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5話 人気者の婚約者は荷が重い
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「まさかあの騎士団のウィル君がステラとお付き合いしていたとは……! いやはやまったく気がつかなかったよ」
「まあまあ、近くで見ると本当にかっこいいわね。背もうちの息子と同じくらいかしら?」
「突然お邪魔してしまい申し訳ありませんでした」
私の両親に挨拶をした後、ウィル様は午後から騎士団で遠征の予定があるらしく帰ることになった。
のんきなうちの両親も人気のあるウィル様のことは知っていたらしく二人そろって嬉しそうだ。なんだか申し訳なくなるな。
「娘は昔から研究ばかりでねえ、もう嫁の貰い手はないかと思っていたけれど君のような素晴らしい若者と一緒になれるなんてこんな嬉しいことはないよ」
「とんでもない。ステラさんは素晴らしいお嬢さんです」
私のことなんて碌に知らないだろうにさすがだなあと感心してしまう。ウィル様は爽やかな風のように帰って行った。
でもそのあとが大変だった。
「さあステラ。ウィル様とのこと全部話してもらうわよ。一体どこで知り合ったの?」
「ウィル・アンダーソンと婚約だと? まったく聞いてないんだが!?」
「え、ええっと……?」
アメリア姉様と長男のセオドア兄様と向かい合って座った私は目を泳がせた。
セオドア兄様は騎士団の夜勤が終わって帰ってきたところでウィル様とはすれ違いになった。よかった会わなくて。会っていたら確実に騒ぎになってた。
「兄である俺に挨拶もなくステラと付き合ってただと? あいつ今度会ったら許さん……!」
「兄様待って! えーと、その違うんです。私のことを思って隠していてくれたんです! ほら、ウィル様は人気者だから、し、周囲にばれたら……大変だし」
「確かに親衛隊がいるくらいのお方ですものね」
それでもセオドア兄様は納得がいかないのか腕を組んで眉間に皺を寄せた。
セオドア兄様はウィル様と確か騎士団で同期だったはずだから簡単に納得いかないのもわかる。
「それにしたって俺にくらい報告してもいいだろう」
「私が、黙っていてほしいって言ったの」
「どうしてよ」
「……は、恥ずかしいから?」
私の言葉にアメリア姉様が「まあっ」と頬を染めて顔を上げた。
「あなたでもそんな普通の女の子みたいなところあるのね! それできっかけは何だったの? 出会いは?」
いつも貴族令嬢の鏡としてお澄まししているアメリア姉様だけどこういうところは普通の女の子だ。いわゆる恋バナというやつが大好きなのだ。私はしたことなかったけど。
「い、医務室に勤務していたときにウィル様が傷薬を貰いに来て……」
嘘はついてない。
でもこれ以上話したらすぐボロが出てしまいそう。
私は慌てて立ち上がった。
「もうっ。好奇心でそんなこと聞かないでください! 私、朝食まだなのて食べてきます」
「あ、ちょっと!」
「まだ話は終わってないぞ」
二人の声を振り切って私は逃走したのだった。
……見られている、気がする。
いや、実際に控えめながら周囲の人々が私を見ていた。
ウィル様と婚約することになってから数日。
仕事のために登城するとあれがウィル様の噂の婚約者、と私はじろじろ見られるようになった。予想していたこととはいえ、居心地は良くない。
ウィル様は騎士団では若手だけれど実力良し顔良し家柄良しさらに人柄も良し! という周囲どころか民衆にも人気のあるお方だ。本当にどうして私なんかと婚約してしまったんだ。一時の気の迷いであってほしい。
対して私はただの伯爵家の魔法薬学オタクの根暗令嬢……。
不釣り合いだと言われているのも知っているし、自分が一番よくわかっている。
