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第二巻
【探偵、動き出す】
九条結衣が探偵として動き出した。
結衣は捜査一課長の長沼から捜査内容について聞き出すことに成功した。
死体で発見された女性は相方史花。25歳。福原で働いている高級クラブのホステスであった。
複数の男性達と交際をしていた。
彼女が働いていたクラブは神戸六波羅。
そのクラブのママは安岡恵子。35歳。チーママは住友順子。28歳。
クラブオーナーは山上健一。50歳。
結衣は霊媒師としての経験は豊富でありすでに何件もの殺人事件を解決していた。
先ず彼女に普段から憑依している霊は龍霊である。
人間の肉体には霊魂がありこの霊魂が様々な霊と交流し霊界での生活を送っているのだ。
この霊界の仕組みは先ず既に霊界に自分の霊が存在しているという考え方に基づいている。
そしてその霊魂は善の心を持っていれば幸せになることが出来るのであるが悪の心を持っていると不幸な人生を歩むことになる。
結衣はこの霊界の仕組みを巧みに利用して死人の霊をサニワすることにより霊界に於ける陽霊人や陰霊人から情報を得て接触を図りそして現界に於ける仕事や家庭状況を調べて本人の居場所をつきとめて長沼と連携して犯人を逮捕するのである。このように結衣には霊媒師という特殊能力があるのだ。
今回の殺人事件のケースは怨恨のケースが殆どある。
普通は関係ない第三者を殺す訳がない。殺すという動機はあくまでも怨恨であり複雑な人間関係が入り乱れている。男女関係の絡れから憎悪に発展しついにはその憎悪が怨念に変化して行く。相手について強い憎しみを覚えてそれが恨みつらみへと発展する。
また、お金が絡んでいるかもしれない。このように考えると事件推理は人間だけの世界では解決出来なくなりやはりここは九条結衣のような特殊能力をえらくかわれたものだ、と結衣は思ったのであった。
結衣は巡査部長の生沼刑事と一緒に兵庫県東警察署の会議室にいた。
「その後何か分かりましたか?」
「ええ。分かりましたよ。被害者の死因は紐状のものによる絞殺による窒息死でした。しかし証拠となる物的証拠はありません。」
「そうですか。絞殺でしたか。しかも紐状ですか。よく分かりました。もう一度サニワをしてみましょう。」
このサニワとは霊媒師がある対象者となる人間の肉体にある霊魂にアクセスすることである。
結衣はこの霊媒師に憑依している霊魂が霊の話をすることをよく知っていた。
結衣には全て手を取るように分かるのであった。
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