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第二章 街での日常
第二十一話『反省と振り返り』
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「お前、またやったらしいな。」
「あれは向こうから先にやってきたんだ。正当防衛だよ。」
「でも近くで見てた人たちからは、エイストが転がした相手に振り下ろし蹴りをかましてたって言ってたぞ。」
「そ、それは…向こうが二度と同じことをしないようにやったことだよ。悪いことをするやつを懲らしめただけさ。」
現在、僕はみんなに説教されている。
訓練場で面倒ごとが起きたからその対処をしたのだけど、周りから悪目立ちしてしまい、そのまま訓練を中断して宿屋に戻ることになって今に至る。
「ああいうやつらは、一度痛い目に合わせないと理解できない人間なんだ。仮に穏便に済ませたとしても逆恨みされるかもしれないし、後々面倒なことになりかねない。」
「…まぁ確かにそうだろうけどさ」
僕自身もやり過ぎなのではと思わなくもないけど、降りかかる火の粉を払い除けるためにはあれが最善策だと思う。
そもそもだが、大きい街には色んな人が集まる。さまざまな人種に物資、文化などなどさまざまだ。
そしてもちろん、悪い連中も集まってくる。
冒険者ギルドで喧嘩を売ってきた冒険者に訓練場のあの二人組もそう言う連中だ。
僕たちはこの世界の情報を集めるのに、まだこの街を出るわけにはいかない。
いずれは街を出ようとは考えてるけど、まだその時ではない。
資金に道具、武器などを調達する必要があるし、折角コネを結んだセチアさんたちとお別れするのも少し寂しい。
この街にガラの悪い連中がいるのは仕方ないとして、色々と準備が済んだらこの街を出よう。
「それよりさ、みんなは今スキルレベルはどれくらい上がった。魔法レベルも。」
訓練場でレベル上げをしたし、少しは上がってる筈だ。
「話を変えないでほしいんですが…僕は戦闘スキルが4~5にレベルが上がりました。あと、スキルレベルが上がって新しいスキルも覚えました。」
「俺も上がったぜ。それで俺も新しいスキルゲットしたぞ!」
最初にノバラが報告して、次にジニアがVサインで報告、そこからみんなが報告する。
みんなの報告から、戦闘スキルは最初の頃から1~2つ上がってる。
最初のころ、1~2ほど上げておきたいの目標は達成だ。
「訓練場で他の冒険者と話をしたら、武器の使い方や技とかを教えてくれたんですよ。」
「新しいスキルを覚えたのもそれだろうな。」
「色々と参考になりました。」
なるほど。みんなが新しいスキルを覚えたのはそれが原因というわけか。いい収穫をしたな。
「それじゃあ午後からは各自自由行動をしよう。露店で買い物をするも良し、宿でぐうたらするも良しだ。」
とりあえず説教からは抜け出せた。なんとかみんなを言いくるめたのはいいけど、実際僕がやりすぎだというのには変わらないんだよな。
それぞれが自由行動をしてる間、僕は部屋の中で今後のことを考えてる最中だ。
「とりあえず、今の自分のステータスを振り返っておくか。」
名前 エイスト・ネイス
種族 人種
基礎レベル Lv15
クラス(職業) 銃士(ガンナー)・勇者
~ 装備 ~
【頭】なし
【上半身】マジカルブラックブレザー(上)、マナディフェンスハードコート、鎖帷子
【下半身】マジカルブラックスラックス(下)、パンツ
【足】レザーロングブーツ、靴下
【アクセサリー】腕時計、灰狼ノネックレス〈攻撃力向上(微小)〉、ブルースカイアンクレット〈敏捷性向上(微小)〉
【武具】鉄銃(英雄武具)
~ スキル欄 ~
【クラススキル】
・全銃術
・魔力弾
・銃弾制御(弾速制御・弾道制御・跳弾制御)
【エクストラスキル】
・限界突破
・クラスアップ
