【エッセイ】 仔羊と母羊

第一章

母羊と一緒に歩む、初めての春

羊は一年の特定の季節の時期に子を産むという。
この羊のことを季節繁殖動物というらしい。
私はこのことを今まで知らなかった。
お恥ずかしいかぎりです。

羊は1月～3月頃になると出産シーズンを迎えます。
また、仔羊の成長は早くて母羊の乳を飲んですくすくと育ちます。
生後1ケ月ほどで兄弟や仲間達と一緒に草原を活発に駆け回り、仲良く他の羊達と仲良く遊びます。

母羊を探して、「メエ～」と鳴くのです。
私の幼少期、自宅には雌の牛と、雌の羊がいたのです。
「モウ～」「メエ～」「モウ～」「メエ～」と。
幼い私は不思議な気持ちになりました。
私はその鳴き声に癒されるようになり、
大自然の小鳥や、カラス、鷹、鳶、猫。犬、鶏、食用蛙、蛇、ムカデ、ミミズ、なめくじ、カタツムリ、イタチ、サワガニ、蛙、蟻、蜂、コオロギ、クモ、ゴキブリ、ネズミ、山鳩、青大将の大蛇、白蛇の大蛇、
小学校に行けばうさぎが檻の中にいて、
小学生が先生に当番を言われてうさぎに餌や、檻の中を綺麗にお掃除したりと、
私にとって小さな生き物から大きな生き物まで、毎日何かしらの生き物を見ながら
太陽の暖かい日差しを浴びて、私は大自然を、遊び相手にして、遊びました。
たとえ友達がいなくても、私には大自然が友達です。
寂しと思ったことはありません。
私はいつでも、大宇宙という神様と一緒にこの地球上で、楽しく大自然と、戯れて生活、いや、生きているのですから。

さて、仔羊達のお話しです。

仔羊達は初めての春を母羊と一緒に二人三脚で歩みます。

ら

今まで見たことのらない外の世界に仔羊達は興味深々。
興味津々な我が子を、母はいつも優しく見守っています。

仔羊は母羊に顔や体をくっつけて
甘えたり、母羊の深々な背中をベッドにして気持ちよさそうに眠ったりしています。

そんな母羊と、仔羊の愛に溢れた親子の姿を見ると、いつも、私は心がほっこり、
癒されます。

羊は普段は臆病な性格だと言われます。

しかし天敵のカラスや野生の狐が我が子に近づくと、母羊は勇敢に立ち向かい追い払うのです。‥‥‥‥‥‥‥

どんな世界にも「母は強し」ですよね。
私はしみじみと、そんなことを、思いました。

食べて野山を駆け回り、眠るという羊達の一日のサイクルは常に群れとともに
ゆったりと過ごすことにあります。

羊達の牧歌的な風景から私は平和という時の流れを感じるのです。

私が社会人になった年に私は結婚しました。
私が25歳の時でした。

「たまには都会の生活から離れて、時間を忘れてみては如何がですか？
田舎や緑豊かな山々や草木や花等四季折々の風景を楽しむ。日本人ならではの
楽しみ方ではないでしょうか。
そんな過ごし方を、私は皆さんに提言します。私達人間が生きるとは、そんな日常ではないかと、私は思います。
人間は、いつも心豊かに、人と人の支え合いをしながらお互いを尊重して欲しいと
私は思います」

次回も私のエッセイをお楽しみ下さい。

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