地獄の様な人生。

月城 雫

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普通学級から特別学級へ移動してからの1年。

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普通学級に9年間通ってたあたしは中3の1年間を特別学級で過ごした。
特別学級って言うのは、身体 知的 聴覚 視覚に障害がある人達で普通の学校に通う時に健常者の子達と一緒にするのが難しい子のために作られる学級だから特別学級なんだけどあたしの場合は、ただ勉強が嫌いで勉強出来ないみたいに思われてたみたいで9年普通学級だったけど、やっとあたしが勉強に付いて行けないのは勉強が嫌いなだけじゃなく普通だ早すぎて付いて行けないのだと気付いてもらえたのだと思ったんだけど、9年も気づかれず、即勉強できる様にはなれるはずも無く、勉強が分かるようになるまで、時間がかかったし1人でマンツーマンだったけど、音楽の授業と体育はみんなと一緒だった。

音楽と体育は得意だったから良かったんだけど、他の教科は全然駄目だった。
国語は好きだったけど、テストは全然駄目だった。
だいたい、漢字が苦手なのにテストは漢字がメインだったから。
あたしが好きだったのは、漢字とかじゃなくてことわざとか4文字熟語とかが好きだった。

特別学級になってからも他の生徒達の目は変わらなかった。
ジロジロ見てくるし、指さして笑うし、やっぱり変な目で見られた。

それを見ていてあたしがイライラしているのを見ていた先生に「弁論大会出てみない。」と言ってもらって「やってみます。」と言って弁論大会に出るための原稿書いてたんだけど最初に原稿用紙に書けた言葉は1行だった。
確か…[今年の花火大会楽しかったです。]だったと思うけど、それを見た先生は笑顔で絶句していた…
そして先生はノートパソコンを貸してくれた。
最初は、本の中身を丸写しをパソコンでしてた。
パソコンのキーに慣れるのが目的だった。
後、左手の指を動かして筋肉の強張りを解くために先生はパソコンを貸してくれたんだと思う。

そして、あたしは先生の力も借り一生懸命弁論大会の作文を作成した。
その時から[小説家になりたいなぁ]とうっすらだけど思ってた。
この頃は、小さいノートに詩を書いていた。
でも人に見せられる様な詩では無かった。

今じゃ、両手でパソコンを打てるようになっている。
これは、中3の時のあたしだけの先生のおかげだと思っている。
今は小説書いたり詩を書いたりしている。
でも、今は誰にも読んでは貰えてないけど、いつかは読んでもらえる様な小説を書くのが夢。
書いてる人はみんなそうかも知れないけど、自分には文才があるって教えてくれた人が居るから、その人の言葉を胸に書いていこうと思っている。
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