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第一章『クラスで異世界転移⁉︎そして僕の異世界物語』
クラスメイトたちのところへ行く途中人影が見えたので、クラスメイトかと思って近づいてみたら、モンスターだった件
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あの後ホーンラビットの肉を合計三つ平らげ、再び森のなかを歩いている。
現在『気配察知』を発動しながら自分のスキルを確認していた。
「そういえばこの『強制服従』ってどんなスキルなのかな。詳しく見てなかったから分からないんだよな。」
そう言ってエクストラスキル【闇之主】のスキルの一つ、『強制服従』について鑑定してみる。
『強制服従』…未解放(Lv20解放)、エクストラスキル【闇之主】に統合しているスキル。
相手を強制的に服従させる(従わせる)スキルであり、支配系スキルのなかでは上位。服従した者は発動者に危害を加えたりすることが出来なくなる。何体でも服従可能で、スキルレベルが上がるほど成功確率が上がる。自身での解除は不可能で、発動者に解除してもらうか、発動者が死ぬか自身が死ぬときに自然解除される。
「なるほど、今はまだ解放出来てないけど、見た限りだとかなりヤバいスキルみたいだな。」
支配系スキルの中では上位に立つほどのものだ。モンスターへの支配や使役、服従系のスキルは、ラノベや漫画ではマイナーなやつだ。
「でも、これは使う相手を考えなきゃだな。」
仮に強いモンスターを服従したとしても、食費などの費用がかかる。また大型で危険なモンスターを服従したら宿屋に泊まるのが無理になることだってある。
「…とりあえず、最初のうちは弱いモンスターにでもしておこうかな。出来れば食費とかがあまりかからないやつ。」
こうして僕のなかには「食費などの費用は大切に!」という強い考えが生まれた。
「...そういえば忘れてたんだけど、あいつら全然追いかけて来ないな。あれから結構時間が経ったんだけど。」
森のなかを歩いてもう半日は経ったと思えるけど、不良グループから逃げるために入ってから、気づけばかなり歩いていた。
あれから不良グループが追いかけてくるような気配はないし、会うのはモンスターくらいだ。そして僕は逃げてからかなり強くなっていた。
「...この森に入ってかなりのモンスターを倒したな。銃の使い方や反動にも馴れたし、スキルも強くなっていろんな武器にも変化することも出来るようになった。」
そう言って僕は後ろを振り返る。
「今の僕ならまだレベルが上がっていないあいつらを倒せるかもしれないな。今からでも戻ればまだ間に合うかも。」
そして委員長と委員会オタクグループを思い出す。
「それに今ごろみんな、あいつらにひどいことされてるかもしれないし早く戻ったほうがいいかも。」
みんなのことが急に心配になった。
みんなには優しくしてくれた恩がある。今までみんなに貰った恩を、今返すときなのかもしれない。
「よし、そうと決まればさっそく行くか。」
そして今まで来た道をもう一度戻ろうと走る。
「みんな、無事でいてくれ。」
……
……
「...ヤバイ。迷った。」
僕は森のなかを一人迷っていた。
あれから歩いてきた道を『光速』『身体向上』を発動して走り戻ってみたけど、どこを歩いてきたのか分からなくなっていた。
『気配察知』を発動してるものの、自分がどこにいるのか事態分からない。
『気配察知』は、あくまで気配を察知するスキルだ。建物がどこにあるのかを調べることは出来ない。
「これってマジでヤバイやつだよな。下手したら一生森のなかを彷徨うことになるんじゃ…いや、ずっと走り続ければ抜けれるんだろうけど、今は建物を探してるわけで...」
こうして考えてる間にもクラスメイトたちは不良グループにひどいことされてるかもしれないというのに、自分は何をしてるのだろうか。
そうして考えていると、ふと閃いた。
「『光速』と『身体向上』、『集中』を発動して大ジャンプすればいいんだ。そしたらどこに何があるのか分かるかも。」
我ながらグットアイディアと思った。
しかし僕はそのあと、ひどく後悔するというのをまだ知らなかった。
「よーし、さっそく行くぞ。」
そして僕は、計画通り実行する。
『光速』、『身体向上』を発動して、背が高い木に向かって走る。
走り幅跳びのように思い切り助走をつけ、木に足をつけそのまま壁キックのように上に上がっていく。
そして最後に、思い切り壁キックをすると、僕は空の上にいた。
(僕の想像以上に高く跳んだみたいだな。というより、すぐに落下するから、急がなきゃ。)
そして、すぐに『集中』と『気配察知』、『遠視』を発動する。
(どこだ。どこにいるんだ。どこに...)
