新人賞の傾向と各レーベルのカラー

紫蘭

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純文学と大衆文芸

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 私は新人賞は大きく2つにわけられると考えている。

 それは、「純文学」と「大衆文芸」だ。

「純文学」とは娯楽性より芸術性に重きを置いた小説を指す。夏目漱石や二葉亭四迷、森鴎外など、高校の現代文の授業で扱われる作品の多くがこちらに属す。

 対して、「大衆文芸」とは、娯楽性、つまりエンターテイメントに重きを置いた小説だ。
 簡単に言うと、普段書店で見かける殆どは大衆文芸だし、ライト文芸、ライトノベルなんかもこちらに属する。

 新人賞を選ぶ上では、まず、このどちらを目指すのかを決めることが重要である。

「純文学」を書きたいのならば、文芸誌が開催している新人賞に応募するのが間違いない。
『新潮』『文藝』『文學界』『群像』『すばる』これらは、五代文芸誌と呼ばれ、それぞれ新人賞を開催している。

 今回、主として取り上げるのは「大衆文芸」の新人賞だ。大衆文芸と一言に言っても、様々な種類がある。先程上げたライト文芸やライトノベルのように近年どんどん発展しているものもあるし、それぞれの中で、恋愛、ファンタジー、SF、ミステリーなどのジャンル分けがなされている。
 このエッセイでは、それら数多の新人賞の中からいくつかピックアップし、新人賞の詳細と傾向をまとめ、新人賞を選ぶ際の参考になるような記事を書いていく。

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