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ヒースとレオン
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アイリスはヒースとレオンの間に流れる張り詰めた空気を感じ、息をのむ。普段のヒースならレオンと争いを起こすようなことはしない。レオンも、争いになる前にヒースの体面を保つ行動をとっていた。そのため、レオンが話に加わってきたとき、何とか丸く収めてくれると思い、安心していたのだ。それが、こんなことになるなんて。ただ、呆然と二人を見つめるしかできなかった。
先に動いたのはレオンだ。いや、動いたというのは間違いだろう。なんと深い溜息を吐いたのだ。それはわざとらしく強調したものではなく、心からあきれているような深い深いものだった。
「兄上、そんなに大切ならアイリス嬢を傷つけるようなことはすべきではなかったよ。むしろ、その手にある力で守るべきだったんだ。今回は僕が相手だったからよかったけれど、これが隣国の貴族だったらどうするつもりだったの?
それでもアイリス嬢を手放すつもりだった?」
剣はさやに収めたまま、ヒースを見つめて静かに問いかける。
「そんなはずはないだろう。アイリスを手放すぐらいなら、どんな手を使ってでも私の妻にする」
ヒースもレオンから目をそらさず、さも当然といったように答えた。
「そうだよね。なら、なぜ僕が相手になったとたん身を引こうとするのかな。しかも、僕が兄上にそんなことをいったことは一度もないのに。」
「そ、それは、レオンになら任せても安心だと思ったからだ。」
「その理由で行けば、兄上がアイリス嬢に結婚を申し込む前に、婚姻を打診してきた大国の皇帝の方が任せるに値する力も、気持ちも持ち合わせていると思うけど。そもそも、アイリス嬢の気持ちはちゃんと確かめた?まさか、何の調査もしないで、兄上が勝手に決めつけたわけではないよね。」
「レオンとアイリスは仲睦まじそうだったじゃないか。二人の幸せを願って何が悪い。アイリスに気持ちを確かめて、レオンに対する恋情を語られるなんて耐えられなかったからわざわざ計画を立てたんだ。レオンは良い王になれると信じているからな。」
ヒースは早口でまくし立てた。
「僕が良い王になれることと、アイリス嬢を預けても心配ないということにどんな関係があるというの?兄上が王位を継げば良いことだよね。」
「私は良い王にはなれない。レオンのほうが才能がある。これは動かしがたい事実だ。」
「それは、、兄上が側室の子だから?」
「そんなことはない。母上は父をしっかりサポートしている。母上に落ち度はないし、その子である私が悪く言われる覚えはない。ただ能力が足りないだけだ。」
「そうだよね。でも、能力が足りないと決めつけているのは兄上だよ。なんなら、どれだけアルゴンに貢献しているか一つ一つ上げようか?1日じゃ終わらないと思うけど。」
レオンの言葉にヒースは返す言葉が出なかった。
レオンはそんなヒースを見て
「その様子だと気が付いたみたいだね。兄上は自分に自信がないことを正当化しようとしてるんだ。兄上が背負うべきものを僕に渡そうとしている。ここまで言ったらどうするべきか、もう決まったよね。これは返しておくよ」と告げて、探検をヒースに返した。
「それじゃあ、ごゆっくり。あと、そこの君、ちょっと僕についてきてくれるかな。話を使用」。最後にそういうと、レオンはリリを伴って、東屋を去った。
先に動いたのはレオンだ。いや、動いたというのは間違いだろう。なんと深い溜息を吐いたのだ。それはわざとらしく強調したものではなく、心からあきれているような深い深いものだった。
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「そんなはずはないだろう。アイリスを手放すぐらいなら、どんな手を使ってでも私の妻にする」
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「そ、それは、レオンになら任せても安心だと思ったからだ。」
「その理由で行けば、兄上がアイリス嬢に結婚を申し込む前に、婚姻を打診してきた大国の皇帝の方が任せるに値する力も、気持ちも持ち合わせていると思うけど。そもそも、アイリス嬢の気持ちはちゃんと確かめた?まさか、何の調査もしないで、兄上が勝手に決めつけたわけではないよね。」
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ヒースは早口でまくし立てた。
「僕が良い王になれることと、アイリス嬢を預けても心配ないということにどんな関係があるというの?兄上が王位を継げば良いことだよね。」
「私は良い王にはなれない。レオンのほうが才能がある。これは動かしがたい事実だ。」
「それは、、兄上が側室の子だから?」
「そんなことはない。母上は父をしっかりサポートしている。母上に落ち度はないし、その子である私が悪く言われる覚えはない。ただ能力が足りないだけだ。」
「そうだよね。でも、能力が足りないと決めつけているのは兄上だよ。なんなら、どれだけアルゴンに貢献しているか一つ一つ上げようか?1日じゃ終わらないと思うけど。」
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レオンはそんなヒースを見て
「その様子だと気が付いたみたいだね。兄上は自分に自信がないことを正当化しようとしてるんだ。兄上が背負うべきものを僕に渡そうとしている。ここまで言ったらどうするべきか、もう決まったよね。これは返しておくよ」と告げて、探検をヒースに返した。
「それじゃあ、ごゆっくり。あと、そこの君、ちょっと僕についてきてくれるかな。話を使用」。最後にそういうと、レオンはリリを伴って、東屋を去った。
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