まあでもウィル様が飽きるまでの話だし。
コソコソと魔法薬学研究室へと向かおうとした私の前に一人の女性が立ちはだかった。
「ごきげんよう、ステラ・ハーディング様」
「マリア・アドキンス様……」
げぇっ、と声に出しそうになって慌てて口を閉じた。
豊かな金髪に紫の瞳のきつめの美人。マリア・アドキンス伯爵令嬢だ。貴族学校時代の同級生だけど、ほとんど話したことはない。お父上が有力貴族で本人も美人だから学生時代から皆の中心にいるような人だった。大体私は馬鹿にされていた記憶しかない。だからどちらかというと苦手な部類だ。
「ひさしぶりですわね。偶然、お顔を見かけたから」
「マリア様はどうしてこちらに?」
「こちらの庭園でお友達とお茶会の予定ですの」
「そうでしたか」
ラザフォードの王城は貴族や民間人でも自由に入れるよう解放している区域がある。そこに広い庭園があり貴族のご令嬢やご婦人達はお茶会をすることも多い。
マリア様は私を上から下までじろりと舐めるように見て笑った。
「あなたは……そのお姿ではお茶会ではなさそうですわね。噂でお聞きしてましたが本当に王城で働いてらっしゃるの?」
「はい、魔法薬学研究室で魔法薬師をしております」
「本当にあなたは昔から変わっていらっしゃいますわよね。伯爵家の令嬢が働くなんて……。まあ、ご結婚の予定が無ければそれもよろしいのかもしれませんわね」
「ええっと」
確かに私は昔から研究ばかりで友達もいなかったし変わっているのはその通りだ。とげとげしい言葉になんと返答していいのかわからない。ただ、なんとなく彼女が言いたいことは予想がついた。
「近頃妙な噂を聞きましたの。この様子ですとあれも嘘ですわよね。あなたがウィル・アンダーソン様とご婚約されたなんて」
「…………」
やっぱりそれか。
マリア様とは王城でも何度かすれ違ったことがあるけれど話しかけてきたのは今日が初めてだ。学生時代、確かマリア様もまだ騎士学校に通っていたウィル様のファンだった気がする。彼女がわざわざ私に話しかけてくる理由なんてそれしかないもの。
「いえ、それは本当です……」
「なっ……。ああ、それじゃあお家の事情かしら。ウィル様もお可哀そうに。あなたみたいな地味で変わった方が相手だなんて」
マリア様のにこやなか笑顔が引きつった。遠巻きにこちらを眺めていた人々の中からもクスクスと笑い声が聞こえる。
ああ、こうなるのが嫌だったんだ。
ウィル様は人気者ゆえにファンが多い。そうすると彼の婚約者が私みたいな根暗の変わり者では納得しない人も出てくるのだ。
マリア様の言いたいことはわかる。私だってそう思うもの。お互いの秘密を守るためとはいえ、分不相応すぎて私は早くもウィル様との婚約をちょっとだけ後悔していた。
「おはよう、ステラ。こんなところでどうしたんだ?」
「ウィル様……!?」
どう返答しようかと迷っていたら、急にぽんと肩に手が置かれた。
目の前のマリア様の顔が赤くなる。
穏やかに微笑んだウィル様がこちらを見つめていた。
「お、おはようございま」
「ごきげんようウィル様!」
「おはようアドキンス伯爵令嬢」
窓から差し込む朝の陽光にきらめく緑の瞳にマリア様は頬を染めて挨拶した。マリア様はウィル様と家同士の交流が確かあったはずだから元々お知り合いなのだろう。マリア様のような人でもウィル様相手だと緊張するんだな。
「あの、ウィル様。こちらのステラ様とご婚約されたというのは」
「ああ、そうなんだ!……なんだもう皆知っているのかな? なんだか恥ずかしいな」
私の肩を抱いたまま照れくさそうにウィル様が微笑んだ。思わずこちらまでどきりとしてしまいそうな笑みにマリア様は唖然とした顔になる。
「今日は早い出勤なんだね」
「あ、はい。今日は北の医務室当番なので……」