「いた!」
自分から右前の数百メートル先に、人影が見えた。もしかしたら、クラスメイトたちかもしれない。
地面に着地して急いで人影があったところに向かって走る。
(みんな、今行くぞ!)
そして、思いきり走り出す。
……
……
「はぁはぁ、何でこんなことに。」
僕は今、めちゃくちゃ走りまくっている。すぐ後ろには、ゴブリン軍団が追いかけてきている。
なぜこのような状況になったのかというと...
人影を見つけたあと、すぐに向かったけど、見つけたのはクラスメイトたちではなくゴブリンの軍団だった。
それぞれがゴブリンLv5、6、ホブゴブリンLv11、12と高く、しかもボスゴブリンがいてLv20と周りのゴブリンよりも強い。
単体なら勝てるかもしれないけど、軍団となると勝てるかどうか分からない。
そしてすぐに逃げようとしたものの、運悪くゴブリンアーチャーに見つかってしまい、そのあとは今のとおりだ。
「全く、何でこんなことに。僕は昔から運が悪かったけど、ここまで運が悪いとは。」
今の僕は『光速』と『集中』、『身体向上』を発動して、走りながら愚痴っている。
「こうなったら戦うか…いや、森のなかを走りながらだと見えづらいし。」
そうして考えていると、後ろから矢やら魔法やらが飛んでくる。僕はそれらをなんとか躱す。
(くっ、このままじゃヤバイ!...仕方ない。戦うか!)
まずはゴブリンたちと戦う前に、『遠視』を発動して周りを見渡す。どこかに開けた場所がないか調べるためだ。
「...よし。いいところがあった。あそこで戦闘開始だ!」
『光速』と『集中』、『身体向上』を発動しながら、目標地点に向かって走る。
(あそこなら十分戦闘できる。覚悟しろよ、ゴブリン共!)
そう思ってる間に、目標地点に到着する。
「よし、いくぞ!」
そして、ゴブリン軍団対黒川聖光の戦闘が始まる。
現在『気配察知』を発動しながら自分のスキルを確認していた。
「そういえばこの『強制服従』ってどんなスキルなのかな。詳しく見てなかったから分からないんだよな。」
そう言ってエクストラスキル【闇之主】のスキルの一つ、『強制服従』について鑑定してみる。
『強制服従』…未解放(Lv20解放)、エクストラスキル【闇之主】に統合しているスキル。
相手を強制的に服従させる(従わせる)スキルであり、支配系スキルのなかでは上位。服従した者は発動者に危害を加えたりすることが出来なくなる。何体でも服従可能で、スキルレベルが上がるほど成功確率が上がる。自身での解除は不可能で、発動者に解除してもらうか、発動者が死ぬか自身が死ぬときに自然解除される。
「なるほど、今はまだ解放出来てないけど、見た限りだとかなりヤバいスキルみたいだな。」
支配系スキルの中では上位に立つほどのものだ。モンスターへの支配や使役、服従系のスキルは、ラノベや漫画ではマイナーなやつだ。
「でも、これは使う相手を考えなきゃだな。」
仮に強いモンスターを服従したとしても、食費などの費用がかかる。また大型で危険なモンスターを服従したら宿屋に泊まるのが無理になることだってある。
「…とりあえず、最初のうちは弱いモンスターにでもしておこうかな。出来れば食費とかがあまりかからないやつ。」
こうして僕のなかには「食費などの費用は大切に!」という強い考えが生まれた。
「...そういえば忘れてたんだけど、あいつら全然追いかけて来ないな。あれから結構時間が経ったんだけど。」
森のなかを歩いてもう半日は経ったと思えるけど、不良グループから逃げるために入ってから、気づけばかなり歩いていた。
あれから不良グループが追いかけてくるような気配はないし、会うのはモンスターくらいだ。そして僕は逃げてからかなり強くなっていた。
「...この森に入ってかなりのモンスターを倒したな。銃の使い方や反動にも馴れたし、スキルも強くなっていろんな武器にも変化することも出来るようになった。」
そう言って僕は後ろを振り返る。
「今の僕ならまだレベルが上がっていないあいつらを倒せるかもしれないな。今からでも戻ればまだ間に合うかも。」
