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第一巻
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翌日、主任の田中が巡回にやって来た。
「こんにちは」
「あら、主任さん。お久しぶりです(笑い)」
「いや、寮母さん。一ケ月ぶりですね」
「そうですね。さあ、寮監室に寮監がいますからどうぞ、こちらへお入り下さい」
まさみは、主任の田中の前を腰を左右に振りながら歩いた。そのまさみの歩き方に田中は興奮したので、あった。いつもそうがまさみは男を魅了する魅力的な女性であった。しかも8頭身美人のゴールデンプロポーションの美貌の女性である。どんな男性もまさみを見るとまさみのちょっとした動きや仕草に男心を刺激されるのだ。どんな男であってもまさみに夢中になる筈である。
田中もそうであった。
まさみは、田中のやらしい視線を感じていた。
「さあ、主任さん。お座りになって」
田中はまさみに案内されるまま、応接室のソファーに腰をかけた。
まさみはキッチンに行き、予め用意していたコーヒーカップにドリップ式サイフォンで入れたばかりのブルーマウンテンを入れた。コーヒーの美味しそうな香りが漂った。
まさみはコーヒーの中に媚薬液を数滴垂らした。この媚薬液は寅蔵がパチンコ店の景品として持ち玉と交換した景品であった。
効果の程はわからないが、まさみはそんなことはどうでもよかった。ただ、寅蔵に命令される通りのことを行動にうつしただけだ。
「もう、師走ですね。田舎へは帰らないのですか?」
「ええ、田舎には兄夫婦が母親と仲良く暮らしているので、私は帰らない方がいいんです」
「だったら寂しい正月になるんですね。どうかしら、私たちは田舎もないし、住まいもこの寮監室だからよかったら一緒に正月三が日を過ごしませんか?ねえ、あなた、いいでしょ。」
「そりゃ、構わんよ。主任さんが良ければ」
「そうですね。それじゃぁ、お言葉に甘えて、ご一緒させて頂きます。」
「そりゃ、いい。私たちも二人より三人の方が楽しみだし。一緒に飲んで食べて、楽しいことしましょうよ。私美味しい料理特におせち料理は得意なのよ。実は大阪の辻料理学校で調理全般を習い特におせち料理を丁寧に教えてもらったので、きっと主任さんにも喜んでいただけると思うわ(笑い)」
「それは楽しみだ。僕もおせち料理は食べるのが大好きだから。寮母さんの手作り料理が食べれるなんて、とても楽しみです。」
「そうなの。おせち料理が好きだなんて。私、益々主任さんのことが好きになったわ。おやすみはいつも何をしてるのかな?」
「いや、これといった趣味もなくて、たまにパチンコに行く程度かなぁ」
「そうなんだ。寮監もパチンコによく行くのよ。」
「そうなんですか。今度一緒にどうですか?」
「いいね。是非ともご一緒したいですね。」
「あなた、私着替え来るわね。主任さん、ゆっくり寛いでね。今夜は泊まりなさいよ。どうせ、会社に帰らなくていいんでしょ」
「ええ、部長には直接帰宅すると言って許可をもらっていますので、泊まらせて頂きます」
「よかったわ。じゃあ、今夜は鍋にしましょうね。丁度山口の天然もののふぐが手に入ったので」
「私、着替え来ますね」
まさみは、そう言って寮母室へ行った。
しばらくして、セクシーなブラック色のドレスを着て出て来た。
主任の田中はまさみのセクシーなドレスに興奮したのであった。
田中は思わず口に出したのである。
「寮母さん。素敵ですよ」
田中はまんまとまさみと寅蔵の罠にハマってしまったのであった。
まさみと寅蔵はお互いの顔を見て心の中で、同じことを呟いていたのだ。
「主任を堕とすことに成功したわ。あなた。一緒に楽しみましょうね(笑い)」
「お前に任せるよ。私も楽しませて貰うからね(笑い)」
