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第一章 失くした記憶と巡り会う運命
6. 異世界ミレトス
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「アルシュ……」
先頭を歩くアルシュに、僕は声をかけた。
「——ん?なに?」
「マスターにお兄さんのこと聞いたよ。つらかったね……」
「うん……」
「まだまだつらいよね……なのに、僕たちのこと助けてくれて、本当にありがとう」
「お礼なんていいよ。だってぼく……村を出たかったんだ」
「え……」
「村にいると、にいちゃんのこと思い出しちゃって……どうして、にいちゃんはいなくなっちゃったんだろう……どうして、ぼくはみんなと違ってひとりなんだろうって……」
「アルシュ……」
こういうとき、なんと声をかけたらいいのか……言葉が見つからない。
「でも、ひとりで村を離れるのはなんだか不安で……そこに二人が突然現れてさ、ちょうどいいや!って」
「そっか……僕たち、タイミングよかったのかな?」
「そうだよ!」
アルシュは楽しそうににっこりと笑っている。
「あのね、ぼくミツキのこともっと知りたい!教えて?」
「えっと……」
アルシュを真ん中にして、僕たち三人はクリュシェットの街へと続く街道を歩きながら、色々なことを話した。
ミレトスと呼ばれるこの大陸は、北にネビュロニスト王国、西にヴァルドマール帝国、東にアーヴィング連盟による国家群が各々領土を有し、大陸をおよそ三分している。陸地の果てには海が拡がり、小さな島々が所々に点在しているが、海に出て幾日も航海を続けたとしても、他の大陸が視界の端にすら見えることはないらしい。
だが、ミレトスには時折、海を越えて訪れる人間がいた。彼ら——すなわち僕は、この世界では『ラビュステル』と呼ばれているらしい。
「ミツキはすごいなあ」
「え?」
「海の向こうの遠い国からやってきたんだもの。いったいどうやって来たの?」
「それは……僕も知りたい」
アルシュはハッとしたように息を飲んだ。
「あ……そのことは忘れちゃったんだよね。ごめんね……」
「あ……いや、なんていうか……」
クロは顎に指をかけ、何やら思案している。
「海を渡ってきた……にわかには信じられないな」
「クロ……!」
アルシュは咎めるようにクロを見た。
「ルフェーブル王国に海はない。……もしや、転移魔法を使ったのか?」
「て、転移……魔法?」
やはりというか……この世界、ミレトスには魔法が存在するようだ。
「転移魔法って実在するの?おとぎ話だと思ってたよ」
「古代魔法の一種だ。ごく一部の魔法使いのみ扱えると聞いたことがある」
「じゃあ……ミツキって……?」
「違う、違う。僕が魔法使いに見える?」
困ったなあ……とりあえず、覚えていることを話してみるか。
「ええっと……駅に着いて電車に乗って……疲れていたからすぐに眠ってしまったんだ。それから目が覚めたらモネルの村の近くで倒れてた……そんなかんじ」
「ううむ……第三者である魔法使いがミツキに転移魔法をかけたのか?」
どうだろう……僕が寝ている間に、一体何が起こったんだ……
「でんしゃ……?」
アルシュは不思議そうに首を傾げている。
「電車は僕がいた国の乗り物だよ。僕も詳しくはわからないんだけど、電気で動くんだ」
「でんき……君の国では、魔法をそう呼ぶのか?」
「魔法……とは少し違うかも」
それから僕たちは、電気と魔法についてお互いに説明し合った。なんだろう、留学生がゼミに来たときを思い出すな……
クロとアルシュの話によると、ミレトスでは誰しもが魔法を使えるわけではないらしい。
「クロ、魔法に詳しいんだね」
「ああ…理論は頭に一通り入っているようだ……だが、私が実際に魔法を使った記憶はない。足を止めてしまうことになるが、一度試してみてもいいだろうか」
周囲に誰もいないことを確認し、クロ右手を前に突き出し、呪文を唱えた。
「ファイア!」
クロの掌から、バチっと火花のようなものが出た。
「……もう一度、いいだろうか」
「クロ、がんばって!」
「次はきっとうまくいくよ。ファイトォ!」
「ファイアー‼︎」
