1 / 1
隼人と順の出会い
しおりを挟む
【完結】 『出会い』
隼人と順が初めて出会ったのは、
新宿歌舞伎町の集まるスナック
『純』だった。
土曜日のまだ早い時間で、誰もお客が
なく、アルコールの入っていない
カウンターのボーイもおとなしい。
店内の音楽だけが鳴っている
曲はSaucy Dogの『シンデレラボーイ』
だ。順はボーカル👨🎤の石原慎也の声が
好きだった。
先に声をかけたのは、隼人だった。
「もし、ひとりだったら横に座ってもいい
ですか?」
「どうぞ‥‥」
「僕、立花隼人っていいます。
よろしく。」
「僕は石原順といいます。」
静かなおとなしい会話だった。
『シンデレラボーイ』の曲がボーカルの
石原慎也の歌声で店内に流れている。
『僕この歌、割と好きなんです。」
順が言った。
「ちょっと古いけどねぇ、いい歌ですね。」
若い二人はただ、互いに隣り合わせて
座っていることに安らぎと安心感を
覚えているようだった。
後で思えば、二人とも寂しかったん
だろう。
その夜、当然というべきか、成り行き
なのか二人👨🎤👩🎤はベッドを共にし
ていた。
どちらかと言えば、おとなしい二人が
ホテルに入った途端に野獣に変わって
いた。
もどかしげに衣服を脱ぐとそのまま二人
は全裸で、もつれ合ってベッドに倒れ込
んでいった。
二人は対照的だった。
隼人は色黒でがっちりした硬い筋肉を
持ち体毛も幾分濃い方で見るからに
ガッチリして、たくましい男だった。
それに引き換え順は色白で体毛も
少年ぽさを残したしなやかな体つき
だった。
二人は欲情しながらお互いの肉体を
愛撫し合い、肉棒と肉棒を擦り合わせ、
ほとんど同時に射精していた。
セックスとも言えない。まだ青さの
残る二人だった。
シャワーを使いベッドの上で隼人と
順は寄り添っていた。
隼人は自分が今日は順と知り合えて
良かったと思っていることや、今まで
セックスの経験もあまりないこと、
たまに寂しい時スナックへ行って
いることなどを話した。
順もまた、相槌を打ちながら自分も
似たようなものだと笑っていた。
隼人は順とは、仲良くなれそうな
予感がして嬉しかったが順の方は、
その笑顔の中に時折見せるほんのりと
したかげりがあることも気になっていた。
人それぞれ、どこでどんなことがあって
も、どんな事情があるかわからない
けど、大事なのは今なんだから•‥ 。
そう考えると、隼人は気が楽になった。
先のことなど思っても仕方がないし、
今は嬉しい瞬間の連続だと思っていた。
ホテルを出て深夜の喫茶店に入った
のは、もう午前1時ごろだったろうか?
中島美嘉の「見えない星』の静かな歌声
の中でたむろしているのは、終電車に
乗り遅れたらしいサラリーマンや
水商売風の女性たちだった。
中には、どう見ても高校生といった
連中も珍しくなかった。
七割程度埋まっている客席の中から
比較的人の少ない角のほうに
二人は陣取った。
無言のまま、灰皿と水を置いた。
ウェイターにコーヒーを注文すると。
順はおもむろに取り出したタバコに
火をつけ、うまそうに深呼吸をした。
「タバコ吸うの?」
隼人はスナックにいる時も、ホテルも
タバコを吸わなかった。順が、今、
うまそうにセブンスターを吸っている
のを見て、不思議な気がしたのだ。
色白の美少年風の順にタバコは似合わ
ないと思った。
それで、つい詰問調(きつもんちょう)
になったことを隼人は後悔していた。
「吹いたなぁと思ったら、吸うことにし
てるんだ!」
他の人みたいに手持ち無沙汰とか口が
寂しいとか、では吸わないから、
本数は忘れてるよ。」
僕なんかメイビス1箱は1日で空
ちゃうなぁ。でも君なんとなく
タバコ似合わないみたい。」
「だって僕も22歳だよ」
「そんなにおかしい。」
「若く見えるからじゃないかなぁ」
「君と僕は同い年なのに、絶対五歳は
年上に見られそうな気がするよ。」
ウェイターがコーヒーを運んできたとき
少しお腹も空いていたので、
サンドイッチを追加注文した。
少し大きめのカップに入った
アメリカンコーヒーにミルクを
入れながら、順はうつむきかげんに
「君って言われるの好きじゃないんだ
今度から名前呼んでくれない。
順(じゅん)って。僕もはやと(隼人)
って呼ぶから。
「ごめんわかったよ。」
隼人はそう言われて、なんとなく
嬉しかった
少なくとも、これきりの付き合い
じゃないと確信を持ってたせいだ。
運ばれてきたサンドイッチをつまみつま
みながら静かにゆっくりだけど、二人
の会話は弾んだ。
隼人はこれも正確だろうか?
