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第二章
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この小説は監督松本零士氏の宇宙戦艦ヤマトをヒントに私が創作した物語です。
この物語はフィクションです。
この物語の人名、団体等実在のものがあっても一切関係ありません。
私が大宇宙に興味を持ったのは、漫画の宇宙戦艦ヤマトを読んだ時でした。
私が19歳の時です。
あの広大な宇宙をめぐり、新しい新天地を求めて宇宙を旅をする。なんとも言えない興味深々の物語でした。宇宙戦艦ヤマトを攻撃するガミラス星の宇宙戦艦との戦闘シーンは正に圧巻でした。
宇宙戦艦ヤマトは、1974年に読売テレビの制作により日本テレビ系列で放送されたSFアニメおよび、1977年に劇場公開された総集編のアニメーション映画作品。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第1作目でした。通称「一作目」「ヤマト」「ヤマト1」「パート1」の作品。
宇宙戦艦ヤマトは原作西崎義展氏、監督は
松本零士氏でした。
脚本は藤川桂介、田村丸、山本暎一の三氏です。
キャラクターデザインは岡迫亘弘氏、メカニックデザインは松本零士氏、スタジオぬえでした。
あの心地よい音楽は宮川泰氏の作曲でした。
読売テレビの放送期間は
第一回:1974年10月6日 ~1975年3月30日まで。
第ニ回:1979年9月17日 ~1980年3月10日まで。
全26話でした。
ー(ストーリー)ー
西暦2199年、異星人ガミラス帝国による侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため建造された恒星間航行用宇宙戦艦「ヤマト」の遠大な旅と戦いを描く物語でした。
宇宙戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長やSF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品でした。私は大変興味を持ってテレビを視聴しました。
当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ)、『猿の軍団』(TBS)などの影響もあって視聴率が低迷。本来の予定回数(全39話)から全26話に短縮された経緯があります。
しかし、再放送などで改めて注目され、再編集した劇場映画が公開される頃までには社会現象とも言える大ブームとなったのでした。
子供のものと思われていたアニメ作品に中・高校生から青年層までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになりました。私も大学1年生でありながらヤマトに夢中になったのでした。
私はもともと宇宙物理学の勉強をしたかったのですから。
その後の『銀河鉄道999』、『機動戦士ガンダム』、『超時空要塞マクロス』、『新世紀エヴァンゲリオン』に至るアニメブームの先駆けとなりました。
正に、漫画世界の先駆けでした。ヤマトさまさまですね。
映画やレコード、小説や漫画、また、アニメ雑誌など、そしてラジオドラマ、キャラクター商品など、アニメビジネスにおいて多くの足跡を残したのも事実です。
後にビデオやCD、LD、DVD、テレビゲームなどもリリースされています。
続編やリメイク作品(『宇宙戦艦ヤマト2199』)も制作されました。
石原慎太郎原作の『宇宙戦艦ヤマト 復活編』がプライムビデオで配信されています。
2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていました。冥王星に前線基地を建設したガミラス帝国は、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続け、海は蒸発して地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅しました。
人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていましたが、地球の科学力ではガミラス帝国の軍団の撃退も地球環境の修復も出来ずに地下都市にも放射能汚染が進行し、人類滅亡まであと1年と迫っていたのです。