二度目の呪文を唱えるクロの声には初回よりも若干、力が入っていたが、結果は一度目と同じだった。
「……私は、魔法が使えないようだ」
クロは顔を伏せて肩を落とし、目に見えて落ち込んでしまった。
「でもでも!バチって火花が出たじゃん!ぼくには出せないよ!」
火花が出せたということは魔法の素質があることは確かだ。
「ならば……修練を積めば使えるようになるのだろうか?」
「ぜったい、ぜったい、使えるようになるって!」
クロを励まそうと必死に言い募るアルシュ。励まされたクロは困ったように微笑った。
「いまは役に立てそうになくてすまない。魔法が使えれば魔物と遭遇した際に戦力になれるかと思ったのだが……」
「魔物……?」
魔法が使える世界なのだから、薄々そうじゃないかと思ってはいたけれど……
「えっ……⁉︎ミツキの国には魔物がいないの?」
ミレトスには、動物の他に魔物が生息している。魔物は動物よりも狂暴で人を襲う生物であり、動物と違って手なづけることはほとんど不可能だそうだ。
その流れで、エルフや人間以外の種族について尋ねると、ミレトスには数多くの種族が存在することがわかった。人間とエルフが主たる人口を占めてはいるが、他にもドワーフやホビットといった少数種族がいくつも存在しているらしい。人口の少ない種族は、アーヴィング連盟所属の国に多いという。
アーヴィング連盟は数百年前、軍国主義を掲げる西の大国、ヴァルドマール帝国に対抗するために結成された。ミレトスの東に領土を有するいくつもの国々が同盟を結び、帝国の侵略許すまじと力を合わせることを盟約し、軍事や経済面で強固な協力体制を敷いている。
だが、名を結ぶ以前は敵対していた国も多い。連盟は一枚岩として団結しているというわけでもないらしい。
「連盟加盟国同士での敵対行動は禁じられているのだが、要人の暗殺や民間人を巻き込んだ殺傷事件など、テロや暴動が各地で起きている……連盟を内部から瓦解させるために、帝国が火種を撒いているとの噂もある」
「テロか……僕の国、というか世界でも毎月のように起こっていたなぁ……」
「ほう……どこの国も似たようなものか」
これまでの会話から、クロはかなり頭が良さそうだった。加えて好奇心旺盛で理屈っぽい。もしかしてクロは、記憶を失う以前は研究者か学者か何かではないだろうか。
先頭を歩くアルシュに、僕は声をかけた。
「——ん?なに?」
「マスターにお兄さんのこと聞いたよ。つらかったね……」
「うん……」
「まだまだつらいよね……なのに、僕たちのこと助けてくれて、本当にありがとう」
「お礼なんていいよ。だってぼく……村を出たかったんだ」
「え……」
「村にいると、にいちゃんのこと思い出しちゃって……どうして、にいちゃんはいなくなっちゃったんだろう……どうして、ぼくはみんなと違ってひとりなんだろうって……」
「アルシュ……」
こういうとき、なんと声をかけたらいいのか……言葉が見つからない。
「でも、ひとりで村を離れるのはなんだか不安で……そこに二人が突然現れてさ、ちょうどいいや!って」
「そっか……僕たち、タイミングよかったのかな?」
「そうだよ!」
アルシュは楽しそうににっこりと笑っている。
「あのね、ぼくミツキのこともっと知りたい!教えて?」
「えっと……」
アルシュを真ん中にして、僕たち三人はクリュシェットの街へと続く街道を歩きながら、色々なことを話した。
ミレトスと呼ばれるこの大陸は、北にネビュロニスト王国、西にヴァルドマール帝国、東にアーヴィング連盟による国家群が各々領土を有し、大陸をおよそ三分している。陸地の果てには海が拡がり、小さな島々が所々に点在しているが、海に出て幾日も航海を続けたとしても、他の大陸が視界の端にすら見えることはないらしい。
だが、ミレトスには時折、海を越えて訪れる人間がいた。彼ら——すなわち僕は、この世界では『ラビュステル』と呼ばれているらしい。
「ミツキはすごいなあ」
「え?」
「海の向こうの遠い国からやってきたんだもの。いったいどうやって来たの?」
「それは……僕も知りたい」
アルシュはハッとしたように息を飲んだ。
「あ……そのことは忘れちゃったんだよね。ごめんね……」
「あ……いや、なんていうか……」