・自動翻訳
【ウェポンスキル】
・アイテム吸収
・アイテム収納
・アイテムドロップ
・武具再現
・武具改造
【技スキル】
・会心の弾丸Lv3
・毒弾(微弱)Lv1
・麻痺弾(微弱)Lv1
・睡眠弾(微弱)Lv3
・毒胞子の煙弾Lv1
・麻痺胞子の煙弾Lv1
・誘眠胞子の煙弾Lv1
・引掛蔓Lv1
・飛翔弾Lv3
・火弾Lv2
・水弾Lv1
・風弾Lv2
・石弾Lv2
・雷弾Lv1
・氷弾Lv1
・鼠針散弾Lv2
・猪気激突弾Lv2
【固有スキル】
・生残術(護身術Lv5、隠密Lv5、目利きLv6、気配感知Lv5、解体 Lv6、採取Lv7、釣りLv3、細工Lv4、栽培Lv1、調合Lv3、調理Lv3、裁縫Lv2)
・統率Lv5
・命中Lv7
・奇襲Lv6
・手加減Lv2
・威圧Lv4
・無心Lv5
・見切りLv8
・集中Lv8
・速読術Lv4
・読唇術Lv5
・演算処理Lv4
・並列思考Lv4
・脱兎Lv1
・消音Lv4
・暗視Lv2
・味覚強化Lv1
・胃酸強化Lv2
・嗅覚強化Lv1
・視覚強化Lv2
・視野拡大Lv2
・薬効果増加Lv1
・薬効果拡大Lv1
・回復種類増加Lv1
【耐性スキル】
・身体苦痛耐性Lv3
・温暖耐性Lv3
・冷寒耐性Lv3
・病気耐性Lv3
・精神苦痛耐性Lv3
・麻痺耐性Lv1
・毒耐性Lv1
・眠気耐性Lv1
新たに技スキルも加わってるけど、明らかに異常だ。
なんというか、スキルのインフレそのものだ。
「普通の人はこれくらいスキルを持ってるのかな。」
僕は勇者で英雄武具があるから無限に強くなれるけど、他の人、勇者以外の人はどうなのだろうか。
固有スキルだけでも20個くらいスキルを持ってるけど、普通の人も同じくらいスキルの数を持ってるのだろうか?
もしも、他人が僕のスキルを見ることができるなら、このスキルの数を見た途端異常に見えるだろうな。
「人前では余り手の内は見せないように気をつけとこう。」
そうして僕はステータスボードを閉じて、薬の調合を始める。
「あれは向こうから先にやってきたんだ。正当防衛だよ。」
「でも近くで見てた人たちからは、エイストが転がした相手に振り下ろし蹴りをかましてたって言ってたぞ。」
「そ、それは…向こうが二度と同じことをしないようにやったことだよ。悪いことをするやつを懲らしめただけさ。」
現在、僕はみんなに説教されている。
訓練場で面倒ごとが起きたからその対処をしたのだけど、周りから悪目立ちしてしまい、そのまま訓練を中断して宿屋に戻ることになって今に至る。
「ああいうやつらは、一度痛い目に合わせないと理解できない人間なんだ。仮に穏便に済ませたとしても逆恨みされるかもしれないし、後々面倒なことになりかねない。」
「…まぁ確かにそうだろうけどさ」
僕自身もやり過ぎなのではと思わなくもないけど、降りかかる火の粉を払い除けるためにはあれが最善策だと思う。
そもそもだが、大きい街には色んな人が集まる。さまざまな人種に物資、文化などなどさまざまだ。
そしてもちろん、悪い連中も集まってくる。
冒険者ギルドで喧嘩を売ってきた冒険者に訓練場のあの二人組もそう言う連中だ。
僕たちはこの世界の情報を集めるのに、まだこの街を出るわけにはいかない。
いずれは街を出ようとは考えてるけど、まだその時ではない。
資金に道具、武器などを調達する必要があるし、折角コネを結んだセチアさんたちとお別れするのも少し寂しい。
この街にガラの悪い連中がいるのは仕方ないとして、色々と準備が済んだらこの街を出よう。
「それよりさ、みんなは今スキルレベルはどれくらい上がった。魔法レベルも。」
訓練場でレベル上げをしたし、少しは上がってる筈だ。
「話を変えないでほしいんですが…僕は戦闘スキルが4~5にレベルが上がりました。あと、スキルレベルが上がって新しいスキルも覚えました。」
