お嬢様社長と妖精執事の日常

月城 雫

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会社内での改新。

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曜日開けて月曜日。
会社に行くと社員のみんなが驚いていた。
何せ、会社内がガラッと変わって居たから。
瑠香の考えは大成功。
瑠香は心の中で(やった~驚いてる~)
「え~今日から皆さんのイスは座った時に快適なイスに変えました。それから1つ大きな会議室も皆さんのためのリラクゼーションの部屋に変えました。皆さんが一生懸命働いてくれているからこその会社という事を私自身が自覚するために改装しました。まだまだですがこれからも皆さんの意見が聞きたいので要望がある方は社長室まで来て下さい。仕事中でも構いませんので。では、良い1日を。」
そう言うと瑠香は社長室へ向かった。

社長室に入ってイスに座った瑠香は大喜びした。
「皆さんが驚いてたの見た?喜んでくれると良いけどなぁ~反響とかも知りたい~」と瑠香はコウキに言った。
コウキは「分かった。皆の声を聞いて見る。しかし提案された時は俺達も驚いたよ。3人で全部今日までに出来るとも思えなかったし、イスもそうだが元会議室をあんなに全替えなんて発想もしてるとも思わなかったから。」
それを聞いた瑠香は「そう?あたしの会社の社員達は会社のために日々会社のために働いてくれてるんだからこれぐらいして当たり前。あっ要望あったらその都度変えていくつもりだからそのつもりでお願いね。」とコウキに言うと「まだ変えるつもりなの?」と答えた。
瑠香は「そうだね~。だって社長はあたしなんだよ。みんなの要望には出来るだけ答えてあげたいじゃない?」と答えた。
コウキは「言ってる事は分かるが、3人だけでやる方は大変だよ。まぁ出来る限り頑張るがな。」
そう言いコウキは会社の様子を見るのに社長室を出ようとしている。
瑠香は「宜しく~」と軽く言うと手を振ってコウキを見送った。

そして、今後の会社のあり方を考えていた。
瑠香は、どうしたら、皆が快適に仕事が出来るかを考えるそれも社長の仕事だと思っている。
他にも仕事はあるが瑠香にとっては会社の社員が一番だと思って居るのだ。
他の仕事と言えば、会議の資料読んで会議に出て発言する事と資料を読んで、ただ判子を押すだけ。
会食も仕事と言えば仕事だが、会食と言うのは瑠香に言わせれば、取引先とのただの飲み会だ。
酒を自分が酔わない程度に飲んで人との繋がりを作る行為だから、瑠香は仕事じゃない。と思っている。
中には嫌な目で見て来る人も居るが、そういう人が居る会社とは取引しないようにしている。
取引先との飲み会は瑠香以外も参加する事があった。
その子達が、飲み会で変な事されたと言う事を小耳にし、そしてその対策として会食は出来るだけ瑠香が行くと言う事にしている。
取り引き相手との会食は大事なのだが、瑠香にとって退屈極まりない仕事なのだ。

この先、どうすれば社員達が快適に過ごせるか?
そんな事を考えて机に向かっていると、コウキが帰ってきた。
早速、瑠香に「みんな快適だと言っていたよ。イス。それとリラクゼーション室は使うのが楽しみだと言っていたよ。瑠香様良かったですね~。」
瑠香は即座に「その瑠香様って止めてよ。家じゃないんだから。誰かに聞かれたらどう答えればいいか分かんないじゃない。」
「じゃあ家では良いって事ですね。社長。」とコウキ。
「昔からの呼び名を変えてとは言えないわ。ただ外では様付けは止めて欲しいの。いい?」っと瑠香は言った。
「分かった。瑠香社長。」とコウキ。
「それで良し。」と瑠香は笑顔で答えた。
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