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「私はなんてことを…」
ナオコは膝から崩れ落ちた。
「ま、まあこういうこともあるよ!
だってナオコちゃんが魔術を使うのは初めてなんだし!」
リコは必死にナオコを励ましている。
「だ、だよね?けんた!」
リコは俺に助けを求めてきた。
「そ、そうだよ!
魔術は力の調整が難しいんだよ」
「で、ですが…も、森の一帯を消してしまうとは…こんなもの…!」
ナオコはリコが持っていた剣で魔術書を真っ二つにした。ナオコの頭のネジがとれたのかもしれない。
「…あれ?斬れない…なぜ……!?」
ナオコは必死に魔術書を斬った。
そして、ナオコは息が上がると剣をおろした。
「…魔術書は…所有者が死ぬ限り…消滅することはないんだよ」
…ナオコは気づいてないようだが、さっきの剣を振りかざした衝撃波は周辺の木々にあたり二次災害が起きた。
これをみた瞬間ナオコは「死にます!」と言って魔術書に向けていた剣を今度は自分に向けることになるだろう…
それは…まずいな…
「まぁ、とりあえず危ないから剣は置いて…」
そんなことをしているとリコは唖然として俺の方をみていた。
「…リコ?どうした??」
そう言うとリコは俺の後ろの方に指を指した。
「…!?」
俺とナオコの後ろに昨日襲われたブールの二倍の巨体をもつブールの親分が興奮状態でこちらに今にも突進しそうだった。
「危ない!!」
ナオコのもっていた剣を奪いそのままブールに斬りつけた。
なんとかブールは一撃でしとめることができた。
しかし…この剣…本当に切れ味が良い…
流石聖剣だ…
「ナオコちゃん大丈夫!?」
リコは倒れこんだナオコのもとへかけつけた。
「なんで…私のせいで森が…」
ナオコはさっきのことが相当ショックで今何が起こっていたのかも眼中になかったようだ。
「ん?なんだあれは…」
ナオコの二次災害をうけた木々の奥の方に何か魔方陣のようなものが浮かんでいた。
「ケンタ…?どうしたの?」
リコが心配そうに聞いてきた。
「ちょっとナオコとここで待機しててくれ」
そう言い魔方陣のもとに向かった。
この魔方陣…移動用のものだろうか
そして、魔方陣のなかを覗いてみた。
「…な!?」
そこにはまだ一つのパーティーしか行ったことがないと言う幻のような魔王城があった。
一度入ってみることにした。
「マジか…」
そこには魔物たちの匂い、血の匂いが混ざった
地獄のような匂いがする。
「うお!?すごいなこれ!!」
「あぁ、あの鉄壁の要塞…多分外部からの攻撃では壊れないだろう。
あれが魔王城だ………
…!?」
なぜかとなりにリコが立っていた。
「あれ!?なんでリコがここに!?」
「ごめん…暇だったからさ…
うーん…あの壁…ナオコちゃんの魔法の威力で壊せるかな?」
いきなり物騒なことをリコは言い出した。
「うーん、わからないけど一度はやってみたいな…
そういえば…ナオコは?」
「?後ろにいるよ?」
「!?」
ナオコは魔術書を持って後ろに立っていた。
「…ブレイキングワールド」
突如として現れた魔方陣から放たれたレーザーにより魔王城の壁は崩壊した。
「…なにしてんの!?」
ナオコは「えへへ」笑っていた。
「いやー破壊衝動がおさまらなくて…」
…そうだったナオコのネジはとれていたんだった…
「…!!リコ!!ナオコ!!早くここから出るぞ!」
遠くの方からナオコの魔法程の魔力が感じられた…多分魔王の反撃だろう…
急いで魔方陣をくぐり、先程までいた森に戻ってきた。
「あのままだと、魔物の軍勢によって町が襲われる可能性が高い…早く対処しなければ…」
そして、俺はナオコとリコを連れて酒屋まで戻ってきた。
「どうしてそんなに慌てているの?」
「ちょっとヤバイ状況かもしれない…」
マスターとシンに状況を説明した。
「…とにかくその前にそのラリッてるナオコちゃんはどこ?」
ナオコは魔術書を欲していたが何とかリコはナオコに渡さないよう取り合っていた。
「ショック!」
ナオコはシンの魔法によって倒れこんだ。
「ごめんね…」
そして、シンはナオコに魔法瓶のなかにはいった水を飲ませた。
「とりあえず…ナオコちゃんはいきなり威力のある魔法を使ってしまったから脳が混乱してたみたいね…」
「脳が混乱して魔王城破壊って…どんな魔力持ってるんだよ…」
流石にマスターも困惑していた。
ナオコを寝かしつけた後計画をたてた。
「それで?これからどうする?」
「とりあえず魔王城までの道はわかったんだから後は騎士団とかに報告すれば?」
「だめだ、この酒屋から都まで結構距離がある…報告が届くのは半月ほど後になるぞ」
「そんな…」
皆が失墜しているなかリコが手を上げて意見を発した。
「ならさ?みんなで魔王退治しようよ!!」
何をいったかと思えば非現実的なことか…
「うーん…まぁそれでもいいよね?」
「確かに…それでもいいよな」
マスターとシンはお互いの顔を見てうなずきあった。
「よし!魔王退治しよう!!」
「え!?…」
「ん…?」
「おーナオコちゃん…やっと目覚めたね」
ナオコは目を覚ますと枕元に置いてあるメガネをかけて辺りを見回した。
「…?皆さんなんでそのような装備をしているのですか?」
「ナオコ!!今から魔王退治に行くよ!!」
「え?」
ナオコは膝から崩れ落ちた。
「ま、まあこういうこともあるよ!
