やがて深く息を吐いて椅子に座り込んだ。
……び、びっくりした。
今になって心臓が早鐘を打っている。
個人的に研究している薬を使ってアンダーソン家に侵入してしまったのだから、下手をすれば訴えられてもしかたないことだったのに。ウィル様は私の言ったことを信じてくれたのだろうか。
それともよっぽどウィル様は自分の趣味のことを気にしていたのかな。
そんな気にするほどのことではない気がするんだけど。それにそもそも人の秘密を言いふらそうなんて根暗のオタクにできるわけないのだ。だって話す相手がいないのだから。そう考えて自分でちょっとだけダメージを受けてしまった。
とりあえずこれ以上大事になりませんように。
今の私にはそう祈ることしかできないのだった。
「ステラお嬢様、お客様が……」
「ちょっとステラ! いつまで寝ているの? 早く起きなさい!」
侍女のローラの声を遮ってアメリア姉様が乱暴に扉を開けた。普段令嬢の鏡のような姉様がこんなことするなんて一体どうしたのだろう。
私はまだベッドの上でゴロゴロしていたところを慌てて飛び起きた。貴重な休日だからもう少しゆっくりしていたかったんだけど。
「おはようございます。お姉様、何かあったの?」
「おはようステラ、あなたにお客様よ。あととっくに朝食の時間は過ぎているわ。休日だからってだらけすぎよ」
アメリア姉様はベッドから私を引っ張り出すと鏡台の前に座らせた。ローラにテキパキと指示をして私服のドレスを用意する。私はもうこうなるとされるがままだ。
「お客様?」
私を休日の朝から訪ねてくるなんて一体誰だろう?
まったく心当たりがない。
ぐいぐいと濡れタオルで人の顔を遠慮なく拭いたアメリア姉様が化粧の支度をする。
「ウィル・アンダーソン様よ」
「……え?」
「あなたいつウィル様と親しくなったの?」
「し、親しく? え? どういうこと? ウィル様がどうしてうちに?」
私はサーっと青くなった。
ウィル様がうちに来ているということは、考えられることは1つしかない。
やっぱり屋敷への不法侵入と上へ申請せず研究してた変身薬の件を訴えるために……? それとも強制連行?
固まっている私に気づかずアメリア姉様はローラに指示をする。
「そうねえ、もう少し可愛らしいドレスがいいわ。ほらそちらのレモンイエローの」
「かしこまりました」
「いや、もう地味なやつでいいです……」
これからお縄になるかもしれないのにお洒落してどうするの?
涙目の私に盛大にアメリアお姉様がため息をついた。
「何を言っているのよ。あのウィル様がステラに婚約を申し込んできたのよ! 恋人の前に出るならお洒落をするのは当然でしょう」
「え?」
婚……約……?
ぐるぐると私の頭の中で婚約の二文字が回る。
ウィル様が、私に?
婚約ってどういう意味だっけ?
あまりにも予想外な言葉に私は何も言えずアメリア姉様のされるがままになっていた。
「あの、あの、これは一体どういうことでしょうか……?」
「どう、というか。言葉そのままの意味で君に婚約を申し込みにきたんだよ。ステラ・ハーディング伯爵令嬢」
「いや、だからそれの意味がわからないというか」
訴えられるならまだしもどうして婚約?
意味がわからないまま支度を終えた私は客間で待っていたウィル様と対面した。相変わらずの爽やかな笑顔でまったく理解不能なことを言われてしまい困惑する。
「連絡も入れず突然お邪魔してしまったことは申し訳ないと思っている。でもまずは君から了解を得ないといけないと思って」
「それは、この前の事が関係しているんでしょうか?」
私の言葉に紅茶を一口飲んだウィル様が頷いた。
まあ、絶対そうだろうとは思っていたけれど。
「あれから色々考えたんだけど、俺の秘密を知ってしまったからには君には責任取ってもらわないといけないなと思って」
「……は?」
「俺はできたらこれからも可愛い物を愛でていたい」
ぐっと身を乗り出してまるで重大機密でも話すように真剣な表情でウィル様が呟いた。
何を言ってるんだろうこの人。可愛い物を愛でたいのなら好きに愛でればいいのでは……。
「か、可愛い物好きなことなら誰にも話したりしません。婚約だなんてそんな……」
そもそもそんなことで好きでもない女と婚約する?
婚約ということはいずれ結婚するということだ。
そこまでバレたくないものだろうか。
ウィル様はにこっと爽やか笑顔で覗き込んできた。イケメンの笑顔に私のような根暗は耐性がないのでやめてほしい。
「それにステラが作ってたあの変身薬。あれ個人で研究してたものなんだろう? ちゃんと研究室に報告してたのか?」
「え? そ、それは……」
ぎくりとして私は目を逸らした。
変身薬なんて別に社会に貢献するような物でもないし荒唐無稽な物だから、当然公的機関である研究室で許可なんて貰えるわけないと一人でこっそり研究していたのだ。でも魔法薬学研究室に所属する魔法薬師は自身が行う研究は基本報告しなければいけないことになっているのだ。まあ、小さな研究なら報告せずにプライベートで行っている魔法薬師もたくさんいるのだけれど。
とはいえ基本はダメなのだ。
「報告してないんだろう? 俺はそれを上に黙っている。君は俺の秘密を守る。これで俺達はお互い結婚しても好きなことができる。悪い話じゃないと思うんだけど」
「え、ええ……。本気ですか?」
私としては変身薬のことを黙っていてもらえるのはありがたいし、これからも研究を続けられるのも嬉しいけれどこんなことで婚約していいのだろうか?
ウィル様だったら相手なんて選び放題だろうに。
けれど太陽のように眩しいウィル様の笑顔は崩れない。きっとこれは絶対意思は曲げないぞ! という顔だ。
ここで頷かなければ私は変身薬の研究がばれて最悪お縄に……。
がっくりと肩を落として溜息をついた。
「……わかりました。その婚約のお話、お受けいたします」
「ありがとう! これからよろしく。ステラ」
差し出された手を握り返して、私は曖昧な笑みを返した。
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