あけっぴろげに自分のことを
包み隠さず、しゃべっているが
順は笑顔で、相槌は打つものの、
自分のことになると話題を反らせて
語ろうとしなかった。
二人の吸い殻が灰皿に積もっていた。
もう2時間近くここにいる。
外を見ると、まだ人並みは消えること
なく流れている。
新宿は眠らない街って言うけど、
ほんとだ。
深夜の喫茶店にいることにも飽きて
きた隼人はネオンライトを眺めなら
つぶやいた。
「これからどうするの??隼人」
ぼんやり外を見ている隼人に順は、
空のコーヒーカップを持って遊び
ながら聞いた。
「どうって?」
「そうだなぁ、どうしようかなぁ。
家に帰るにも終電は無いし。」
「もしよかったら、朝までここにいて
もいいんだけど、追加頼むなら始発
まではここにいられるだろう?」
「なら、僕のマンションに来てもいいよ。」
こんなとこいても落ち着かないし。」
「え、近いの?」
「歩いて十五~六分程度かな。
すぐだよ。」
「邪魔じゃなかったら。」
「邪魔だと思ったら誘わないよ。(笑い)」
二人は笑いながら席を立った。
新宿駅の高架をくぐって西新宿の方へ
出てきた頃、隼人は順がどうして今頃
になって、自分のマンションに誘った
のか?真意を計りかねていた。
「どうせなら、もっと早く誘って
くれればいいのに。」
と、順三、やや不満そうに、
甘えた口調で言ってみた。
「隼人がどんなか?もわかんない。
自分んちには誘えないよ。
でも、しばらく話してるとフィーリング
も合うし、良い子みたいだから言って
みただけだよ。嫌ならいいよ。」
「嫌じゃないよ!」
「そんなんじゃなくて‥‥本当は
嬉しいんだ。」
二人は時折、笑い声を立てながら、
めっきり人通りも車も途絶えている。
高層ビル街を横目に見ながら歩いていた。
「このマンションだよ。」
順の声に、隼人が足を止めた所は
煉瓦色の外観に同色のアプローチ。
正面玄関を入ると、ホールになって
いて照明やシャンデリア、引き詰め
らられたカーペットペット、どれを
とってもかなり高級である事は、
隼人にもすぐわかった。
管理室にはガードマンがいたが、
深夜に若い男二人が入ってきても、
何も言わないのは順が、ここの住人で
あることを知っているのだろう。
隼人はエレベーターの中で、廊下を
歩いても、その豪華さに気を取られ、
唖然としていた。
「ここだよ軽い金属音とともに、重厚
そうなドアが開けられた。
「どうぞお入って。」
隼人は自分の住んでいるアパートと
比べて、あまりの違いに返事をする
ことすら忘れてしまっていた。
隼人は靴を脱ぎ、案内されて、部屋に
入るとかなり広いワンルームに
応接セットやユニット家具やベッド
などゆったりと置かれ、室内も適温に
空調されているのを見て、隼人は
圧倒されてしまった。
「そこに座ってよ。」
順の声に返答も、曖昧にソファーに
腰をかけ、まるで観光地の見物人の
ように、キョロキョロと部屋中を
見渡していた。
ジンジャーエールに氷を浮かべ、
隼人に進めながら、
「どうしたの?驚かした?
僕みたいな男がこんな豪華なマンション
に住んでるの。」
順は隼人を覗き込むようにして、
微笑みながら、笑みを浮かべて言った。」
「すごいね。僕のアパートと比べたら、
天国と地獄だよ。
どうしてこんなに広いマンションに
住むことができるのか?
しつこく聞く隼人に順は仕方なさそう
に、重い口調を開いた。
親が借りてくれてるんだ。別にパトロン
がいるわけじゃないよ。それに僕は学生
でもないし、かといって仕事もして
ないし。
定期的にやらなきゃいけないことが
あってね⁉️。
生活費も、親が僕の銀行口座に振り込ん
でくれるんだ。」
「へー、家がいいんだね‼️」
「僕自分のこと話すの好きじゃないんだ。
だから隼人ももうこの事は何も聞かない
でね。どうでもいいじゃない。所詮他人
のことなんだからなんだ。」
「それはそうだけど。ごめん、順。」
「僕の親なんて何の財産もないしがない
サラリーマンだし、僕は僕の稼ぎで
食っているから、苦しいけど仕方ないし。
羨ましいなぁ‼️」
「隼人の言葉わかんないもんだよ。
羨ましい?か、どうかもわかんないよ。
もういいじゃん。こんな話。
それでもさぁねぇ、隼人の体もう一度
見たい。みせてぇー。」
順の甘えたような声。男を求めた甘えた
やらしい声。
そう言いながら、順は、隼人にしなだれ
かかり、スラックスの上から、もう
その下でかなり容積を増している男根を
握りしめた。
「ジュンイチ‥‥」
隼人の興奮した甘い声。欲情に駆られた
男を求めている求愛のような甘えた声。
隼人は順の顎(アゴ)左で軽く持ち上げ、
ぎこちない口づけをした。
順の手が隼人のシャツのボタンにかかっ
ている。ひとつ外し、また、ひとつ
外す。褐色の引き締まった胸が、腹が、
あらわになる。
「硬いんだね。羨ましい。隼人の体
コリコリしてる。」
隼人の勃起した乳首を愛撫しながら
順は吐息混じりに呟いた。
ファスナーを外した。スラックスの隙間
からブリーフ越しに、隼人の男根は、
その形をくっきりと浮かび上がらせ
ていた。
順は、隼人のブリーフをスラックスを
膝までずりおろし、隼人の肉体をすべて
さらけ出させていた。
息づく男根はドクンドクンと前後にゆれ
ている。
それは熱く燃えた切り今にも、噴射
せんばかりに恥毛の中にそそり立っ
ていた。
順は、自分も衣服を脱ぎ捨てると、
そのまま全裸で隼人の断根にしゃぶり
ついていった。
生暖かいその感触に、隼人は鳴咽を
あげながら体の向きをずらして、今
自分の男根をしゃぶっている順の、
その、綺麗なピンク色の肉棒を
顔の前に向けていた。
自分の男根が受ける快感をそのまま移行
させるように
隼人も、順の肉棒を口中深く、咥え込ん
だ。
二人は互いの口中に互いのモノをしまい、
〃グチュグチュ、ピチョピチョ〃という
やらしい音と共に、快楽への
エクスタシーへと深く深く向かって
いった。
ーーーーーー【完結】ーーーーーーーーーー
隼人と順が初めて出会ったのは、
新宿歌舞伎町の集まるスナック
『純』だった。
土曜日のまだ早い時間で、誰もお客が
なく、アルコールの入っていない
カウンターのボーイもおとなしい。
店内の音楽だけが鳴っている
曲はSaucy Dogの『シンデレラボーイ』
だ。順はボーカル👨🎤の石原慎也の声が
好きだった。
先に声をかけたのは、隼人だった。
「もし、ひとりだったら横に座ってもいい
ですか?」
「どうぞ‥‥」
「僕、立花隼人っていいます。
よろしく。」
「僕は石原順といいます。」
静かなおとなしい会話だった。
『シンデレラボーイ』の曲がボーカルの
石原慎也の歌声で店内に流れている。
『僕この歌、割と好きなんです。」
順が言った。
「ちょっと古いけどねぇ、いい歌ですね。」
若い二人はただ、互いに隣り合わせて
座っていることに安らぎと安心感を
覚えているようだった。
後で思えば、二人とも寂しかったん
だろう。
その夜、当然というべきか、成り行き
なのか二人👨🎤👩🎤はベッドを共にし
ていた。
どちらかと言えば、おとなしい二人が
ホテルに入った途端に野獣に変わって
いた。
もどかしげに衣服を脱ぐとそのまま二人
は全裸で、もつれ合ってベッドに倒れ込
んでいった。
二人は対照的だった。
隼人は色黒でがっちりした硬い筋肉を
持ち体毛も幾分濃い方で見るからに
ガッチリして、たくましい男だった。
それに引き換え順は色白で体毛も
少年ぽさを残したしなやかな体つき
だった。
二人は欲情しながらお互いの肉体を
愛撫し合い、肉棒と肉棒を擦り合わせ、
ほとんど同時に射精していた。
セックスとも言えない。まだ青さの
残る二人だった。
シャワーを使いベッドの上で隼人と
順は寄り添っていた。
隼人は自分が今日は順と知り合えて
良かったと思っていることや、今まで
セックスの経験もあまりないこと、
たまに寂しい時スナックへ行って
いることなどを話した。
順もまた、相槌を打ちながら自分も
似たようなものだと笑っていた。
隼人は順とは、仲良くなれそうな
予感がして嬉しかったが順の方は、
その笑顔の中に時折見せるほんのりと
したかげりがあることも気になっていた。
人それぞれ、どこでどんなことがあって
も、どんな事情があるかわからない
けど、大事なのは今なんだから•‥ 。
そう考えると、隼人は気が楽になった。
先のことなど思っても仕方がないし、
今は嬉しい瞬間の連続だと思っていた。
ホテルを出て深夜の喫茶店に入った
のは、もう午前1時ごろだったろうか?
中島美嘉の「見えない星』の静かな歌声
の中でたむろしているのは、終電車に
乗り遅れたらしいサラリーマンや
水商売風の女性たちだった。
中には、どう見ても高校生といった
連中も珍しくなかった。
七割程度埋まっている客席の中から
比較的人の少ない角のほうに
二人は陣取った。
無言のまま、灰皿と水を置いた。
ウェイターにコーヒーを注文すると。
順はおもむろに取り出したタバコに
火をつけ、うまそうに深呼吸をした。
「タバコ吸うの?」
隼人はスナックにいる時も、ホテルも
タバコを吸わなかった。順が、今、
うまそうにセブンスターを吸っている
のを見て、不思議な気がしたのだ。
色白の美少年風の順にタバコは似合わ
ないと思った。
それで、つい詰問調(きつもんちょう)
になったことを隼人は後悔していた。
「吹いたなぁと思ったら、吸うことにし
てるんだ!」
他の人みたいに手持ち無沙汰とか口が
寂しいとか、では吸わないから、
本数は忘れてるよ。」
僕なんかメイビス1箱は1日で空
ちゃうなぁ。でも君なんとなく
タバコ似合わないみたい。」
「だって僕も22歳だよ」
「そんなにおかしい。」
「若く見えるからじゃないかなぁ」
「君と僕は同い年なのに、絶対五歳は
年上に見られそうな気がするよ。」
ウェイターがコーヒーを運んできたとき
少しお腹も空いていたので、
サンドイッチを追加注文した。
少し大きめのカップに入った
アメリカンコーヒーにミルクを
入れながら、順はうつむきかげんに
「君って言われるの好きじゃないんだ
今度から名前呼んでくれない。
順(じゅん)って。僕もはやと(隼人)
って呼ぶから。
「ごめんわかったよ。」
隼人はそう言われて、なんとなく
嬉しかった
少なくとも、これきりの付き合い
じゃないと確信を持ってたせいだ。
運ばれてきたサンドイッチをつまみつま
みながら静かにゆっくりだけど、二人
の会話は弾んだ。
隼人はこれも正確だろうか?
あけっぴろげに自分のことを
包み隠さず、しゃべっているが
順は笑顔で、相槌は打つものの、
自分のことになると話題を反らせて
語ろうとしなかった。
二人の吸い殻が灰皿に積もっていた。
もう2時間近くここにいる。
外を見ると、まだ人並みは消えること
なく流れている。
新宿は眠らない街って言うけど、
ほんとだ。
深夜の喫茶店にいることにも飽きて
きた隼人はネオンライトを眺めなら
つぶやいた。
「これからどうするの??隼人」
ぼんやり外を見ている隼人に順は、
空のコーヒーカップを持って遊び
ながら聞いた。
「どうって?」
「そうだなぁ、どうしようかなぁ。
家に帰るにも終電は無いし。」
「もしよかったら、朝までここにいて
もいいんだけど、追加頼むなら始発
まではここにいられるだろう?」
「なら、僕のマンションに来てもいいよ。」
こんなとこいても落ち着かないし。」
「え、近いの?」
「歩いて十五~六分程度かな。
すぐだよ。」
「邪魔じゃなかったら。」
「邪魔だと思ったら誘わないよ。(笑い)」
二人は笑いながら席を立った。
新宿駅の高架をくぐって西新宿の方へ
出てきた頃、隼人は順がどうして今頃
になって、自分のマンションに誘った
のか?真意を計りかねていた。
「どうせなら、もっと早く誘って
くれればいいのに。」
と、順三、やや不満そうに、
甘えた口調で言ってみた。
「隼人がどんなか?もわかんない。
自分んちには誘えないよ。
でも、しばらく話してるとフィーリング
も合うし、良い子みたいだから言って
みただけだよ。嫌ならいいよ。」
「嫌じゃないよ!」
「そんなんじゃなくて‥‥本当は
嬉しいんだ。」
二人は時折、笑い声を立てながら、
めっきり人通りも車も途絶えている。
高層ビル街を横目に見ながら歩いていた。
「このマンションだよ。」
順の声に、隼人が足を止めた所は
煉瓦色の外観に同色のアプローチ。
正面玄関を入ると、ホールになって
いて照明やシャンデリア、引き詰め
らられたカーペットペット、どれを
とってもかなり高級である事は、
隼人にもすぐわかった。
管理室にはガードマンがいたが、
深夜に若い男二人が入ってきても、
何も言わないのは順が、ここの住人で
あることを知っているのだろう。
隼人はエレベーターの中で、廊下を
歩いても、その豪華さに気を取られ、
唖然としていた。
「ここだよ軽い金属音とともに、重厚
そうなドアが開けられた。
「どうぞお入って。」
隼人は自分の住んでいるアパートと
比べて、あまりの違いに返事をする
ことすら忘れてしまっていた。
隼人は靴を脱ぎ、案内されて、部屋に
入るとかなり広いワンルームに
応接セットやユニット家具やベッド
などゆったりと置かれ、室内も適温に
空調されているのを見て、隼人は
圧倒されてしまった。
「そこに座ってよ。」
順の声に返答も、曖昧にソファーに
腰をかけ、まるで観光地の見物人の
ように、キョロキョロと部屋中を
見渡していた。
ジンジャーエールに氷を浮かべ、
隼人に進めながら、
「どうしたの?驚かした?