そんな中、地球が所属する銀河系外の銀河系宇宙から飛来した1隻の宇宙船が火星に不時着し、通信カプセルが回収されました。その中には、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」とのメッセージと、外宇宙航海に必要なワープを可能とする波動エンジンの設計図が納められていたのです。これは大宇宙の神さまからのメッセージであると、私の心は踊らされました。私はこの時にはすでに神さまの存在を知っていたのですから。
さて、私たちの住む地球は、太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦にて撃沈され、九州沖の海底に眠る日本海軍の戦艦「大和」を隠れ蓑に似せて建造した宇宙船にこの波動エンジンを搭載し、コスモクリーナーDの受領のための宇宙戦艦「ヤマト」として完成させます。沖田十三を艦長とし、古代進、島大介、森雪などの乗組員を乗せ、イスカンダル星に向け、1年という限られた猶予の中、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発ったのでした。
ガミラス冥王星前線基地を撃破して太陽系を離脱したヤマトは、宇宙機雷やガス生命体などのガミラス帝国軍の罠や、原始星団などの自然現象を突破して銀河系外へと踏み出します。
一方、ヤマトの存在を目障りに思い始めたガミラス総統デスラーは、将軍ドメルにヤマト討伐の任務を与えたのです。将軍ドメルの任務は大変重要なものでした。
次元断層で一戦交えてヤマトを強敵と判断したドメルは、ヤマトの航路の中間地点バラン星までヤマトを誘い込み、バラン基地ごと撃破する作戦を立案し、実行しましたが、作戦内容に反発した部下の密告により失敗します。
基地のみを失ってしまう。そのため、ドメルは死刑宣告を受けましたがデスラーはこの処刑執行を握り潰したのでした。
デスラーの温情により最後のチャンスを与えられたドメルは瞬間物質移送器を
装備した小型円盤型の旗艦を駆り、三段空母3隻と戦闘空母1隻からなる艦隊を率いて、ヤマトと七色星団での決戦に臨みます。
ヤマトは瞬間物質移送器を使った空母艦載機のワープによる奇襲攻撃に苦戦し、ドリルミサイルで切り札の波動砲を封じられて内部から爆破されかねない窮地に立たされましたが、ドリルミサイルの排出と爆発で逆に敵艦隊を撃滅することに成功します。
生き残ったドメルはヤマト第三艦橋へ接舷し、沖田と言葉を交わした後、ヤマトを巻き込み自爆します。
辛うじて生き延びたヤマトでしたがその犠牲は大きく、戦死した乗組員の宇宙葬を行い、再びイスカンダルへ進み始めたのです。
ヤマトはついに大マゼラン星雲まで辿り着きますがそこにはイスカンダル星だけでなく、二重惑星であるガミラス星もあったのでした。
罠に嵌ってガミラス星へと引きずり込まれたヤマトは絶体絶命となりますが波動砲で海底火山脈を撃ち抜き、地上に大火山活動を誘発させ勝機を見出します。
激戦の末、生ける者のいない廃墟と化したガミラス星を見た古代進は、自分たちが犯した過ちを痛感します。
そして、自分たちに今出来ることはイスカンダルへ向かうことであると決意して、再びヤマトを発進させるのでした。
ようやくヤマトはイスカンダルへ辿り着き、コスモクリーナーDを受け取りました。
ヤマトは、一路地球への帰路を急ぎますが、またしても地球を間近にしてガミラス本星から脱出していたデスラー艦に接舷戦闘を挑まれ、艦内に放射能汚染が広がったのでした。
その戦いの中でコスモクリーナーDを起動させた森雪が装置の不具合により命を落としてしまいます。
恋人である古代進は悲しみに暮れ、地球を目前として、雪の遺体を第一艦橋へと連れて行き、ともに地球の姿を眺めます。
デスラー総統はヤマトめがけてデスラー砲を発射しましたが工作班長の真田志郎が冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て密かに開発しておいた空間磁力メッキによりヤマトは鏡のように輝き、デスラー砲は跳ね返されデスラー艦に命中し撃破したのです。
地球を目前にした沖田は、その姿を目に焼き付け静かに息を引き取りました。
その後、第一艦橋に連れて来られていた雪が蘇生し、古代進を始め艦橋にいた全員に喜びが広がりました。
そして、西暦2200年、ヤマトは地球へと帰還したのです。
地球は蘇り、元の綺麗な青さを取り戻したのでした。
ー(主な登場キャラクターのご紹介です)ー
地球人:
沖田十三はヤマト艦長。52歳。
歴戦の勇将だが、宇宙放射線病に侵されている。イスカンダルへの旅に命を賭けるだけの価値があるものだと考え、ヤマトに乗り込んだのである。
古代進はヤマト戦闘班長。18歳。