そして委員長と委員会オタクグループを思い出す。
「それに今ごろみんな、あいつらにひどいことされてるかもしれないし早く戻ったほうがいいかも。」
みんなのことが急に心配になった。
みんなには優しくしてくれた恩がある。今までみんなに貰った恩を、今返すときなのかもしれない。
「よし、そうと決まればさっそく行くか。」
そして今まで来た道をもう一度戻ろうと走る。
「みんな、無事でいてくれ。」
……
……
「...ヤバイ。迷った。」
僕は森のなかを一人迷っていた。
あれから歩いてきた道を『光速』『身体向上』を発動して走り戻ってみたけど、どこを歩いてきたのか分からなくなっていた。
『気配察知』を発動してるものの、自分がどこにいるのか事態分からない。
『気配察知』は、あくまで気配を察知するスキルだ。建物がどこにあるのかを調べることは出来ない。
「これってマジでヤバイやつだよな。下手したら一生森のなかを彷徨うことになるんじゃ…いや、ずっと走り続ければ抜けれるんだろうけど、今は建物を探してるわけで...」
こうして考えてる間にもクラスメイトたちは不良グループにひどいことされてるかもしれないというのに、自分は何をしてるのだろうか。
そうして考えていると、ふと閃いた。
「『光速』と『身体向上』、『集中』を発動して大ジャンプすればいいんだ。そしたらどこに何があるのか分かるかも。」
我ながらグットアイディアと思った。
しかし僕はそのあと、ひどく後悔するというのをまだ知らなかった。
「よーし、さっそく行くぞ。」
そして僕は、計画通り実行する。
『光速』、『身体向上』を発動して、背が高い木に向かって走る。
走り幅跳びのように思い切り助走をつけ、木に足をつけそのまま壁キックのように上に上がっていく。
そして最後に、思い切り壁キックをすると、僕は空の上にいた。
(僕の想像以上に高く跳んだみたいだな。というより、すぐに落下するから、急がなきゃ。)
そして、すぐに『集中』と『気配察知』、『遠視』を発動する。
(どこだ。どこにいるんだ。どこに...)
「いた!」
自分から右前の数百メートル先に、人影が見えた。もしかしたら、クラスメイトたちかもしれない。
地面に着地して急いで人影があったところに向かって走る。
(みんな、今行くぞ!)
そして、思いきり走り出す。
……
……
「はぁはぁ、何でこんなことに。」
僕は今、めちゃくちゃ走りまくっている。すぐ後ろには、ゴブリン軍団が追いかけてきている。
なぜこのような状況になったのかというと...
人影を見つけたあと、すぐに向かったけど、見つけたのはクラスメイトたちではなくゴブリンの軍団だった。
それぞれがゴブリンLv5、6、ホブゴブリンLv11、12と高く、しかもボスゴブリンがいてLv20と周りのゴブリンよりも強い。
単体なら勝てるかもしれないけど、軍団となると勝てるかどうか分からない。
そしてすぐに逃げようとしたものの、運悪くゴブリンアーチャーに見つかってしまい、そのあとは今のとおりだ。
「全く、何でこんなことに。僕は昔から運が悪かったけど、ここまで運が悪いとは。」
今の僕は『光速』と『集中』、『身体向上』を発動して、走りながら愚痴っている。
「こうなったら戦うか…いや、森のなかを走りながらだと見えづらいし。」
そうして考えていると、後ろから矢やら魔法やらが飛んでくる。僕はそれらをなんとか躱す。
(くっ、このままじゃヤバイ!...仕方ない。戦うか!)
まずはゴブリンたちと戦う前に、『遠視』を発動して周りを見渡す。どこかに開けた場所がないか調べるためだ。
「...よし。いいところがあった。あそこで戦闘開始だ!」
『光速』と『集中』、『身体向上』を発動しながら、目標地点に向かって走る。
(あそこなら十分戦闘できる。覚悟しろよ、ゴブリン共!)
そう思ってる間に、目標地点に到着する。
「よし、いくぞ!」
そして、ゴブリン軍団対黒川聖光の戦闘が始まる。
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