「そうか。じゃあ、後で顔を出すよ」
「あの、失礼いたしますわ!」
私達の会話を遮って顔を真っ赤にしたマリア様が踵を返して去っていった。
ぽかんとしていた私の耳元でこっそりとウィル様が「ごめんね」と呟いた。
「まあまあ、近くで見ると本当にかっこいいわね。背もうちの息子と同じくらいかしら?」
「突然お邪魔してしまい申し訳ありませんでした」
私の両親に挨拶をした後、ウィル様は午後から騎士団で遠征の予定があるらしく帰ることになった。
のんきなうちの両親も人気のあるウィル様のことは知っていたらしく二人そろって嬉しそうだ。なんだか申し訳なくなるな。
「娘は昔から研究ばかりでねえ、もう嫁の貰い手はないかと思っていたけれど君のような素晴らしい若者と一緒になれるなんてこんな嬉しいことはないよ」
「とんでもない。ステラさんは素晴らしいお嬢さんです」
私のことなんて碌に知らないだろうにさすがだなあと感心してしまう。ウィル様は爽やかな風のように帰って行った。
でもそのあとが大変だった。
「さあステラ。ウィル様とのこと全部話してもらうわよ。一体どこで知り合ったの?」
「ウィル・アンダーソンと婚約だと? まったく聞いてないんだが!?」
「え、ええっと……?」
アメリア姉様と長男のセオドア兄様と向かい合って座った私は目を泳がせた。
セオドア兄様は騎士団の夜勤が終わって帰ってきたところでウィル様とはすれ違いになった。よかった会わなくて。会っていたら確実に騒ぎになってた。
「兄である俺に挨拶もなくステラと付き合ってただと? あいつ今度会ったら許さん……!」
「兄様待って! えーと、その違うんです。私のことを思って隠していてくれたんです! ほら、ウィル様は人気者だから、し、周囲にばれたら……大変だし」
「確かに親衛隊がいるくらいのお方ですものね」
それでもセオドア兄様は納得がいかないのか腕を組んで眉間に皺を寄せた。
セオドア兄様はウィル様と確か騎士団で同期だったはずだから簡単に納得いかないのもわかる。
「それにしたって俺にくらい報告してもいいだろう」
「私が、黙っていてほしいって言ったの」
「どうしてよ」
「……は、恥ずかしいから?」
私の言葉にアメリア姉様が「まあっ」と頬を染めて顔を上げた。
「あなたでもそんな普通の女の子みたいなところあるのね! それできっかけは何だったの? 出会いは?」
いつも貴族令嬢の鏡としてお澄まししているアメリア姉様だけどこういうところは普通の女の子だ。いわゆる恋バナというやつが大好きなのだ。私はしたことなかったけど。
「い、医務室に勤務していたときにウィル様が傷薬を貰いに来て……」
嘘はついてない。
でもこれ以上話したらすぐボロが出てしまいそう。
私は慌てて立ち上がった。
「もうっ。好奇心でそんなこと聞かないでください! 私、朝食まだなのて食べてきます」
「あ、ちょっと!」
「まだ話は終わってないぞ」
二人の声を振り切って私は逃走したのだった。
……見られている、気がする。
いや、実際に控えめながら周囲の人々が私を見ていた。
ウィル様と婚約することになってから数日。
仕事のために登城するとあれがウィル様の噂の婚約者、と私はじろじろ見られるようになった。予想していたこととはいえ、居心地は良くない。
ウィル様は騎士団では若手だけれど実力良し顔良し家柄良しさらに人柄も良し! という周囲どころか民衆にも人気のあるお方だ。本当にどうして私なんかと婚約してしまったんだ。一時の気の迷いであってほしい。
対して私はただの伯爵家の魔法薬学オタクの根暗令嬢……。
不釣り合いだと言われているのも知っているし、自分が一番よくわかっている。
まあでもウィル様が飽きるまでの話だし。
コソコソと魔法薬学研究室へと向かおうとした私の前に一人の女性が立ちはだかった。