冥王星会戦で兄(古代守)を連れ帰らなかった沖田を当初は信用していなかったが、次第に信頼していくようになる。血気盛んな性格で、命令違反や独断行動をしていたが、航海の中で成長して行き、バラン星での戦闘後、沖田から艦長代理に任命されたのであった。
森雪はヤマト生活班長。18歳。
ヤマトの女性乗組員。後に古代進と恋仲となる。
島大介はヤマト航海班長。18歳。
古代進とは親友でありライバル。古代とは対照的に冷静な性格で、イスカンダルへの航海を最優先に考えていた。
古代守は駆逐艦「ゆきかぜ」艦長。28歳。
冥王星会戦において、撤退命令を拒否して敵艦隊へ特攻した。
艦体は土星の衛星タイタンで発見されるも、古代守を含む乗員は行方不明となっていた。
アニメ版ではイスカンダル星で保護されていることが判明する。松本零士、ひおあきら漫画版では謎の宇宙船を操りヤマトの航海を助けるのである。
イスカンダル人の登場人物が面白い。
スターシャ(スターシァ、スターシア)
イスカンダルの女王。地球へ救済の手を差し伸べる。
サーシャ(サーシァ、サーシア)はスターシャの妹である。
波動エンジンの設計図を持って地球へ向かうが、ガミラスの攻撃を受け火星に不時着。古代進と島が発見したときには既に息絶えていた。
ガミラス人は松本零士漫画版を含む劇中では放射能を含む大気中でないと生きられない種族と描写されており、その性質を遊星爆弾による地球汚染やデスラー艦によるヤマトへの接舷攻撃に利用した。
デスラーは大ガミラス帝国を統べる総統である。地球への移住を計画していた。
ヒスは大ガミラス帝国の副総統である。
ドメルは太陽系方面作戦司令長官。歴戦を潜り抜けてきた名将で、ルビー戦線から凱旋帰国した後、ヤマト討伐に自ら志願した。
ゲールは太陽系方面副司令官。元は司令官だったが、ドメルの着任に伴い降格された。ドメルとは折り合いが悪いのだ。
シュルツはガミラス冥王星前線基地司令官。遊星爆弾を使用し、地球環境の改造を行っていた。
このヤマトでの主な登場メカをご紹介する。
①宇宙戦艦ヤマト
本作の主役戦艦である。
全長265.8m。乗組員数114名。
イスカンダルから提供された波動エンジ
ンの設計図により、地球で最初に光速突
破を果たした。
元々は選ばれた人類を乗せて地球を脱出
するために造られた移民船であった。
②沖田艦
地球防衛艦隊に所属する宇宙戦艦。
冥王星会戦において唯一生還した。
③突撃宇宙駆逐艦ゆきかぜ
地球防衛艦隊に所属するミサイル艦で、
古代守が艦長を務める。同型艦が多数登
場するが、全艦撃沈される。
④航空機・宇宙艇
④-1コスモゼロはヤマト艦載機。
運用の位置付けは基本、戦闘班長およ
び編隊長機。
④-2ブラックタイガーはヤマト艦載機。
④-3ガミラス軍はガミラス軍の艦艇であ
る。
④-4駆逐型デストロイヤー艦はガミラス
の中では最もポピュラーな艦艇であ
るヤマトより旧型の地球艦では全く
歯が立たない性能を有している。
④-5高速空母はガミラスが保有する円盤
型の空母。発進前のヤマトを急襲し
た。
④-6ドメラーズ2世は七色星団の戦いに
おけるドメル艦隊の旗艦である。
艦首両舷に瞬間物質移送器を搭載し
ており、艦載機をワープさせること
でヤマトへの奇襲を行った。
④-7三段空母はガミラスの精鋭空母であ
る。4つの飛行甲板を有する。
七色星団の戦いにおいて、ルビー、
サファイア、ダイヤ戦線から3隻が
召集された。
④-8戦闘空母はガミラスの精鋭空母であ
る。
飛行甲板を反転させることで多数の
砲門を露出させ、砲撃戦も行うこと
が可能である。七色星団の戦いにお
いて、オメガ戦線から召集されたの
だ。
④-9デスラー艦はデスラーの座乗艦で、
元はガミラス天井都市にある総統
府である。艦首に波動砲と同原理の
デスラー砲を搭載している。
⑤-1ガミラス軍の航空機・宇宙艇
ガミラス戦闘機は冥王星前線基地等
に配備されている戦闘機である。
後に偵察任務の1機がヤマトに鹵獲さ
れた。
⑤-2ドメル式DMF-3型高速戦闘機は七
色星団の戦いにおいて第1空母に搭載
された戦闘機である。
通称「ガミラスファイター」という。
⑤-3ドメル式DMB-87型急降下爆撃機は
七色星団の戦いにおいて第2空母に
搭載された急降下爆撃機である。
⑤-4ドメル式DMT-97型雷撃機は七色星
団の戦いにおいて第3空母に搭載さ
れた雷撃機である。
⑤-5重爆撃機は七色星団の戦いにおいて
戦闘空母に搭載された大型の爆撃
機である。
ヤマトの波動砲口にドリルミサイル
を撃ち込んだ。
⑤-6ガミラス軍の各種兵器
遊星爆弾は地球に投下されている隕
石型の爆弾で、地球上の都市を壊滅
へ追いやり、地上を放射能で汚染し
たのだ。
⑤-7反射衛星砲は冥王星前線基地に配備
されていた拠点防衛兵器である。
反射衛星を中継して砲撃を行うこと