だってナオコちゃんが魔術を使うのは初めてなんだし!」
リコは必死にナオコを励ましている。
「だ、だよね?けんた!」
リコは俺に助けを求めてきた。
「そ、そうだよ!
魔術は力の調整が難しいんだよ」
「で、ですが…も、森の一帯を消してしまうとは…こんなもの…!」
ナオコはリコが持っていた剣で魔術書を真っ二つにした。ナオコの頭のネジがとれたのかもしれない。
「…あれ?斬れない…なぜ……!?」
ナオコは必死に魔術書を斬った。
そして、ナオコは息が上がると剣をおろした。
「…魔術書は…所有者が死ぬ限り…消滅することはないんだよ」
…ナオコは気づいてないようだが、さっきの剣を振りかざした衝撃波は周辺の木々にあたり二次災害が起きた。
これをみた瞬間ナオコは「死にます!」と言って魔術書に向けていた剣を今度は自分に向けることになるだろう…
それは…まずいな…
「まぁ、とりあえず危ないから剣は置いて…」
そんなことをしているとリコは唖然として俺の方をみていた。
「…リコ?どうした??」
そう言うとリコは俺の後ろの方に指を指した。
「…!?」
俺とナオコの後ろに昨日襲われたブールの二倍の巨体をもつブールの親分が興奮状態でこちらに今にも突進しそうだった。
「危ない!!」
ナオコのもっていた剣を奪いそのままブールに斬りつけた。
なんとかブールは一撃でしとめることができた。
しかし…この剣…本当に切れ味が良い…
流石聖剣だ…
「ナオコちゃん大丈夫!?」
リコは倒れこんだナオコのもとへかけつけた。
「なんで…私のせいで森が…」
ナオコはさっきのことが相当ショックで今何が起こっていたのかも眼中になかったようだ。
「ん?なんだあれは…」
ナオコの二次災害をうけた木々の奥の方に何か魔方陣のようなものが浮かんでいた。
「ケンタ…?どうしたの?」
リコが心配そうに聞いてきた。
「ちょっとナオコとここで待機しててくれ」
そう言い魔方陣のもとに向かった。
この魔方陣…移動用のものだろうか
そして、魔方陣のなかを覗いてみた。
「…な!?」
そこにはまだ一つのパーティーしか行ったことがないと言う幻のような魔王城があった。
一度入ってみることにした。
「マジか…」
そこには魔物たちの匂い、血の匂いが混ざった
地獄のような匂いがする。
「うお!?すごいなこれ!!」
「あぁ、あの鉄壁の要塞…多分外部からの攻撃では壊れないだろう。
あれが魔王城だ………
…!?」
なぜかとなりにリコが立っていた。
「あれ!?なんでリコがここに!?」
「ごめん…暇だったからさ…
うーん…あの壁…ナオコちゃんの魔法の威力で壊せるかな?」
いきなり物騒なことをリコは言い出した。
「うーん、わからないけど一度はやってみたいな…
そういえば…ナオコは?」
「?後ろにいるよ?」
「!?」
ナオコは魔術書を持って後ろに立っていた。
「…ブレイキングワールド」
突如として現れた魔方陣から放たれたレーザーにより魔王城の壁は崩壊した。
「…なにしてんの!?」
ナオコは「えへへ」笑っていた。
「いやー破壊衝動がおさまらなくて…」
…そうだったナオコのネジはとれていたんだった…
「…!!リコ!!ナオコ!!早くここから出るぞ!」
遠くの方からナオコの魔法程の魔力が感じられた…多分魔王の反撃だろう…
急いで魔方陣をくぐり、先程までいた森に戻ってきた。
「あのままだと、魔物の軍勢によって町が襲われる可能性が高い…早く対処しなければ…」
そして、俺はナオコとリコを連れて酒屋まで戻ってきた。
「どうしてそんなに慌てているの?」
「ちょっとヤバイ状況かもしれない…」
マスターとシンに状況を説明した。
「…とにかくその前にそのラリッてるナオコちゃんはどこ?」
ナオコは魔術書を欲していたが何とかリコはナオコに渡さないよう取り合っていた。
「ショック!」
ナオコはシンの魔法によって倒れこんだ。
「ごめんね…」
そして、シンはナオコに魔法瓶のなかにはいった水を飲ませた。
「とりあえず…ナオコちゃんはいきなり威力のある魔法を使ってしまったから脳が混乱してたみたいね…」
「脳が混乱して魔王城破壊って…どんな魔力持ってるんだよ…」
流石にマスターも困惑していた。
ナオコを寝かしつけた後計画をたてた。
「それで?これからどうする?」
「とりあえず魔王城までの道はわかったんだから後は騎士団とかに報告すれば?」
「だめだ、この酒屋から都まで結構距離がある…報告が届くのは半月ほど後になるぞ」
「そんな…」
皆が失墜しているなかリコが手を上げて意見を発した。
「ならさ?みんなで魔王退治しようよ!!」
何をいったかと思えば非現実的なことか…
「うーん…まぁそれでもいいよね?」
「確かに…それでもいいよな」
マスターとシンはお互いの顔を見てうなずきあった。
「よし!魔王退治しよう!!」
「え!?…」
「ん…?」
「おーナオコちゃん…やっと目覚めたね」
ナオコは目を覚ますと枕元に置いてあるメガネをかけて辺りを見回した。
「…?皆さんなんでそのような装備をしているのですか?」
「ナオコ!!今から魔王退治に行くよ!!」
「え?」
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