お嬢様社長と妖精執事の日常

月城 雫

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少しの成功と小さな一歩。

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次の日、瑠香は会議で(女性が持って格好いい小物。)を提案した。
従業員からも色々提案が上がってみんなで話し合い瑠香の案と(おしゃれな小物)に決定した。
輸入の注文は社員達に任せた。
社員達は喜んで輸入の注文する事を受け入れた。

その日から社員は1岩となって社長の瑠香の期待に答えようと輸入の注文書を作成し、社長の瑠香に提出し、社長の瑠香の判子を貰い、輸入の手続きをした。
1週間後輸入品が到着し、みんなで確認した。
社長の瑠香も含め、みんなドキドキしながら商品を見て、買って使ってる人の顔を思い浮かべて
喜んだ。
店頭に並ぶのは次の日になる。
店舗へはその日の内に手分けして持って行った。

待ちに待った販売当日。
今回の輸入品もいっぱい売れ、社員も社長の瑠香も嬉しかった。

その夜、瑠香は社員みんなと祝杯をする事にした。
会場は近くのバーに行く事にした。
社員からいい店だと聞いて瑠香は行ってみたくなった。
この日はヒビキ達に帰りが遅くなると連絡した。
バーに行くと社員の言った通りいい雰囲気のバーだった。
瑠香はすぐに気に入った。
次の祝杯もここでする事を決めた。

瑠香はその日は1時に帰った。
当然、ヒビキ達は瑠香が心配でずっと起きて待ってた。
そして瑠香に「瑠香様遅いです。もう少し早く帰ってきて下さい。心配になります。」とヒビキとトウキは瑠香に懇願した。
「最近、早く帰ってきてもお食事もろくになさいませんし、寝てないんじゃないですか?」と2人で詰め寄った。
瑠香は「分かってる。なるべく食べるし、ちゃんと寝るよ。心配掛けてごめん。」と反省しその日からちゃんと食べて寝るようにした。

職場でもコウキが目を光らせていて昼ご飯もしっかり食べる事に、しかもきちんとしたご飯をトウキとヒビキが交互に作りコウキに持たせる徹底ぶり。
これには瑠香もうんざりしたが、食べると言った手前食べないわけに行かない。
しっかり食べて仕事もして家ではゆっくりする。
これが、最近の瑠香の日課になった。
仕事も順調で社員のやる気も満ちている。
社員のやる気を削がないように社長の瑠香も毎日食べるようになってからもっとやる気に満ち会社自体も明るくなって瑠香も嬉しく思っている。

コウキやヒビキやトウキは瑠香が元気にしていてくれる事が何より嬉しいと思っている。
元々は瑠香のお父さんに雇われた3人も今は瑠香の元気が何より大切で仕事の事は二の次の部分もある。
だから仕事をしている瑠香の事は本当は心配でたまらない。
出来る事なら、仕事を家でして欲しくないと思っているが瑠香には言わない。
瑠香のためにならないと思っているから。
だからこそちゃんと食べて寝て欲しいと言っている。
瑠香もそれは分かっている。
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