が可能で事実上の死角がない。
ー(登場勢力と天体のご紹介である)ー
太陽系
地球
太陽系第3惑星。
ガミラスの手によって地表を放射能
汚染されており、その放射能が地下
都市をも汚染しつつあった。
(地球防衛軍)
地球を守るために編成された軍隊で
ある。
ガミラスとの戦いで消耗し切ってお
り、最後の頼みである地球防衛艦隊
も冥王星会戦で壊滅した。
火星
太陽系第4惑星。冥王星会戦の最
中、サーシャが不時着した。
木星
太陽系第5惑星。波動エンジンに異
常を来たしたヤマトがその引力につ
かまり、木星圏へ引き寄せられた。
浮遊大陸
木星の雲の中の衛星軌道に乗ってい
る大陸である。
ガミラスによって占領されていた
が、ヤマトの波動砲によって消滅し
たのである。
土星は太陽系第6惑星である。
タイタンは土星の衛星である。
ヤマトの修理に必要なコスモナイトが
あるため立ち寄り、漂着していた「ゆき
かぜ」が発見されたのだ。
冥王星は太陽系第9惑星である。
ガミラスの前線基地が設置されている。
太陽系サンザーは大マゼラン星雲内に
ある恒星系である。
イスカンダルはサンザーの第8惑星で
ある。表面の大半は青い海に覆われて
いる。ガミラス星とは二重惑星の関係
にある。
ガミラス帝国はサンザーの第8惑星を
母星とする星間国家である。地球の暦
で20世紀初め以来、宇宙侵略を着々と
進めていたが、母星の寿命が近づいた
ため地球への移住を計画し、地球人類
の抹殺を計る。火山活動などによる
食で地下に空洞が広がり、その天井に
も都市が築かれているほか、海は濃硫
酸と化している。
オクトパス原始星団は銀河系と外宇宙
の境界付近にある8つの原始星で構成
された星団である。
ヤマトはここで3週間もの足止めを食
うことになるのだ。
ビーメラ星は銀河間空間に存在する惑
星である。
昆虫型のヒューマノイドによる社会が
構成されているが、現在ではガミラス
の支配下に置かれ、ガミラスの傀儡と
化した女王による恐怖政治が行われて
いた。
バラン星は銀河系と大マゼラン星雲の
丁度中間に位置する惑星である。
ガミラスの基地が存在する。主星を持
たない暗黒の星だが、ガミラスによっ
て打ち上げられた人工太陽が惑星の周
囲を周っている。
七色星団は大マゼラン星雲の手前に
ある星団である。
それぞれ違った環境の6つの星とガス
状の暗黒星雲からなる混成星団である。
ヤマトとドメル艦隊による決戦が行わ
れた。
ー(聞き慣れない用語の説明)ー
❶波動エンジン
イスカンダルから伝えられた恒星間航
行用エンジンである。
宇宙エネルギーを取り込み圧縮して、
光よりも速いタキオン粒子に変換し、
それを動力とする。
❷宇宙キロ・宇宙ノット
本作で使用される架空の単位である。
宇宙キロは宇宙空間での距離を表す場
合に、宇宙ノットは宇宙空間での艦船
などの速度を表す場合に使用されてい
る。
❸宇宙キロ、宇宙ノットは共に、本作に
限らず松本零士作品で宇宙を舞台とし
た作品でしばしば使用されるが、実在
する距離・速度との換算が作中に明確
に登場したことはない。
❹宇宙放射線病
ヤマトの初代艦長沖田十三が度重なる
宇宙戦闘で受けた戦傷により発症す
る。ヤマト出航前から既に蝕まれてお
り、航海途中に悪化する。本作のリス
ペクトとして『トップをねらえ!』、続
く『トップをねらえ2!』に同様の病名
が登場している。
❺コスモクリーナーDはイスカンダル星所
有の放射能除去装置である。
イスカンダル星のスターシャから「滅亡
したくなければ受け取りに来るように」
のメッセージが地球に送られたことで
ヤマトはイスカンダルに旅立つことに
なった。
イスカンダル星ではパーツ単位で引き
渡され、スケジュールの関係上、地球
への帰路の最中に真田志郎を中心とし
たスタッフの手で艦内工場にて組み立
てられる。地球到着直前、ガミラス残
党の襲撃でヤマト内部に放射能ガスが
撒かれたことから、雪の手で試運転も
なしに起動し、ヤマト内の放射能除去
に成功するも空気から放射能を除去す
る過程で酸欠状態を作り出してしまう
ことが判明。これにより、雪は一度命
を落とすも後に蘇生し、コスモクリー
ナーも改修が行われた。
そして、ヤマトの帰還と共に荒廃した
地球が元の青さを取り戻す光景が本作
のラストシーンとなったのである。
次回の私が執筆する章をお楽しみに。
ー(天体ショー・ギャラリー)
我らの星・地球です。
土星です。土星はガスの塊です。
木星です。木星もガスの塊です。
冥王星です。
海王星です。
天王星です。
火星です。
水星です。
金星です。
天の川銀河です。
大マゼラン星雲です。
大マゼラン星雲(右上)と
