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エピローグのその先で
初恋①
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運ばれてきた料理に2人は舌鼓を打つ。見た目だけでなく、味も素晴らしく何度でも通いたくなるお店だ。
「このカレー、野菜の甘みとスパイスが合ってて美味い」
「こっちのパスタも、生姜が効いててじんわりと染みる~!」
頼んだものをシェアしつつ、2人は感想を投げかけ合う。
その間もスプーンとフォークは止まらない。
絶対食べ切れるわけが無いと思っていた明日香もあまりの美味しさにお皿の中身はどんどん胃袋に吸い込まれていく。
ピーナッツカボチャのポタージュも素材そのものの甘みと滑らかな舌触りであっさりとしつつ金箔のも農耕でスルスルと入った。
「美味しかったぁ」
おさらが空になったところで明日香はほっと一息つく。
「ほんとに、結構ボリューム満点だったし」
一颯は満足そうに空になったお皿を眺める。
「でも、デザートは別腹!」
これからまだ、明日香が1番楽しみにしていた季節のタルトが来る。
運ばれてきたのは宝石のように輝く苺のタルト。艶々の苺が輝く。
一颯はチョコレートタルトにしたらしい。艶やかなチョコレートの上に金箔が飾られている。
苺のタルトにフォークを入れると中からカスタードクリームが溢れる。
甘さ控えめのカスタードクリームと甘酸っぱい苺。サクッと口の中で崩れるタルト。
どれもが完璧だった。
「明日香、そっち1口頂戴」
「いいよ。チョコタルトと交換ね」
チョコレートタルトはカカオのほろ苦さと濃厚さが際立ち、これまた完璧だった。
ちみちみと明日香は大切にタルトを食べる。
一足先に食べ終わった一颯はその様子をじっと見ていた。
「……なぁ、別れたって言ってたけど、新しい彼氏とか考えないの?」
「なに急に。まぁ、でもしばらくはいいかな?新しい環境に慣れたいし、趣味も充実してるし」
音楽フェスに好きな作家さんのサイン会、友達との旅行と社会人1年目の夏も学生の時と変わらず予定は盛りだくさんだ。
「それに、あんないい人、中々出会えないと思うんだようね。たぶん、今誰かと付き合ったら先輩と比べる」
「そっか」
沈黙が広がる。
「なぁ、なんであの時、俺の告白OKしてくれたの?」
「このカレー、野菜の甘みとスパイスが合ってて美味い」
「こっちのパスタも、生姜が効いててじんわりと染みる~!」
頼んだものをシェアしつつ、2人は感想を投げかけ合う。
その間もスプーンとフォークは止まらない。
絶対食べ切れるわけが無いと思っていた明日香もあまりの美味しさにお皿の中身はどんどん胃袋に吸い込まれていく。
ピーナッツカボチャのポタージュも素材そのものの甘みと滑らかな舌触りであっさりとしつつ金箔のも農耕でスルスルと入った。
「美味しかったぁ」
おさらが空になったところで明日香はほっと一息つく。
「ほんとに、結構ボリューム満点だったし」
一颯は満足そうに空になったお皿を眺める。
「でも、デザートは別腹!」
これからまだ、明日香が1番楽しみにしていた季節のタルトが来る。
運ばれてきたのは宝石のように輝く苺のタルト。艶々の苺が輝く。
一颯はチョコレートタルトにしたらしい。艶やかなチョコレートの上に金箔が飾られている。
苺のタルトにフォークを入れると中からカスタードクリームが溢れる。
甘さ控えめのカスタードクリームと甘酸っぱい苺。サクッと口の中で崩れるタルト。
どれもが完璧だった。
「明日香、そっち1口頂戴」
「いいよ。チョコタルトと交換ね」
チョコレートタルトはカカオのほろ苦さと濃厚さが際立ち、これまた完璧だった。
ちみちみと明日香は大切にタルトを食べる。
一足先に食べ終わった一颯はその様子をじっと見ていた。
「……なぁ、別れたって言ってたけど、新しい彼氏とか考えないの?」
「なに急に。まぁ、でもしばらくはいいかな?新しい環境に慣れたいし、趣味も充実してるし」
音楽フェスに好きな作家さんのサイン会、友達との旅行と社会人1年目の夏も学生の時と変わらず予定は盛りだくさんだ。
「それに、あんないい人、中々出会えないと思うんだようね。たぶん、今誰かと付き合ったら先輩と比べる」
「そっか」
沈黙が広がる。
「なぁ、なんであの時、俺の告白OKしてくれたの?」
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