【ミステリー小説】 霊媒探偵事件簿 

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第一巻

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 【最初の殺人事件】

 2月の節分が過ぎた真夜にその事件は突如、起きた。
 歓楽街のラブホテル近くの路地裏で女性の他殺死体が通行人により発見された。
 その通行人は山本一馬。45歳。
 一馬は早速、自分の携帯で110番通報をした。
 ”トルルウー、トルルウー、トルルウー”
 「はい。警察です。事件ですか?事故ですか?」
 「事件です。女性が死んでいます。」
 「貴方のお名前を教えて下さい。」
 「山本一馬です。」
 「今おられる場所を教えて下さい。」
 「神戸市元町福原のホテルスワンの路地裏です。」
 「ありがとうございます。今パトカーがそちらに向かっていますのでそのまま、その場所でお待ち下さい。」
 そう言うと女性警察官は電話を切った。
一馬はパトカーが来るまでホテルスワンの路地裏でパトカーを待っている。
 しばらくするとパトカーのサイレンが聞こえ始めた。そしてそのサイレンの音は段々と近づいて来た。
 パトカーが到着し警察官達が数名降りて一馬のいる方角に走って近寄って来た。
 次から次へとパトカーがやって来る。
その度に警察官達がパトカーから降りて来て規制線を張り巡らした。
 規制線は、警察が一般人の立ち入りを制限する区域の境界を指すものでまた、その境界を示すために張られるロープやビニールテープも規制線と呼ばれる。
 規制線が設置される主な目的は一つは現場の保護である。証拠の改ざんや破壊防止 
 二つ目は安全の確保である。二次的な事故や危険の回避する為である。
 三つ目は捜査の円滑化という目的の為である。
 捜査活動に集中できる区画を確保する為である。
 少しだけ規制線についてご説明しよう。規制線が貼られる法的根拠は、主に警察官職務執行法に基づく。これにより警察官は、犯罪予防、捜査、被疑者逮捕に必要な措置として、現場の保護や立ち入り制限が円滑に出来るのだ。
 刑法などの法律に基づき、犯罪発生時の証拠保全のためにも現場封鎖を行う必要があるのだ。
 また、一般的に規制線として使われるテープには、黄色と黒の縞模様の「トラテープ」などがある。テープには「立入禁止」や「KEEP OUT」などの文字が書かれていることが多い。
 (名称 特徴)
 (規制線 一般人の立ち入りを禁じる区域の境界。)
 その境界を示すロープやテープ
イエローテープ 黄色いテープを指す呼称。海外でも使われる。

 (トラテープ 黄色と黒の斜めストライプ模様のテープ)

 (バリケードテープ 危険表示や立ち入り禁止を示す非粘着性のテープ)

 規制線は、私たちの日常生活や仕事にも影響を与える可能性がある。
 交通機関への影響。
 遅延や運休により、通勤やビジネスに支障をきたす可能性がある。

 店舗への影響。
 顧客の減少や売上の低下につながる可能性がある。

 建設現場への影響。
 作業中断による工期の遅延やコスト増加の可能性もある。
 
 今回の事件はラブホテル街である。当然、近隣のホテルや飲食店に影響が出始めることになる。事実、既にその影響が出始めていた。
 近隣の住人や通行人達は不安そうな面持ちで警察官や科捜研の捜査の成り行きを見ていた。
 捜査一課の刑事達が警察官達に何やら指示をしている。
 警察官達はその都度敬礼をして走り回っている。
 捜査を指揮するのは捜査一課長の長沼健治。45歳。そして巡査部長の生沼秀太。35歳もいた。
 しばらくして白色のトレンチコートを着た女性がやって来た。
その女性は捜査一課長の長沼に近いて行き二言三言、言葉を交わした。彼女の名前は九条結衣。25歳。探偵であるが彼女の特殊な能力に長沼は期待している。
 その彼女の能力とは人間の霊魂にアクセスして難事件を解決するという特殊能力であった。

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