小マゼラン星雲(左下)です。
位置関係を記憶して下さい。
太陽です。黒点が確認出来ます。
この物語はフィクションです。
この物語の人名、団体等実在のものがあっても一切関係ありません。
私が大宇宙に興味を持ったのは、漫画の宇宙戦艦ヤマトを読んだ時でした。
私が19歳の時です。
あの広大な宇宙をめぐり、新しい新天地を求めて宇宙を旅をする。なんとも言えない興味深々の物語でした。宇宙戦艦ヤマトを攻撃するガミラス星の宇宙戦艦との戦闘シーンは正に圧巻でした。
宇宙戦艦ヤマトは、1974年に読売テレビの制作により日本テレビ系列で放送されたSFアニメおよび、1977年に劇場公開された総集編のアニメーション映画作品。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第1作目でした。通称「一作目」「ヤマト」「ヤマト1」「パート1」の作品。
宇宙戦艦ヤマトは原作西崎義展氏、監督は
松本零士氏でした。
脚本は藤川桂介、田村丸、山本暎一の三氏です。
キャラクターデザインは岡迫亘弘氏、メカニックデザインは松本零士氏、スタジオぬえでした。
あの心地よい音楽は宮川泰氏の作曲でした。
読売テレビの放送期間は
第一回:1974年10月6日 ~1975年3月30日まで。
第ニ回:1979年9月17日 ~1980年3月10日まで。
全26話でした。
ー(ストーリー)ー
西暦2199年、異星人ガミラス帝国による侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため建造された恒星間航行用宇宙戦艦「ヤマト」の遠大な旅と戦いを描く物語でした。
宇宙戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長やSF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品でした。私は大変興味を持ってテレビを視聴しました。
当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ)、『猿の軍団』(TBS)などの影響もあって視聴率が低迷。本来の予定回数(全39話)から全26話に短縮された経緯があります。
しかし、再放送などで改めて注目され、再編集した劇場映画が公開される頃までには社会現象とも言える大ブームとなったのでした。
子供のものと思われていたアニメ作品に中・高校生から青年層までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになりました。私も大学1年生でありながらヤマトに夢中になったのでした。
私はもともと宇宙物理学の勉強をしたかったのですから。
その後の『銀河鉄道999』、『機動戦士ガンダム』、『超時空要塞マクロス』、『新世紀エヴァンゲリオン』に至るアニメブームの先駆けとなりました。
正に、漫画世界の先駆けでした。ヤマトさまさまですね。
映画やレコード、小説や漫画、また、アニメ雑誌など、そしてラジオドラマ、キャラクター商品など、アニメビジネスにおいて多くの足跡を残したのも事実です。
後にビデオやCD、LD、DVD、テレビゲームなどもリリースされています。
続編やリメイク作品(『宇宙戦艦ヤマト2199』)も制作されました。
石原慎太郎原作の『宇宙戦艦ヤマト 復活編』がプライムビデオで配信されています。
2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていました。冥王星に前線基地を建設したガミラス帝国は、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続け、海は蒸発して地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅しました。
人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていましたが、地球の科学力ではガミラス帝国の軍団の撃退も地球環境の修復も出来ずに地下都市にも放射能汚染が進行し、人類滅亡まであと1年と迫っていたのです。
そんな中、地球が所属する銀河系外の銀河系宇宙から飛来した1隻の宇宙船が火星に不時着し、通信カプセルが回収されました。その中には、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」とのメッセージと、外宇宙航海に必要なワープを可能とする波動エンジンの設計図が納められていたのです。これは大宇宙の神さまからのメッセージであると、私の心は踊らされました。私はこの時にはすでに神さまの存在を知っていたのですから。
