龍神の巫女

月城 雫

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7話。

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僕は姫様と共に遊んだ事のある巫覡の龍也です。
辰樹とともに火事の犯人3人を我々で探し出し神主様が警察に突き出し出禁にはしましたが出所後またどこから狙ってくるか分かりません。
なので万が一のために今は辰樹とともに姫様を警護しております。
姫が母屋に入られたのを見届けるまでですが。
たまに話し相手もします。
それにおゆうさんと勉強する方が姫は楽しそうだからです。

お話相手のついでに龍神様の言ったことを話してみました。
「姫様学校の勉強はどうですか?」
すると姫様は
「学校の勉強?学校の勉強よりおゆうに教わる方が好きだわ。おゆうって怒ると怖いのよ。」
と仰って笑っていらっしゃいました。
僕は「姫様の頭脳に学校が追いついてないと思いますよ。」と言うと姫様は
「龍神様と同じ事言うのね。さては頼まれた?」と芯を着いてきたので(ぎくっ!!)としましまが「そんな事ございませんよ。」と返しその場を凌いだ。

姫様は勘のいい方なので分かってしまったんだと思うけれどこちらもばらす訳には行かず騙す結果になってしまって申し訳ないと心の中で謝った。

おゆうさんには「姫様には後から説得しときますから大丈夫ですよ。」と言われた。
男としてはまだまだと言われたようで悔しく思った。
自分の不甲斐なさに打ちひしがれてる僕は辰樹に相談した。
すると辰樹は「俺も出来るか分からないよ。龍也でも思い直さす事が出来なかったんだろう?俺に出来ると思うか?」
「辰樹で駄目なら諦めるしかなくなるよ。姫様の頭の良さ姫様に分かってもらえるように頼むよ。」と辰樹にお願いした。
辰樹は渋々だが承知してくれた。

俺は辰樹。
龍也にやると言ったものの出来るか一松の不安があった。
姫様は昔から自分の意見を曲げない性格なのだ。
今思春期真っ只中の姫様に分かってもらえるとは思えないのだが仕方ない。
ちょっと話をするか。

俺は姫様の暇を見つけて話をしに行った。
姫様は「またその話?学校の先生達の頭よりいいって事なの?あたし教員免許持ってないよ。確か教員免許って国家資格いるよね?」
と詰め寄られ俺はタジタジになった。
挙句の果てに「龍神様に頼まれたからって言いに来なくてもいいのよ。龍也も来たんだから。龍神様にはあたしから「あたしは誰の言葉も聞かない!!龍神様と話すのが好きなの!!」って言っとくから。話聞こうとしてくれてありがとう。」って言ってくれました。
俺はほっと胸をなで下ろした。

そして龍也に姫様と話した事を伝え龍神様にもお伝えいたしました。


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