17 / 20
第1子龍太。
しおりを挟む
龍太は何もかもがする事が早かった。
産まれて5日目で自分で横向きになって寝てた。
あたしがびっくりして上向きに寝かし直すと、あたしが見てない時にまた横向きになって寝ていた。
その時は、まだ病院に居たのに、寝方を自分で決めて寝ている様にあたしには見えた。
1歳半で歩いてたし、2歳の頃には宇宙語じゃなく普通に話もしていた。
あたしの小さい時と大違いでハラハラしたが、でも初めてお母さんと呼ばれた時の事もすごく覚えていて、その日は遠足でバスで行ったんだけど、着いてすぐ公園の入口であたしの服の裾を握って、「お母さん。」と言ってくれた。
あたしは、泣きそうになりながら振り向いて「ん?」と普通を装った。
心の中では嬉しすぎてその後龍太が何か言っていたかは忘れちゃったけど、「お母さん。」と呼ばれた時の事は今でも覚えている。
それからは一緒にいる時は、龍太は大人しくあたし以外の大人と話さなかった。
話てもあいさつ程度。
心配になって園の先生に聞いたら「園では元気で友達とも仲良くしてますよ。」と言ってくれたので少し安心した。
普通の子はワンパクだと思うんだけど、龍太は何もかもが早くて、大人しかった。
3才になると、あたしの身体の事も理解してるみたいに買い物に一緒に行くと、買い物袋持とうとしてくれたり、あたしの手伝いをよくしてくれた。
1度、ティッシュのボックスを持たしたら喜んで持ってくれたが、スーパーから家まで15分かかってその間、3才の龍太には重く、背もティッシュのボックスと同じだったので手をあげていたけど段々下がって来て一番下のボックスは家につく頃には、ボロボロになっていたが、あたしも祖母も「龍、ありがとう。」と言って持ち上げた時、ボックスの底を見た龍太は大泣きしていた。
一生懸命運んでくれたのにボロボロになってて多分自分のせいだと龍太なりに思ったんだと思う。
あたしは、「龍、大丈夫ちゃんと使えるき気にしない。」と言いながら龍太を抱きしめた。
あたしと龍太のルールは2つ。
ルール1 帰ってきたらハグしてほっぺにキス。
ルール2御飯食べる時は笑顔で楽しい話をして食べる事。
お風呂は龍太が11歳になった時にあたしから頼んで1人で入ってもらうようにした理由は龍太の身体が子供から大人になりかけてあたしが一緒に入る事自体恥ずかしくなったから。
だが、いきなりだったためか、龍太が完璧に1人で入れるようになるまで、3ヶ月ほどかかった。
というのも一緒に住んだ事が無いからなのだが、こんなに1人になるのが嫌だとは思わなかった。
あたしがお風呂場の戸の前に居ないと泡だらけで出てきたり、頭濡らすだけで出てきた事もあるほどだった。
だから、あたしは、龍太がお風呂に入っている時には、戸の前に待ち構えて居なきゃいけなかった。
でも、楽しかった。
龍太が大きくなるにつれてちょっと淋しくなっていった。
小さい時は毎回してた1のルールだったが、龍太が思春期になり、反抗期になってあたしとの距離を置いていた時はしなかったが、反抗期が終わった頃にハグしたら「やっぱり落ち着くね。」と龍太に言ってもらえて嬉しかった。
今は県外で働いていて、連絡もしてもらえなくなったけど、その話はまた後の話でするね。
産まれて5日目で自分で横向きになって寝てた。
あたしがびっくりして上向きに寝かし直すと、あたしが見てない時にまた横向きになって寝ていた。
その時は、まだ病院に居たのに、寝方を自分で決めて寝ている様にあたしには見えた。
1歳半で歩いてたし、2歳の頃には宇宙語じゃなく普通に話もしていた。
あたしの小さい時と大違いでハラハラしたが、でも初めてお母さんと呼ばれた時の事もすごく覚えていて、その日は遠足でバスで行ったんだけど、着いてすぐ公園の入口であたしの服の裾を握って、「お母さん。」と言ってくれた。
あたしは、泣きそうになりながら振り向いて「ん?」と普通を装った。
心の中では嬉しすぎてその後龍太が何か言っていたかは忘れちゃったけど、「お母さん。」と呼ばれた時の事は今でも覚えている。
それからは一緒にいる時は、龍太は大人しくあたし以外の大人と話さなかった。
話てもあいさつ程度。
心配になって園の先生に聞いたら「園では元気で友達とも仲良くしてますよ。」と言ってくれたので少し安心した。
普通の子はワンパクだと思うんだけど、龍太は何もかもが早くて、大人しかった。
3才になると、あたしの身体の事も理解してるみたいに買い物に一緒に行くと、買い物袋持とうとしてくれたり、あたしの手伝いをよくしてくれた。
1度、ティッシュのボックスを持たしたら喜んで持ってくれたが、スーパーから家まで15分かかってその間、3才の龍太には重く、背もティッシュのボックスと同じだったので手をあげていたけど段々下がって来て一番下のボックスは家につく頃には、ボロボロになっていたが、あたしも祖母も「龍、ありがとう。」と言って持ち上げた時、ボックスの底を見た龍太は大泣きしていた。
一生懸命運んでくれたのにボロボロになってて多分自分のせいだと龍太なりに思ったんだと思う。
あたしは、「龍、大丈夫ちゃんと使えるき気にしない。」と言いながら龍太を抱きしめた。
あたしと龍太のルールは2つ。
ルール1 帰ってきたらハグしてほっぺにキス。
ルール2御飯食べる時は笑顔で楽しい話をして食べる事。
お風呂は龍太が11歳になった時にあたしから頼んで1人で入ってもらうようにした理由は龍太の身体が子供から大人になりかけてあたしが一緒に入る事自体恥ずかしくなったから。
だが、いきなりだったためか、龍太が完璧に1人で入れるようになるまで、3ヶ月ほどかかった。
というのも一緒に住んだ事が無いからなのだが、こんなに1人になるのが嫌だとは思わなかった。
あたしがお風呂場の戸の前に居ないと泡だらけで出てきたり、頭濡らすだけで出てきた事もあるほどだった。
だから、あたしは、龍太がお風呂に入っている時には、戸の前に待ち構えて居なきゃいけなかった。
でも、楽しかった。
龍太が大きくなるにつれてちょっと淋しくなっていった。
小さい時は毎回してた1のルールだったが、龍太が思春期になり、反抗期になってあたしとの距離を置いていた時はしなかったが、反抗期が終わった頃にハグしたら「やっぱり落ち着くね。」と龍太に言ってもらえて嬉しかった。
今は県外で働いていて、連絡もしてもらえなくなったけど、その話はまた後の話でするね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる