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8話。
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もう龍神様ってばみんなに言わせなくてもいいじゃない。龍神様とのおしゃべり楽しみなのに!!」
ある日の帰り道わしは瑞希に怒られてしもうた。
「すまぬ。瑞希が悩んでるんじゃないかと思ったんじゃ。本当にすまぬ事をした。」
「分かればいいのよ。あたし愚痴とか言って帰るの楽しみなの。だから心配しないでね。」
そう言って瑞希は笑ってくれたんじゃ。
「そうじゃったんじゃのう。ではこれかも聞こう。でも何か悩みがあったら言うのじゃぞ。よいな。」
「わかった。」
瑞希は笑顔でわしと約束してくれたのじゃ。
時は経ち瑞希は14歳になった。
相変わらずの会話わしは嬉しかった。
この年頃の娘は話をしてくれなくなるとおゆうから聞いたから心配しておったが瑞希に関してはその心配も無いように見えたがこの頃から少し様子がおかしくなったのじゃ。
わしは瑞希に
「最近様子がおかしいがどうしたのじゃ。」
と直球に聞いてみた。
そしたら
「もうそろそろあの3人が出てくるでしょ?だから少し怖くて。」と話してくれたのじゃ。
「大丈夫じゃからそんな心配はいらぬ。」とわしは瑞希をなぐさめたのじゃが瑞希は心配している様子を隠さなかったんじゃ。
「龍也と辰樹に警護してもらうか?」と聞くと「いい。」とだけ帰ってきた。
わしはやはり心配で龍也と辰樹に警護を強固にするよう頼む事にしたんじゃ。
僕と辰樹は姫様の警護をもっと身近でするように言われ2人で話し合う事にした。
「僕は行き帰りを一緒になる様にするのがいいと思うんだけど辰樹はどう思う?」
「俺?俺は付かず離れずで何かあった時にすぐ対処出来る距離の方が得策だと思う。」
「そっか。1回両方やって見るってどうかな?
姫様にはなんて言おう?
龍神様がまた怒られそうだけど…」
「龍神様には申し訳ないけど聞いた事全部姫様に話してみよう。」
僕達は姫様のお暇な時間を見つけ話をしに行った。
「龍神様に聞いたんですが3人が出所してまた襲われるんじゃないかって心配なさってるとか…僕達が出来る限りの事を対処しますので姫様はお気になさらずに今まで通り学校に通って下さい。」
と言うと姫様は「そうなの…龍神様に相談して良かった。龍神様は絶対2人かおゆうに話すって思ってたから。じゃあ明日からよろしくお願いします。」そう言って笑っておられた。
アタマが凡人な僕達にはよく分からなかったが要は姫の作戦の内だろう。
次の日から同じ時間に登下校する様にした。
3人じゃ目立つということで辰樹と僕と交互でという事になった。
龍神様は不満なのか満足なのかよく分からない。
最近はいつも考え事してるように見える。
それは姫様も分かってるみたいでその事については触れずにいた。
ある日の帰り道わしは瑞希に怒られてしもうた。
「すまぬ。瑞希が悩んでるんじゃないかと思ったんじゃ。本当にすまぬ事をした。」
「分かればいいのよ。あたし愚痴とか言って帰るの楽しみなの。だから心配しないでね。」
そう言って瑞希は笑ってくれたんじゃ。
「そうじゃったんじゃのう。ではこれかも聞こう。でも何か悩みがあったら言うのじゃぞ。よいな。」
「わかった。」
瑞希は笑顔でわしと約束してくれたのじゃ。
時は経ち瑞希は14歳になった。
相変わらずの会話わしは嬉しかった。
この年頃の娘は話をしてくれなくなるとおゆうから聞いたから心配しておったが瑞希に関してはその心配も無いように見えたがこの頃から少し様子がおかしくなったのじゃ。
わしは瑞希に
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「大丈夫じゃからそんな心配はいらぬ。」とわしは瑞希をなぐさめたのじゃが瑞希は心配している様子を隠さなかったんじゃ。
「龍也と辰樹に警護してもらうか?」と聞くと「いい。」とだけ帰ってきた。
わしはやはり心配で龍也と辰樹に警護を強固にするよう頼む事にしたんじゃ。
僕と辰樹は姫様の警護をもっと身近でするように言われ2人で話し合う事にした。
「僕は行き帰りを一緒になる様にするのがいいと思うんだけど辰樹はどう思う?」
「俺?俺は付かず離れずで何かあった時にすぐ対処出来る距離の方が得策だと思う。」
「そっか。1回両方やって見るってどうかな?
姫様にはなんて言おう?
龍神様がまた怒られそうだけど…」
「龍神様には申し訳ないけど聞いた事全部姫様に話してみよう。」
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