僕みたいな男がこんな豪華なマンション
に住んでるの。」
順は隼人を覗き込むようにして、
微笑みながら、笑みを浮かべて言った。」
「すごいね。僕のアパートと比べたら、
天国と地獄だよ。
どうしてこんなに広いマンションに
住むことができるのか?
しつこく聞く隼人に順は仕方なさそう
に、重い口調を開いた。
親が借りてくれてるんだ。別にパトロン
がいるわけじゃないよ。それに僕は学生
でもないし、かといって仕事もして
ないし。
定期的にやらなきゃいけないことが
あってね⁉️。
生活費も、親が僕の銀行口座に振り込ん
でくれるんだ。」
「へー、家がいいんだね‼️」
「僕自分のこと話すの好きじゃないんだ。
だから隼人ももうこの事は何も聞かない
でね。どうでもいいじゃない。所詮他人
のことなんだからなんだ。」
「それはそうだけど。ごめん、順。」
「僕の親なんて何の財産もないしがない
サラリーマンだし、僕は僕の稼ぎで
食っているから、苦しいけど仕方ないし。
羨ましいなぁ‼️」
「隼人の言葉わかんないもんだよ。
羨ましい?か、どうかもわかんないよ。
もういいじゃん。こんな話。
それでもさぁねぇ、隼人の体もう一度
見たい。みせてぇー。」
順の甘えたような声。男を求めた甘えた
やらしい声。
そう言いながら、順は、隼人にしなだれ
かかり、スラックスの上から、もう
その下でかなり容積を増している男根を
握りしめた。
「ジュンイチ‥‥」
隼人の興奮した甘い声。欲情に駆られた
男を求めている求愛のような甘えた声。
隼人は順の顎(アゴ)左で軽く持ち上げ、
ぎこちない口づけをした。
順の手が隼人のシャツのボタンにかかっ
ている。ひとつ外し、また、ひとつ
外す。褐色の引き締まった胸が、腹が、
あらわになる。
「硬いんだね。羨ましい。隼人の体
コリコリしてる。」
隼人の勃起した乳首を愛撫しながら
順は吐息混じりに呟いた。
ファスナーを外した。スラックスの隙間
からブリーフ越しに、隼人の男根は、
その形をくっきりと浮かび上がらせ
ていた。
順は、隼人のブリーフをスラックスを
膝までずりおろし、隼人の肉体をすべて
さらけ出させていた。
息づく男根はドクンドクンと前後にゆれ
ている。
それは熱く燃えた切り今にも、噴射
せんばかりに恥毛の中にそそり立っ
ていた。
順は、自分も衣服を脱ぎ捨てると、
そのまま全裸で隼人の断根にしゃぶり
ついていった。
生暖かいその感触に、隼人は鳴咽を
あげながら体の向きをずらして、今
自分の男根をしゃぶっている順の、
その、綺麗なピンク色の肉棒を
顔の前に向けていた。
自分の男根が受ける快感をそのまま移行
させるように
隼人も、順の肉棒を口中深く、咥え込ん
だ。
二人は互いの口中に互いのモノをしまい、
〃グチュグチュ、ピチョピチョ〃という
やらしい音と共に、快楽への
エクスタシーへと深く深く向かって
いった。
ーーーーーー【完結】ーーーーーーーーーー
21
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】 同棲
蔵屋
BL
どのくらい時間が経ったんだろう
明るい日差しの眩しさで目覚めた。大輝は
翔の部屋でかなり眠っていたようだ。
翔は大輝に言った。
「ねぇ、考えて欲しいことがあるんだ。」
「なんだい?」
「一緒に生活しない!」
二人は一緒に生活することが出来る
のか?
『同棲』、そんな二人の物語を
お楽しみ下さい。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