「ごきげんよう、ステラ・ハーディング様」
「マリア・アドキンス様……」
げぇっ、と声に出しそうになって慌てて口を閉じた。
豊かな金髪に紫の瞳のきつめの美人。マリア・アドキンス伯爵令嬢だ。貴族学校時代の同級生だけど、ほとんど話したことはない。お父上が有力貴族で本人も美人だから学生時代から皆の中心にいるような人だった。大体私は馬鹿にされていた記憶しかない。だからどちらかというと苦手な部類だ。
「ひさしぶりですわね。偶然、お顔を見かけたから」
「マリア様はどうしてこちらに?」
「こちらの庭園でお友達とお茶会の予定ですの」
「そうでしたか」
ラザフォードの王城は貴族や民間人でも自由に入れるよう解放している区域がある。そこに広い庭園があり貴族のご令嬢やご婦人達はお茶会をすることも多い。
マリア様は私を上から下までじろりと舐めるように見て笑った。
「あなたは……そのお姿ではお茶会ではなさそうですわね。噂でお聞きしてましたが本当に王城で働いてらっしゃるの?」
「はい、魔法薬学研究室で魔法薬師をしております」
「本当にあなたは昔から変わっていらっしゃいますわよね。伯爵家の令嬢が働くなんて……。まあ、ご結婚の予定が無ければそれもよろしいのかもしれませんわね」
「ええっと」
確かに私は昔から研究ばかりで友達もいなかったし変わっているのはその通りだ。とげとげしい言葉になんと返答していいのかわからない。ただ、なんとなく彼女が言いたいことは予想がついた。
「近頃妙な噂を聞きましたの。この様子ですとあれも嘘ですわよね。あなたがウィル・アンダーソン様とご婚約されたなんて」
「…………」
やっぱりそれか。
マリア様とは王城でも何度かすれ違ったことがあるけれど話しかけてきたのは今日が初めてだ。学生時代、確かマリア様もまだ騎士学校に通っていたウィル様のファンだった気がする。彼女がわざわざ私に話しかけてくる理由なんてそれしかないもの。
「いえ、それは本当です……」
「なっ……。ああ、それじゃあお家の事情かしら。ウィル様もお可哀そうに。あなたみたいな地味で変わった方が相手だなんて」
マリア様のにこやなか笑顔が引きつった。遠巻きにこちらを眺めていた人々の中からもクスクスと笑い声が聞こえる。
ああ、こうなるのが嫌だったんだ。
ウィル様は人気者ゆえにファンが多い。そうすると彼の婚約者が私みたいな根暗の変わり者では納得しない人も出てくるのだ。
マリア様の言いたいことはわかる。私だってそう思うもの。お互いの秘密を守るためとはいえ、分不相応すぎて私は早くもウィル様との婚約をちょっとだけ後悔していた。
「おはよう、ステラ。こんなところでどうしたんだ?」
「ウィル様……!?」
どう返答しようかと迷っていたら、急にぽんと肩に手が置かれた。
目の前のマリア様の顔が赤くなる。
穏やかに微笑んだウィル様がこちらを見つめていた。
「お、おはようございま」
「ごきげんようウィル様!」
「おはようアドキンス伯爵令嬢」
窓から差し込む朝の陽光にきらめく緑の瞳にマリア様は頬を染めて挨拶した。マリア様はウィル様と家同士の交流が確かあったはずだから元々お知り合いなのだろう。マリア様のような人でもウィル様相手だと緊張するんだな。
「あの、ウィル様。こちらのステラ様とご婚約されたというのは」
「ああ、そうなんだ!……なんだもう皆知っているのかな? なんだか恥ずかしいな」
私の肩を抱いたまま照れくさそうにウィル様が微笑んだ。思わずこちらまでどきりとしてしまいそうな笑みにマリア様は唖然とした顔になる。
「今日は早い出勤なんだね」
「あ、はい。今日は北の医務室当番なので……」
「そうか。じゃあ、後で顔を出すよ」
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