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〜EP.3 友達の思い〜
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「じゃ~な遠藤!!また明日も楽しみにしてるぞ!!」
「お前一発屋の芸人のスベったネタで面白そうなのピックアップして来いよ?」
「OK!いいやつ選んできてやるよ!」
「「「ギャハハハハ!!!」」」
最寄りの駅で降りた康太に牛島達は明日康太にやらせる芸について電車の中と周りのことも一切気にせず大笑いをしていた
「……ホントっ、あの人達って最低ね。人として終わってるわ」
未羽は康太たちが乗っていた車両から2車両空けて乗っていた
当初は康太と家の近くまで共に帰っていたが牛島たちが絡むようになってから康太は自分から少し離れていた方がいいと以前に言われて以来駅から降りて階段を昇りきるところまで少し距離を空けるようにした
「ふぅ……」
学校では散々な目にあっていたはずだが康太は特に気落ちした様子も無く普段通りにしていた
「お疲れ様遠藤くん。今日も馬鹿どもの相手して疲れたんじゃない?」
「あっ、瀬川さんお疲れ様。まぁ、ちょっとは疲れたけど僕は全然平気だよ」
改札を出て二人はホームの階段を下る
未羽と康太の住む街は都会と比べるとだいぶ落ち着いており、ある番組の情報によると住みやすい街ランキングにも選ばれているらしい
適度に自然もあり、登山客が訪れることもあり、康太や未羽も小学生の頃は校外学習で訪れることも多かった
「お!康太じゃねーか!今コロッケが揚げたばっかりだからちょっと来いよ!二割り増しで食わしてやるよ!」
「あっ、それじゃあ二ついただけますか?」
駅から徒歩10秒ほどの近くにある山本精肉店は康太の小学校からの友達である光輝の親が経営しているお店で小学生の頃から遊んだ帰りに親父さんが揚げたコロッケを毎度もらっていた
「おっ、そうか?そんじゃあ200円で……」
「馬鹿なこと言ってないであんたはさっさと仕入れに行ってきな!!」
本来の価格は一個80円なのだが冗談で割り増し価格を言ったところで裏からおばさんが親父さんの頭を引っ叩いた
昔からおばさんに頭が上がらず親父さんが冗談を言ってはおばさんが引っ叩くというのが一種の決まりとなっている
「康くんの前で冗談はやめなっていつも言ってるのにあの人ったら聞かなくてね~あらっ、未羽ちゃんじゃない!やだ~また綺麗になっちゃって~!」
「こんにちはおば様。いつもお世話になってます」
中学でも男女の中がとても良かったこともあって未羽もその頃から何度もお世話になっている
康太たちは親父さんと未羽たち女子はおばさんと仲が良く一般の人からしたら特になんの変哲も無いただのお肉屋さんだが康太たちにとっては大切な居場所なのは今も変わらない
「うちの光輝も康くんと一緒の学校行きたかったらしいんだけどあの子頭がね~ほんと残念だわ~」
「頭が残念で悪かったなお袋……」
ため息を吐く母親にツッコミを入れたのはここの店の息子の光輝だった
背が高く、それを生かして中学からバスケを始め今もプレーをしている
親父さんに似てか少し強面だが本人は暴力を一切好まず、むしろ手助けをする常識人である
「何よ帰ってたの光輝。ほらっ康くんと未羽ちゃんに挨拶なさい」
「わかってるって。ほらっ、康太に未羽ちゃんも部屋来いよ。遊ぼうぜ!」
頭を叩きながら挨拶を促すおばさんに光輝はむすっとしたがすぐに戻し康太と未羽を自身の部屋に招いた
「あっ、でもそろそろ帰らないと……」
「少しだけだって!それに色々話したいこととかあるしな…」
康太は結局光輝の誘いに乗り未羽とともに光輝の部屋へと向かった
光輝の部屋は少し間が空いたが中身は中学の頃と全く変わっていなかった