田中には二人の会話は聞こえない。
田中はまさみと寅蔵の更なる仕掛けにはまることになるのだ。
「こんにちは」
「あら、主任さん。お久しぶりです(笑い)」
「いや、寮母さん。一ケ月ぶりですね」
「そうですね。さあ、寮監室に寮監がいますからどうぞ、こちらへお入り下さい」
まさみは、主任の田中の前を腰を左右に振りながら歩いた。そのまさみの歩き方に田中は興奮したので、あった。いつもそうがまさみは男を魅了する魅力的な女性であった。しかも8頭身美人のゴールデンプロポーションの美貌の女性である。どんな男性もまさみを見るとまさみのちょっとした動きや仕草に男心を刺激されるのだ。どんな男であってもまさみに夢中になる筈である。
田中もそうであった。
まさみは、田中のやらしい視線を感じていた。
「さあ、主任さん。お座りになって」
田中はまさみに案内されるまま、応接室のソファーに腰をかけた。
まさみはキッチンに行き、予め用意していたコーヒーカップにドリップ式サイフォンで入れたばかりのブルーマウンテンを入れた。コーヒーの美味しそうな香りが漂った。
まさみはコーヒーの中に媚薬液を数滴垂らした。この媚薬液は寅蔵がパチンコ店の景品として持ち玉と交換した景品であった。
効果の程はわからないが、まさみはそんなことはどうでもよかった。ただ、寅蔵に命令される通りのことを行動にうつしただけだ。
「もう、師走ですね。田舎へは帰らないのですか?」
「ええ、田舎には兄夫婦が母親と仲良く暮らしているので、私は帰らない方がいいんです」
「だったら寂しい正月になるんですね。どうかしら、私たちは田舎もないし、住まいもこの寮監室だからよかったら一緒に正月三が日を過ごしませんか?ねえ、あなた、いいでしょ。」
「そりゃ、構わんよ。主任さんが良ければ」
「そうですね。それじゃぁ、お言葉に甘えて、ご一緒させて頂きます。」
「そりゃ、いい。私たちも二人より三人の方が楽しみだし。一緒に飲んで食べて、楽しいことしましょうよ。私美味しい料理特におせち料理は得意なのよ。実は大阪の辻料理学校で調理全般を習い特におせち料理を丁寧に教えてもらったので、きっと主任さんにも喜んでいただけると思うわ(笑い)」
「それは楽しみだ。僕もおせち料理は食べるのが大好きだから。寮母さんの手作り料理が食べれるなんて、とても楽しみです。」
「そうなの。おせち料理が好きだなんて。私、益々主任さんのことが好きになったわ。おやすみはいつも何をしてるのかな?」
「いや、これといった趣味もなくて、たまにパチンコに行く程度かなぁ」
「そうなんだ。寮監もパチンコによく行くのよ。」
「そうなんですか。今度一緒にどうですか?」
「いいね。是非ともご一緒したいですね。」
「あなた、私着替え来るわね。主任さん、ゆっくり寛いでね。今夜は泊まりなさいよ。どうせ、会社に帰らなくていいんでしょ」
「ええ、部長には直接帰宅すると言って許可をもらっていますので、泊まらせて頂きます」
「よかったわ。じゃあ、今夜は鍋にしましょうね。丁度山口の天然もののふぐが手に入ったので」
「私、着替え来ますね」
まさみは、そう言って寮母室へ行った。
しばらくして、セクシーなブラック色のドレスを着て出て来た。
主任の田中はまさみのセクシーなドレスに興奮したのであった。
田中は思わず口に出したのである。
「寮母さん。素敵ですよ」
田中はまんまとまさみと寅蔵の罠にハマってしまったのであった。
まさみと寅蔵はお互いの顔を見て心の中で、同じことを呟いていたのだ。
「主任を堕とすことに成功したわ。あなた。一緒に楽しみましょうね(笑い)」
「お前に任せるよ。私も楽しませて貰うからね(笑い)」
田中には二人の会話は聞こえない。
田中はまさみと寅蔵の更なる仕掛けにはまることになるのだ。
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