命、からがら尽きる

四季坊

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もういくつ寝ると

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──────あけましておめでとうございます。


 今年の元日0時00分、僕は自分の部屋でゲームをしていた。
 一足遅れてリビングに向かい、家族に挨拶を済ませた後、自分の部屋に戻るのが年越しの流れだった。

 こんな事を思い返すのも毎年やっていることで、それは今日が大晦日だからである。

 この日が近づくにつれて人は時の速さを実感し、しかもそれは毎年アップデートされたかのように速さを増してくる。
 今年は去年より長かったなどと感じたことは1度もないし、たぶん今後もそう感じることはないと思う。
 そもそも時間が止まればこの世で1番速いとされる光でさえ動けないのだろうから、時間は速度の尺で推し量れるものではないのかもしれない。

 そんなくだらない事を考えているうちに、時計は23時59分を指していた。
 ふと、今年は家族と共に年を越してみるかと考えた僕は、早歩きでリビングに向かった。

 惜しくも扉越しのテレビから新年の挨拶が聞こえたその時、僕は固まった。

 目の前で僕が扉を開いて部屋に入り、家族との挨拶を済ませると、今度は一人一つずつ今年の抱負を述べ始めた。
 彼は少し気だるそうに、何か頑張ると言って部屋を後にした。

 僕は身動きの取れないまま、この意味不明な状況を整理して理解した。

 きっと君は、新年の僕なんだろう。
 いつ消えるかわからない僕が君に1つ願うとしたら、今年もいっぱい笑っていっぱい泣いて、周りの人といっぱい思い出を作って欲しい。

 僕がとても楽しい1年を過ごせたようにね。


──────今年もよろしくお願いします。
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