さて、私たちの住む地球は、太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦にて撃沈され、九州沖の海底に眠る日本海軍の戦艦「大和」を隠れ蓑に似せて建造した宇宙船にこの波動エンジンを搭載し、コスモクリーナーDの受領のための宇宙戦艦「ヤマト」として完成させます。沖田十三を艦長とし、古代進、島大介、森雪などの乗組員を乗せ、イスカンダル星に向け、1年という限られた猶予の中、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発ったのでした。
ガミラス冥王星前線基地を撃破して太陽系を離脱したヤマトは、宇宙機雷やガス生命体などのガミラス帝国軍の罠や、原始星団などの自然現象を突破して銀河系外へと踏み出します。
一方、ヤマトの存在を目障りに思い始めたガミラス総統デスラーは、将軍ドメルにヤマト討伐の任務を与えたのです。将軍ドメルの任務は大変重要なものでした。
次元断層で一戦交えてヤマトを強敵と判断したドメルは、ヤマトの航路の中間地点バラン星までヤマトを誘い込み、バラン基地ごと撃破する作戦を立案し、実行しましたが、作戦内容に反発した部下の密告により失敗します。
基地のみを失ってしまう。そのため、ドメルは死刑宣告を受けましたがデスラーはこの処刑執行を握り潰したのでした。
デスラーの温情により最後のチャンスを与えられたドメルは瞬間物質移送器を
装備した小型円盤型の旗艦を駆り、三段空母3隻と戦闘空母1隻からなる艦隊を率いて、ヤマトと七色星団での決戦に臨みます。
ヤマトは瞬間物質移送器を使った空母艦載機のワープによる奇襲攻撃に苦戦し、ドリルミサイルで切り札の波動砲を封じられて内部から爆破されかねない窮地に立たされましたが、ドリルミサイルの排出と爆発で逆に敵艦隊を撃滅することに成功します。
生き残ったドメルはヤマト第三艦橋へ接舷し、沖田と言葉を交わした後、ヤマトを巻き込み自爆します。
辛うじて生き延びたヤマトでしたがその犠牲は大きく、戦死した乗組員の宇宙葬を行い、再びイスカンダルへ進み始めたのです。
ヤマトはついに大マゼラン星雲まで辿り着きますがそこにはイスカンダル星だけでなく、二重惑星であるガミラス星もあったのでした。
罠に嵌ってガミラス星へと引きずり込まれたヤマトは絶体絶命となりますが波動砲で海底火山脈を撃ち抜き、地上に大火山活動を誘発させ勝機を見出します。
激戦の末、生ける者のいない廃墟と化したガミラス星を見た古代進は、自分たちが犯した過ちを痛感します。
そして、自分たちに今出来ることはイスカンダルへ向かうことであると決意して、再びヤマトを発進させるのでした。
ようやくヤマトはイスカンダルへ辿り着き、コスモクリーナーDを受け取りました。
ヤマトは、一路地球への帰路を急ぎますが、またしても地球を間近にしてガミラス本星から脱出していたデスラー艦に接舷戦闘を挑まれ、艦内に放射能汚染が広がったのでした。
その戦いの中でコスモクリーナーDを起動させた森雪が装置の不具合により命を落としてしまいます。
恋人である古代進は悲しみに暮れ、地球を目前として、雪の遺体を第一艦橋へと連れて行き、ともに地球の姿を眺めます。
デスラー総統はヤマトめがけてデスラー砲を発射しましたが工作班長の真田志郎が冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て密かに開発しておいた空間磁力メッキによりヤマトは鏡のように輝き、デスラー砲は跳ね返されデスラー艦に命中し撃破したのです。
地球を目前にした沖田は、その姿を目に焼き付け静かに息を引き取りました。
その後、第一艦橋に連れて来られていた雪が蘇生し、古代進を始め艦橋にいた全員に喜びが広がりました。
そして、西暦2200年、ヤマトは地球へと帰還したのです。
地球は蘇り、元の綺麗な青さを取り戻したのでした。
ー(主な登場キャラクターのご紹介です)ー
地球人:
沖田十三はヤマト艦長。52歳。
歴戦の勇将だが、宇宙放射線病に侵されている。イスカンダルへの旅に命を賭けるだけの価値があるものだと考え、ヤマトに乗り込んだのである。
古代進はヤマト戦闘班長。18歳。
冥王星会戦で兄(古代守)を連れ帰らなかった沖田を当初は信用していなかったが、次第に信頼していくようになる。血気盛んな性格で、命令違反や独断行動をしていたが、航海の中で成長して行き、バラン星での戦闘後、沖田から艦長代理に任命されたのであった。
森雪はヤマト生活班長。18歳。
ヤマトの女性乗組員。後に古代進と恋仲となる。