「俺も上がったぜ。それで俺も新しいスキルゲットしたぞ!」
最初にノバラが報告して、次にジニアがVサインで報告、そこからみんなが報告する。
みんなの報告から、戦闘スキルは最初の頃から1~2つ上がってる。
最初のころ、1~2ほど上げておきたいの目標は達成だ。
「訓練場で他の冒険者と話をしたら、武器の使い方や技とかを教えてくれたんですよ。」
「新しいスキルを覚えたのもそれだろうな。」
「色々と参考になりました。」
なるほど。みんなが新しいスキルを覚えたのはそれが原因というわけか。いい収穫をしたな。
「それじゃあ午後からは各自自由行動をしよう。露店で買い物をするも良し、宿でぐうたらするも良しだ。」
とりあえず説教からは抜け出せた。なんとかみんなを言いくるめたのはいいけど、実際僕がやりすぎだというのには変わらないんだよな。
それぞれが自由行動をしてる間、僕は部屋の中で今後のことを考えてる最中だ。
「とりあえず、今の自分のステータスを振り返っておくか。」
名前 エイスト・ネイス
種族 人種
基礎レベル Lv15
クラス(職業) 銃士(ガンナー)・勇者
~ 装備 ~
【頭】なし
【上半身】マジカルブラックブレザー(上)、マナディフェンスハードコート、鎖帷子
【下半身】マジカルブラックスラックス(下)、パンツ
【足】レザーロングブーツ、靴下
【アクセサリー】腕時計、灰狼ノネックレス〈攻撃力向上(微小)〉、ブルースカイアンクレット〈敏捷性向上(微小)〉
【武具】鉄銃(英雄武具)
~ スキル欄 ~
【クラススキル】
・全銃術
・魔力弾
・銃弾制御(弾速制御・弾道制御・跳弾制御)
【エクストラスキル】
・限界突破
・クラスアップ
・自動翻訳
【ウェポンスキル】
・アイテム吸収
・アイテム収納
・アイテムドロップ
・武具再現
・武具改造
【技スキル】
・会心の弾丸Lv3
・毒弾(微弱)Lv1
・麻痺弾(微弱)Lv1
・睡眠弾(微弱)Lv3
・毒胞子の煙弾Lv1
・麻痺胞子の煙弾Lv1
・誘眠胞子の煙弾Lv1
・引掛蔓Lv1
・飛翔弾Lv3
・火弾Lv2
・水弾Lv1
・風弾Lv2
・石弾Lv2
・雷弾Lv1
・氷弾Lv1
・鼠針散弾Lv2
・猪気激突弾Lv2
【固有スキル】
・生残術(護身術Lv5、隠密Lv5、目利きLv6、気配感知Lv5、解体 Lv6、採取Lv7、釣りLv3、細工Lv4、栽培Lv1、調合Lv3、調理Lv3、裁縫Lv2)
・統率Lv5
・命中Lv7
・奇襲Lv6
・手加減Lv2
・威圧Lv4
・無心Lv5
・見切りLv8
・集中Lv8
・速読術Lv4
・読唇術Lv5
・演算処理Lv4
・並列思考Lv4
・脱兎Lv1
・消音Lv4
・暗視Lv2
・味覚強化Lv1
・胃酸強化Lv2
・嗅覚強化Lv1
・視覚強化Lv2
・視野拡大Lv2
・薬効果増加Lv1
・薬効果拡大Lv1
・回復種類増加Lv1
【耐性スキル】
・身体苦痛耐性Lv3
・温暖耐性Lv3
・冷寒耐性Lv3
・病気耐性Lv3
・精神苦痛耐性Lv3
・麻痺耐性Lv1
・毒耐性Lv1
・眠気耐性Lv1
新たに技スキルも加わってるけど、明らかに異常だ。
なんというか、スキルのインフレそのものだ。
「普通の人はこれくらいスキルを持ってるのかな。」
僕は勇者で英雄武具があるから無限に強くなれるけど、他の人、勇者以外の人はどうなのだろうか。
固有スキルだけでも20個くらいスキルを持ってるけど、普通の人も同じくらいスキルの数を持ってるのだろうか?
もしも、他人が僕のスキルを見ることができるなら、このスキルの数を見た途端異常に見えるだろうな。
「人前では余り手の内は見せないように気をつけとこう。」
そうして僕はステータスボードを閉じて、薬の調合を始める。
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