クロは顎に指をかけ、何やら思案している。
「海を渡ってきた……にわかには信じられないな」
「クロ……!」
アルシュは咎めるようにクロを見た。
「ルフェーブル王国に海はない。……もしや、転移魔法を使ったのか?」
「て、転移……魔法?」
やはりというか……この世界、ミレトスには魔法が存在するようだ。
「転移魔法って実在するの?おとぎ話だと思ってたよ」
「古代魔法の一種だ。ごく一部の魔法使いのみ扱えると聞いたことがある」
「じゃあ……ミツキって……?」
「違う、違う。僕が魔法使いに見える?」
困ったなあ……とりあえず、覚えていることを話してみるか。
「ええっと……駅に着いて電車に乗って……疲れていたからすぐに眠ってしまったんだ。それから目が覚めたらモネルの村の近くで倒れてた……そんなかんじ」
「ううむ……第三者である魔法使いがミツキに転移魔法をかけたのか?」
どうだろう……僕が寝ている間に、一体何が起こったんだ……
「でんしゃ……?」
アルシュは不思議そうに首を傾げている。
「電車は僕がいた国の乗り物だよ。僕も詳しくはわからないんだけど、電気で動くんだ」
「でんき……君の国では、魔法をそう呼ぶのか?」
「魔法……とは少し違うかも」
それから僕たちは、電気と魔法についてお互いに説明し合った。なんだろう、留学生がゼミに来たときを思い出すな……
クロとアルシュの話によると、ミレトスでは誰しもが魔法を使えるわけではないらしい。
「クロ、魔法に詳しいんだね」
「ああ…理論は頭に一通り入っているようだ……だが、私が実際に魔法を使った記憶はない。足を止めてしまうことになるが、一度試してみてもいいだろうか」
周囲に誰もいないことを確認し、クロ右手を前に突き出し、呪文を唱えた。
「ファイア!」
クロの掌から、バチっと火花のようなものが出た。
「……もう一度、いいだろうか」
「クロ、がんばって!」
「次はきっとうまくいくよ。ファイトォ!」
「ファイアー‼︎」
二度目の呪文を唱えるクロの声には初回よりも若干、力が入っていたが、結果は一度目と同じだった。
「……私は、魔法が使えないようだ」
クロは顔を伏せて肩を落とし、目に見えて落ち込んでしまった。
「でもでも!バチって火花が出たじゃん!ぼくには出せないよ!」
火花が出せたということは魔法の素質があることは確かだ。
「ならば……修練を積めば使えるようになるのだろうか?」
「ぜったい、ぜったい、使えるようになるって!」
クロを励まそうと必死に言い募るアルシュ。励まされたクロは困ったように微笑った。
「いまは役に立てそうになくてすまない。魔法が使えれば魔物と遭遇した際に戦力になれるかと思ったのだが……」
「魔物……?」
魔法が使える世界なのだから、薄々そうじゃないかと思ってはいたけれど……
「えっ……⁉︎ミツキの国には魔物がいないの?」
ミレトスには、動物の他に魔物が生息している。魔物は動物よりも狂暴で人を襲う生物であり、動物と違って手なづけることはほとんど不可能だそうだ。
その流れで、エルフや人間以外の種族について尋ねると、ミレトスには数多くの種族が存在することがわかった。人間とエルフが主たる人口を占めてはいるが、他にもドワーフやホビットといった少数種族がいくつも存在しているらしい。人口の少ない種族は、アーヴィング連盟所属の国に多いという。
アーヴィング連盟は数百年前、軍国主義を掲げる西の大国、ヴァルドマール帝国に対抗するために結成された。ミレトスの東に領土を有するいくつもの国々が同盟を結び、帝国の侵略許すまじと力を合わせることを盟約し、軍事や経済面で強固な協力体制を敷いている。
だが、名を結ぶ以前は敵対していた国も多い。連盟は一枚岩として団結しているというわけでもないらしい。
「連盟加盟国同士での敵対行動は禁じられているのだが、要人の暗殺や民間人を巻き込んだ殺傷事件など、テロや暴動が各地で起きている……連盟を内部から瓦解させるために、帝国が火種を撒いているとの噂もある」
「テロか……僕の国、というか世界でも毎月のように起こっていたなぁ……」
「ほう……どこの国も似たようなものか」
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