島大介はヤマト航海班長。18歳。
古代進とは親友でありライバル。古代とは対照的に冷静な性格で、イスカンダルへの航海を最優先に考えていた。
古代守は駆逐艦「ゆきかぜ」艦長。28歳。
冥王星会戦において、撤退命令を拒否して敵艦隊へ特攻した。
艦体は土星の衛星タイタンで発見されるも、古代守を含む乗員は行方不明となっていた。
アニメ版ではイスカンダル星で保護されていることが判明する。松本零士、ひおあきら漫画版では謎の宇宙船を操りヤマトの航海を助けるのである。
イスカンダル人の登場人物が面白い。
スターシャ(スターシァ、スターシア)
イスカンダルの女王。地球へ救済の手を差し伸べる。
サーシャ(サーシァ、サーシア)はスターシャの妹である。
波動エンジンの設計図を持って地球へ向かうが、ガミラスの攻撃を受け火星に不時着。古代進と島が発見したときには既に息絶えていた。
ガミラス人は松本零士漫画版を含む劇中では放射能を含む大気中でないと生きられない種族と描写されており、その性質を遊星爆弾による地球汚染やデスラー艦によるヤマトへの接舷攻撃に利用した。
デスラーは大ガミラス帝国を統べる総統である。地球への移住を計画していた。
ヒスは大ガミラス帝国の副総統である。
ドメルは太陽系方面作戦司令長官。歴戦を潜り抜けてきた名将で、ルビー戦線から凱旋帰国した後、ヤマト討伐に自ら志願した。
ゲールは太陽系方面副司令官。元は司令官だったが、ドメルの着任に伴い降格された。ドメルとは折り合いが悪いのだ。
シュルツはガミラス冥王星前線基地司令官。遊星爆弾を使用し、地球環境の改造を行っていた。
このヤマトでの主な登場メカをご紹介する。
①宇宙戦艦ヤマト
本作の主役戦艦である。
全長265.8m。乗組員数114名。
イスカンダルから提供された波動エンジ
ンの設計図により、地球で最初に光速突
破を果たした。
元々は選ばれた人類を乗せて地球を脱出
するために造られた移民船であった。
②沖田艦
地球防衛艦隊に所属する宇宙戦艦。
冥王星会戦において唯一生還した。
③突撃宇宙駆逐艦ゆきかぜ
地球防衛艦隊に所属するミサイル艦で、
古代守が艦長を務める。同型艦が多数登
場するが、全艦撃沈される。
④航空機・宇宙艇
④-1コスモゼロはヤマト艦載機。
運用の位置付けは基本、戦闘班長およ
び編隊長機。
④-2ブラックタイガーはヤマト艦載機。
④-3ガミラス軍はガミラス軍の艦艇であ
る。
④-4駆逐型デストロイヤー艦はガミラス
の中では最もポピュラーな艦艇であ
るヤマトより旧型の地球艦では全く
歯が立たない性能を有している。
④-5高速空母はガミラスが保有する円盤
型の空母。発進前のヤマトを急襲し
た。
④-6ドメラーズ2世は七色星団の戦いに
おけるドメル艦隊の旗艦である。
艦首両舷に瞬間物質移送器を搭載し
ており、艦載機をワープさせること
でヤマトへの奇襲を行った。
④-7三段空母はガミラスの精鋭空母であ
る。4つの飛行甲板を有する。
七色星団の戦いにおいて、ルビー、
サファイア、ダイヤ戦線から3隻が
召集された。
④-8戦闘空母はガミラスの精鋭空母であ
る。
飛行甲板を反転させることで多数の
砲門を露出させ、砲撃戦も行うこと
が可能である。七色星団の戦いにお
いて、オメガ戦線から召集されたの
だ。
④-9デスラー艦はデスラーの座乗艦で、
元はガミラス天井都市にある総統
府である。艦首に波動砲と同原理の
デスラー砲を搭載している。
⑤-1ガミラス軍の航空機・宇宙艇
ガミラス戦闘機は冥王星前線基地等
に配備されている戦闘機である。
後に偵察任務の1機がヤマトに鹵獲さ
れた。
⑤-2ドメル式DMF-3型高速戦闘機は七
色星団の戦いにおいて第1空母に搭載
された戦闘機である。
通称「ガミラスファイター」という。
⑤-3ドメル式DMB-87型急降下爆撃機は
七色星団の戦いにおいて第2空母に
搭載された急降下爆撃機である。
⑤-4ドメル式DMT-97型雷撃機は七色星
団の戦いにおいて第3空母に搭載さ
れた雷撃機である。
⑤-5重爆撃機は七色星団の戦いにおいて
戦闘空母に搭載された大型の爆撃
機である。
ヤマトの波動砲口にドリルミサイル
を撃ち込んだ。
⑤-6ガミラス軍の各種兵器
遊星爆弾は地球に投下されている隕
石型の爆弾で、地球上の都市を壊滅
へ追いやり、地上を放射能で汚染し
たのだ。
⑤-7反射衛星砲は冥王星前線基地に配備
されていた拠点防衛兵器である。
反射衛星を中継して砲撃を行うこと
が可能で事実上の死角がない。
ー(登場勢力と天体のご紹介である)ー
太陽系
地球
太陽系第3惑星。
ガミラスの手によって地表を放射能
汚染されており、その放射能が地下
都市をも汚染しつつあった。