小学生の頃は漫画やゲームが散乱していたがバスケを始めてからはゲームよりもバスケの雑誌やスポーツドリンクなどが部屋に置かれるようになって汚いとよくおばさんに怒られていた
棚には中学の修学旅行で撮った写真やバスケの写真が並べられており、その中には康太と二人で撮った写真も並べられていた
「(懐かしいなぁ…)」
「悪りぃ康太、お袋がお前呼んでっから少し行ってくんねーか?」
お盆にジュースを持ったまま足で部屋のドアを開けると光輝はおばさんが呼んでると下に向かわせる
「うん。じゃあちょっと行ってくるね」
「行ってらっしゃい遠藤くん」
下に行った康太を部屋から確認した光輝はゆっくりドアを閉じ、未羽の方を向いた
「んで、康太の様子はどうなんだよ?」
テーブルにジュースを置いて座りながら未羽に尋ねる光輝に未羽も同じように座った
先程までの笑った顔では無いとても真剣な表情を浮かべながら
「うん…前にも相談した通り牛島って奴を中心に遠藤くんに無理難題を要求してるの。遠藤くんはなんとも無いって言うんだけど…」
正座したまま下を見たままポツリポツリと言う未羽の表情はとても辛そうだった
助けたくとも相手は自分の何倍も力を持った暴れん坊
それに自分が動くことで康太をさらに辛い状況に追い込みたく無い
それでもただ見てるだけは辛かった
「クッソ!俺が康太のそばにいればこんなことには……高校だって一緒だったら…」
光輝の成績では康太や未羽の通う進学校には行けず結局別の高校となってしまった
「あの性格が治ってないってことはまだあいつは……」
「うん…まだ諦めていないってことなのかも。逆に言えば御両親には未だに一切興味を持たれていないってことだと思うのだけど……」
「くそっ!ふざけんなよ!!」
光輝は机を思いっきり叩き悔しさをあらわにしていた
その衝撃でグラスに注がれていたジュースが少しテーブルにこぼれてしまったがそれに目もくれる訳が無い
「お待たせ二人とも~。あれ?どうかしたの二人とも?」
ちょうどそのタイミングで戻ってきた康太は二人の様子がおかしいことに疑問符を浮かべた
「ううん、なんでも無いの遠藤くん」
「あ、あぁ、少し相談に乗ってもらっていただけだから」
二人は何もなかったように取り繕うとするも明らかに何かあったように見えてしまう
その証拠に康太と真正面で顔を合わせようとしないからだ
その後はぎこちないながらも三人で高校であったこと、中学での出来事など他愛もない会話が続いた
途中おばさんが来て店の名物の串カツを持ってきてくれた
タマネギと豚肉を交互に刺した串カツは揚げたてのこともあり外はザクっと中はジューシーで康太も未羽も好んで食べる(未羽はダイエットをしてるのか減ってしまってるが)
「「お邪魔しました!!」」
結局光輝の家を出る頃には辺りはすっかり日が暮れてしまっていた
辺りの街頭も灯りがつき、お月様も綺麗な三日月となっていた
山本夫妻にも挨拶をした二人は暗い帰り道を進む
「久々に光輝と話せて楽しかったなぁ。そう言えば帰る前に光輝と何か話していたみたいだけど何かあったの?」
「え?あぁ…うん。少し…ね?」
康太の問いにまともに答えず少しはぐらしてしまう
~帰り際にて~
「未羽ちゃん…」
帰り仕度を済ましおばさんと話す康太を待つ未羽に光輝は後ろから康太に聞こえないほどの声量で話しかける
「何山本くん?」
「え…っと、その…う~と……ええい!もういいや!とにかく!康太に何かあったらすぐに俺に連絡してくれ。あいつのために俺がすぐ出てきて守ってやるからさ!……だから、その間康太を頼む!」
光輝は要件を話そうとするもうまくまとまらず言葉を選んだが結局シンプルになってしまった
けれど康太を思う気持ちは真っ直ぐで友達のために頭を思いっきり下げられるのは凄いと未羽は感心する