(地球防衛軍)
地球を守るために編成された軍隊で
ある。
ガミラスとの戦いで消耗し切ってお
り、最後の頼みである地球防衛艦隊
も冥王星会戦で壊滅した。
火星
太陽系第4惑星。冥王星会戦の最
中、サーシャが不時着した。
木星
太陽系第5惑星。波動エンジンに異
常を来たしたヤマトがその引力につ
かまり、木星圏へ引き寄せられた。
浮遊大陸
木星の雲の中の衛星軌道に乗ってい
る大陸である。
ガミラスによって占領されていた
が、ヤマトの波動砲によって消滅し
たのである。
土星は太陽系第6惑星である。
タイタンは土星の衛星である。
ヤマトの修理に必要なコスモナイトが
あるため立ち寄り、漂着していた「ゆき
かぜ」が発見されたのだ。
冥王星は太陽系第9惑星である。
ガミラスの前線基地が設置されている。
太陽系サンザーは大マゼラン星雲内に
ある恒星系である。
イスカンダルはサンザーの第8惑星で
ある。表面の大半は青い海に覆われて
いる。ガミラス星とは二重惑星の関係
にある。
ガミラス帝国はサンザーの第8惑星を
母星とする星間国家である。地球の暦
で20世紀初め以来、宇宙侵略を着々と
進めていたが、母星の寿命が近づいた
ため地球への移住を計画し、地球人類
の抹殺を計る。火山活動などによる
食で地下に空洞が広がり、その天井に
も都市が築かれているほか、海は濃硫
酸と化している。
オクトパス原始星団は銀河系と外宇宙
の境界付近にある8つの原始星で構成
された星団である。
ヤマトはここで3週間もの足止めを食
うことになるのだ。
ビーメラ星は銀河間空間に存在する惑
星である。
昆虫型のヒューマノイドによる社会が
構成されているが、現在ではガミラス
の支配下に置かれ、ガミラスの傀儡と
化した女王による恐怖政治が行われて
いた。
バラン星は銀河系と大マゼラン星雲の
丁度中間に位置する惑星である。
ガミラスの基地が存在する。主星を持
たない暗黒の星だが、ガミラスによっ
て打ち上げられた人工太陽が惑星の周
囲を周っている。
七色星団は大マゼラン星雲の手前に
ある星団である。
それぞれ違った環境の6つの星とガス
状の暗黒星雲からなる混成星団である。
ヤマトとドメル艦隊による決戦が行わ
れた。
ー(聞き慣れない用語の説明)ー
❶波動エンジン
イスカンダルから伝えられた恒星間航
行用エンジンである。
宇宙エネルギーを取り込み圧縮して、
光よりも速いタキオン粒子に変換し、
それを動力とする。
❷宇宙キロ・宇宙ノット
本作で使用される架空の単位である。
宇宙キロは宇宙空間での距離を表す場
合に、宇宙ノットは宇宙空間での艦船
などの速度を表す場合に使用されてい
る。
❸宇宙キロ、宇宙ノットは共に、本作に
限らず松本零士作品で宇宙を舞台とし
た作品でしばしば使用されるが、実在
する距離・速度との換算が作中に明確
に登場したことはない。
❹宇宙放射線病
ヤマトの初代艦長沖田十三が度重なる
宇宙戦闘で受けた戦傷により発症す
る。ヤマト出航前から既に蝕まれてお
り、航海途中に悪化する。本作のリス
ペクトとして『トップをねらえ!』、続
く『トップをねらえ2!』に同様の病名
が登場している。
❺コスモクリーナーDはイスカンダル星所
有の放射能除去装置である。
イスカンダル星のスターシャから「滅亡
したくなければ受け取りに来るように」
のメッセージが地球に送られたことで
ヤマトはイスカンダルに旅立つことに
なった。
イスカンダル星ではパーツ単位で引き
渡され、スケジュールの関係上、地球
への帰路の最中に真田志郎を中心とし
たスタッフの手で艦内工場にて組み立
てられる。地球到着直前、ガミラス残
党の襲撃でヤマト内部に放射能ガスが
撒かれたことから、雪の手で試運転も
なしに起動し、ヤマト内の放射能除去
に成功するも空気から放射能を除去す
る過程で酸欠状態を作り出してしまう
ことが判明。これにより、雪は一度命
を落とすも後に蘇生し、コスモクリー
ナーも改修が行われた。
そして、ヤマトの帰還と共に荒廃した
地球が元の青さを取り戻す光景が本作
のラストシーンとなったのである。
次回の私が執筆する章をお楽しみに。
ー(天体ショー・ギャラリー)
我らの星・地球です。
土星です。土星はガスの塊です。
木星です。木星もガスの塊です。
冥王星です。
海王星です。
天王星です。
火星です。
水星です。
金星です。
天の川銀河です。
大マゼラン星雲です。
大マゼラン星雲(右上)と
小マゼラン星雲(左下)です。
位置関係を記憶して下さい。
太陽です。黒点が確認出来ます。
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