「分かってる。任せて」
光輝同様未羽もシンプルに思いをぶつけた
いつか3人で心から笑える日が訪れると信じて…
「お前一発屋の芸人のスベったネタで面白そうなのピックアップして来いよ?」
「OK!いいやつ選んできてやるよ!」
「「「ギャハハハハ!!!」」」
最寄りの駅で降りた康太に牛島達は明日康太にやらせる芸について電車の中と周りのことも一切気にせず大笑いをしていた
「……ホントっ、あの人達って最低ね。人として終わってるわ」
未羽は康太たちが乗っていた車両から2車両空けて乗っていた
当初は康太と家の近くまで共に帰っていたが牛島たちが絡むようになってから康太は自分から少し離れていた方がいいと以前に言われて以来駅から降りて階段を昇りきるところまで少し距離を空けるようにした
「ふぅ……」
学校では散々な目にあっていたはずだが康太は特に気落ちした様子も無く普段通りにしていた
「お疲れ様遠藤くん。今日も馬鹿どもの相手して疲れたんじゃない?」
「あっ、瀬川さんお疲れ様。まぁ、ちょっとは疲れたけど僕は全然平気だよ」
改札を出て二人はホームの階段を下る
未羽と康太の住む街は都会と比べるとだいぶ落ち着いており、ある番組の情報によると住みやすい街ランキングにも選ばれているらしい
適度に自然もあり、登山客が訪れることもあり、康太や未羽も小学生の頃は校外学習で訪れることも多かった
「お!康太じゃねーか!今コロッケが揚げたばっかりだからちょっと来いよ!二割り増しで食わしてやるよ!」
「あっ、それじゃあ二ついただけますか?」
駅から徒歩10秒ほどの近くにある山本精肉店は康太の小学校からの友達である光輝の親が経営しているお店で小学生の頃から遊んだ帰りに親父さんが揚げたコロッケを毎度もらっていた
「おっ、そうか?そんじゃあ200円で……」
「馬鹿なこと言ってないであんたはさっさと仕入れに行ってきな!!」
本来の価格は一個80円なのだが冗談で割り増し価格を言ったところで裏からおばさんが親父さんの頭を引っ叩いた
昔からおばさんに頭が上がらず親父さんが冗談を言ってはおばさんが引っ叩くというのが一種の決まりとなっている
「康くんの前で冗談はやめなっていつも言ってるのにあの人ったら聞かなくてね~あらっ、未羽ちゃんじゃない!やだ~また綺麗になっちゃって~!」
「こんにちはおば様。いつもお世話になってます」
中学でも男女の中がとても良かったこともあって未羽もその頃から何度もお世話になっている
康太たちは親父さんと未羽たち女子はおばさんと仲が良く一般の人からしたら特になんの変哲も無いただのお肉屋さんだが康太たちにとっては大切な居場所なのは今も変わらない
「うちの光輝も康くんと一緒の学校行きたかったらしいんだけどあの子頭がね~ほんと残念だわ~」
「頭が残念で悪かったなお袋……」
ため息を吐く母親にツッコミを入れたのはここの店の息子の光輝だった
背が高く、それを生かして中学からバスケを始め今もプレーをしている
親父さんに似てか少し強面だが本人は暴力を一切好まず、むしろ手助けをする常識人である
「何よ帰ってたの光輝。ほらっ康くんと未羽ちゃんに挨拶なさい」
「わかってるって。ほらっ、康太に未羽ちゃんも部屋来いよ。遊ぼうぜ!」
頭を叩きながら挨拶を促すおばさんに光輝はむすっとしたがすぐに戻し康太と未羽を自身の部屋に招いた
「あっ、でもそろそろ帰らないと……」
「少しだけだって!それに色々話したいこととかあるしな…」
康太は結局光輝の誘いに乗り未羽とともに光輝の部屋へと向かった
光輝の部屋は少し間が空いたが中身は中学の頃と全く変わっていなかった
小学生の頃は漫画やゲームが散乱していたがバスケを始めてからはゲームよりもバスケの雑誌やスポーツドリンクなどが部屋に置かれるようになって汚いとよくおばさんに怒られていた
棚には中学の修学旅行で撮った写真やバスケの写真が並べられており、その中には康太と二人で撮った写真も並べられていた
「(懐かしいなぁ…)」
「悪りぃ康太、お袋がお前呼んでっから少し行ってくんねーか?」
お盆にジュースを持ったまま足で部屋のドアを開けると光輝はおばさんが呼んでると下に向かわせる
「うん。じゃあちょっと行ってくるね」
「行ってらっしゃい遠藤くん」
下に行った康太を部屋から確認した光輝はゆっくりドアを閉じ、未羽の方を向いた
「んで、康太の様子はどうなんだよ?」
テーブルにジュースを置いて座りながら未羽に尋ねる光輝に未羽も同じように座った
先程までの笑った顔では無いとても真剣な表情を浮かべながら
「うん…前にも相談した通り牛島って奴を中心に遠藤くんに無理難題を要求してるの。遠藤くんはなんとも無いって言うんだけど…」
正座したまま下を見たままポツリポツリと言う未羽の表情はとても辛そうだった
助けたくとも相手は自分の何倍も力を持った暴れん坊
それに自分が動くことで康太をさらに辛い状況に追い込みたく無い
それでもただ見てるだけは辛かった
「クッソ!俺が康太のそばにいればこんなことには……高校だって一緒だったら…」
光輝の成績では康太や未羽の通う進学校には行けず結局別の高校となってしまった
「あの性格が治ってないってことはまだあいつは……」
「うん…まだ諦めていないってことなのかも。逆に言えば御両親には未だに一切興味を持たれていないってことだと思うのだけど……」
「くそっ!ふざけんなよ!!」
光輝は机を思いっきり叩き悔しさをあらわにしていた
その衝撃でグラスに注がれていたジュースが少しテーブルにこぼれてしまったがそれに目もくれる訳が無い
「お待たせ二人とも~。あれ?どうかしたの二人とも?」
ちょうどそのタイミングで戻ってきた康太は二人の様子がおかしいことに疑問符を浮かべた
「ううん、なんでも無いの遠藤くん」
「あ、あぁ、少し相談に乗ってもらっていただけだから」
二人は何もなかったように取り繕うとするも明らかに何かあったように見えてしまう
その証拠に康太と真正面で顔を合わせようとしないからだ
その後はぎこちないながらも三人で高校であったこと、中学での出来事など他愛もない会話が続いた
途中おばさんが来て店の名物の串カツを持ってきてくれた
タマネギと豚肉を交互に刺した串カツは揚げたてのこともあり外はザクっと中はジューシーで康太も未羽も好んで食べる(未羽はダイエットをしてるのか減ってしまってるが)
「「お邪魔しました!!」」
結局光輝の家を出る頃には辺りはすっかり日が暮れてしまっていた
辺りの街頭も灯りがつき、お月様も綺麗な三日月となっていた
山本夫妻にも挨拶をした二人は暗い帰り道を進む
「久々に光輝と話せて楽しかったなぁ。そう言えば帰る前に光輝と何か話していたみたいだけど何かあったの?」
「え?あぁ…うん。少し…ね?」
康太の問いにまともに答えず少しはぐらしてしまう
~帰り際にて~
「未羽ちゃん…」
帰り仕度を済ましおばさんと話す康太を待つ未羽に光輝は後ろから康太に聞こえないほどの声量で話しかける
「何山本くん?」
「え…っと、その…う~と……ええい!もういいや!とにかく!康太に何かあったらすぐに俺に連絡してくれ。あいつのために俺がすぐ出てきて守ってやるからさ!……だから、その間康太を頼む!」
光輝は要件を話そうとするもうまくまとまらず言葉を選んだが結局シンプルになってしまった
けれど康太を思う気持ちは真っ直ぐで友達のために頭を思いっきり下げられるのは凄いと未羽は感心する
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